ネイティの進化形で、ネイティに人間の胴体を付けたような奇妙な姿をしている。一部のトレーナーからカルト的人気を誇っているようだ。
鳴き声は「トゥートゥー」
基礎データ
全国図鑑 | No.0178 |
---|---|
ジョウト図鑑 | No.160 |
ホウエン図鑑 | No.163 |
アローラ図鑑 | No.253 |
ガラル図鑑 | No.093 |
ローマ字表記 | Natio |
分類 | せいれいポケモン |
タイプ | エスパー/ひこう |
高さ | 1.5m |
重さ | 15.0kg |
性別比率 | 50%♂・50%♀ |
特性 | シンクロ/はやおき |
隠れ特性 | マジックミラー |
タマゴグループ | ひこう |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ネイティオ | ネイティブ+インディオ |
英語・ドイツ語・スペイン語・フランス語・イタリア語 | Xatu | xanadu(桃源郷)+nature(自然)+Natu(ネイティ) |
韓国語 | 네이티오 | 日本語に同じ |
中国語(簡体字) | 天然鸟 | 天然+鳥 |
中国語(繁体字) | 天然鳥 | 天然+鳥 |
ロシア語 | Ксату | 英語名の音写 |
タイ語 | เนทิโอ | 日本語名の音写 |
進化
ネイティ→ネイティオ(Lv.25)
概要
第2世代から登場したポケモン。名前の由来は多分「ネイティブアメリカン(NativeAmerican、北米先住民)」*「インディオ(Indian、中南米先住民)」。
また、名前を英語表記とすると最初に「X」が来るポケモンは、コイツとゼルネアスとデンジュモクだけである。
ネイティオの英名がXから始まる理由は、アメリカンネイティブのトーテムポールの一種であるXat(読みはザット)からとられたものという(参考 ※英語)。
自然信仰の強い民族的なイメージがあるポケモン。
トーテムポール(その地方の魔除けの塔)の一部に良く似た形の羽を有する。
ほとんど鳴かず動くことも少ない静かなポケモンであるとされる。
その動いていない状態は、未来と過去を見ているといわれているらしい。アニメ版やポケダンでは太陽を見続ける習性があることが分かっているが、何故ネイティオの角膜が焼けないかは謎のまま(フラッシュを覚えるので大丈夫なんだろう…多分)。その不思議な姿から神の使いとする国があるらしい。
また、体内時計が正確なのか、朝の明け方に目覚めてからじっと見ている様で、特性もそれになぞらえたものが混ざっている。
せいれいポケモンの名は伊達ではないのかもしれない。
体に描かれた目と鋭い本物の目や、太陽を見続ける習性から、モチーフはかの古代エジプトの太陽神・『ホルス』などの鳥頭の神ではないかという説もある。下半身を良く見るとまるでメジェド様の様な外観となっていることが分かるが本当の所は良く分からない。
『ポケモン不思議のダンジョン時の探検隊・闇の探検隊』のプクリンギルド前やトレジャータウンにはポケモンを模したトーテムポール(※)が立てられている辺り、やはりトーテムポールを参考としていると考えるのが自然か。
(※)プクリンのギルド前にはホーホー/アノプス/ヨルノズク(画面右)、エイパム/ヨマワル/ジグザグマ(画面左)のトーテムポールが、トレジャータウンには先述したホーホーのトーテムポールに加え、ネイティオ/モンジャラ/オオタチ、タッツー/ピジョット/ココドラのトーテムポールが確認できる。
ちなみにトーテムポールの鳥は一体何を模しているのかというと、伝説の鳥「サンダーバード」とされることが多い。
『XY』以降からは、同作特有要素であるスカイバトルに合わせてか、何と待機モーションで空中を滑空する様になった。
いや、ひこうなのだから空を飛べるのは普通なのであるが、ほとんど動きがないままその独特の表情で空中を滑空している姿はかなりシューr…もといミステリアスである。バサバサ羽ばたくよりもこちらの方がネイティオらしいといわれればそれまでであるが。
色違い
色違いは元の色と余り違いがなく、体が黄緑色になり、頭のやつがオレンジっぽくなる。
ゲームでの特徴
- 野生においては、ホウエンでは『RSE』でサファリゾーン、『ORAS』でマボロシじまにも出現する。
- カロス(XY)ではフレンドサファリのみ出現。
- アローラ(USUM)ではアーカラ島はずれでネイティが仲間呼びすると出て来る事がある。
- ガラルではワイルドエリアに出現する。
性能
種族値
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
65 | 75 | 70 | 95 | 70 | 95 | 470 |
- 金銀時代から「ギガドレイン」を覚えられる。その後も世代が進むごとにくさ技は増えて行き、現在は「パワフルハーブ」との併用での「ソーラービーム」や「くさむすび」を装備していることも多い。また『プラチナ』以降は「ねっぷう」も習得したためはがねポケモン相手でも止まらない。
- 他の技候補には、攻撃技では「サイコキネシス」を始め、「シャドーボール」「ナイトヘッド」「シグナルビーム」(第8世代以降廃止)、マジカルシャイン、補助技は「さきどり」「でんじは」「おいかぜ」「あやしいひかり」「めいそう」などが挙げられる。
- 見事なまでの多彩振りであり、トゥートゥー鳴くだけのネタポケモンと高をくくると痛い目に遭うであろう。上手く行けば、厨ポケや禁止伝説級ですら葬り去ることもある。
- ところが、第5世代ではまさかのシンボラーという(攻撃以外の)ステータスが完全上位互換なポケモンが登場し、立場が危うい状況に。ネイティオは完全に終わった…
- …かの様に思われたが、新たに変化技や状態異常技を常時跳ね返すチート特性「マジックミラー」を得たことでシンボラーとしっかり差別化がされ、強力なポケモンに返り咲いた。さすがネイティオ様だ、俺達が予想出来ないことを平然とやってのける、そこにシビれる!あこがれるゥ!
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
- ミココ(無印234話))
- 未来のクルヨ(AG76話)
- アゲート
漫画版
番外作品
ポケモン不思議のダンジョン
「大いなる峡谷」頂上にある「精霊の丘」に住んでいる。主人公達に道を示したり、ラスダンに行く手助けをしてくれるなど、ストーリーに関わっている。
ネイティオ鑑定所を営み、ダンジョンで手に入るたからばこの鑑定を担当する。
『救助隊』と似た様な役回りで登場している。
ポケモンマスターズ
イツキ&ネイティオ
エスパータイプの☆4テクニカル。
イツキにとってもネイティオは不思議なポケモンであり、ある日突然ふっと消えたと思ったら3日後全く同じ場所に立っていたことがあったらしい。
ホーム画面でイツキから貰えるプレゼントはネイティオが見付けて来たものとのこと。
技
アシストパワー |
---|
自分の能力が上がっている程威力が上がる |
あやしいひかり |
相手をこんらん状態とする |
力は無限! |
相手の上がっている能力と同じ能力を相手の2倍上がった状態で上書きする |
エアスラッシュ |
30%の確率で相手をひるみ状態とする |
バディーズ技
ゼロでない無限のサイコキネシス |
---|
相手がこんらん状態時は威力が上がる |
パッシブスキル
全ダウン無効 |
---|
全能力が下がらない |
「あやしいひかり」や「エアスラッシュ」でこんらんやひるみといった妨害状態を付与したり、能力が上がっている程威力が高くなる「アシストパワー」で戦う。
能力を下げられないパッシブスキル「全ダウン無効」が相手のバディーズわざを受けると能力上昇がリセットされる初期の理不尽仕様に強かったことや相手の上がっている能力と同じ能力を相手の2倍上げるトレーナー技「力は無限!」、そのトレーナー技と噛み合った「アシストパワー」が時に2ゲージとは思えない威力を出せたことから初期はかなり高い評価を受けたバディーズであるが、システムやゲームバランスが見直され優秀な☆5バディーズも各ロールに揃った今では活躍の機会は少ない。
2022年5月25日にBSBが拡張され、既存の能力をさらに強力にする効果が多数加わったことで再び高評価を受けている。
「毎日挑戦地方バトル!ジョウト」でも登場する。
アニメ版
アニポケ・第1-7シリーズ
- 無印234話
古来からネイティオの占いによって導かれて来た地下の村で、高齢個体が登場。いつもその日の天気を占うが年を取ったからか最近占いが当たらず、天気予報は占い師の末裔ミココの気象観測で伝えていた。
しかし、100年前ネイティオが予言した大洪水が来るのではないかというミココの予想が的中し、地下の村は大洪水により沈んでしまう。
だが、サトシ達や村人はネイティオにより助けられ、ネイティオは「占いとは勇気付けるもの。当たるも八卦当らぬのも八卦。けれど占いだけに頼る者は占いに引き摺られていくだけ。お前は自分自身で決める生き方をしなさい」とミココに告げてテレポートでどこかに消えた。
余談だが、ムサシの過去を覗いた際に「2度と見たくない」といっていた(実際、彼女の過去は謎は多いものの壮絶だったりする)。
- AG76話
キリキリ山麓でサトシ達と考古学者を目指しているクルヨが出会った謎の老女が連れていたポケモンで登場。
老女の正体は子供の時に考古学者となることを両親に反対された結果、再度研究して遺跡の謎を解明する頃にはもう年を取り過ぎてしまうという不本意な人生を変えるために古代のタイムマシンで未来から来たクルヨであった。
- DP140話
過去と未来を見通せるといわれる不思議なポケモン。
サトシとポケモンバトルをしていたジュンが空を飛ぶネイティオを見掛け、バトルを中断してまで追いかける。
そしてネイティオが止まった所はポケモンのサーカス小屋で、サトシ達はここで体が小さくなって過去の体験(オニスズメ・アリアドスとか)を経験することとなった。
結局、最後まで謎だらけのポケモンであった。
- 新無印編
115・122・125・130話で、マスターズエイトの観客として登場。特にトレーナーらしき人物はおらず、1人で観戦しに来た疑惑がある。
また、観客席にカイリューの「ぼうふう」とドラパルトの「10まんボルト」の余波が襲って来た際にも全く動じている様子はなかった。
- 劇場版「水の都の護神」
アルトマーレで開催された水上レースのスタートシグナル役を3羽のネイティと共に担当。カウント毎に羽を広げて行く。ちなみにずっと無表情。
「ティ」「ティ」「ティ」「ティオー」
- 劇場版「みんなの物語」
フウラシティに住む頑固者且つポケモン嫌いのお婆さん・ヒスイがトリトの研究所で「あまいかおり」の成分を使った薬品を誤って浴びてしまったことでその晩自宅内にいつの間にかいた。ほぼ全シーンで真顔を貫くその姿は実にシュール。
- OVA「ピカチュウのふゆやすみ2001」
幕間でネイティの群れと共に登場。ネイティオが横断歩道を渡っている間だけネイティ達が急停止し、通り過ぎると車道を駆け抜けるというシュールな映像であった。
その他
アニポケ・リコとロイの旅シリーズ
主人公であるリコやライジングボルテッカーズと対立するエクスプローラーズの幹部・アゲートのポケモンで、テラスタルデビュー編66話で登場した。
- 1話:冒頭で登場
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
- クリスタルのネイぴょん
性別 | ♀️ | 特性 | はやおき |
---|---|---|---|
性格 | れいせい | 個性 | ちょっぴりみえっぱり |
目の下にある星のシールが特徴。
クリスの飛行要員でテレパシーを使って周囲の探索も可能。第3章ではネイティのままであり、小さい体故にクリスを持ち上げては短時間限りの飛行だったが、第6章での登場の際に進化し体格がしっかりした事で自由自在に飛べるようになる。
ガイル・ハイダウトによって作り出された海の怪物に対して空中部隊の筆頭として果敢に立ち向かった。
- その他
3章:イツキのポケモンで登場。彼がマスクド・チルドレンの時から連れており、その当時はまだネイティであった。ブルーにトラウマを見せるために幻覚攻撃を行っている。また、彼の飛行要員でもある。
同章の育て屋には番の個体がいる。
ポケモンローカルActs
鳥取県岩見町に地域応援ポケモンであるサンドと共にデザインされたポケモンマンホールが設置された。(参照)
アニメ『Free!』に登場したイワトビちゃんからか?
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
0177.ネイティ→0178.ネイティオ→0179.メリープ
同複合タイプ
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その他