基礎データ
全国図鑑 | No.088 |
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ジョウト図鑑 | No.116 |
新ジョウト図鑑 | No.117 |
ホウエン図鑑 | No.106 |
新ホウエン図鑑 | No.111 |
新イッシュ図鑑 | No.064 |
アローラ図鑑 | No.050 |
メレメレ図鑑 | No.050 |
ウラウラ図鑑 | No.028 |
英語名 | Grimer |
ぶんるい | ヘドロポケモン |
タイプ | どく |
たかさ | 0.9m |
おもさ | 30.0kg |
とくせい | あくしゅう/ねんちゃく/どくしゅ(隠れ特性) |
進化
ベトベター(Lv.38) → ベトベトン
概要
初代『ポケットモンスター 赤・緑』より登場する、代表的などくタイプポケモンの1匹。
毒々しい紫色のヘドロに目と手がついたような姿のポケモンで、汚染されたドブ川や海底のヘドロが月からのX線を浴びて意思を持ち生まれたと言われている。
汚い場所が大好きで、主食兼好物である工場廃液や汚染されたヘドロを目当てに、工業地帯の河川や下水道などに棲みついている、環境汚染問題を皮肉ったような存在。
臭くドロドロブヨブヨした半流体の身体は、どんなに細いすき間にも入り込むことができる他、ベトベター同士がくっつくと、お互いの身体が混ざり合って新しい種類の毒が生み出される。
そんな生活を送る身体の中には、おびただしい量・種類の悪性ばい菌が潜伏しており、その毒性故に大抵の生き物は触る事も出来ず、通った跡には草も生えない。
このばい菌たちの働きが生命活動のエネルギーになっている為、それらが減ってしまう清潔な場所では生きることができない。
その為、工場廃液もクリーンなものとなった近年では、ベトベターたちは食糧難に陥り絶滅の危機に瀕しているという。
下記の亜種は人間と共生し、家庭ゴミを主食とする事でその危機から脱する事が出来たが、毒の少ない餌故か非常に飢えやすくなっている。やはり本来は濃度の高い毒のほうが望ましいのだろう。
地上に居る絵や姿を見ることが多いが、実は海底出身の水生生物なので水中でも生活が可能で、水上にも水底にも居るのでこんな体だがちゃんと泳げるらしい。
ゲーム上でも、汚い場所で波乗りや釣りをすると水場でもエンカウントできる。
『ポケモン不思議のダンジョン』第1作では更に生息範囲を広げており、マグマの地底といった溶岩地帯、銀の海溝のような深海、進化系のベトベトンに至っては北風の大地のような寒冷地にまで生息している。
また、ポケダンプレイヤーの中には『ベトベタスイッチ』というベトベターが描かれた罠に苦しめられたという人も少なくないだろう。この罠はバッグにある食べ物を腐食させて『ベトベタフード』という食べ物に変えてしまう。お腹が少し回復するという点だけみればありがたいが、階段の上以外で食べると漏れなく状態異常になってしまう癖のあるアイテムである(かしこさで回避は可能)。ちなみに、このベトベタフードは第2作でのグラフィックはゴローンの石を紫色にしたような食欲が減退しかねないデザインであり、砂漠系ダンジョンで拾えるようになった。
ちなみに2016年某日に行われた「ブサイクだと思うポケモン」というアンケートで、不名誉(?)なことに堂々の1位となってしまった。
色違いは全身が緑色のようになりまるでコケのような印象になる。
アニメではヒカリが研修用のポケモンとして使用。なんと普通に抱きついたり、ヒカリの手を腕ごと飲み込んだりしている。
サトシの所有するベトベトンの事例から推測するに、人によく慣れた個体なら問題ないということなのだろうか。
2020年にはポケモン公式YouTubeチャンネルでまさかのASMRデビュー。
ベトベターの歩く音を聴くだけのシンプルな動画だが平地の他にボールが転がってる不安定な足場や揺れる足場を歩いてプルプルしたり、パイプに吸われたり高台から飛び降りるなど手の込んだ作品となっている。
意外にも通った道は毒液で汚れず、少し足跡(?)が残るだけの綺麗なままであり、ねんちゃく以外の特性なのか障害物を身体に巻き込んだりせず吸着性は高く無い模様。
リージョンフォーム
基礎データ
タイプ | どく/あく |
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たかさ | 0.7m |
おもさ | 42.0kg |
とくせい | どくしゅ/くいしんぼう/かがくのちから(隠れ特性) |
『ポケモンSM』から登場する、アローラ地方の環境に適応するために姿を変化させたベトベターのアローラのすがた。
→アローラベトベター
ゲームにおける特徴
進化前なのでそこまでの戦闘力はないが、意外と体力がある。攻撃を耐えられてどく状態を吹っ掛けられると厄介。
都市や建物の近くに出現しやすく、また元がヘドロなので水上でも見かける。
初代ではポケモンやしきに生息していたが、第2世代でやしきが潰れて以降はサイクリングロード周辺やタマムシシティの池に生息するようになった。
また、ホウエン地方ではほのおのぬけみちに、イッシュ地方ではヒウンシティの下水道に生息する。
野生産は低確率で「きんのたま」を持っているが特性の効果で奪い取れない場合があるので注意。
その生まれた経緯から、ロケット団員、主にしたっぱがよく使っている。
ポケモンGOでは
出現率が低い所謂レアポケモンのひとつ。巣も発見されていない。同じ毒タイプのレアポケであるドガース以上に見つけづらい。若干ながら都市部で発見されやすいだろうか。
現在は天候が曇りの時に出現率が少し上がるようになった他、GOロケット団がシャドーポケモンとして手持ちに加えていることもあり、運が良ければ置き去りにした個体をゲットできるようになったので、入手難易度は幾分改善されている。
また、不定期でベトベターを入手できるタスクが実装されることがあるので、個体厳選も兼ねて狙ってみるのも良いだろう。
2018年9月14日~9月30日の「ウルトラボーナスイベント」の一環である「カントー地方のポケモンの大量発生」イベントではベトベターがそこそこ沸くようになっていた。これまでの出現率の低さが嘘のようで、田舎でも入手しやすかった。
同時に色違いのベトベターも実装されたが、7kmタマゴから生まれやすいアローラベトベターはまだしも、通常のベトベターは出現率の低さからこういった大量出現イベントでもない限りまず色違いを見つけるのが不可能に近い。まあ、それは他のレアポケにも言えるのだが…。
今後もカントー地方ポケモンのピックアップイベントでは出現しやすくなる可能性が高いので公式情報はよくチェックしよう。
関連イラスト