基礎データ
全国図鑑 | No.0281 |
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ホウエン図鑑 | No.030 |
シンオウ図鑑 | No.158 |
セントラルカロス図鑑 | No.065 |
ガラル図鑑 | No.121 |
ヒスイ図鑑 | No.102 |
パルデア図鑑 | No.063 |
ローマ字表記 | Kirlia |
ぶんるい | かんじょうポケモン |
タイプ | エスパー・フェアリー(第6世代以降) |
たかさ | 0.8m |
おもさ | 20.2kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | シンクロ/トレース |
隠れ特性 | テレパシー |
落とし物 | ラルトスのおとしもの |
タマゴグループ | ふていけい/ひとがた(第8世代以降) |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | キルリア | キルリアン写真(Kirlian photography) |
英語・ドイツ語・スペイン語・フランス語・イタリア語 | Kirlia | 日本語名に同じ |
韓国語 | 킬리아 | 日本語名の音写 |
中国語 | 奇魯莉安 | 日本語名の音写 |
進化
ラルトス → キルリア(Lv.20) → サーナイト(Lv.30) → メガサーナイト(メガシンカ・サーナイトナイト)/エルレイド(「めざめいし」使用・♂限定) → メガエルレイド(メガシンカ・エルレイドナイト)
概要
ポケットモンスター 第3世代『ルビー・サファイア』で登場したポケモン。
名前の由来は「キルリアン写真(英:Kirlian photography)」という、生体のオーラを可視化した写真…と思われていたことがある、高電圧の電気によって生じるコロナ放電を捉えた写真。
能力値の低いラルトスから進化するが、キルリアの時点でもまだ伸び悩みの時期らしく、1進化ポケモンだが他のたねポケモンと同じくらいの強さである。
しかし、サーナイトまたはエルレイドに進化させれば秘めたるポテンシャルが開花し、一線級の実力を有するポケモンとなる。
まさに大器晩成型ポケモンである。
人間の少女のようなデザインであるが、♂♀共に存在する。が、デザイン故♀として描かれることが多く、『LEGENDSアルセウス』でも「乙女の如き姿」と称されている。
脚が非常に細く、またスカートを模したようなものがあり、髪型はツインテールの様になっており、バレリーナのようにも見える。頭に生えている赤いツノは、感情を読み取ったり、サイコパワーの源泉であるといわれているが、感情故かハートマークに見える。この部分はヒスイ地方時代は「かんざし」と考えられていた模様。
ちなみに身長80センチは人間でいえば幼稚園児以下のサイズ。大体1 - 2歳児位の大きさ。
ツノによって感情を感じ取ることができ、楽しい感情や嬉しい感情を感知するとついつい踊ってしまうという踊り好きな性格。ラルトス同様プラス感情を好んでいる模様。ただし、後述の性能の通り、第9世代からの「トリプルアクセル」くらいしか覚えない。
小さい体でありながら超能力が格段に上がっており、空間を捻じ曲げることで現実にはない景色を作り出したり、『みらいよち』が可能であるという。その光景は『LEGENDSアルセウス』の図鑑説明には『楽園なる景色を 映し出したり』とある。
アローラ地方には類友がいる。
色違い
色違いは緑色の部分が水色、ツノがオレンジ色になる。
ゲームでの特徴
RSE・ORAS
- 初登場となる第3世代では野生出現せず、102ばんどうろでラルトスが出るのみ。
DPt・BDSP
- BDSPでは地上ではポケトレが必要であるが、本作は全国図鑑入手前より地下大洞窟に出現する。
HGSS
- 34ばんどうろでラルトスが大量発生する。
ブラック・ホワイト・BW2
- BWでは、ラルトスがホワイトのみホワイトフォレストで入手可能。
XY
- キルリア自体はフレンドサファリ(フェアリー)で野生出現する。
サンムーン・ウルトラサンムーン
ソード・シールド
- ワイルドエリアの霧時の「うららか草原」に出現する。
LEGENDSアルセウス
スカーレット・バイオレット
- 東2番エリア、西2番エリア、ナッペ山に出現する他、東3番エリアには炎テラスタイプの個体が出現することも。
- ちなみに、東2番エリアと西2番エリアには同じタマゴグループ「ふていけい」のベトベターが生息していたりする。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
38 | 35 | 35 | 65 | 55 | 50 | 278 |
- ひ弱なスペック故、対人戦でまともに戦える性能ではない。「しんかのきせき」を持たせてやっと普通の進化途中ポケモンの耐久に追い付くかどうかという状態だし。
- 踊り好きに対して、「つるぎのまい」「りゅうのまい」「フラフラダンス」「ちょうのまい」などの踊る類の技は一切覚えない。ついでに特性「おどりこ」も持っていない。最も「ちょうのまい」など覚えてしまった日にはサーナイトが手が付けられなくなるくらい強くなってしまうのであるが(余談であるが進化形のエルレイドは「つるぎのまい」を覚えられる)。
- 一応『ポケモン剣盾』で踊りに近いフィギュアスケート由来の「トリプルアクセル」を新たに習得した。
使用トレーナー
ゲーム版
- マサアキ:テラレイドバトルサポートトレーナー
アニメ版
漫画版
番外作品
『ポケモンバトルレボリューション』
- ラルトス、サーナイトのモーションが概ね似ているのに対しキルリアは全く違う動きをする。くるくると踊るように回り、戦闘不能時もバレリーナの股割りのようなポーズで倒れる。
『ポケモンGO』
- 2017年12月9日、第3世代本格解禁と共に実装された。進化前の出現率が低いので、当然こいつも手に入れるのが難しい。次進化までにアメが100個も必要なので、根気良く集めよう。なお、第4世代組が実装されて暫く経った2019年2月1日、別の進化先が♂のみ追加された。そのため♂の個体はどちらに進化させるか悩みどころであろう。
- レイドボス
- 何と2018年7月20日から不定期でレイドボスに抜擢された。ランクは★★だが、能力は原作同様かなり低いので1人でもあっさりクリアできるものと思われる。基本的にはがねタイプに何もできないので、いるだけで安定したクリアが望める。だが問題は少々捕獲率が低いこと。きんのズリのみなしでは厳しいであろう。
『ポケパーク』
- 『ポケパーク2』:ウィッシュパークで助けた後、スクラップエリア・きしゃおきばに登場。全エリアにある全宝箱を開けると友達となる。
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
- AG86話
- AG109話
- AG146話
- 元は鉱山の町で採掘を手伝っていたエスパーポケモンの1匹で踊るのが得意。しかし鉱山が廃坑となり、トレーナーに置いて行かれてしまい、寂しさを紛らわすため他のエスパーポケモン達と一緒に音楽を鳴らして毎日踊り明かしていた(ただし、踊る気がないケーシィは除く)。しかし、それがゴーストタイプといがみ合いとなってしまう。
- ロケット団のソーナンスがキルリアを見て一目惚れしたことで、ムサシ達を裏切ってまでオリに体当たりしてオリを壊して助ける。ロケット団の味方についていたゴーストポケモン達の「シャドーボール」を「リフレクター」で弾き返してロケット団のメカを粉砕した際にソーナンスも一緒に吹っ飛ばされたため、ソーナンスの恋ははかなく終わった。
- その後サトシ達の案で、『ケーシィの「しんぴのまもり」を使ってエスパーポケモンをその中に入れることで音を遮断する』というものでゴーストポケモンとのいがみ合いが解決した。
- バトラーのキルリア
- 劇場版『七夜の願い星』で登場したマジックショーのアシスタント。ハウンスのアブソルに対してはさいみんじゅつで対抗して眠らせた。
- マリアのキルリア
- DP20話で花を育てているマリアのポケモンで登場。ポケモンハンターJに連れ去られたサーナイトやサトシのピカチュウを取返すため、Jが次に立ち寄る場所をサイコパワーで知らせた。
- ノゾミのキルリア
- DP155話で登場。リーフィアとコンビを組み、ヒカリの「フレイムアイス」の特訓に協力する。シンオウグランドフェスティバル時ではエルレイドに進化して登場。
その他
BW | 143話 |
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XY | 2話・60話・92話・105話 |
SM | 113話(回想)・141話 |
新無印 | 4話 |
劇場版 | ディアルガVSパルキアVSダークライ・神速のゲノセクト_ミュウツー覚醒・ボルケニオンと機巧のマギアナ・ココ |
第8シリーズ
- 55話:モブで登場。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
- ルビーのRURU
ルビーが幼い頃センリより3匹譲り受けた中の1匹である幼馴染ポケモン。
ホウエンのコンテストでの「かしこさ」部門担当の予定であったが、ミツルにポケモンを捕まえさせるために彼に貸していた時に地震でルビーとはぐれてしまう。それによって一時的にミツルの手持ちへ加わることとなり、ルビーの手持ちとして活躍するのは第6章以降でかしこさ担当はPOPO(ポワルン)となる。
空の柱にてセンリとの特訓の末にキルリアに進化(勝手に進化させたことにミツルは責任を感じていたが、センリから諭されている)、4章事件終結後にミツルより返却された。
第6章ではバトルドームのエメラルド戦で相性の悪いサマヨールと相討ちになる程強くなっている。
第13章ではサファイアへ預けており、きるる(後述)とのトレーニングでサーナイトに進化した。
- サファイアのきるる
第13章に登場したサファイアの新しい手持ち。RURUと比べると若干目つきが鋭いのが特徴。
サファイアはサーナイトに進化させるつもりであったが、進化する直前にサファイアが蹴った「めざめいし」に触れたことでエルレイドに進化(その際、トレーナーの性別と真逆ながら性質は一致しているとエメラルドにからかわれた)。
- 余談
上述の通りミツルがルビーからRURUを一時的に手持ちにしていたこと、エメラルドもバトルフロンティアのレンタルポケモンでサーナイトを使ったことから、ホウエン組は全員ラルトス系統を使用したこととになる。
ポケモンローカルActs
福岡県太宰府市にヤヤコマ・メブキジカ(はるのすがた)と共にデザインされたポケモンマンホールが設置された(参照)。
太宰府門前真舞祭が元ネタか。
余談
- 人気の高さ
その容姿ゆえ人気は高く、原型、擬人化を問わず絵が多数存在する。嫁宣言をしている人も多い。
アニメスタッフの間でも人気なのか、アニメ・映画ではラルトスやサーナイトよりも多く出演している。
『バトレボ』ではキルリアだけ進化前後と違う動きである他、『ポケモンレンジャー』でも『ポケモン不思議のダンジョン』でもくるくる回る。立ち止まっても回るし歩く際も回る。そしてXY以降では、待機ポーズやボールからの登場ポーズ、技のモーションがバレリーナっぽくなっている。
Wiiのポケパークにおいては、ラルトス、サーナイト、エルレイドを差し置いて、ラルトス系統で唯一登場を果たしている。
関連イラスト
関連タグ
Ver | 第3世代 ルビー・サファイア・エメラルド オメガルビー・アルファサファイア |
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タイプ | エスパータイプ フェアリータイプ 単タイプ→複合タイプ |
進化・系統 | 1進化ポケモン レベル進化 分岐進化 どうぐ進化(めざめいし) 追加進化(第4世代) ラルトス サーナイト メガサーナイト エルレイド メガエルレイド メガシンカ メガシンカポケモン |
図鑑番号順
0280.ラルトス→0281.キルリア→0282.サーナイト(メガサーナイト)
同複合タイプ
関連ポケモン等・グループタグ
その他