基礎データ
全国図鑑 | No.0924 |
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パルデア図鑑 | No.071 |
ローマ字表記 | Wakkanezumi |
分類 | カップルポケモン |
タイプ | ノーマル |
高さ | 0.3m |
体重 | 1.8kg |
せいべつ | 不明 |
特性 | にげあし/ものひろい/マイペース(隠れ特性) |
おとしもの | ワッカネズミのけ |
タマゴグループ | りくじょう/ようせい |
進化
ワッカネズミ→ イッカネズミ (Lv.25以上)
各言語番での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ワッカネズミ | 輪っか+ハツカネズミ |
英語・スペイン語・イタリア語 | Tandemaus | tandem(タンデム、(2人1組の)連携)+Maus(ドイツ語でネズミ) |
ドイツ語 | Zwieps | zwei(2)+piepsen(チューチュー鳴く) |
フランス語 | Compagnol | campagnol(ハタネズミ)+compagnon(伴侶) |
韓国語 | 두리쥐 | 둘(dul、2)+쥐(jwi、ネズミ) |
中国語(簡体字) | 一对鼠 | 一对(yīduì、一対)+鼠(shǔ) |
中国語(繁体字) | 一對鼠 | 一對(yīduì、一対)+鼠(shǔ) |
概要
第9世代『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』で初登場した二匹一組の真っ白なねずみポケモン。体のデザインはサンリオキャラクターのそれを思わせるようなデフォルメ体型の二足歩行。歩く時は軽快に跳ねる。
二匹の姿はそれぞれ微妙に異なっており、一方はシャツを着たような、もう一方はパンツをはいているような体毛のパターンとなっている。
モデルはハツカネズミと思われ、顔つきはハローキティとミッフィーを足して2で割ったような感じだが、威嚇や食事の際に大きく口を開く。
ポーカーフェイスのきらいがあり、目や口で表情を表さない代わり、怒った時は眉間に皺を寄せ、喜んでいるときはほっぺがピンク色になり両手をパチパチ叩く。
どんな時も二匹一組で行動するポケモンであり、エサをぴったり半分こにして仲良く分け合うのはもちろん、技を出す際や手ごろな素材を巣の材料に切り出す時も、息の合ったコンビネーションを見せつける。
性別は不明扱い。雌雄揃って一組だという確証も無いためオス同士、メス同士、無性別の可能性もありうる。
ピカチュウ等と同様のファンシーポケモンとして可愛いと人気がある反面、一部からはポーカーフェイスである点や進化における特異的な特徴から、「少し恐い」という評価もあったりする。
ちなみにテラスタルの際、冠は向かって左側の個体が被る。
色違いは普通色と殆ど変わらない為、バトルになるまでエフェクトが出ない本作では、最も見分けるのが困難な一体。
ゲーム上の特徴
スカーレット・バイオレット
カルボウやノノクラゲ同様、パルデア地方の各地(主に街周辺)に低確率で出現する。出現せずともマップの分布表示上に2匹1組の風変わりな姿が現れるので目立つ。
・・・のだがよっぽど運が良かったトレーナーでなければエンカウントを引き当てるのは難しく、料理を用いて出現率を上げても、生息域が被る他のノーマルが湧いてしまうのが悩みどころ。しかもシンボルが白の単色かつ非常に小さいので見落としがち。
ただし一箇所だけワッカネズミが頻出するポイントがある。
ポケモンリーグにつづく道のりである。
通常では「チャンピオンロード」の終盤で寄るポイントとなるのだが、実は宝探し開始と同時に訪れることができる。1人の初見殺しトレーナーを除いてはレベルも手頃なので、ワッカネズミが欲しいと思うのであれば立ち寄るのがオススメ。
DLC『碧の仮面』ではキタカミの里の「鬼が山」「鬼歯空洞」「フジが原(池除く)」「楽土の荒地」「アップルヒルズ」に出現する。また、スイリョクタウンにいるカップルに見せると「ハートエモート」を教えてくれる。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
50 | 50 | 45 | 40 | 45 | 75 | 305 |
ドンメル以来となる、進化すると特性が総入れ替えされるポケモン。進化すると「にげあし」が「フレンドガード」、「ものひろい」が「ほおぶくろ」、「マイペース」が「テクニシャン」に変化する。
そしていざ捕まえて導入しても、非常に奇怪な進化条件を有している(詳細は進化後の記事参照)。また、性別不明ながら遺伝技が存在する。どうやって遺伝するかと言うと、これを使うのである。
尚、進化条件の都合か、ワッカネズミはふしぎなアメで進化させられない為、進化するまでは決してレベル100にしないように。
逆に技を早く覚えさせたい事情があるなら(特にネズミざん)勝手に進化しないよう、かわらずのいしを持たせてコントロールするのも視野に入れるように。
アニメ版
アニポケ・第8シリーズ
- 38話『SOSはワッカネズミから?』
停泊していたブレイブアサギ号の前に1匹のワッカネズミが怪我を負った状態で倒れていた所を、リコのミブリムが察した事でリコとモリーに発見され、応急処置される。
処置されてすぐに二人を森に案内。昨日の夜に起きた嵐によって洞窟の入口が倒木で塞がれ、パートナーが内部に取り残されている事が判明。リコのニャオハと共に地面を掘って入口を少し広げてリコがパートナーを救出するが、他に怪我しているポケモンがいるのかリコを更に奥へと案内するも無茶をした為に途中で倒れてしまう。
実はワッカネズミではなく4ひきかぞくのイッカネズミ。パートナーだけでなく、2匹の子供も閉じ込められていたのである(最初に発見されたのが大ネズミの1匹であった事、モリーがその個体をワッカネズミだと判断した事、それを受けてリコがポケモン図鑑でスキャンではなく「ワッカネズミについて教えて」と調べた事がミスリードになっている)。
その為、この回でワッカネズミが登場したのは「サブタイトル」「名前」「ポケモン図鑑の画面」のみである。
余談
名前の由来
- 二匹が尻尾で『輪っか』を作っているからという説がある。
- また『若ネズミ』の語感を、進化後のイッカネズミやネタ元のハツカネズミに合わせたものであるという説も濃厚である。
- 1996年発売の4コマ漫画アンソロジーである火の玉ゲームコミックシリーズ『ポケットモンスター4コマギャグバトル』の中に収録された4コマ漫画の1つに、「コラッタ2匹に向けてモンスターボールを1個投げたら、2匹まとめて1個のボールで捕獲できた。それから3ヶ月後に初めてボールを開くと、その中身は…………」というネタがある。
- 実は海外版のPVで誤って先行出演していた。
- 公式イラストでは尻尾で「ワッカ」を作っている。
- メタモンがこれに化けて出現する事がある。(本物と異なり跳びはねないらしい)また、雌雄が一組となっているこのポケモンの性質上「ワッカネズミの卵は本当はワッカネズミが産んだ物でメタモンは助産師になっているのではないか」と言われていたりする。だとしたら自然界でメタモンと出会う確率も加味で出現が低確率なのも無理はないのかもしれない…。
関連イラスト
関連タグ
0923.パーモット→0924.ワッカネズミ→0925.イッカネズミ(4ひきかぞく/3びきかぞく)
その他
- ワッカ:「ファイナルファンタジー10」の登場キャラクター、強力な連続攻撃を持つ。ポケモンSV発売と近い時期にネットミーム化した事もあって、名前からこのキャラを連想した人も多い模様。→おとワッカネズミ
- 虫喰い/ラット(ジョジョの奇妙な冒険):2体1組のネズミつながり。せっかくのペアなネズミだけに、ワッカネズミがどくタイプの技(特にどくばり、アシッドボム)を覚えないのを残念に思うジョジョラーもいそうである。
- ボッチネズミ:ネタ枠だが不慮の事故で発生しそう。