基礎データ
全国図鑑 | No.0088 |
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ジョウト図鑑 | No.116 |
ホウエン図鑑 | No.106 |
イッシュ図鑑 | No.064 |
アローラ図鑑 | No.057 |
パルデア図鑑 | No.194 |
英語名 | Grimer |
ぶんるい | ヘドロポケモン |
タイプ | どく |
たかさ | 0.9m |
おもさ | 30.0kg |
とくせい | あくしゅう/ねんちゃく/どくしゅ(隠れ特性) |
タマゴグループ | ふていけい |
進化
ベトベター(Lv.38) → ベトベトン
リージョンフォーム
基礎データ
タイプ | どく/あく |
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たかさ | 0.7m |
おもさ | 42.0kg |
とくせい | どくしゅ/くいしんぼう/かがくのちから(隠れ特性) |
『ポケモンSM』から登場する、アローラ地方の環境に適応するために姿を変化させたベトベターのアローラのすがた。
→アローラベトベター
概要
初代『ポケットモンスター 赤・緑』より登場する、代表的などくタイプポケモンの1匹。
毒々しい紫色のヘドロに目と手がついたような姿のポケモンで、汚染されたドブ川や海底のヘドロが月からのX線を浴びて意思を持ち生まれたと言われている。リアルの月からはX線が放射されていないのは内緒である。
汚い場所が大好きで、主食兼好物である工場廃液や汚染されたヘドロを目当てに、工業地帯の河川や下水道などに棲みついている、環境汚染問題を皮肉ったような存在。
臭くドロドロブヨブヨした半流体の身体は、どんなに細いすき間にも入り込むことができる他、ベトベター同士がくっつくと、お互いの身体が混ざり合って新しい種類の毒が生み出される。
そんな生活を送る身体の中には、おびただしい量・種類の悪性ばい菌が潜伏しており、その毒性故に大抵の生き物は触る事も出来ず、通った跡には草も生えない。
このばい菌たちの働きが生命活動のエネルギーになっている為、それらが減ってしまう清潔な場所では生きることができない。
その為、工場廃液もクリーンなものとなった近年では、ベトベターたちは食糧難に陥り絶滅の危機に瀕しているという。
下記の亜種は人間と共生し、家庭ゴミを主食とする事でその危機から脱する事が出来たが、毒の少ない餌故か非常に飢えやすくなっている。やはり本来は濃度の高い毒のほうが望ましいのだろう。
地上に居る絵や姿を見ることが多いが、実は海底出身の水生生物なので水中でも生活が可能で、水上にも水底にも居るのでこんな体だがちゃんと泳げるらしい。
ゲーム上でも、汚い場所で波乗りや釣りをすると水場でもエンカウントできる。
ちなみに2016年某日に行われた「ブサイクだと思うポケモン」というアンケートで、不名誉(?)なことに堂々の1位となってしまった。
色違いは全身が緑色のようになり、よりリアルなヘドロらしい印象になる。
2020年にはポケモン公式YouTubeチャンネルでまさかのASMRデビュー。
ベトベターの歩く音を聴くだけのシンプルな動画だが平地の他にボールが転がってる不安定な足場や揺れる足場を歩いてプルプルしたり、パイプに吸われたり高台から飛び降りるなど手の込んだ作品となっている。
意外にも通った道は毒液で汚れず、少し足跡(?)が残るだけの綺麗なままであり、ねんちゃく以外の特性なのか障害物を身体に巻き込んだりせず吸着性は高く無い模様。
ゲームにおける特徴
進化前なのでそこまでの戦闘力はないが、意外と体力がある。攻撃を耐えられてどく状態を吹っ掛けられると厄介。
都市や建物の近くに出現しやすく、また元がヘドロなので水上でも見かける。
初代ではポケモンやしきに生息していたが、第2世代でやしきが潰れて以降はサイクリングロード周辺やタマムシシティの池に生息するようになった。
また、ホウエン地方ではほのおのぬけみちに、イッシュ地方ではヒウンシティの下水道、パルデア地方ではハッコウシティやマリナードタウンの周囲に生息する。
野生産は低確率で「きんのたま」を持っているが特性の効果で奪い取れない場合があるので注意。
その生まれた経緯から、ロケット団員、主にしたっぱがよく使っている。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
漫画版
番外作品
『ポケモンGO』
出現率が低い所謂レアポケモンのひとつ。巣も発見されていない。同じ毒タイプのレアポケであるドガース以上に見つけづらい。若干ながら都市部で発見されやすいだろうか。
現在は天候が曇りの時に出現率が少し上がるようになった他、GOロケット団がシャドーポケモンとして手持ちに加えていることもあり、運が良ければ置き去りにした個体をゲットできるようになったので、入手難易度は幾分改善されている。
また、不定期でベトベターを入手できるタスクが実装されることがあるので、個体厳選も兼ねて狙ってみるのも良いだろう。
2018年9月14日~9月30日の「ウルトラボーナスイベント」の一環である「カントー地方のポケモンの大量発生」イベントではベトベターがそこそこ沸くようになっていた。これまでの出現率の低さが嘘のようで、田舎でも入手しやすかった。
同時に色違いのベトベターも実装されたが、7kmタマゴから生まれやすいアローラベトベターはまだしも、通常のベトベターは出現率の低さからこういった大量出現イベントでもない限りまず色違いを見つけるのが不可能に近い。まあ、それは他のレアポケにも言えるのだが…。
今後もカントー地方ポケモンのピックアップイベントでは出現しやすくなる可能性が高いので公式情報はよくチェックしよう。
『ポケモン不思議のダンジョン』
- 第1作では更に生息範囲を広げており、マグマの地底といった溶岩地帯、銀の海溝のような深海、進化系のベトベトンに至っては北風の大地のような寒冷地にまで生息している。
- 更に各ダンジョンには「ベトベタフード」というアイテムがあり、食べるとおなかが回復するが状態異常になってしまう癖のあるアイテムである(かしこさで回避は可能)。また、ダンジョン内には「ベトベタスイッチ」という罠があり、持っている食料、バッグに入っている食料の一部が腐敗してベトベタフードになってしまう。ちなみに「ベトベタスイッチ」のグラフィックにはベトベターが描かれているが、「ベトベタのワナ」には描かれていない。
- ちなみに、このベトベタフードは第2作でのグラフィックはゴローンの石を紫色にしたような食欲が減退しかねないデザインであり、砂漠系ダンジョンで拾えるようになった。
『ポケモンレンジャー』
第1作に「ベトベター たいりょう はっせい」というミッションが存在する。フォルシティの地下水道に大量発生したベトベターを回収していくというもの。出現するベトベター、そしてボスのベトベトンは、スピードは遅めなものの複数匹で出現し、数秒残る足跡(?)にも攻撃判定があるので油断は禁物。幸い地下水道だけあってみずタイプのポケモンや(何故か)スリープが生息しているので、ポケアシストをうまく活用していきたい。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- 無印30話
- 実際での初登場。グンジョウシティの停電を引き起こしていた群れで、その親玉こそ後のサトシのベトベトンである。漏電していたピカチュウに付きまとっていたコイルがレアコイルを呼んだ為に撃退された。
- DP88話
ゴウのベトベター
- 新無印20話にて、「ポケモンオリエンテーリング」の最中にゲットされた。
- ホシガリスが原因でポケモンフーズが無くなった時はキャタピーとビードルを疑ってたり、ポケモン同士の喧嘩ではアーボ・オドシシ・ヒヒダルマと共に4体で組んでいたり、「しびれごな」を繰り出したバタフリーとモルフォンに毒の息を吐いて対抗していた。
- 第29話ではメッソンの涙で泣いてたり、第35話では他のポケモンたちと共にライチュウからきのみをもらっている場面が見られる。
- 後に加入したゴウのケロマツとは仲が良く、第107話では自分の住処をケロマツに譲って自分は水場に住み着いたことで水が汚れてしまい、他のポケモンたちが喧嘩する原因を作ってしまったが、サトシ達によって新しい住処をもらいそこに住み着くようになる(汚れた水場はスイクンにより浄化された)。第108話ではケロマツがゲコガシラに進化したことに喜んでいた。
その他
無印 | 86話 |
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AG | 126話・180話 |
新無印 | 24話・33話・38話 |
劇場版 | キミにきめた! |
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
第1章ではシルフカンパニー戦でキョウの肩を守る鎧となって登場。グリーンに纏わりついて身動きがとれない状態にした事もある。また、彼の娘であるアンズもベトベターを手持ちに入れている。
第7章ではギンガ団のSHITAPPAのポケモンの1匹として登場しており、他のポケモンがパールのタロヒコ(ケンタロス)に一度に撃破される中残っている。
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン RGBP FRLG LPLE
ポケモン一覧 どくタイプ
0087.ジュゴン→0088.ベトベター/アローラのすがた→0089.ベトベトン/アローラのすがた
同どく単タイプ
- アーボ/アーボック ニドラン♀/ニドリーナ ニドラン♂/ニドリーノ ドガース/マタドガス
- ゴクリン/マルノーム ハブネーク
- アルセウス(もうどくプレート)
- ヤブクロン/ダストダス/キョダイマックスダストダス
- シルヴァディ(ポイズンメモリ) ベベノム
ポケモン関連
- ヤブクロン/ダストダス:ゴミのポケモン
- ブロロン:スクラップ工場に投棄されていた単気筒エンジンに、謎の毒ポケモンが入り込んで誕生したといういきさつを持つ。
- ラプラス:当初は絶滅の危機に陥っていたが、SM・USUM時代では保護の結果増えすぎたという対照的な存在。
- ゴルダック:赤い玉に触れると神通力を得られるとの噂から乱獲された過去がある。
- アブソル:「災いをもたらす」と忌み嫌われた一方でツノが災いを感知するとウワサされ狙われた事がある。
- オドシシ:美術品目的でツノが狙われ、絶滅寸前に追い込まれた事がある。
- チオンジェン:草木のエネルギーを吸い上げ、周囲の植物を枯らしてしまう厄災ポケモン。
- くろいヘドロ:どくタイプ専用のたべのこしな回復道具。
- ベトベビー:進化前になるはずだった没ポケモン