ゆびをふる
ゆびをふる
初登場 | ポケットモンスター 赤・緑 |
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タイプ | ノーマルタイプ |
分類 | 変化 |
威力 | - |
命中 | - |
PP | 10 |
範囲 | 不定 |
直接 | × |
パレスバトル | ずるい |
効果 | 色んなわざの中からランダムで1つ発動する |
『ポケットモンスター 赤・緑』から登場しているノーマルタイプの技。
解説曰く「指を振って脳を刺激することで、様々なわざを発動させる」らしい。
実際、人間は指先を使うことで、脳が刺激を得てその活動を活性化させることが明らかになっている。ポケモンも似たような事情なのだろうが、指を振るだけでタイプも種族も無視した様々な「わざ」が飛び出すのだから、なかなかに謎である……
『ポケットモンスター 赤・緑』でのみわざマシンに(わざマシン35)、『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』『ポケットモンスター エメラルド』では教え技にそれぞれ選ばれている。
レベルアップや遺伝で覚える種族は多くないため、『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』以降で使うには『ファイアレッド・リーフグリーン』か『エメラルド』で覚えさせてから送らなければいけないポケモンが多かったが、『ポケットモンスター ソード・シールド』にてわざレコード14に収録されたことで非常に覚えやすくなった。
『赤・緑』では「ゆびをふる」以外のすべての技の中から、ランダムで発動していた。
しかし『ポケットモンスター 金・銀』以降から、飛び出す「わざ」に幾らかの制限が存在するようになった。
ゆびをふるで出ないわざ |
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ゆびをふる |
わるあがき、スケッチ、ものまね、カウンター、ミラーコート、まもる、みきり、こらえる、みちづれ、ねごと、どろぼう、ほしがる、このゆびとまれ、いかりのこな、よこどり、てだすけ、トリック、すりかえ、きあいパンチ、おしゃべり、さきどり、まねっこ、フェイント、おさきにどうぞ、ギフトパス、ファストガード、ワイドガード、フリーズボルト、コールドフレア、いにしえのうた、バークアウト、しんぴのつるぎ、テクノバスター、Vジェネレート |
オウムがえし(『ダイヤモンド・パール』以降)、ねこのて(『ダイヤモンド・パール』以降)、しぜんのちから(『ブラック・ホワイト』のみ)、へんしん(『ブラック・ホワイト』のみ)、いびき(『ブラック・ホワイト』のみ) |
自分が覚えているわざ(『金・銀』『ダイヤモンド・パール』のみ) |
また、以下の仕様がある。
- 「ねこのて」「ねごと」では選ばれない
- 「ものまね」を使うと、「ゆびをふる」自体をコピーする(『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』以降)
- 「さいはい」は失敗する
- 「ふいうち」「じんらい」は失敗する
- アイテム「メトロノーム」の効果を受けられる
- 繰り出したわざの優先度は無視される。例えば「トリックルーム」が出ても即発動する
- 「アンコール」を受けても、飛び出したわざは繰り出されない
- こだわり系アイテムを持った状態で「ゆびをふる」を使って「げきりん」や「ころがる」等の発動や攻撃に数ターン使用するわざが出た場合、最初のターンのみ成功し、次のターン以降は失敗する。
完全なランダム要素が絡むため、正直な話、対戦には不向きである。
ただし乾坤一擲のギャンブルとして使った場合に、もしかするととんでもない大技が出る可能性もあるので、いくらギャンブルだからと侮ってはならない。
『ポケットモンスター ソード・シールド』ではバドレックス(こくばじょうのすがた)が「ふいうち」回避のために「ゆびをふる」を使い、攻撃技が出るのに賭けるという戦法が存在した。
また『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』で登場したマシマシラはこの技にも特性であるどくのくさりの効果が適用される為、運が良ければ相手はボロボロにされた上にもうどくにまでされるという踏んだり蹴ったりな目に遭う事となる。
もちろん、「ゆびをふる」だけに絞ってバトルをするという遊びも可能。どんな結果になるか全く想像つかないのが面白いところ。ただし『ソード・シールド』でわざレコードになるまでは、『ファイアレッド・リーフグリーン』と『エメラルド』の教え技でのみ習得可能なポケモンが多く、6匹用意しようとするだけでも一苦労などハードルの高いルールでもあった。
ちなみにメガジュペッタやオーロンゲ、バルビートやイルミーゼ、ヤミラミやタギングル、トルネロスは特性のおかげでこの技を事実上最速で放てる。ただし、相手があくタイプだと攻撃技が出ても全て無効化されてしまうのだが…。
『ポケットモンスター ソード・シールド』ではこれまでのシリーズの全てのわざが存在しているわけではなく、一部はデータ上から完全に削除されてしまい、上述の理由とは別の意味でゆびをふるを使っても絶対に発動できないわざが存在する。しかしその一方で、「やまあらし」等今作では誰も習得できないはずのわざ(伝説のポケモンの専用技なども含む)がゆびをふるで発動した例も確認されている。一部のトレーナーは、このわざを合法のデータ解析手段として検証に利用しているらしい。
なお、クレッフィの専用技であるフェアリーロックが出るとゲームがクラッシュしてしまうので注意(技エフェクトをオフにする事で回避可能だが、通信対戦では注意。現在は修正済み)。
『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』においても似たような流れがあり、この方法で「ひけん・ちえなみ」等が確認された。
そんなこんなでローカルな流行があるゆびふりバトルだが、『ポケットモンスター サン・ムーン』末期の2019年4月2日になんとスペシャルレートで「ゆびをふる」オンリーバトルが開催された。技を「ゆびをふる」のみにしたプレッシャー以外のポケモンならメガストーンを持たせなければOKの6on1の運ゲーである。
運ゲーであるものの、持ち物や特性などで戦略を練ることができる。
ただし、基礎スペックが高いミュウ、ジラーチやのろわれボディ持ちのゲンガー、わるあがきになりにくいケッキングといった『ファイアレッド・リーフグリーン』『エメラルド』経由のポケモンがメジャー角を占めるという新参には厳しい環境だった。一応過去作を経由しなくても用意できるピクシーやトゲキッスも強いしそもそも運ゲーなので大幅に不利というわけでもないが。
剣盾では指振りオンリーの対戦会を行っているYouTubeチャンネルが一定数あるため、興味があるならば是非行ってみて欲しい。
『ポケモンスタジアム2』のミニゲームに「ピッピのゆびふり教室」がある。指を振って技を出すのではなく、指を振った位置を覚えて再現するゲーム。
アニメでは『ポケットモンスター』時代にピッピやトゲピーがよく使っていたが、何故か毎度のように爆発している。
なお、トゲピーが使った場合はロケット団がブッ飛ばされているのに首を傾げている事からアニメのカスミはこの技を『ピッピの専用技』だと思っている可能性が高い。
そしてこの技と各メディアがトゲピーに付けた『無自覚なトラブルメーカーだが赤ん坊故にお咎めなし』というキャラによりアニポケでも屈指の迷回が誕生した。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズではモンスターボールから出てきたピッピやトゲピーがこの技を使ってくる。複数の効果から本家同様ランダムでどれか1つが選ばれる。
2022年9月には実店舗のポケモンセンターで「おつきみピッピ」の配布イベントを開催。
スタッフに向けて「ゆびをふる」をするとシリアルコードを受け取れる。
シンオウ地方にある店
『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』にてトバリゲームコーナーの跡地に建てられた洋服店の店名。
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カキツバタはリーグ部の余興として、キャリバーと何人かで〈ゆびをふる〉バトルをする事になった・・・ この小説はダークサイド小説です。 ポケモンが喋ります(ロケット団のニャースのアイデンティティーが消失する、というツッコミは無しでお願いします💧)。 過激な部分を含みます。 原作キャラの改悪があります。 合わないと思ったら、ブラウザバックをお願いします。3,684文字pixiv小説作品