定義
猛毒に対する一般的な定義は不明だが、日本では体重1kg当り経口致死量30mg以下のものを毒物、30㎎~300㎎のものを劇物と呼ぶ。
一般的には青酸カリ(シアン化カリウム)やテトロドトキシンなどが有名。
英語ではToxicと呼ぶ。
著名な猛毒
- 青酸カリ
- サリン
- ニコチン(タバコ)
- アコニチン(トリカブト)
- テトロドトキシン(フグ、イモリ)
- パリトキシン(スナギンチャク)
- ベロ毒素(赤痢菌、腸管出血性大腸菌O-157)
- ボツリヌストキシン(ボツリヌス菌)
- コレラトキシン(コレラ菌)
- テタノスパスミン(破傷風菌)
猛毒で知られる生物
猛毒で知られる植物
創作作品(フィクション)での関連
昨今のゲームでは毒を超える上位のステータス異常として起用される傾向にある。
通常の毒状態が「一定時間が経過する毎に少量のダメージを与える(スリップダメージ)」のに対し、猛毒はこれを上回る性質を持つ場合がほとんどである。
どう上回るかは作品によって様々であり、以下のような例がある。
- 通常の毒状態よりダメージが多い
- ダメージの発生時間が短い
- HPばかりかMPまで減少する
- 徐々にダメージが増幅する
- 治り難い
- (通常の毒が歩行時のみのダメージであるのに対して)戦闘中もダメージ発生
- 毒の状態異常を無効化するスキル・特殊能力による完全耐性を突破する
単なる毒の強化版でしかない場合もあるが(ツクール作品は多くがこれに該当)、大抵はシャレで済まない状況に追い込まれるため、現実同様に早急に治療すべき状況にされる。
更に、通常の毒と重ねて付加される場合も多く、この場合は猛毒だけの場合よりも更に多くのダメージを受ける事となる。
『スーパードンキーコング2』のステージ「どくどくタワー」は英語では「Toxic Tower」となっており、後述のポケモン共々どくどく=猛毒とされている。
『ポケットモンスター』の技「どくどく」は猛毒状態にする効果で、英語名が「Toxic」となっている。