レッツー ポ ケ ス ロ ン ! !
概要
『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』で登場。
3匹のポケモンが協力して3つの競技に挑み、その合計点を競うもの。「ポケモン」と「トライアスロン」を掛け合わせた造語である。
その昔、とある島に広がった病気の治療法を伝えるために10の障害を乗り越えたことがポケスロンの発祥で、10の障害をもとにした10種類の競技がある。
コガネシティとエンジュシティの間にあるしぜんこうえんの西に新しくできた「ポケスロンドーム」で行われている。
シナリオ中ではジムリーダー・アカネに勝利後、アカネから話を聞くことができ、初めて行くことができる。
その際にアカネから競技用のジャージを渡されるのだが……詳しくは本人の記事にて。
ポケスロンの手引き
ポケスロンに参加するトレーナーはポケスリートと呼ばれる。
1回の競技で4人が参加する。参加できるポケモンは必ず3匹。同じポケモンが複数いても構わないが、2匹以下で参加することはできない。
ポケモンごとにパフォーマンスと呼ばれるステータスが設定されており、基本パフォーマンス(恒常的)と最大パフォーマンス(一時的)に分かれている。
ステータスは「スピード」「パワー」「テクニック」「スタミナ」「ジャンプ」の5種類。
基本パフォーマンスは特に何もしてない状態。競技の合計点に影響する。
ぼんぐりから作られる「ボンドリンク」を飲ませることでパフォーマンスを向上させることができる他、性格やその日の調子によっても変動する。この最大値を最大パフォーマンスと言い、それを上回ることはできない。
競技にはコースが設定されており、先のステータス5種「スピード」「パワー」「テクニック」「スタミナ」「ジャンプ」がそのままコースとなる。特に目覚ましい活躍を残したポケスリートは「オールスターカップ」への参加が許される。
それぞれのコースでは、そのコース名のステータスが高いポケモンが有利だが、他のステータスも重要なので、バランスもある程度求められる。
競技中のポケモンの操作は全てタッチスクリーンを用いて行う。ボタンを押しても何も反応しない。
3つの競技ごとに中間発表が行われ、最終発表では競技ポイントに加えてボーナスポイントが入る。獲得したポイント(優勝した場合+100、オールスターカップ優勝は+300)をポケスロンポイントとして得ることができる、得たポイントは施設内の交換所で景品と交換することができる。
『HGSS』において進化の石はここの景品で手に入れるのが最も手っ取り早い。
ポケスリート自身が競技で出した記録の数々は奥にある資料館のような部屋で確認することができ、優秀なポケスリートに対する表彰制度もある(先の「オールスターカップ」がその例)。
競技
- ダッシュハードル
3匹がハードル走を行う。タッチでジャンプさせることができ、ハードルをタイミングよく飛び越すと加速することができる。勝手に走るので走る際にタッチは不要。3匹のタイムの合計を争う。
- スティールフラッグ
3匹が砂浜に散らばっている旗を集めて帰還する。タッチペンをスライドさせることでポケモンが移動するが、非常に緩慢なので慣れが必要。一度に持てる旗は9本まで。旗を持っても帰還して回収されるまでは得点と判定されない(つまり時間切れになった時点で旗を持ったままの場合、その旗は得点にならない)。時間内に持って帰った旗の本数を競う。
- プッシュサークル
- ブレイクブロック
- キャッチソーサー
- バウンドフィールド
- チェンジリレー
- リングアウトファイト
- シューティングスノー
- スマッシュゴール
3匹がやることは上記の通り。ゴールが4つあるところも同じ。試合の後半にはボールが増えるだけでなく得点の高いボールも登場する。3匹同時に操作できないので攻めと守りの分担が重要。時間内に入れた得点を競う。
コースと実施競技内訳
コース | 1競技目 | 2競技目 | 3競技目 |
---|---|---|---|
スピード | ダッシュハードル | スティールフラッグ | チェンジリレー |
パワー | ブレイクブロック | プッシュサークル | スマッシュゴール |
テクニック | シューティングスノー | スマッシュゴール | スティールフラッグ |
スタミナ | リングアウトファイト | チェンジリレー | ブレイクブロック |
ジャンプ | バウンドフィールド | キャッチソーサー | ダッシュハードル |
※太字はコース固有競技
やり込み要素
オールスターカップに参加するためには、「ぜんこくずかん」を入手し、競技にて以下の記録を上回る必要がある(同着NG)。
- ダッシュハードル:100.00秒
- スティールフラッグ:35本
- プッシュサークル:40点
- ブレイクブロック:80個
- キャッチソーサー:40点
- バウンドフィールド:350点
- チェンジリレー:12.0周
- リングアウトファイト:70点
- シューティングスノー:30個
- スマッシュゴール:3点
これとは別に競技別のやり込み用参考記録(「かのうせい」のトロフィー)が存在する(同着OK)。
- ダッシュハードル:80.00秒
- スティールフラッグ:50本
- プッシュサークル:60点
- ブレイクブロック:130個
- キャッチソーサー:70点
- バウンドフィールド:500点
- チェンジリレー:15.0周
- リングアウトファイト:100点
- シューティングスノー:55個
- スマッシュゴール:9点
このうちスティールフラッグは多くのポケスリートを泣かせてきた鬼畜競技としてポケスリートの間で有名で、普通にやると50本はおろか35本の記録にすら届かないことがザラ。
とにかく操作が難しく、旗の出現位置もランダムのため9本回収までにモタつくことがよくある。さらに制限時間が60秒しかないのに帰還して次のポケモンにバトンタッチするまでの時間が約4秒と長い。こんな中で50本取る場合最低でも6周する必要がある。
相当効率よく旗が回収できなければまず不可能で、残り時間が少ない場合適当なところで切り上げて戻ってくることも視野に入れる必要がある。
また、5つのコースのうちジャンプコースは500点が取れれば一流と言われるほど得点を稼ぎづらい。これはバウンドフィールドとキャッチソーサーの得点換算率があまり高くないことが影響している。
補足
ポケスロンドームのオーナーはコブシという人物なのだが、特に立ち絵等の資料が公開されておらず、ゲーム内でのドット絵でしかその姿を確認できない。
競技の司会担当はハジメおにいさんという人物。非常にハイテンションな司会進行で知られ、多くのポケスリートの印象に残った。
関連項目
ポケモン HGSS
アカネ(ポケモン) ハヤト(トレーナー) ミカン(ポケモン) スモモ(トレーナー) まいこはん:オールスターカップに参加していることがある。
ミニゲーム関連:ポケモンコンテスト ポケモンミュージカル