概要
『ポケットモンスター ソード・シールド』のエキスパンションパスに含まれるコンテンツ『鎧の孤島』の舞台となる島。
スパイクタウンのある半島から東の海上に位置している。ブラッシータウンから列車に乗り、途中そらとぶタクシーに乗り換えて行くことができる。
イギリスのマン島がモデルだが(※)、東洋的な文化が色濃いのが特徴。
元チャンピオンのマスタードがクララ・セイボリーなどの門下生を教えているマスター道場が存在する。
ワイルドエリアと同様、オープンワールド形式のフィールドとなっている。ガラル本土にはなかった鍾乳洞や入江、砂丘などの自然環境が広がっており、本土にはいないポケモンも数多く生息している。
十数年前まではポケモンたちが伸び伸び暮らす無人島であったが、引退後の旅から戻ってきたマスタードがこの島を買い取り、後進育成のため、ダクマが本来いた地方を模した修練場を構えたという経緯がある。
その為、建造物はマスター道場と双拳の塔、アーマーガアタクシー駅のみと少なく、それらの施設も比較的新しい歴史の浅い土地となっている。
面積はさほど広くはないものの、島内はワイルドエリアとは比べ物にならないほど立体的でかなり入り組んだつくりをしており、慣れないうちは道に迷ってしまうことも少なくない。
周囲の海も至る所に小島が点在しているが、それらの小島にはアーマーガアタクシー駅が存在しないため、そこへ行くにはロトム自転車を利用するしかない。
しかし後述の「ある存在」により移動は楽ではなく、島内の全ての場所をいっぺんに回ろうとするとかなりの時間がかかる。
このヨロイ島のシナリオは本編と独立したサイドストーリーであり、双拳の塔でダクマをウーラオスに進化させるまでは本編の進行度合いは関係しない。
ただし終盤でホップと共に島内を冒険するシナリオを進める場合は本編シナリオでザシアン・ザマゼンタ捕獲後のホップ戦まで進める必要がある。
また、このシナリオが発生するとソニアが研究からいなくなってしまうが、『冠の雪原』で彼女のイベントを達成すると戻ってくる。
ちなみに、生息するポケモンの大半が一部を除いてひこうタイプ、ノーマルタイプなのでかくとうタイプやいわタイプのポケモンがいると、攻略が楽である。
特に最初の御三家でヒバニーを選んだ場合、にどげりを覚えるので序盤からプレイできる。
エリア
名前 | 英語名 | 由来? | 備考 |
---|---|---|---|
一礼野原 | Fields of Honor | マスター道場 | |
清涼湿原 | Soothing Wetlands | ||
集中の森 | Forest of Focus | ||
チャレンジビーチ | Challenge Beach | みずの塔 | |
ファイトケイブ | Brawlers’ Cave | ||
チャレンジロード | Challenge Road | あくの塔 | |
闘心の洞窟 | Forest of Focus | ||
円環の入り江 | Loop Lagoon | ||
鍛錬平原 | Training Lowlands | ||
慣らしの洞穴 | Warm-Up Tunnel | ||
鍋底砂漠 | Potbottom Desert | Pot:鍋 + Bottom:底 | |
ワークアウトの海 | Workout Sea | Workout:練習 | |
並ぶ島の海 | Stepping-Stone Sea | ||
離れ島海域 | Insular Sea | ||
ハニカームの海 | Honeycalm Sea | Honey:はちみつ + calm:穏やか / ハニカム構造 | |
ハニカーム島 | Honeycalm Island |
余談
- 野生のホエルオー
ヨロイ島のワークアウトの海では、野生のホエルオーが原寸大のサイズで固定シンボルとして出没しており、陸地からも見えるその巨体がかなりの存在感を発揮している。
ホエルオーの大きさを前に改めて衝撃を受けたプレイヤーも多く、中にはホエルオーに接触しないギリギリまで近付いてからスクショをする者も。
このホエルオーのレベルは80とかなり高め。
しかし、この海で強い存在感を発揮しているのはホエルオーだけではなかった…。
- サメハダーの恐怖
この海にはなんと野生のサメハダーも大量に生息しており、ロトム自転車でのんびり海を探索していると、画面外から波しぶきを立てながら高速で襲ってくる。
ロトム自転車のターボでかろうじて同速なためバトル回避が非常に難しく、確実な対処方法は追いつかれるまでの間に陸地にたどり着く事だけ。しかも場合によっては複数体が別方向から同時に襲ってくることもある。上述の野生のホエルオーに近付こうとして、高速で迫ってくるサメハダーに気付き恐怖したプレイヤーは数知れず。
ポケモン図鑑でサメハダーが何故あそこまで恐れられていたのかを、嫌というほど思い知らされる事だろう。
上述のように、ヨロイ島の沖合の島々への渡航にはタクシーは利用できないため、島同士の行き来には非常に時間がかかる。それに加えて彼らの襲撃にも注意しなければならないため、かなり面倒臭い移動システムになってしまっている。せめて島嶼部のどこか一か所にでもタクシーの拠点があれば…(この反省なのか、カンムリ雪原では、タクシーの拠点が各地に多めに設けられ、さらにサメハダーのようにこちらの移動を積極的に妨害してくるキャラは一切登場しなかった)。
対策としては、サメハダー達は急な旋回は苦手なようで、真正面まで誘い込んでから斜め前方にダッシュしたり、サメハダーの後方へ回り込むように蛇行運転したりすることで回避できる(ただし、個体によってはしつこく旋回して追いかけてくることもあるので振り切れない場合もある)。また、ワイルドエリアの他のポケモン同様、こちらがダイマックスの巣の裏に逃げこんだ場合には巣を迂回できず、巣にぶつかって姿を消す。狙われてしまったら絶対に画面に映らないようにすると勝手に消えてしまうことも稀にある。
- マスター道場の設備
孤島というだけあってあまり設備が整っていないが、イベントを進行させるとミツバが様々なインフラを用意してくれるようになり、道場がポケモンセンターとほぼ同じような用途で使えるようになる。
ちなみにタウンマップを開けばタクシーで本島と簡単に行き来できるので、道場の設備を拡張しなくともそこまで不便ではない。