イエッサン
いえっさん
全国図鑑 | No.0876 |
---|---|
ガラル図鑑 | No.337 |
パルデア図鑑 | No.241 |
ローマ字表記 | Yessan |
ぶんるい | かんじょうポケモン |
タイプ | エスパー/ノーマル |
たかさ | 0.9m |
おもさ | 28.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
とくせい | せいしんりょく(♂)orマイペース(♀)/シンクロ/サイコメイカー(隠れ特性) |
タマゴグループ | ようせい |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | イエッサン | イエッサー+クロワッサン+〜さん |
英語・スペイン語・イタリア語 | Indeedee | indeed(確かに、実に、本当に) |
ドイツ語 | Servol | servant(英語で召使い)+sehr wohl(とてもよい) |
フランス語 | Wimessir | Oui(はい、ウィ)+messire(閣下、〜様) |
韓国語 | 에써르 | yes(英語ではい)+sir(英語であなた、先生、閣下、お客さん) |
中国語(簡体字) | 爱管侍 | 爱管闲事(お節介)+侍者 |
中国語(繁体字) | 愛管侍 | 愛管閒事(お節介)+侍者 |
タイ語 | อิเอซซัน | 日本語名の音写 |
ポケモン剣盾から登場するポケモンの一種。
名前の由来は「yes sir」(了解しました)+「クロワッサン」だと思われる。
エスパータイプらしく、頭に生えたツノで相手の気持ちを感じ取り、また感情を集めて自身の力にできる。ツノを使って仲間同士で情報を交換する事も可能。
ポケモンの中では人間に献身的な種のようで、『剣盾』では全てのポケモンセンター内のカフェやホテルで接客などの手伝いをしている姿が見られる。ポケセンにいる個体は町によってオス・メスが異なる。
オスとメスでは姿や一部特性、ステータスに差異がある(詳しくは後述)。
また、仕草にも違いが多く、オスは執事、メスはメイド(またはウェイター・ウエイトレス)を思わせる振る舞いとなっている上、色合いや模様も燕尾服やメイド服のそれを思わせる。ちなみに、一瞬なのでややわかりづらいが、オス・メス共にバトルでボールから出てくる際に相手へ向けてぺこっとお辞儀をする。かわいい。
これまで性別ごとに姿が異なるポケモンは多かったが、鳴き声も異なるポケモンはイエッサンが初。
オスのすがた
ツノが上向きに生えており、鼻のあたりに蝶ネクタイのようについた青い三角がチャームポイント。それは一見すると眼鏡の鼻パッドのようであり、ジト目も相まって知的な眼鏡キャラを思わせる。
従者のように、主人のそばで行動を予知しながら世話を焼く。エネルギー源は生物のポジティブな感情。
鳴き声は「ピンポーン」というチャイムを思わせるものになっている。
野生では攻撃的な種族値だけに、ソードバージョンのみに登場する。
メスのすがた
ツノは下向きに生えており、ツインテールのような形。ちなみにこのツノはなんと動きに応じて揺れる(オスはそのようなことがない)ため、ツノというよりも毛の房っぽさがある。まろ眉を思わせる赤紫の三角が眉間についている。気難し気な表情だったオスとは対照的に、常に微笑を浮かべており、優し気な印象。
オスより丸みを帯びた体型で、体の白い部分が広い(メイドのエプロンスカートを意識したデザインであるためと思われる)。
感謝の気持ちを集めるため、人やポケモンに尽くす。子守が得意。争いは嫌いで排除のためならば、実力行使も厭わない。
鳴き声は「リンリ~ン」という昔ながらの呼び鈴を思わせるものになっている。
野生では守備よりな種族値だけに、シールドバージョンのみに登場する。
ゲーム内ストーリー上において、姿自体は2番目に訪れる町ブラッシータウンのポケセンで見ることが出来るが、野生で出現するのはずっと先のルミナスメイズの森であり、序盤に使ってくるトレーナーもおらず、且つ公式から事前の情報発信もなかったため、ゲーム中の情報だけではなかなか正体が分からないポケモン。
ヒヤリングポケモン・タブンネとは容姿や設定、人間との関係性まで似通っており、当初はタブンネのリージョンフォームだと勘違いした人もいた模様(ちなみに、イエッサンのデザインを担当したのは、タブンネのデザインを担当したつるたさや女史である)。
なお、野生で出現する性別はバージョンごとに決まっているが、タマゴからはどちらの性別のイエッサンも産まれるのでどちらのバージョンでも両方の性別を入手可能。
本作初登場ながら、♂♀共にその可愛らしい容姿や、それに見合わぬ強力なポテンシャルを秘めた戦闘能力から人気を博している。
性別 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
♂ | 60 | 65 | 55 | 105 | 95 | 95 | 475 |
♀ | 70 | 55 | 65 | 95 | 105 | 85 | 475 |
全体的に特殊に偏った種族値。ニャオニクス同様、特性の1つが性別により異なるのが特徴だが、イエッサンは種族値までも違ってくる点が特筆される。すなわち、♂は攻撃面に、♀は防御面に秀でている。
性別によって種族値まで異なるのはニドラン以来であり、♂が攻撃的で♀が守備的な点も似通っている。
特性は特に理由がない限りサイコメイカーで運用するのが基本。2020年3月にマックスレイドバトルのピックアップで隠れ特性持ちイエッサン(しかも★5は個体値5V以上確定)の出現率がアップしていたので、その時に精力的にレイドを周回していた方なら孵化厳選には今後苦労しないことだろう。
一致技は当然として、その他の補助技は「シャドーボール」や「ドレインキッス」、「マジカルフレイム」などを覚える。
とくこうが105と95なので一貫して火力はカプ・テテフほどは無い様に見えるが、実際にはサイコフィールド下で超火力を発揮する「ワイドフォース」を覚えられるので、エスパー技の火力は凄まじい。
しかし、エスパー技以外は火力不足なので「めいそう」などの積み技を使うのも良いかもしれない。
カプ・テテフと違い変化技も充実しているため、特にメスの場合はアタッカー一辺倒でないサポーターとしての役割を持たせてみるのもいいだろう。オスもトリックルームを覚えられるので、速攻と見せかけたトリパの始動要員として使ってみるのも面白い。
サイコメイカーながらねこだましも覚えるが当然のごとく相性は最悪。だが、サザンドラやロトム、ファイアローなど、自分より速かったり作戦にとって都合が悪かったりするひこうタイプやふゆう持ちが相手であれば、自分だけ一方的に相手の行動を封じられる、という状況も作り出せる。前代未聞のひこう環境のため有効な場面は意外とあるが、ダイマックスで無効にされることも多いので注意。
第8世代のランクバトル(通信対人対戦)では、シングルバトルよりかはダブルバトルで使用されがちで、また、ダブルで需要が高い「このゆびとまれ」が使える関係からメスの方が使用率が高い。
2020年6月、『剣盾』のDLC「鎧の孤島」が配信されると、教え技として「ワイドフォース」が習得可能に。技の使用者がサイコフィールド上にいると威力が上がるこの技は、特性サイコメイカーのイエッサンと非常に相性がよく、そのせいか、シングルバトルでのオスの使用率は5月シーズン6では138位だったのが、6月シーズン7では57位と、プレイヤーたちの新しいもの見たさの一時的な上昇とは言え大躍進し、ダブルではメスが5位をマークした(使用率のデータはポケモンホームの統計による)。
ただし、元よりダブルで人気が高かったことに加え、サイコメイカーと新技のワイドフォースの組み合わせが猛威を振るいまくったせいか、ランクバトルのシリーズ6ルールでは、「ポケモンホーム」のバトルデータでランキング10位圏内に入ってしまった(=対戦環境で好んで使用される傾向にあると判断されてしまった)ために♂♀共に使用することができなくなってしまった。
冠の雪原配信と共にシリーズ7ルールにて禁止解除。大量参入した準伝説たちを前にさすがに使用率10位圏内からは漏れるようになったが、同じサイコメイカー使いのカプ・テテフより大きく差をつけている。
ダブルでは終わってみればイエッサン♀は、上位禁止縛りで行われたシリーズ6以外で、ポケモンホーム解禁前からDLC解禁前、鎧の孤島、冠の雪原、禁止級伝説解禁戦、果ては幻以下無制限戦に至るまで全てのシーズンで使用率ベスト30にランクイン。
特に禁止級伝説解禁戦以上では、「サイコメイカー」によって味方のカイオーガをゴリランダーの「グラススライダー」から守れたのが大きい。
第9世代
第9世代では☆5のテラレイドバトル限定でトリックルームを覚えたイエッサン♀が入手できる。わざマシンでは覚えない。
「レイドで入手できる」「わざマシンで覚えない」のどちらが仕様でどちらがバグなのかは不明だが、ゲーム上で入手可能なため公式大会にて使用でき、♀もサイコメイカーとトリックルームを両立できる。
ただし厳選難易度は高い。トリックルームを使う以上素早さはなるべく下げたいが、☆5レイドでは個体値さいこう(V)の数に4個の最低保証があるため、その分逆に素早さ個体値が低い個体は入手しづらいのである。
この世代ではワイドフォースとマジカルフレイムは取り上げられ、決定力は下がってしまった。
一方、相方としてはSV発売時点では唯一ワイドフォースを覚えるグレンアルマを獲得しており、シリーズ1早々ダブルバトルではグレンアルマとのコンビが主流の組み合わせの1つとなった。
ダブルでは「このゆびとまれ」「トリックルーム」の需要が多い事から、それらを縛れる「ふういん」もレギュレーションを問わず散見される。
碧の仮面にて、♀が技マシンで正式にトリックルームを覚えられるようになり、厳選難易度は格段に下がった。アイデンティティを失った♂は代わりに「じゅうりょく」を習得した。
藍の円盤では♂のみワイドフォースを再習得した。他、♂はサイコノイズ、♀はみわくのボイスを習得可能に。
一方でトリックルームは依然として♀向きであり、サポーター運用は♀、アタッカー運用は♂と方向性がより強く分かれる形となった。
藍の円盤解禁直後時点のダブルでは、バンギラスがエスパーテラスタルを切って「サイコメイカー」の補正が乗った「テラバースト」で苦手なかくとうを処理するまでになった。イエッサンの「サイコメイカー」の強力さを物語る逸話である。
シーズン15のシングルでは、「こだわりスカーフ」イエッサン♂の「サイコメイカー」と「アンコール」、「トリック」で起点を作り、裏のオオニューラで「サイコシード」+「かるわざ」を発動しつつ猛攻するコンビが上位帯で流行。使用率も62位とそこそこであった。
レギュレーションGでは使用率自体は大したことが無いが、ミライドンが展開したフィールドを書き換えられる枠として一部で需要がある。最初はアタッカー性能の高いイエッサン♂が主流であったが、シーズン20辺りから耐久の♂に対する優位点や「トリックルーム」で超速環境に切り返しがきく点から、♀が増え始めた。
使用率が大したことが無いのはシングルであり、ダブルではイエッサン♀が主力級として活躍。コンビを組む禁止級伝説がはくばじょうバドレックス、こくばじょうバドレックス、テラパゴスと、悉くミライドンに強いのも大きい。
準伝説・パラドックスポケモン以上が使用不能なレギュレーションHシングルでは、♂がそれなりに使われている。自身をエース運用して速攻をしかける型、オオニューラの「サイコシード」の発動を手助けする型、ジャローダの壁から無双する型、グレンアルマのエスパーウエポンを強化する型、などなど、型を見誤ると危険であり、このような厄介さがこのレギュレーションにおけるイエッサン♂の真の強さと言える。
シーズン23からしーずん25にかけて使用率ベスト30にランクイン。
このシリーズではハピナス対策の「サイコショック」、グライオン対策の「サイコノイズ」など、やろうと思えば耐久型にメタを張ることもできたのが利点の1つであった。
第7シリーズ
- ガラル地方のジョーイのイエッサン達
27話でオス、メス共々初登場。ガラル地方の看護師ポケモンポジションの模様。オスのCVは中村悠一が担当。
- トキオのイエッサン
性別はメス。第102話でフリーザーのトライアル・ミッションでトキオが手持ちにしている事が判明。
- 115話:モブで登場。
- 劇場版『ココ』
モブのポケモン(街を歩く親子のパートナー)として少しだけ登場する。
第8シリーズ
こちらでもガラル地方の看護師ポケモンポジションで登場している。
- 23話:前話でガラルファイヤーとの戦闘でダメージを受け、ポケモンセンターで回復したリコのニャオハとロイのホゲータとキャプテンピカチュウを運んでくる。
- 29話:フリード博士のポケモンゼミでメスが登場。
- 54話:モブでオスが登場。
- 83話:アメジオの家に従事する複数匹が登場。
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