データ
初出 | SV |
---|---|
効果 | 持たせたポケモンは 1度だけ 相手の 能力が あがったとき まねして 同じように 能力を 上げる。 |
英語名 | Mirror Herb |
概要
第9世代から存在する道具。
相手の能力上昇を一度だけコピーする。
からをやぶる、ジオコントロールなどの強力な積み技に合わせたら効果が絶大だが、基本的に発動条件が受動的であるため、玄人向けなアイテムだといえる。
「いばる」や「おだてる」を仕掛ければ、こちらは混乱することなく、能力上昇することが可能となる。相手を混乱させる効果はないが、デコレーションは、相手の物攻&特攻をそれぞれ2段階上昇させるため、攻撃面の積み技に恵まれないマホイップには、一興なコンボとなりうる。
なお、かそくやダウンロードなど特性での能力上昇の場合でも発動する。
テラレイドバトルでは開幕からバフ技を使って防御を上昇させるエースバーンに対抗してこの道具を用いるプレイヤーがちらほらいた。
なお、相手の能力が下がった場合や(ダブルバトル等で)味方の能力が上がった場合は発動しない。
初公開のPVではハルクジラがマリルリのはらだいこをコピーしていた。
……と、ここまでは少し使いにくい戦闘用の道具としての話である。
実はこのものまねハーブ、もう一つとんでもない効果を隠し持っている。
それはピクニックをする際にポケモンに持たせておくと他のポケモンからタマゴ技(※)をコピーすると言うもの。
(※)そのポケモンがレベルでも技マシンでも習得不能で、孵化を通じてのみ習得できるよう設定された技のこと。
本来ポケモンのタマゴ技コピーは(第8世代から)同種ポケモン限定しか可能にならないが、この方法を使うと種族どころかタマゴグループすら一切無視してタマゴ技をコピーしてしまう。
これは今までの遺伝システムを覆す超画期的な効果である。
・目当てのポケモンに遺伝させるための多重遺伝の必要がなくなる
・同タマゴグループに習得者がいなくてもタマゴ技に設定できる(SVではこのパターンが多い)
・性別不明のポケモンにタマゴ技を設定できる(ワッカネズミが該当)
特に、下二つは様々なポケモンに可能性を持たせたと言える。
ダイノーズもこのアイテムによってようやく念願のもろはのずつきを覚えられた。
なお、あくまで技コピーなので技を消したらコピーし直しである事には注意。
その点は通常の遺伝技コピーと変わらない。
30000円とちょっと値が張るが、1つあれば十分なので妥当なところか。
2つ注意点があり、
- SVではタマゴ技としてでしか習得者がいない技がある。エレキネット/コスモパワーの2つで、★2レイドのコイル/シガロコが覚えている。しかし★2レイドはゲームを進めると出てこなくなるので、最悪シングルプレイでの入手方法が無くなってしまう。
- 覚えられるのはタマゴ技のみなので、進化前だけ習得可能なレベル技については、それを覚えた全く同種のポケモンを用意したとしても効果が無い。例えばキノコのほうしを覚えているキノガッサと覚えていないキノガッサを用意して、覚えていないキノガッサにものまねハーブを持たせてもキノコのほうしは習得不可である。
関連タグ
びんじょう…同世代で新登場したクエスパトラの専用特性で、これと同じ効果を持っている。