曖昧さ回避
概要(ポケモン)
ポケモンシリーズ第四世代まで登場した賭博施設(ここではFRLGのミニゲームで遊べる2のしまにある「たのしいゲームコーナー」は含まないものとする)。
ゲームコーナーとは言っても一般人が思い浮かべるアーケードゲームがたくさん並んでるような所ではなく、実態はパチンコ屋やカジノのそれに近い。
このためゲームコーナーと景品交換所が別建てになっているのは現実のパチンコ屋が風営法対策でやっている「三店方式」が元ネタ。開発段階では元々換金できるシステムであったが、それでは当時としてもコンプライアンス上問題があるとして納品までに景品と交換するシステムとなったという説もある。
おこづかいで買ったコインでスロットやカードめくりをして遊べるが、コインを買うにはコインケースが必要。
一定の枚数までコインが貯まるとポケモンやわざマシンなどと交換することが出来る。
しかし第四世代から海外圏で施設の悪影響を指摘する声が増え出し、HGSSから日本語版除く言語版全てで規制(後述)がなされる。そして海外進出が本格化した第五世代のポケモンBW以降は全語バージョン共通で存在そのものが消滅した。
ピカチュウバージョンを踏襲したLPLEでは遊べないものの一応存在するが、明らかにポッ拳などを意識したテキストを見る限りアーケードゲーム中心の施設に変更された模様。
各地方のゲームコーナー一覧
カントー地方
ロケットゲームコーナー(RGBP・FRLG)→タマムシゲームコーナー(GSC・HGSS)
タマムシシティ中央部に位置する。ゲームはスロットのみ。
名前からも分かるようにロケット団が経営しており地下はロケット団アジトになっている。
コインケースはタマムシ内の食堂にいるゲームコーナーでスって失敗し、真面目に働こうと決めたおっさんからもらえる。
続編の金銀クリスタル・HGSSではロケット団のボスが行方不明になり組織が半壊したためかタマムシゲームコーナーに名称が変わっている。
景品は減ってしまったが、金銀ではみんな大好きイーブイが景品に加えられた事で複数入手が可能となった(一応タマゴでも増やせる)
また、コインケースは後述のコガネシティで手に入るものをそのまま流用可能。
しかしHGSSでは日本語版除く全言語版で施設内部が「ビリリダマめくり(Voltorb Flip)」というパネルゲームの会場に変更された。結構中毒性が高いらしく日本語版HGSSにも導入して欲しかったというプレイヤーも多いとか。このミニゲームに関しては乱数調整も開発されており、日本国外版のRTAにも利用されている。
LPLEでは上述の通り一般的なゲームコーナーに変更された。ちなみにアジトの入口を開けるまではムコニャも遊んでいる。
第三世代までポリゴンはここの景品でしか入手できなかった。最も必要コイン数が少ないのはクリスタルの5555枚。
ジョウト地方
コガネゲームコーナー
コガネシティ西部に位置する。ゲームはスロットとカードめくり(金銀クリスタルのみ)。
コインケースはゲームコーナー内にいる博打に負けてご立腹状態のおっさんが地下通路に捨てたものをそのまま利用できる。
ちなみにここのゲームコーナーの看板に書かれているキャッチコピーは、
「ここは コガネ ゲームコーナー あんぜん けんぜん まちの みんなの あそびば!」
クリスタル版では水・土限定で施設前に普段はゲームコーナーで遊んでいるおっさんが立ち、コイン4000枚で当時わざマシンがなかった「れいとうビーム」「10まんボルト」「かえんほうしゃ」の技を教えてくれる。
特に第二世代のでんきタイプはこの10まんボルトの教え技がないと命中率がアレなでんじほうに頼る事となり、伝説ポケモンのライコウに至っては安定した命中率の主力技がスパーク止まりという第五世代までの唯一神並みの技の恵まれなさであった。
タマムシ〜と同じく日本語版以外の言語のHGSSでは「ビリリダマめくり(Voltorb Flip)」というパネルゲームに変更。
ホウエン地方
キンセツゲームコーナー
キンセツシティ南西部に位置する。ゲームはスロットとルーレット。
コインケースはキンセツ南部にいる民家のおねえさんからハーバーメールと引き換えにもらえる。
ここにきてついに景品として「れいとうビーム」「10まんボルト」のわざマシンが復活・無限購入可となり「かえんほうしゃ」も初のわざマシン化。ちなみに同世代に発売されたFRLGのロケットゲームコーナーでも同じ必要枚数で景品になっている。
金さえあればここで強力なわざマシンを入手できるため序盤でお世話になった人も多数。さらに当時のルビー・サファイアにはメールバグと言われるアイテムをノーリスクで無限増殖できるバグがあったので・・・
リメイクのORASでは第五世代以降ゲームコーナーそのものが廃止されたのを受け、店にシャッターがかかり「長らくの ご愛顧 ありがとうございました 『キンセツゲームコーナー』 店主」と書かれた張り紙が貼られ実質上の廃止扱いとなっている。店前にいる店主に話しかけるとリメイク前の景品だったひみつきちに飾れるキモリドール・アチャモドール・ミズゴロウドールをもらえる。
シンオウ地方
トバリゲームコーナー
トバリシティに位置する。ゲームはスロットのみ。
コインケースは民家のピエロから貰え、上限が9999枚→50000枚と5倍にまで増えた。
スロットの当たり判定遭遇率が非常に高い事で有名だが、その分景品の物価は倍以上に高騰してしまった。例を挙げれば、「れいとうビーム」「10まんボルト」「かえんほうしゃ」のわざマシンは前世代は交換枚数が4000枚だったのが10000枚にまで高騰。ここでしか入手できない比較的需要の高い「ジャイロボール」も15000枚もコインを貯めなければならない。
10連チャンを達成するとわざマシン「だいばくはつ」が景品としてもらえる。
ちなみにこのトバリゲームコーナーのスロットマシン、モロに現実のパチスロと全く同じ仕様である。
なぜならば…
- 「第1停止のリールが左以外でも止められる」
- 「当選時は該当する絵柄を目押しで止めないとボーナスが始まらない(例:777)」
- 「ボーナスがパチスロのAT(アシストタイム)とほぼ同じ(下画面のピッピが指さすリールを止めるナビがある)」
- 「条件によってゲーム数が上乗せされる」
…と、本当にパチスロそのもの。
スロットのマークにギンガ団のGのマークがある事や同じ街に本部もある事からギンガ団経営のものと見られる。
プラチナではなぜかハンサムもスロットで遊んでいる。国際警察何してるんすか。
また、スモモの実父もこのゲームコーナーの常連らしく、金を相当使い込んでいるらしい。・・・おかげで娘のスモモは超貧乏である。お前人間じゃねぇ!!!
なお、欧州版のプラチナでは賭博が子供に悪影響を与えるという理由で、ゲームコーナーのスロットが遊べないものに変えられている。
リメイクのBDSPではゲームコーナーのあった場所に「ファッションスタイル ゆびをふる」というファッション施設となっており、ゲームコーナーは消滅している。リメイク前のスロットではピッピが登場しているので、店名はその名残か。
隣の建物(リメイク前の景品交換所)は、ファッション施設の倉庫になっている。
ちなみに店内で流れているBGMはゲームコーナーのアレンジである。
関連タグ
サファリゾーン・・・同じく第五世代以降規制がかかった要素。