基礎データ
地方図鑑
ヨロイ島図鑑 | No.002 |
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パルデア図鑑
| No.325
|
進化
概要
第8世代『ポケットモンスター ソード・シールド』に登場する、ガラル地方の環境に適応し独自の変化を遂げたヤドランのリージョンフォーム。正式名称は「ヤドラン(ガラルのすがた)」。
従来のしっぽではなく左腕がシェルダーに噛みつかれており、原種のヤドランは重量バランスの変化故に二足歩行となったが、こちらは単に前脚が使えなくなった為二足歩行となった模様。
シェルダーに噛みつかれたことで、他の同族にも影響を与えていた流入する毒素が、体内のスパイスと化学反応を起こしてより顕著となり、タイプもどくへと変化した。その為か、ヤドンの時は黄色だった頭部や尻尾の先端も、カレー感など皆無な毒々しい紫色に変わっている。
結果、ポケモン史上初となる「どく・エスパー」の組み合わせを確立し、これによりエスパータイプはひこうタイプ、みずタイプに続き全てのタイプの複合を達成したことになる。ちなみに進化した際、タイプ1側に新タイプが追加されるのはガラルヤドランが初となる。
左腕のシェルダーは例によって巻貝状に変化しているが、先端が砲身のようになっており、ヤドランの左腕が口内のベロを掴むと、条件反射によって猛毒の毒液が高速で射出される。
加えて白目になっており殆ど身じろぎもしないが、これはヤドランの腕からにじみでるエキスがより好みの味かつ強毒性となった結果、気絶しつつもあまりに美味しく夢心地という、トリップ状態になっている為。
のんびり屋な性格自体は変わっておらず、普段の暮らしも何も考えずボーっとしていると、従来のヤドランと変わりは無い。
だが時折、シェルダーが腕の毒素をもっとすすろうと無意識に腕を強く噛むことがあり、噛まれた場所がむず痒くなると、腕を振り回して無差別に殴りかかってくるため非常に危険。
また、強敵と対峙することで体内の刺激物質が全身を駆け巡り、全身の神経が刺激され覚醒。目付きが鋭くなり、早打ちガンマン顔負けのスピードでシェルダーを構えて毒を噴射する。
ヤドランらしからぬ攻撃的でクールさを醸し出す生態となったが、やはり見た目のせいで可愛らしさが勝るのは否めない。なおバトルモーションを見るに、毒液だけでなく「ハイドロポンプ」等の各種放射わざもシェルダーから撃ち出せる模様。
銃と化した左腕にエスパーと言うこともあってか、公開早々某宇宙海賊を連想したファンが続出した。孤独なshellderが動き出せば、それは まぎれもなく ヤツさ
なおメガシンカを獲得したポケモンの中では唯一のリージョンフォームだが、生態に変化を起こしたガラルヤドランはメガシンカできない。
システム自体が既に没収されている本編はもちろん、現存するポケモンGOでも不可能(条件を満たしても「メガシンカ」のボタンが出現しない)。
ゲームでの特徴
従来のヤドンと異なりレベルアップではなく、ヨロイ島に落ちている「ガラナツのえだ」を8つ集めて作る事ができる「ガラナツブレス」を使う事で進化する。
本来旨味が滲み出している尻尾ではなく腕に噛み付いた理由も、恐らくそれを腕に着けた為だろう。
ソード・シールド
鎧の孤島劇中ではどく使いのクララと、エスパー使いのセイボリー双方が切り札としてダイマックスさせてくる。
新特性「クイックドロウ」により読めないタイミングで先手を取られる為、驚いたユーザーも多かったのではないだろうか。
ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール
未登場。
LEGENDSアルセウス
未登場。
スカーレット・バイオレット
『ポケモンHOME』から輸入可能。またテラリウムドームに出現するガラルヤドンを進化させて入手できる他、結晶のレイドでも捕獲できる。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計値 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ガラルヤドラン | 95 | 100 | 95 | 100 | 70 | 30 | 490 |
ヤドラン | 95 | 75 | 110 | 100 | 80 | 30 | 490 |
変化値 | ±0 | +25 | -15 | ±0 | -10 | ±0 | ±0 |
原種から耐久を削り、攻撃に回したことで鈍足両刀気質の配分になった。やや打たれ弱くなったが、トリルアタッカーとして使うなら充分な数値。
習得技は物理・特殊共になかなかに幅広く、原種の名残かみずタイプの技も使える。
専用技「シェルアームズ」は、与えるダメージ量によって物理か特殊かがモーションごと変化する変わったどく技。とはいえ火力は(先述の酔狂じみた戦法を除けば)アタッカーとしては控え目なので、じゃくてんほけんやダイマックスを活用したい。
また、原種と同様にほのおタイプの「かえんほうしゃ」や「だいもんじ」を習得できるため、受けループの代表格であるナットレイを返り討ちにすることもできる。
炎技で鋼タイプを牽制できるのも相まって、ダブルのフシギバナに続き「ダイアシッド」を充分に活かせるポテンシャルを秘めている。
新特性の「クイックドロウ」は言うなれば特性版「せんせいのツメ」。常に番狂わせを狙える粋な特性であるが、くいしんぼう持ちのガラルヤドンでしか変化しないので注意(通常特性なので特性カプセル有効)。
また、この特性は「せんせいのツメ」とも重複し、両方持たせるとだいたい1/2くらいの確率で先制可能となる。
ここに目をつけ、コオリッポから遺伝できる「はらだいこ」を使用してこうげき6段階UP⇒次のターンから次々と先制で超火力を叩き込むという酔狂じみた戦い方も可能。
この場合、わざマシン経由で「ドレインパンチ」を習得できるので殴りながら回復出来てしまうのも強みで、事前に「トリックルーム」を展開して特性が発動しなかった場合のケアをしたり、「おきみやげ」直後の死に出しなどで相手に隙を作ってしまえば、運次第ではあるが簡単には止められない凶悪戦法と化す。
ダブルバトルでこの戦法を使う場合は、特性の「サイコメイカー」で「ねこだまし」を透かせて「トリックルーム」と「このゆびとまれ」を両立できるイエッサンと組ませるのがおススメ。ただし、「じしん」には要注意。
隠れ特性は原種と同じ「さいせいりょく」。固有タイプによりドヒドイデに滅法強く、上記の習得技からナットレイにも強気に出られるので、従来通りサイクルに組み込んでの戦い方もいいだろう。
使用トレーナー
番外作品
ポケモンGO
2021年10月15日より、ガラルヤドンからの進化が実装。相棒設定後に「どくタイプを30匹」捕獲する必要がある。
進化条件に違わず、こちらはどく寄りのアタッカーになっているが、本作では独自のタイプや搦め手をより活かし辛い仕様により、性能的には凡庸といったところ。
ポケモンマスターズ
クララ&ガラルヤドラン
2024年7月12日に実装された★5バディーズ。
どくタイプで、ロールはテクニカル・EXロールはアタッカー。
技
ヘドロばくだん |
---|
30%の確率で相手をどく状態にする |
どくづき |
30%の確率で相手をどく状態にする |
毒ドクシェルアームズ |
解放条件:自分の次回物理技ブーストか次回特殊技ブーストがあがっているとき |
封印条件:自分の次回物理技ブーストと次回特殊技ブーストがどちらもあがっていないとき |
自分の次回物理技ブーストの段階が次回特殊技ブーストの段階よりあがったときに技の分類が物理に変化する |
自分の次回特殊技ブーストの段階が次回物理技ブーストの段階以上になったときに技の分類が特殊に変化する |
この技に対応するバディーズダイマックスわざの分類は特殊から変化しない |
攻撃が必ず命中する。相手をどく状態にする |
この技の分類が物理のときはさらに「相手の攻撃と防御を2段階さげる」「自分のHPを回復する」の効果を発揮する |
この技の分類が特殊のときはさらに「相手の特攻と特防を2段階さげる」「自分を次回ゲージ消費0状態にする」の効果を発揮する |
自分磨いてんのよォ |
自分の攻撃と特攻を4段階あげる。自分の急所率を3段階あげる |
バディーズ技
超絶パーフェクトにかわいいポイズンレイ |
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自分の特攻があがっているほど威力があがる |
Bダイマックス技
ダイアシッド |
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味方全員の特攻を2段階あげる |
パッシブスキル
ポイズンフルコース |
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「どくづき」での攻撃が成功したときに自分の次回物理技威力ブーストを1段階あげる。「ヘドロばくだん」での攻撃が成功したときに自分の次回特殊技威力ブーストを1段階あげる |
物理BD技後物理ブースト3 |
物理バディーズダイマックスわざをつかったあと自分の次回物理技威力ブーストを3段階あげる |
特殊BD技後特殊ブースト3 |
特殊バディーズダイマックスわざをつかったあと自分の次回特殊技威力ブーストを3段階あげる |
相手どく時B技威力↑4 |
専用Pクッキー1ポテンシャルで解放。相手がどく状態かもうどく状態のときは自分のバディーズわざの威力をあげる |
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
- 新無印97話
- ガラルヤドキングと共に原種のヤドン達が暮らす島に上陸。そこで原種のヤドランと出会い、彼が取れなかったヤシの実を狙撃して打ち落とした。しかし、どちらもヤドン達のもとへと向かった為、そのヤシの実は食べなかった。
アニポケ・リコとロイの旅シリーズ
- ラプラス海賊団のガラルヤドラン
関連イラスト
関連タグ
0079.ヤドン(ガラルヤドン)→0080.ヤドラン(メガヤドラン/ガラルヤドラン)→0081.コイル