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スイクン

すいくん

スイクンとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
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基礎データ

ずかん No.245
英語名 Suicune
ぶんるい オーロラポケモン
タイプ みず
たかさ 2.0m
おもさ 187.0kg
とくせいプレッシャー/ちょすい隠れ特性:第6まで)→せいしんりょく(隠れ特性:第7から)


※プレッシャー:相手がこのポケモンを対象とする技を使った場合、PPが1多く減る。
※ちょすい:みず技を受けるとそれを無効化し、最大HPの1/4を回復する。
※せいしんりょく:ひるまない。

no.245



容姿

透明感のある水色の外見をしたポケモンの様なしなやかな体躯をしており、額には特徴的な水晶の飾りがある。のたてがみの様なものをなびかせ、体の所々にいひし形模様がある。
体の左右にある白いヒラヒラしたものは尾であり、出処を見るとおしりの方にちゃんとくっついている。この尻尾、細くてただの飾りに見えるが印象に反して攻撃に使うことも有り意外と強靭。作品によっては尾で結界を作ることもある。風になびいてるように見えて結構自由に動かせるらしい。
ライコウエンテイ共々三犬とされているが、モチーフは犬科では無く、猫科である。
デザイナーの斉藤むねお氏曰く、をモチーフにしたとのこと。
スイクン以外のライコウ、エンテイはそれぞれライオンである。

その神秘的な容姿から非常に人気の高いポケモン。

概要

『ポケットモンスター』(第2世代)に登場したポケモン。
名前の由来は、恐らく「水君(水の君主)」。
『金・銀』のマイナーチェンジ版である『ポケットモンスタークリスタルではジャケットに描かれている。第一世代を除けば禁止級以外で唯一ジャケットに描かれたポケモンである。

スイクンが出現した時にどこからともなく北風が吹く為、「北風の化身」と呼ばれている。
濁った水を一瞬にして清める事が出来る力を持っている。その力を利用して世界中の濁った水を清めている。また清らかな水が流れる場所も求め、大地を駆け巡っている。

スイクンは、エンジュシティにおいてはカネの塔(現焼けた塔)が焼け落ちた際、亡くなったとされるが、それを悲しんだホウオウにより、エンテイライコウらと共に復活を果たしたという伝説が残っている。

ジョウト伝説組の中では、エンテイ、ライコウよりも頭一つ飛び抜けた扱いを受けているポケモンである。
特に『ポケットモンスタークリスタル』では、前述した通りジャケットを飾ったり、他2匹が徘徊入手なのに対しスイクンだけ固定シンボル扱いで、特殊イベントまで用意されているなど、かなり上質な扱いを受けている。
さらにゲーム上の重要キャラクターであるミナキなる人物との絡みまで用意されている。
これらの特殊な演出は『金銀』のリメイク版『ハートゴールド・ソウルシルバーにも収録されている。

ゲーム上の特徴

伝説のポケモンの1匹である為、軒並みステータスは高く設定されている。とくに「ぼうぎょ」・「とくぼう」は非常に優れている。

その高い耐久力を生かした戦い方が採用されやすい。物理面ではリフレクターを、特殊面でめいそうを使うと盤石の体制を作ることができる。
回復技はねむるしかないので、動けなくなるリスクを重く見るなら「カゴのみ」を持たるか、「ねごと」を覚えさせたい。そのまま眠っても案外何とかなったりするが。
攻撃技はねっとう」「なみのり」「ハイドロポンプ」「れいとうビーム」「シャドーボールなどが候補に挙げられる。
特に第5世代から追加された「ねっとう」は、追加効果の「やけど」で間接的に物理耐久を更に上げることができるので重宝する。
ただ火力自体は「めいそう」を使わない限り並程度。

そんな唯でさえ優秀なスペックを持っているスイクンに、第4世代末期とんでもない技が加わる。ぜったいれいどである。
2010年の映画前売り券で配布された色違いのスイクンが、まさかのまさか、「ぜったいれいど」を引っ提げて登場。
「ぜったいれいど」自体は命中率が30%と心もとないが、どんな高耐久のポケモンであろうが特性「がんじょう」以外すべて一撃で薙ぎ払うことができ、他の一撃必殺技と異なり無効タイプが存在しない。そして一撃必殺技は命中、回避率のランク変動を一切受けない。
これを高耐久のスイクンがぶっ放すのだから、どれほどの脅威かは想像に難くない。
自身の火力を補うだけでなく相手に多大なプレッシャーを与える化け物に等しいポケモンとなった。
難点があるとすれば性格が「のんき」なことと出てきた時のボールや色で「ぜったいれいど」持ちかどうかがバレることくらい。
余談だが、同年行われたWCSの日本大会決勝戦でこのスイクンが大暴れして優勝したことから、海外から「零度japan」と皮肉られた(前売り券での配布のため入手できたのがほぼ日本勢だけだったため)。

これにより、「ぜったいれいど」スイクン(通称「零度スイクン」)がシングルを中心に大流行、通常スイクンは差別化を迫られることとなった。
幸い向こうは性格が「のんき」しかいない為、「すばやさ」の高さを活かすことで十分差別化は可能である。
中には「すばやさ」に補正をかけて特性「プレッシャー」を活かした「まもる」「みがわり」の時間稼ぎ戦法を取る個体も現れた。

第6世代、『ORAS』期に零度スイクンがレーティングで使用禁止となった為、必然的に通常スイクンのみとなった。
その為使用率は低下したが、ゴツゴツメットを持たせたり、積み技の起点封じのほえるを覚えさせたりと器用に戦っていた。
そんな中、「レーティングバトルシーズン12」で過去作産のポケモンが使用可能になり、伴って一時的に零度スイクンが復活することになった。この事に多くのユーザーが震撼し、「零度スイクン」がtwitterのトレンドに入り、あげくYahoo!リアルタイム検索の「話題のキーワード」で1位になるという事態にまで発展した。
零度スイクン恐るべしである。

そして時は第7世代、遂に思い出し技に「ぜったいれいど」が追加されたのである
おそらくレートで過去作のポケモンが使えないことへの配慮(?)だと思われるが...。
これにより、通常色だろうが色違いだろうが、どんな性格だろうが「ぜったいれいど」が打てるようになる、ということになる。
この事実を知って驚いたプレイヤーも多いのではないだろうか。

しかし、ゲーフリもこのヤバさを知っているからか、タダで追加するわけがなかった。『サン・ムーン』において、「ぜったいれいど」はこおりタイプに無効、さらにこおりタイプ以外が使うと命中率が低下する(20%になる)という仕様変更を受けることに。
こおりタイプの技はみずタイプに半減されるので、「フリーズドライ」でも覚えていない限りこおりタイプがスイクンの前に積極的に出ていくことはそこまでないが、相手の無償降臨を許してしまう可能性があるのはあまりよい状態とは言えない。
また、ただでさえ低い命中率がさらに下がってしまっては、いくら試行回数を多くできるスイクンでもたまったものではないだろう。
とはいえ、考えようによっては全スイクンがこおりタイプ以外を2割の確率で即死にできる技を持つわけなので、それ自体はかなりの脅威。
ちなみに、こおりタイプ以外で「ぜったいれいど」を使えるのはこいつとドーブルカイオーガの3体だけである。

現在では同じみずタイプで似たようなステータスを持ち、かつ状態異常無効のフィールドを操るフェアリー複合のカプ・レヒレに仕事を奪われがちになっている。耐性も技の有効範囲も向こうの方が広い。
ただしこちらはどくが弱点にはならずはがねは半減、また「ぜったいれいど」もあれば流し技として強力な「ほえる」、とつげきチョッキとも相性が良い「ミラーコート」があるため差別化には一切困らない。
確実な役割遂行力や受けられるタイプの違いによる展開のしやすさにより7世代では「とつげきチョッキ」や「ミズZ」を持たせたアタッカー寄りの運用が主流となっている。その影響で性格も「ひかえめ」が「ずぶとい」に迫る勢いで増加している。

隠れ特性は当初「ちょすい」だったようだ(未解禁だったがバトルハウスで確認できる)が、『サン・ムーン』からは「せいしんりょく」に変更された。
金・銀』のバーチャルコンソールで捕まえたスイクンを第7世代に送ることで初めて手に入る。
また同世代『USUM』で「すすいー!!」という登場時の雄叫びが追加された(これまでは存在しなかった)。

スイクンを相手にした場合中々に難攻不落だが、基本的に攻撃技がみずとこおりの2つしかないケースが多い為、それらを相性や耐久力で受け止めつつ、弱点であるでんき、くさ技で畳みかけると比較的楽に倒せる。
火力が並程度なことを逆手に取って積み技を使うのもよい。いずれのパターンも「ほえる」や「ねっとう」による「やけど」に注意。
「ぜったいれいど」持ちはとりあえずこおりタイプを出しておけば回避はできる。こちらから真の「ぜったいれいど」をお見舞いしてもよいが「プレッシャー」に注意。

ポケモンGOでのスイクン

スイクン


ライコウ、エンテイ共々2017年9月~11月までの期間限定で世界中のジムにレイドボスとして登場した
日本では9月1日30日にかけて出現した。

肝心の性能はというと、HP・防御の種族値はトップクラスであり、非常に倒れにくい。
だが、みずタイプには既に最強ポケモンシャワーズがおり、何と最大CPでも技性能でもシャワーズに完敗を喫するという悲惨な事態になっている(一応防御力のみスイクンの方が上回っているが、正直殆ど気にならないレベル)。
原作の種族値を引き継いだせいでシャワーズに比べ火力が低く、技も通常技が何故かめざめるパワー」と「じんつうりき」の二択。「めざめるパワー」がみずタイプになれば漸く扱いやすくはなるが、それでも「みずでっぽう」の驚異的な連射性でダメージを稼げるシャワーズにはダメージ効率の面では圧倒的に不利である。
ならばゲージ技はどうかというと、全てみず技で、最大火力が「ハイドロポンプ」になる為シャワーズと差が出ない
せめてこおり技くらい持たせてあげてもよかったものだが。

このように、現状ではシャワーズの完全な劣化版のような性能になってしまっており、三犬最初の一匹として実装を心待ちにしていた多くのアジア太平洋地域のファンから総スカンを喰らうことになってしまった
twitterでも「スイクン」と検索すると、関連予測に「弱い」という言葉まで出てくるという体たらく。
いつぞやの唯一神現象(エンテイがウインディに完敗状態)をまさかスイクンが食らうことになろうとは……
(当のエンテイは唯一神を畏怖の称号にしたというのに)

一応、名誉のために言っておくと、スイクンは決して弱いポケモンではない(クセが強く扱いづらいという点に関しては否定はできないが)。上記の通り、HPと防御の種族値は全ポケモンの中でもトップクラスに位置しており、きちんと育成すれば相手の攻撃を受けても中々倒れないしぶとさを見せてくれる。
ここまで残念扱いされてしまったのは、シャワーズのCP値が異常なまでに高すぎることや技の使い勝手の良さで差が出てしまったこと、原典とは戦闘面におけるシステムや環境が大きく変わっており(ターン制バトルではなく、ポケモン同士のわざのぶつかり合いになるため、どうしても耐久性よりもDPSなどの火力の高さの方が優先されてしまう)、持ち前の耐久力の高さをうまく活かせる機会がないことが原因であろう。
伝説ポケモンはジムの防衛には使用できないが、もしも使用することができれば、スイクンはその驚異的な耐久性能や、「めざめるパワー」による奇襲戦法などで大いに活躍の機会があったかもしれない。

また、一応伝説ということもあり、レイドバトルの報酬の質・量は最高クラスである。
従ってレイドバトル期間中は報酬目当てでスイクンレイドをこなしていたトレーナーが多かった。

そんな状況の中、2017年12月に通常技のアップデートが施された……のだが、何と「めざめるパワー」を削除し「バークアウト」(これまた不一致)を追加という斜め上の調整が行われた。まさかの通常技でのタイプ一致技削除である。
強化どころかタイプ一致技消滅でむしろ弱体化しているという……
同じく微妙気味だったホウオウは対グラードンや対レジアイスで大活躍を果たしているというのに。
追い打ちをかけるかのように2018年1月には上位互換のカイオーガが登場しますます要らない子に……

ちなみに、同期のライコウやエンテイは、ブイズ三鳥と同じく自分と同じタイプの技しか覚えない上に、同タイプの他のポケモンをはるかに上回る優れた種族値を持っているため、クセの少ない高性能なキャラクターに仕上がっており、ここまで悲惨なことにはなっていない
なぜスイクンだけこのような措置が取られたのか、甚だ疑問が残るところである。今後の改善に期待したい。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズでのスイクン

DX以降の作品に登場。
いずれもモンスターボールから登場するアシストキャラクターだが、DXでは「ふぶき」で周囲の相手を凍らせ、X以降は「オーロラビーム」で前方一直線上を攻撃する。
お前は何タイプなんだと突っ込むのは野暮というもの。

ポッ拳POKKENTOURNAMENTにおけるスイクン

タイプ:スタンダード
バーストアタック:超・絶対零度

フィールドフェイズ・デュエルフェイズ共に中・遠距離に強力な技を持つキャラ。
目の前に氷の壁を設置するFPバックシュートや、発生が早いオーロラビームをはじめ、相手の飛び道具を返すミラーコートなど、相手の仕掛ける攻撃に対して拒否の姿勢で立ち向かう防御に強いタイプのキャラとなっている。
体力は若干多いが、共鳴ゲージの溜まり方は遅くマニューラのはたきおとす攻撃を何度も食らうと1試合で1回もゲージが溜まらないことがある。
また、バーストアタックは発動まで若干時間がありかつブロック属性のため、掴み攻撃やブロック貫通攻撃で潰されることがある。そのため、相手の行動や読みに注意が必要。
同キャラ(ミラー)戦では、たてがみの紫が白に変化する。

アニポケでのスイクン

アニメ本編では、サトシがジョウト地方で初めて目撃した珍しいポケモンである。
遭遇した事をミナキに嫉妬されポケモンバトルになりかけたこともあった。

時を超えた遭遇

声は田中正彦
セレビィが凶暴化し森が荒れた為、姿をあらわしサトシ達に協力した。
使用技:バブルこうせん(セレビィゴーレムに使用)、水の浄化(湖の浄化)

幻影の覇者

クラウンシティの守り神として色違いの個体とコーダイのコピーデータやゾロアークの化けたものとして通常色が登場している。
ゾロアを捕らえられたゾロアークが、コーダイの言う通りに騒動を起こすために化けて、津波を引き起こした。

ちなみに、ゲームではエンテイ、ライコウに比べ頭一つ飛び抜けた扱いをされているためか、意外にも、スイクンをメインに据え、かつタイトルにスイクンの名を冠した劇場版やテレビスペシャルといった作品が存在しない。幻影の覇者』でやっと劇場版デビューを果たしたライコウでさえ、テレビスペシャルに名前が据えられているのに…は禁句である。(サブタイトルならばスイクンの異名である『北風の使い』の名を冠したDP編第28話『フワンテと北風の使い』が存在する。)

関連イラスト

かけぬける
スイクン


スイクン
水君


白藍
スイクン

 

関連タグ

三犬 伝説ポケモン
金銀 HGSS
クリス コトネ ヒビキ

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