概要
現実のどんぐりのような木の実。様々な色の実に茶色のヘタが付いている。
モンスターボールが市販されるまでは、ぼんぐりを割って中身を取り出し特殊な装置を埋め込んだものがポケモンを捕獲する道具として使用されていた。
ゲーム本編ではジョウト地方のヒワダタウンに住むボール職人ガンテツにぼんぐりを預けると、色に応じた特殊なモンスターボールを作ってもらえる。
『金・銀』では1回につき1個のみであったが、『クリスタルバージョン』では一度に預けたぼんぐりの個数に応じた数のボールを貰える(ただし同種に限る)。
またリメイク版の『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』では、「ボンシェイカー」を用いてボンドリンクという飲み物を作成することもできる。
ポケスロンにおけるパフォーマンスを上げるためのスポーツドリンクの類で、ぼんぐりも食用になるようである。
こちらも用いたぼんぐりの色によって味や効能が変化する。
ジョウト地方以外ではなかなか登場しなかったが、『ポケットモンスター ソード・シールド』のDLC『鎧の孤島』『冠の雪原』では、久々に木からぼんぐりを入手できるようになった。
このうち、『鎧の孤島』では特定の場所の木を揺らすと結構な確率で手に入ることに加え、ヨロイ島図鑑をある程度埋めると、島内に100Wと引き換えにぼんぐり×4個を交換してくれるNPCが登場するため、毎日こまめに島内を探索していれば集めることは難しくない。ただし、ぼんぐりの生っている木の生えている場所はある程度決まっている(具体的には、一礼平野、清涼湿原、集中の森、鍛錬平原、チャレンジビーチの5か所のみ。沖合の島嶼部では入手できる木は一本もないので注意)。
『冠の雪原』でも入手できるが、カンムリ雪原では巨人の靴底にある木を揺らす、ダイ木の根元に落ちているものを拾うぐらいしかなく(行商人のやまおとこの目玉商品に並ぶこともあるが低確率)、収集効率はヨロイ島と比べると劣る。マックスレイドバトルのついでに寄ったり、ヨクバリスしか出現しないダイ木でHP努力値振りをするついでに拾ったりぐらいに考えた方がよいだろう。
ウッウロボに入れるとボールの材料になるが、オシャボ廃人垂涎のガンテツボールは1%という低確率でしか入手できない。恐らく、ぼんぐりを手軽に大量に入手できることに対する調整なのだろう。なお、当然ながらボール以外のアイテムの合成にも使える。
遥か昔のシンオウ地方が舞台の『Pokémon LEGENDS アルセウス』では当時のモンスターボールの材料として登場する。
本作では、モンスターボールを始めとした道具は素材を集めてプレイヤー自身が作成するシステムとなっている。ぼんぐりは「ぼんぐりのみ(ちゃぼんぐり)」と呼ばれる1種類しか存在せず、そこに「たまいし」という鉱石を組み合わせることでモンスターボールを作成できる。たまいしには複数の種類があり、どのたまいしを使うかによって完成するボールが異なってくる(例えば、赤い色のたまいしであればモンスターボール、くろいろたまいしであればヘビーボールができる)。
その他に「むしくいぼんぐり」というポケモンに投げて疲労を与える為に使うぼんぐりも存在する。若緑色で虫食い穴が空いているためボール作成にの素材にはできない。
アニメ『ポケットモンスター』でもこの実によってルアーボールとヘビーボールが製作され、サトシ達に手渡されている。
なおボールの材料として使う場合、完熟していないと性能が発揮されず、無闇矢鱈に根刮ぎ持っていかれると木が枯れる発言もされている。
ポケモンカードゲームでは「ぼんぐり職人」というカードがあるが、イラストに描かれる職人はガンテツではなくヒマナッツを連れた長いヒゲの老人である。
一覧リスト
ぼんぐり | 作成可能なモンスターボール |
---|---|
あおぼんぐり | ルアーボール |
きぼんぐり | ムーンボール |
くろぼんぐり | ヘビーボール |
あかぼんぐり | レベルボール |
しろぼんぐり | スピードボール |
ももぼんぐり | ラブラブボール |
みどぼんぐり | フレンドボール |
ちゃぼんぐり | モンスターボール・ヘビーボール・フェザーボール・スーパーボール・ メガトンボール・ウイングボール・ハイパーボール・ギガトンボール・ジェットボール |