曖昧さ回避
他のゴースト→ゴースト
基礎データ
全国図鑑 | No.0093 |
---|---|
カントー図鑑 | No.093 |
ジョウト図鑑 | No.059 |
シンオウ図鑑 | No.070 |
マウンテンカロス図鑑 | No.031 |
アローラ図鑑 | No.074 |
ガラル図鑑 | No.142 |
ヒスイ図鑑 | No.137 |
パルデア図鑑 | No.069 |
ローマ字表記 | Ghost |
分類 | ガスじょうポケモン |
タイプ | ゴースト / どく |
高さ | 1.6m |
重さ | 0.1kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | ふゆう |
おとしもの | ゴースのガス |
タマゴグループ | ふていけい |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ゴースト | ghost(英語で幽霊) |
英語・スペイン語・イタリア語 | Haunter | haunt((幽霊などが)出没する) |
ドイツ語 | Alpollo | Alptraum(悪夢) |
フランス語 | Spectrum | spectre(幽霊、亡霊) |
韓国語 | 고우스트 | ghost(英語で幽霊) |
中国語 | 鬼斯通 | 日本語名の音写+鬼(guǐ、幽霊) |
ヘブライ語 | הונטר | 英語名の音写 |
ヒンズー語 | हॉन्टर | 英語名の音写 |
ロシア語 | Хонтер | 英語名の音写 |
タイ語 | โกสท์ | 日本語名の音写 |
進化
ゴース → ゴースト(Lv.25) → ゲンガー(通信交換またはつながりのヒモを使用) → メガゲンガー(メガシンカ、ゲンガナイト)
概要
ゴースの進化系。進化してより具体的な意匠になり、初代ポケモンと同時期に発売されたRPGの魔王のように胴体と手首が独立している。
浮遊している手首はかつて、ゲーム内でのみ赤く縁取られていたが、『ポケットモンスター X・Y』以降の3Dグラフィックではゲーム外同様普通の色になった。
暗闇で誰もいないのに見られている気がしたらそこにゴーストがいると言う。図鑑の説明の適当さが増して顕著に表れているポケモンで、進化後のゲンガーでも当てはまりそうな事が書かれている(これはどの作品のゴーストタイプにも当てはまる)。
壁抜けの術を得意としており、ブロックの壁だろうが御構い無しに移動できるため異次元空間の住人ではないかと噂されている。
月夜の晩に人を呪おうと彷徨ったり、人間の悲しみに反応して人を誘拐しようとする解説も見られるが、やはりゴーストポケモンはそういった感情をご馳走としているのであろうか。
名前の由来は幽霊を意味する「ghost」そのまま。何気にタイプ名と名前が完全に同一なポケモンは後にも先にもゴーストしかいない。(ナゾノクサやハガネールなどタイプ名と部分的に一致するポケモンはいるが)
分類がガス状ポケモンの通りタイプにどくタイプが付いているが、どくタイプの技は自力では覚えない。また、特性が「ふゆう」なのでどくびしを拾えない。進化させれば(『ポケットモンスター サン・ムーン』以降)解除できるが。
ちなみに、この単語被り現象は和名のみかと思いきや英名でもエスパータイプに関してわざのサイコキネシスとポケモントレーナーのサイキッカーが同じ単語("Psychic")だったりする。
なお、図鑑では舐められると魂を吸い取られ、死に至るという内容の説明が多く、段違いの恐怖ポケモンである。……にもかかわらずどこぞの主人公はゴーストに一回舐められたのに今の今まで健在。なんというチート。
ゲームでの特徴
ゴースが出る屋内フィールドでは必ず低確率で出現。
ストーリーにおいては、『ポケットモンスター 金・銀・クリスタルバージョン』及び『ハートゴールド・ソウルシルバー』でライバルのゴースが3戦目(やけたとう)で進化して使用してくるほか、ミナキやマツバの手持ちでも登場する。
ゲンガーに進化するには通信交換が必要。だが、ソフトによっては1人でゲンガーを進化させられる場合がある。
この世代のシナリオ上にはゴーストタイプに一切打点のないポケモンも多く、当時のAIの関係上エスパータイプの補助技を意味もない状況で誘発することができたため、攻略では四天王戦に至るまで活躍した。
キッサキシティで、NPCのミナッチがチャーレムと引き換えにゴースト(NN:ドロりん)を交換してくれる。しかし、このゴーストにはかわらずのいしを持たされている為、ゲンガーにはならない。これはリメイク版の『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』も同様である。
友達がおらず、wi-fiも繋がらないという厳しい環境下にあったプレイヤー諸氏は交換後に真実を知って落胆したという人も多かったのではないだろうか?
一応、ダブルスロットでゲンガーを入手するという方法があるにあるのだが、それすらもできないプレイヤーにとってはゲンガーは高嶺の花であったに違いない。
つながりのヒモで進化する為、ソロプレイでもゲンガーに進化する事が可能となった。また、時空の歪みでもゲンガーが野生で出現する。
ハッコウシティにいるNPCサキねぇにバチンウニと交換できる「ちみちゃん」はゲンガーに進化するという救済がなされた。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
赤・緑 | 45 | 50 | 45 | 115 | ※ | 95 | 350 |
金・銀以降 | 45 | 50 | 45 | 115 | 55 | 95 | 405 |
ゲンガー | 60 | 65 | 60 | 130 | 75 | 110 | 500 |
※『ポケットモンスター 金・銀』以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」に纏められていた。
進化途中にもかかわらず「とくこう」が何と115もある。このため進化させずとも(特にシナリオでは)十分な火力が確保できるのは嬉しいところ。
耐久面には不安があるものの攻撃と素早さのステータスは並みの最終進化ポケモンと十分渡り合える水準だった事に加えてノーマルタイプ及びかくとうタイプの技の無効化や当時は「とくこう」と「とくぼう」が「とくしゅ」で一括化されていた事である程度特殊耐久があった事から、ニンテンドウカップ99では出場禁止にされていたゲンガーの代役として比較的多く採用されていた(ユンゲラーも同じような理由で採用されることが多かった)。
『ポケットモンスター サン・ムーン』からゲンガーが「ふゆう」でなくなったことで、何と通信対戦での差別化が果たされることになった。
ゴーストタイプ且つどくタイプの複合は『ポケットモンスター ソード・シールド』まではこの系統しかおらず、加えて「ふゆう」で弱点の1つを打ち消せる強みがある。『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の『ゼロの秘宝 番外編』でもう1匹追加されたがあちらとは異なりゴースト・どくの順番となっている。
……といっても耐久は紙同然なので「しんかのきせき」でも補いきれないのが実情ではあるが、下手な耐久振りで差別化を図るより、CS振りの方が扱いやすいだろう。
なお、『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』のもどりのどうくつでは、最奥部で異例のレベル66の個体が出現する。流石にゲンガーには劣るとはいえ、一進化ポケモンの中では特攻・素早さが十分高いので、進化させなくともそれなりの強さを発揮できる。
使用トレーナー
ゲーム
- キクコ:四天王(カントー)
- シルバー:GSC・HGSSライバル
- ミナキ:ポケモントレーナー
- マツバ:ジムリーダー(ジョウト)
- マキシ:ジムリーダー(シンオウ)
- レイ:ゴーストマスター
- ハンゾウ:ブショー
- サヨコ:オカルトマニア
アニメ
- ナツメ:『ポケットモンスター(第1シリーズ)』第22話
- 幽霊線の船長:同上、第95話
- マツバ:同上、第181話
漫画
- ジュンジ、キクコ、ミナキ、ギンガ団:『ポケットモンスターSPECIAL』
番外作品
ポケモンマスターズ
サヨコ&ゴースト
2022年ハロウィンイベント「異界とつながる夕闇の宴」のクリア報酬として仲間になる「オカルトマニアのサヨコ」のバディとして登場。ちなみに本編でゴーストを繰り出すオカルトマニアは、カロス地方の14番道路にいる「イノリ」のみ。
技
シャドーボール | 20%の確率で相手の特防を1段階さげる |
---|---|
スペシャルアップ | 自分の特攻を2段階あげる |
したでなめる | 30%の確率で相手をまひ状態にする |
不思議なのよ…… | 自分の回避率を2段階、急所率を1段階あげる |
バディーズ技
本当は怖い?ゴーストレイ | 相手がまひ状態のときは威力があがる |
---|
パッシブスキル
異常確率上昇1 | 技の追加効果で状態異常にするときの成功率をあげる |
---|---|
相手まひ時威力上昇3 | 相手がまひ状態のときは自分の技の威力をあげる |
どく無効 | どく状態やもうどく状態にならない |
主人公&ゴースト
報酬で貰えるタマゴから孵化するゴースを主人公のバディにでき、進化させる事が可能。
アニメ版
ゲーム版ではやたらと恐ろしい設定が付いて回るが、後述するゴーストのイメージが強かった為か、見た目は怖いが愉快なポケモンというキャラクター付けをされる事が多い。アニメ版での鳴き声はそのまんま「ゴースト」と発する場合もあるが、「ゴース!ゴースゴスゴス…」といった文字だけ見たら進化前と区別の付かない鳴き声を発することも。なお、笑い声の場合は「アーハッハッハッハッ!」だったりする。
明るい都会では絶滅の危機にあるという設定らしい。
アニポケ・第1~7シリーズ
- 無印編22話
一時期ではあったがサトシに同行。サトシは「ゲットした」と言うも、モンスターボールに収めずピカチュウのように放しているため、正式なゲットかどうか不明。仮にサトシの正式なてもちポケモンなら、6体の中に入ることができるため成り立つ。また、ゆうれいポケモンと呼ばれたこともある。
エスパータイプに対抗できるために、ゴーストわざを得意とするゴーストタイプのポケモンをゲットした方がいいというアドバイスをきいてサトシは奮闘した。ゴーストタイプのわざはエスパータイプのポケモンに効果がばつぐんだからだ。…しかし、ゴーストたちは、どくタイプも併せてあるために、エスパーわざを大きく受けやすい欠点もあるが、そこの説明はなかった。
ナツメとのバトル終了後、彼女とユンゲラーを笑わせることで間接的にサトシ達を救っている。
- 第95話
ゴースと共に幽霊船に棲んでいる個体が登場。かつての主人は300年も前に亡くなっている。ロケット団のニャースに乗り移ってサトシ達と会話した事もある。
- 第121話
キキョウシティへ向う途中にある迷いの森で幻覚を見せるゴーストポケモン。その為、迷いの森を通るには「みやぶる」を覚えたホーホーが必要となる。
- マツバのゴースト
第181話のジム戦で使用。サトシのヒノアラシを翻弄して勝利。サトシのヨルノズクをも撹乱させるが、「ナイトヘッド」の衝撃でヨルノズクのあやしいひかりの混乱が解けてしまい、ねんりきで敗れた。
- 第274話
最近港に住み着き、港のポケモン達に意地悪しているゴースト達が登場。コラッタ達に頼まれたサトシのピカチュウが説得するが聞き入れずバトルになる。
しかしピカチュウがロケット団の「スーパー電磁石マシン」で捕らえられて電気を吸い取られるのを見て、ロケット団が一番の敵と判断し「スーパー電磁石マシン」を破壊してロケット団を吹っ飛ばし、これがきっかけで港のポケモン達と和解した。
- AG146話
元々鉱山の付近に住んでいたゴーストポケモン達のリーダー格として登場。
人間とエスパーポケモン達が鉱石を掘りまくって住みかを荒らされた上に、人間がいなくなってもエスパーポケモン達は居続けて昼も夜も音楽をかけて騒いでいた為(エスパーポケモン達は人間に置き去りにされた寂しさを紛らわせていたという事情があったとはいえ)、我慢の限界を超えた彼らは「あやしいひかり」でオバケを作り出して脅かしていた為、ゴーストとエスパーポケモンの仲はかなり険悪な関係になっていた。
それを聞いたロケット団に利用されてエスパーポケモン達を捕まえる手伝いをしたが、ロケット団はキルリアの活躍で追い払われてしまう。
しかし、タケシの考えでエスパーポケモン達をケーシィの「しんぴのまもり」の中に入れる事で音を遮断したのでゴーストポケモン達は静かに暮らせるようになった。
- DP編第90話
ポケモンサマースクール5日目のプログラムで、山頂の遺跡に通じる山道で参加者達を脅かす為に用意されたポケモンの1匹。
アオイのコリンクを脅かそうとしっぽを掴んだが逆にサトシのピカチュウに攻撃されてしまう。
次にタケシ達と遭遇した時はタケシからポケモンフーズをもらって喜んで食べていた。
- XY編第72話
こわいイエでコールという男性と共にいるポケモンで登場。
その他
アニポケ・第8シリーズ
- 61話:モブで登場。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
- 2章で登場したボーイスカウト・ジュンジの手持ちで登場。無人発電所の公害の煙に引き寄せられてキクコに捕らわれていたが取り戻し、悪夢に囚われていたグリーンを救う。その後、グレンタウンでカツラ・ミュウツーの特訓相手にもなっている。
- また同章でキクコの手持ちが登場。カントー「正義のジムリーダーズ」への総攻撃で群れを組み、ゲンガーと共にカスミのハナダシティを襲撃する。
- 3章ではミナキの手持ち、7章ではギンガ団のSHITAPPA達が使用して登場している。
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン ポケモンRGBP ポケモンFRLG ポケモンLPLE
0092.ゴース→0093.ゴースト→0094.ゲンガー(メガゲンガー/キョダイマックスゲンガー)
同複合タイプ
関連ポケモン+α等
- その他