「とてつもない エスパーパワーで
あなたを メキョッと へこまします!」
概要
シールド版にのみ登場するキャラクター。
マスター道場で修行に励むトレーナーの1人で、エスパータイプのポケモンの使い手。
背番号は「026」。エスパータイプの使い手であることを考えると「おつむ」とかけていると思われる。
名前の由来は恐らくハーブとして有名なシソ科の植物「セイボリー」。
金髪ロングで碧眼の青年。紳士的な性格で、礼儀正しい一面を見せるが、プライドが高く、主人公のことをライバル視している。
対となるソード版のクララ同様、購買所で購入可能なエスパー系ユニフォームを自分らしいスタイルで着用している。
具体的には胸元にジャボを付けている他、丸眼鏡と非常に縦長なシルクハットが特徴。更に帽子の周囲にはモンスターボールが幾つか浮遊している。
このボールはリーグカードの説明から超能力を使って使役しているらしく、バトル時のモーションにてお辞儀しながら前方に浮遊させる、指先に触れることなくかざす、そのままダイマックスボールに変形させるといった芸当を見せる。
一方で、割と繊細な制御が必要なようで、ポケモン勝負に負けて取り乱した時にはボールを落としてしまう描写も。
上述の通り基本的には礼儀正しいのだが、その言動はかなり愉快である。常に芝居がかった口調で話すナルシストで、台詞回しも奇妙なものが多く、イケメンな風貌に反して顔芸も強烈。
自分のジムとスタジアムを持つために日夜修行に励んでいるが、なまじ才能があるだけにあまり熱心ではなかった。しかし主人公が現れた事で危機感とライバル意識が芽生えた。
本編における大まかな活躍はクララと同様で、切り札も同じくガラルヤドラン。また、いざとなれば不正も辞さない姑息な面がある点も同じである(なお、こちらはバトル開始時にサイコフィールドを仕掛けてくる)。
リーグカードによれば、元々は由緒正しいサイキッカーの一族の末裔だという。歴代エスパータイプのジムリーダー(作中には登場しない、マイナーリーグに所属するジムのことだと思われる)は皆彼の家系の生まれであり、彼もまた生まれる前からジムリーダーになることを運命づけられていたという。
が、彼はテレキネシスしか使えない落ちこぼれだったため家庭環境はあまりよくなかったらしい。何を言われても動じないマイペースなヤドンをリスペクトしているが、これは彼自身が親族からの心無い言葉に苦しんでいたからかもしれない。
このようなコンプレックスの反動か、プライドの高さは人一倍。ゆえに負けず嫌いであり、バトルに敗北した腹いせで対戦相手へ自身の超能力を振るうという問題行為を起こし、ジムトレーナーをクビになってしまった過去がある。
そのせいで自暴自棄になっていたところを相棒のヤドンが拾ってきた道場のチラシを見て、マスター道場の門を叩いたのだった。
門下生となった当初も周囲とのトラブルが絶えなかったようだが、師匠らの優しさに触れて次第に打ち解けていったという。実際に現在の門下生仲間にはアイラブセイボリーTシャツなどという服を自作してしまうほど彼を慕う者もおり(当のセイボリーは困惑しているようだが)、すっかり馴染んでいる様子が窺える。ちなみに彼を慕う女門下生からの評価は「トンチキ」となっているものの、そこを含めて彼のありのままの姿を愛してくれる人はいたのである。
条件を満たすと、ヨロイ島内でのマックスレイドバトルに助っ人として駆け付けてくれることがある。
盾版のレイドに招待されれば、剣版のプレイヤーでも運が良ければ助っ人としてやってきたセイボリーに会えることがある(これは対になるクララにも言えることであるが)。
DLC第二弾「冠の雪原」にて追加されたガラルスタートーナメントでは、真面目に修行に打ち込んだ結果メキメキ頭角を表し始め、一族を見返してマイナークラスながらエスパータイプのジムリーダーに任命されたことが語られている。
アニメ版
薄明の翼
「EXPANSION ~星の祭~」にて登場。
CVはクレジットに未記載のため不明。(キバナ役の鳥海浩輔氏の兼任ではないかという意見が多い)
アニポケ及びリコとロイの旅シリーズ
サトシの旅シリーズの新無印でも登場せず、主人公が交代し、更にパルデア編に進んでしまった。元々DLCで登場したキャラクターである為か、クララ同様登場する可能性は低いのではないかと噂されていた。現時点でリコとロイの旅シリーズに登場するかは不明である。
手持ちポケモン
1回目~3回目のバトルでは、殿堂入りしているかどうかでレベルが変わる。
3回目のバトルでは自分の場にサイコフィールド状態で開始となる。
1回目 / 一礼野原
2回目 / 慣らしの洞穴
3回目 / バトルコート
バトルコート
鍋底砂漠でセイボリーのレアリーグカード入手後、マスター道場にいるセイボリーに話しかけると1日1回バトルできる。
ガラルスタートーナメント
タッグバトルの対戦相手またはパートナーとして登場
- ガラルヤドラン♂ Lv.68
- フーディン♂ LV.69
- ガラルヤドキング♂ Lv.70(ダイマックス)
バトルコート(ガラルスタートーナメント初回挑戦後)
ガラルスタートーナメント初回挑戦後、マスター道場で対戦時の手持ちポケモンが強化される。
- ガラルヤドラン♂ Lv.68
- ガラルギャロップ♂ Lv.68
- ココロモリ♀ Lv.68
- フーディン♂ LV.69
- ガラルヤドキング♂ Lv.70(ダイマックス)
セイボリー語録
剣盾登場人物の中でも輪を掛けて奇妙な言い回しが特徴的。
会話の端々に「ドわすれ」や「テレポート」などエスパータイプの技名を交えたり、同じ意味の言葉を二回繰り返したり、ルー語のような話し方になったりとプレイヤーの腹筋を崩壊させるものばかりだが、中には彼の重い過去を窺わせる、受け取り方によってはシリアスなものも見受けられる。また、高貴な生まれ故か形容動詞として「エレガント」を持ってくる癖がある。
このセリフ群がセイボリーの知的そうなイケメンという第一印象をいい意味でも悪い意味でもぶっ壊した事は想像に難くない。しかも、彼本人はウケを狙っているわけではなく、ごく真面目にこれらの言動をしれっと口にしてくるのだから猶更である。
ちなみに語録の中で最も多く名前が登場するポケモンは彼がリスペクトするガラルヤドンではなくウールーである。
ガラルスタートーナメントではジムリーダーに昇格して自信をつけたのか、共闘時には頼れる相棒のような掛け合いを見せてくれる。プライドが高いのは相変わらずのようであるが…。
鎧の孤島編
- 「ワタクシが上という事実をハッキリさせてあげましょう…」
- 「……あぁドわすれなんて 今のワタクシまるでヤドン」
- 「なんという理解力のなさ 震え迷えるウールーのごとし」
- 「ありえぬ…いやアリ・エーヌ!いったいどんなトリックを…!」
- 「あなたのつよさをエスパーチェック!ハイハイ!おてやわらかにドーゾ!」
- 「イッツ タイプ相性! 実に エレガントな 戦いだ!」
- 「人知を 越えし エスパーパワー その 全身で 感じなさいな!」
- 「あなたなかなかにスジがよいです このワタクシに3パーセントの力をも出させましたよ」
- 「さようなら二度と会わない人!セイボリーテレポート!!」(走って立ち去る)
- 「おゲェッ!?」
- 「フンヌゥ!?何故ホワイここに!?みらいよちミスりました!?」
- 「ミセスおかみ」(彼はミツバをそう呼ぶ。ちなみにマスタードはシショー)
- 「駅でのやりとり……ミセスおかみに密告したら……ポンッ! ですよ」
- 「何故その者だけ!不・平等!道具スワップを要求します!」
- 「フッ…ごね得ですね」
- 「これは…強者の余裕?ゼンリョク虫唾がランニング!」
- 「そのキノコはワタクシのエスパーパワーが先に存在をキャッチしております!早いもの勝ちのルールにのっとり、ワタクシにゆずるべきです!」
- 「不思議な感じの足元にあなたが絶望しなければ!」
- 「技を無効化した…!?卑劣すぎてメガネ曇りました」
- 「あなたの強さにサイコショック…!」
- 「ワタクシのプライドがサイコブレイクですが…!」
- 「1 2の3で巨大化せよ!ワタクシのモンスターボール!!」
- 「…なっ なにゆえです!?ワタクシはあなたに勝つためあくタイプに魂を売ったのに!」
- 「○○…なんというか お おめでとうございます…なんて申し上げるとお思いか?お祝いなぞしてやるものですか!」
- 「○○!?いつの間に!?こうそくいどうの使い手か……!?」
- 「あなたの2億倍元気ですよ」
- 「隠れてコツコツ修行などノン・エレガント!全力でミラーコートですけど」
- 「もっと!もっとです!アシストパワーしなさいな!」
- 「ご覧あれ超・能・力! 超すごい能力の略!!」
ガラルスタートーナメント編
(共闘時)
- 「ワタクシのエスパーパワーであなたをトップへエスコート!ご期待くださいな」
- 「さきほどの戦いじつにエレガントでしたね 次もエレガント・ネクストで頼みますよ 〇〇」
- 「ここまでこれるのはワタクシみらいよち済み! これから先の出来事は共に確かめるとしましょうか」
- 「ワタクシはエレガントリーダーでもあるのでこちらの圧勝です」
- 「エスパーを捨てた愚か者のチームには負けられませんよ」
- 「シショーといえど!ワタクシのチームプレイにポンッですよ!」
- 「さてエスパーストロングで圧勝しますか…ね!」
- 「初戦がワタクシたちとはあの者たちの悲劇です」
- 「セイボリーテレポートを出させないでくださいな」
- 「お次のお相手もメキョッとへこましましょう」
- 「エレガントに勝ってこそ真のビクトリーですよ」
- 「セイボリー ビクトリーは揺るぎません!でしょう?」
- 「道場でのあなたは目の上のコブでしたが 共にトップに君臨できて今はとても誇らしいですよ」
- 「あなたの強さにワタクシのエスパーパワーが合わされば 他の誰かが勝つなんてもはやアリ・エーヌですよ」
(対戦時)
- 「にっくきあくタイプの使い手…味方なら心強いですね」
- 「エスパーを捨てたトレーナーともエレガントに組んでみせますよ」
- 「白銀の勝利をお約束 いざないましょう レディメロン!」
- 「シショー!道場に恥じないエスパーパワー出し切りますので」
- 「今こそエスパー底力!勝利のスワップしましょうか!」
- 「ワタクシのみらいよちと違うみらいに!?」
- 「クッ!初戦で敗退とは…さいみんじゅつの使い手か…?」
- 「ワタクシのいない決勝戦 まるで具材のないカレーの如し」
- 「ワタクシをさしおいて優勝 悔しいですがアッパレですよ」
テレポートと言いいつ走っているが、ポケモンに影響を与えたRPG「MOTHER2」ではテレポートは走り抜けてこれまでいった場所に行くというPSIであった。もしかしたらこれが元ネタなのかもしれない。
ポケモンマスターズEX
CV:榎木淳弥
バディーズはガラルヤドキングでバディーズわざは「エレガントなエスパーのサイキックレイ」。
原作通りにダイマックスも使用し、そちらではダイサイコやダイウォールを用いる。
原作では中々の強技であったぶきみなじゅもんは単なるバニラ技となったが、「超・能・力!」で特攻4倍・急所率3倍・回復付帯のバフが発動、「上品なさむいギャグ」は必中・相手全体のBD三段階ダウン・天候を霰に変更(本作は「ゆき」が存在しない)・相手全体が能力上昇不可・味方全体に能力下降防御に加え下降した能力値を元に戻す…とそれを補って余りある有用なサポーターと化した。
この他にも「ガラルの分析」というスキルも持つ。
原作ではサイキッカーとしては落ちこぼれとされていた彼がここまでの強キャラになるとは誰が予想しただろうか…。
なお、イベントストーリーでは「鎧の門弟と心技体の大将」では同ポジションのキャラクターであるクララや道場繋がりでコゴミとも対面を果たす。
それを記念して大川ぶくぶ先生によって4コマが描かれている。
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