データ
初出 | 第3世代 |
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効果 | 自分が「どく」「もうどく」「まひ」「やけど」のどれかの状態となった場合、相手にも同じ状態異常を移す。手持ち先頭にいる際、5割の確率で自分と同じ性格の野生ポケモンが出現する(第3 - 7世代) |
自分が「どく」「もうどく」「まひ」「やけど」のどれかの状態となった場合、相手にも同じ状態異常を移す。手持ち先頭にいる際、必ず自分と同じ性格の野生ポケモンが出現するが、伝説ポケモンやイベント入手ポケモンには無効(第8世代) | |
自分が「どく」「もうどく」「まひ」「やけど」のどれかの状態となった場合、相手にも同じ状態異常を移す。手持ち先頭と同じ性格の野生ポケモンが出現する効果はオミット(第9世代) |
概要
第3世代より登場した特性。
相手に上記の状態異常をかけられた場合、かけた相手を同じ状態異常とするもの。
(ただし、第4世代までは、「もうどく」状態になった場合相手を「どく」状態としていた)
相手の技を利用して状態異常をかける点で「マジックミラー」と似ているが、こちらは攻撃技でかけられても返せる反面、かけられた状態異常を特性の力で解除することはできない。
また、「マジックミラー」同様かけようとした状態異常がタイプや特性によって無効化される場合もあるため、安定はしない。
だがこの特性は対戦以外での出番が非常に多い。
「手持ちの先頭にいる際、5割の確率で自分と同じ性格の野生ポケモンが出現する」。つまり、バトルに有用な性格を有するポケモンが「シンクロ」である場合、その性格のポケモンが集まりやすくなるということである。
これによって、例えば良い性格と能力のメタモンを捕まえようとする場合、無闇に乱獲するより遥かに効率が良く、厳選の際に引っ張り凧となっている。
また第3世代までは固定シンボル(伝説ポケモンなど)に無効であったが、第4世代から有効になったため、伝説のポケモンを厳選する際にも有用。
加えて「ひんし」状態でも有効のため、狙いたい性格でかつ低レベルの「シンクロ」持ちを瀕死にさせて先頭に置くのが野生ポケモン厳選での基本となっている。
例えばこのように『ORAS』でシナリオの最中でもラティオスを厳選するなんてこともできる。
ただし、徘徊するポケモンには無効なので注意が必要。
また、第7世代での乱入バトルではいささか仕様が特殊で、「場に特性『シンクロ』持ちが出ている場合にのみ発動(つまり『ひんし』では無効)」し、「シンクロがかかる性格は手持ちの先頭にいるポケモンの性格(つまり自身が先頭にいない限り自身の性格は反映されない)」となっているため注意されたい。
まあそれ以前に第7世代単体ではシンクロ持ちがケーシィ系列やネイティ系列、リグレー系列しか手に入らないどころかSMではケーシィ系列のみというある種嫌がらせに近い仕様なのであるが。
第8世代ではこの特性を有するポケモンをパーティ先頭にしておくと必ず同じ性格の野生ポケモンが出現するようになった。
一方で、伝説ポケモンやイベント入手ポケモン、固定シンボルポケモン、ダイマックスポケモンには無効化されたため、厳選が厳しくなった面もある。とはいえ、性格ミントが登場したためそれを使えば問題ないのであるが。
ただし、フィールド上でシンボルエンカウントする形式を取っているガラル三鳥と聖剣士は例外で、シンクロが効果を発揮する。過去作では徘徊型ポケモンにはシンクロ効果は適用されなかったが、今作ではその仕様は撤廃された模様である。
4世代目リメイクであるBDSPでは、当時の仕様に合わせて、伝説等の固定シンボルにも再度効果を発揮するようになった。加えて、100%先頭に置いたポケモンと同じ性格となるという剣盾の仕様もミックスされた、正にいいとこどりともいえる仕様となっている。このため、伝説性格厳選のために殿堂入り前からお目当ての性格のケーシィを血眼となって探し求めるプレイヤーが続出する事態となった。
こんなわけで、この特性はある意味ポケモン廃人御用達となっている。
第9世代では野生ポケモンとの遭遇に関する効果がオミットされた。加えて、同作ではストーリー中手に入るポケモンにも、予め性格が固定されているポケモンも多い(2体目のコライドン/ミライドン、オーガポン、ガチグマ(アカツキ)が該当)。
一方でミントを店で購入出来るようになり後天的なカスタマイズは非常に容易となったため、そもそも特定の性格を狙う必要性が小さくなった。
この特性を有するポケモン
ブラッキーを除き全てエスパータイプである。