ゴツゴツメット
ごつごつめっと
初出は第5世代(ブラック・ホワイト)。ゴツメと略されることが多い。
工事現場のヘルメットに無数の岩が生えてきたような見た目をしている。英名もそれにちなんでか「Rocky(岩の) Helmet」である。
攻撃を受けると、岩のトゲ部分でダメージを与える事がある。
対物理アタッカー用の道具であるため、対特殊アタッカー用の「とつげきチョッキ」と比較される場合もある。
初登場以来、シナリオ内で必ず1個は入手できるので冒険用のアイテムとしても有用。
BPとの引換でも入手できる他、鎧の孤島ではウッウロボにかわらずのいしを4つ投入することで入手ができるようになった。
意外なところでは、マオの試練にて調理器具として登場したことがある。
器なのか、磨り潰し用なのかは分からないけど、衛生的に大丈夫なんですかね…。
対戦では
対人戦では火力不足を補うダメージソースとしての用途が大きい。1/6は天候や「どく」・「やけど」のダメージより大きく、上手く発動すれば早く相手を仕留められる。
特性「マルチスケイル」やアイテム「きあいのタスキ」など、HP満タンで発動する特性や道具の対策としても有効。
ただし、接触技のダメージを受けることが前提の道具であるため、物理耐久が高いポケモンでないと活用することは難しい。(接触技は一部を除きほとんどが物理攻撃のため)
他にも「じしん」や「いわなだれ」など、接触技では無い物理アタッカーには効果を発揮できない。
相手がゴツゴツメットを持っている場合、技のアニメーションでは非接触技のようであるが実際は接触技である技や、その逆の場合もある(前者はゆきなだれ、後者はふくろだたき等)ので、自分の手持ちポケモンの技が接触技か否かを事前確認すると良い。
主なコンボとしては回復技との組合わせで、特にエアームド(「はねやすめ」)、クレセリア(「つきのひかり」)などが使って来る。
両者とも状況によっては回復技を連打するだけで「ゴツゴツメット」で勝手に相手が倒れて行くこともあるという鬼畜仕様。しかも浮いているので前述の「じしん」が通用せず、嫌でも他の接触技を使わざるを得ない状況に持っていく点も凶悪である。
また、似たような効果を有する特性「さめはだ」「てつのトゲ」(どちらも接触技で相手の最大HPの1/8のダメージ)との組合わせも強力で、1回の接触攻撃でHPが約3割も削られる。
変わったところではケッキングに持たせるというケースもある。いっそ「なまけ」のデメリットを受入れようという発想であり、怠けている間もダメージを刻むことが可能。
一応ケッキングは物理耐久が高いため、「なまける」と合わせて削る事もできる。
ちなみに、6世代までは「ゴツゴツメット」が発動して共倒れとなり、そのまま試合が終わった場合、「『ゴツゴツメット』を持っていた方の勝ち」となっていた。
7世代では、さめはだなどと同じように持っていた方が負けに変更された。
「ゆびをふる」限定戦では、相手が接触技を出しさえすればダメージを刻むことができ、こちらの出た技に左右されにくいアイテムとして重宝される。