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生態編集

爬虫綱有鱗目ヘビ亜目クサリヘビ科マムシ属に分類される毒蛇の総称。

12種がアジア全域に分布する。

日本に棲むのはニホンマムシで、全長40~65cm。頭部は三角形を呈し、体の背面は灰褐色~暗赤褐色の地に黒褐色の大きな銭形の斑紋がある。

平地から山地の竹藪や森林の中、特に水田の周辺など水辺を住処とし、カエルネズミ昆虫などを捕食する。卵胎生

日本で最も多くの咬毒被害を出しているヘビであるが、元来性質は臆病で、接近し過ぎない限り自ら咬みに来る事は無い。小型である為毒の量は少ないが、成分そのものはハブよりずっと強力とする研究家も居るほどで、対策と治療には十分な注意を必要とする。


余談編集

  • 俳句では夏の季語
  • 獲物を力づくで絞め殺す無毒の蛇と比べ、肉が柔らかく脂がのって美味しいと言われる。ただし、近畿地方での「まむし(丼)」はマムシではなく「鰻丼」である。
  • 恐るべき毒蛇である事から転じて、人に害をなし恐れられる人を「マムシ」と言う(代表的な例としては戦国武将の斎藤道三など)。

関連タグ編集

毒蛇

赤まむし:マムシの皮を剥いで乾燥させた反鼻や、胆嚢を乾燥させた蛇胆を用いて作られる栄養ドリンク

毒蝮三太夫:彼の芸名は元々はあだ名として「マムシ」だった事から来ている。

海堂薫:粘り強く暗い付くので、あだ名になっている。が、本人は呼ばれる(特に桃城から)のが嫌い。

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