曖昧さ回避
概要
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』で初登場したキャラクター。
名前の由来はバラ科サクラ属の落葉小高木、果実の「スモモ」。
シンオウ地方のトバリジムのジムリーダー。かくとうタイプのポケモンの使い手。
勝利すると「コボルバッジ」と「ドレインパンチ」のわざマシンが貰える。
キャッチコピーは『裸足の天才格闘娘』
敬語で喋る礼儀正しい女の子。
華奢で小柄な体つきながら、素手で戦えばジムリーダーナンバーワンの実力であるらしい。
日々修行に励んでおり、主人公と別荘で会った際には「ポケモンの気持ちが分かるようになってきた」「自信を持って技を選べるようになった」と語ってくれる。(中には「字が上手になった」「雪の中でもそんなに寒くない」などポケモン勝負とは少し逸れた事柄も)
トバリシティジムは赤い屋根瓦の城壁で仕切られた道場のようであり、行手を塞ぐ畳をずらしながらスモモに辿り着く仕組みとなっている。一方でプラチナではボクシングジムを思わせる内装になり、サンドバッグをどかしていく仕組みへと変わった。
トバリシティのゲームコーナーに父親(いわゆるギャンブル中毒)がいるが、それ以外の家族構成は不明。殿堂入り後は「ゲームコーナーで勝ったときだけだが父親が修行をつけてくれるようになった」とスモモの喜びの声を聞ける。なお、リメイク版ではゲームコーナーが無くなっている為、父親がどのように過ごしているかは謎。オシャレにでも目覚めたのだろうか…。
同じシンオウジムリーダーであるスズナとは特に仲が良く、主人公の別荘でも2人そろって登場することがある。
ジム内には「一期一会」「一日一食」「一日一善」と張り紙がしてある。
『HGSS』にもゲスト出演しており、アサギシティのレストランの大食い大会に参加している。また、ポケスロンのオールスターに出場することがある。
『XY』のかくとうタイプジムリーダーのコルニとは、切り札がルカリオ、カイリキー系統も使用、戦う順番が3番目、アニメ版では何かしらのスランプを抱えておりそれを乗り越える描写があるという共通点がある。
また、『ソード・シールド』でガラルカラテの使い手であるサイトウが登場し、同じかくとうタイプのジムリーダーかつ格闘技の修行をする者同士という共通点があるためか、彼女と一緒に描かれたイラストも投稿されている。
『プラチナ』ではジムリーダーの中で唯一戦闘中に回復系アイテムを一切使わない(ジム戦及び勝負処戦共通)。「ドレインパンチ」の技が関係しているのと、勝負処では自身のポケモンのレベルが他のトレーナー(Lv.61~65)より1個上(Lv.62~66)であるが故の措置だろう。
BDSPの再戦でも、他のジムリーダーより高レベルであることに変わりはないが、ここでは回復の薬を使ってくる。
(切り札は通常Lv.72。自身のルカリオはLv.74。しかし今作ではそれを上回る者が現れた…)
なおトバリジムは本作のジムの中ではキッサキジムと並んでギミックを解くのが面倒臭い部類のためにスモモはクリア後のレベリング相手にはあまり向いていないのが悲しいところである(今作のジムは再戦時はクロガネジムとハクタイジム以外はもう一度ギミックを解かなくてはならない仕様のため)。
容姿
青色のノースリーブのトレーニングウェアのような服を着て、両手にグローブをつけている。
髪はピンク色で、左右に大きく跳ねたショートヘア。
鼻先や腕に絆創膏を貼っている。
手持ちのポケモン
『ダイヤモンド・パール・プラチナ・BDSP(強化前)』
- アサナンLv.27(ダイヤモンド・パール・BDSP)/ Lv.28(プラチナ)
- ゴーリキーLv.27(ダイヤモンド・パール・BDSP)/ Lv.29(プラチナ)
- ルカリオ (切り札)Lv.30(ダイヤモンド・パール・BDSP)/ Lv.32(プラチナ)
『プラチナ』(強化後)
『BW2(シンオウリーダーズトーナメント・ワールドリーダーズトーナメント共通)』
『BDSP』(強化後)
- カポエラーLv.64
- ゴウカザルLv.70
- キノガッサLv.66
- チャーレムLv.72
- ヘラクロスLv.68
- ルカリオLv.74
『BDSP(バトルタワー)』
パターンA
パターンB
- カポエラー
- カイリュー
- ルカリオ
パターンC
- ゴウカザル
- エルレイド
- ルカリオ
アニメ版
アニポケ サトシの旅シリーズ
CV:遠藤綾
「ダイヤモンド&パール」第66話から第69話まで登場。
有名な格闘家で、腕や蹴りの力はルカリオの「はどうだん」を弾くほど強い。
ジムリーダーとしては、就任してから半年で経歴は浅い。時にはチャレンジャーの今後を左右する事もあるジムリーダーという仕事の責任の重さに気付いたことで畏縮してしまい、そこにシンジの心ない言葉「今までで一番手応えが無かったな。随分軽いバッジだ」を受けた事で完全に自信を失い、ジムリーダーを辞めるとまで考えてしまった(まあ、他人の言葉で辞めようとするようではどの道長続きはしないのだが)。
同じ頃に、コンテストで2度も1次審査で敗退してしまったことからスランプに陥っていたヒカリがスモモの気持ちに共感し、自分とバトルすることでその楽しさを思い出し自信を取り戻させようとして、第67話でヒカリとバトルし勝利、無事にスランプを脱出する。
第68話でサトシとジム戦を行い、結果は引き分けに終わるが、彼女の判断でサトシはバッジを獲得した。
続く第69話でも登場しており、ギンガ団襲来の際にはレイジと共にサトシ達をサポートしている。
パートナーはルカリオ。スモモの事を心配しているが、活を入れるためとはいえ「はどうだん」を平然と直撃させたりする割と容赦のない性格。
その他媒体
ポケットモンスターSPECIAL
第7章(ダイヤモンド・パール編)と第8章(プラチナ編)に登場。トバリシティの新米ジムリーダー。パールたちよりも年下。
手持ちポケモンはパワーとスピードを兼ね備えている。自身もポケモンと共に体を鍛え、己がジムリーダーに選ばれた責任を持って鍛錬に励む。相手へ話しかける時や、心の声は敬語。毎日の食事は木の実1個のみであり、空腹に耐える事によって力を研ぎ澄ませているという。その方針に則り、スモモの父親やジムのトレーナーも常に空腹の様子。その信念から、常に満たされているプラチナに対して闘志を燃やす。
夜のランニングの途中、カジノで当てたコインの景品「フォーカスレンズ」の性能を試していたパールのサルヒコ(モウカザル)が放った"ひのこ"の威力と、レンズの性能の高さからサルヒコを相手に望んだ。プラチナとのジム戦は2匹使用の入れ替え戦。バトルでは攻撃を命中させないように戦っていたが、スロットによって動体視力を極めたプラチナに動きを見切られ敗北した。
その後、プラチナのキッサキジム戦を観戦し、プラチナ・スズナと「薄着女子トリオ」を結成。エイチ湖でユクシーの保護をしようとするが、ジュピターに敗北。後にテンガン山のやりの柱でリベンジを果たす。その後は他のジムリーダーとアカギを奇襲し、赤い鎖の片方を破壊する。そして駆けつけたプラチナにデンジから預けられていたパチリスを渡した。ディアルガ・パルキアの攻撃で絶対安静の重傷を負ってしまったが、第8章終盤に無事回復した姿が見られる。
手持ちポケモンはリオルとアサナン。
穴久保版ポケットモンスター
シルエットのみの登場。
DP物語
主人公たるハレタとのジム戦はダイジェスト扱い。その後、ハレタたちやシンオウジムリーダーの面々と共に、ギンガ団相手に戦った。
ポケモンマスターズ
CV:松井暁波
バディはアサナン→チャーレム。かくとうタイプの物理サポート。
回数回復がない分トウヤやフヨウに比べて汎用性や安定性は落ちるが、攻撃と急所率を上げられ命中補助もできるなどなかなかに優秀な性能をしている。
また、「ドレインパンチ」によって微々たるものだが自身のHPを回復することも可能。
普段は山岳地帯でアサナンと共に毎日きのみ1食、睡眠1時間という厳しい状況下で15時間もの瞑想に及んでいる。(元から1日1食らしい)
元より厳しい修行が日課のアサナンは彼女の意思を汲んで修行に付き合っているが、内心無理をしすぎている節のあるスモモを心配している様子。アサナンの気持ちを主人公が指摘した際はスモモも「正直に言うと自信がない」とこぼしており、焦って無我夢中になっていたことで過酷な修行内容を課してしまっていた模様。
ちなみに、自分のできることとしてスモモは真っ先に崖登りを挙げており、困惑の表情を隠せない主人公に対して彼女は「人でも出来ますよね?」とまさに天才格闘娘っぷりを表したような返しをしている。これまでの彼女の活躍を見るに多分、命綱も無しにいつもの格好で崖登りをしているのだろう。
関連イラスト
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他のかくとうタイプの使い手