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中国神話

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ちゅうごくしんわ

中国神話とは、中国に伝わる神話・伝説。人が超常の力を得てなる仙人の伝説とほとんど一体化している。歴史上の人物が神となるケースも多い。

概要

シャーマニズムやアニミズム、呪術信仰を基盤として、長い歴史を通して様々な要素を吸収し、取り入れて成立した。

天地開闢

最初は混沌とした世界である。やがて清んだ陽気が天となり、濁った陰気が地となった。

ここに盤古という巨大な神が生まれ、吐息から風、涙から雨、またその遺体から山岳や草木等が生まれたという。

三皇五帝

盤古の死と共に世界の創造はおおよそ終わり、三皇五帝という神もしくは聖なる君主が世界を治めかつ創造を完了する。まずは三皇が次々に現れる。

  • 伏羲:蛇身人首の神。家畜の飼育や漁撈などを教える。
  • 女媧:蛇身人首の神。伏羲の妹とされ、人類を泥から作った(あるいは産んだ)。
  • 神農:人身牛首の神。伏羲の子孫で農耕や医薬などの発明者とされる。

三皇にも女媧に代えて祝融を入れる等諸説あるが、概ね人間離れした姿で神と認識されていた。

だが、伏羲や神農が陳の街に都をおいて王に即位したり、

後述する黄帝と戦った伝承があったり、既に人間の王との区別があいまいである。

次に現れた五帝は、最初の王とも呼ばれる黄帝や善政の代名詞とされるなど、

もはやほぼ完全に人間のとなってしまう。

史家・司馬遷によれば、黄帝は中国文化と文明の源泉の象徴である(アン・ビレル『中国の神話』)。

黄帝は炎を操る弟の炎帝を水の武器で征服し、金属武器を発明した戦神である蚩尤を、

娘である女魃による旱魃の力で打ち負かした。

黄帝は数多くの戦いに勝ったが、侵略には何の喜びも見出さない偉大な英雄とされた(同書)。

堯もまた理想的な帝であったが、その子には帝としての器量が足りないことを危惧し、

冷酷な継母に対しよく孝行していたことで評判の高い舜を登用した。舜は堯の命を受けて

教育を任されれば世に孝行を広め、官庁を任されれば綱紀を正し、ついに認められて帝となった。

五帝の最後、もしくは五帝の次に王となったのがである。

禹は世界的な大洪水を治め、大地を汚染していた怪獣・相柳を殺した英雄である。

禹はその息子に王位を伝え、ここから最初の王朝、がうまれたという(アン・ビレル、同書)。

三皇五帝以外の知られている神話の英雄には、弓の名手羿がいる。

かつては太陽が十個もあり、交互に昇って大地を照らしていた。

しかしある日、十個の太陽が同時に昇り、作物も人間も焼けてしまった。

羿はこの危機にその弓で九個の太陽を射落とし、人類を救ったという。

羿は後に妻の嫦娥西王母から授かった不死の薬を盗まれてしまい、

嫦娥は月に逃れてカエルになったとも、

再生を司る月の女神になったともいう(アン・ビレル、『中国の神話』)。

これらの物語は儒教成立以前から伝えられてきたもので、

『楚辞』『淮南子』等にまとめられている。

殷周以降の王と神話

さて夏を滅ぼしたという、そして次の時代は考古学的裏付けもあり歴史上の王の時代といえる。

殷の神話は、「帝」という神を王が祭祀することを骨格としていた。

その方法が犠牲を捧げることや占いなどであり、現代に残る甲骨文字は占いの遺物である。

殷を滅ぼした周は「天」という信仰対象を持っていた。

天は天命という形でその意思を下して王を選ぶ。ゆえに王は天の子、天子である。

実際には殷を武力で滅ぼしたことが天命の力によるもの、と正当化したため、

逆に武力で王を倒して自ら王となった者が天命を得た者である、という論理が成立した。

こうして天命の行方は武力次第という、神の影が薄い図式が強化されたわけだ。

周の主神たる天は敗れた殷の神たる帝の概念を吸収し、「天帝」と呼ばれるようになった。

他に周は、社稷(それぞれ土地神と穀物の神)、宗廟(神となった祖先)等を祭祀した。

道教の成立と神話復興

道教の成立は時代はの末に下り、三国志の時代のことである。

この時代に活動した黄巾賊太平道)と五斗米道はいわゆる草創期の道教教団である。

太平道は黄巾賊の乱と呼ばれる反乱を起こし、後漢王朝によって滅ぼされてしまう。

しかし五斗米道の3代目天師張魯は後漢の宰相曹操に降り、こちらの教団は存続した。

張魯の子、張盛が4代目天師として龍虎山(現代の江西省にある)に移って天師道と呼ばれ、

曲折を経て正一教という現代に続く道教教団になった(菊地章太『道教の世界』pp.53)。

このような五斗米道に始まるのが、民衆から生まれた神話体系、道教とその神話である。

やがて道教の神話は皇帝を始めとした栄枯盛衰の激しい社会の上層にも広まっていく。

儒教が救えない没落への不安が、道教への信仰をもたらしたというのだ(菊池、同書pp.16)。

創始者は人か神か

道教の創始者とされるのは儒教の孔子とほぼ同時代の人物とされる老子である。

だがこの老子、五斗米道によって太上老君という天の最高神に祭り上げられた。

人から最高神への出世である。

太上老君は王朝が老子を祖先として崇拝したことでその人気が頂点に達した。

やがてその唐代に、天の最高神は元始天尊となり、天地開闢以前からの最高神とされた。

その都は天にある街、玉京であるともいう。

道教教義上の至上倫理は「」というが、これを神格化したのが太上道君霊宝天尊)だ。

これに太上老君(道徳天尊)を加えた三清が最も尊い神々ということになった。

元始天尊は自然の気から生まれたといい、人ではなく普通に神である。

だが元始天尊は逸話が乏しく、その部下たる玉皇大帝の人気がこれを凌ぐようになる。

やはり人気のある神々は人の出身

玉皇大帝とはいわゆる道教での天帝を指す(玉帝、天公など別名も多数)。

玉皇大帝は元始天尊を支える神々の一柱であるが、

宋代に入って人気が高まったことで天の最高神であるとされるようになった。

もとは光厳妙楽国の王子であったともいい、これも元は人間であったらしい。

娘に織姫がいて、牽牛彦星)との恋にパパマジギレするのもこの神様である(七夕の伝説)。

関聖帝君も人気の高い神である。三国志の英雄、関羽のことである。

歴代の王朝から武人の鏡として崇拝されるうち、武神とされるようになった。

さらには算盤の発明者とされ、商売の神ともされるようになった。

かくして中華街には関帝廟が置かれて華僑の信仰を集めている。

周の軍師太公望も、仙人とされる他、軍略の神様としても崇拝された。

この頃中国にも仏教が広まっていた。道教と仏教は一応は別の教団だが、

時として混淆されることもある。その典型が西遊記である。

これはお釈迦様の命で旅立つ仏教説話だが、多くの道教の神々が登場する。

つまり道教神話でもある訳だ。

そして主人公の孫悟空は道教の神「斉天大聖」としても祀られる。

女神にはどんな神々が?

  • 西王母:月の女神あるいは女仙の主。長命をもたらす仙桃を授けてくれる。
  • 媽祖:航海と漁業の守護神。黙娘という宋代の官吏の娘、幼少時から神通力があって仙人から神となった。
  • 碧霞元君天仙娘々):万能のご利益がある女神という。出自は黄帝の娘であるとか、民間から仙人として修行を続けて神になったとも。

死後の世界について

儒教では祖先霊として子孫を守ることになるが、

孔子の「怪力乱神を語らず」とあるように死後の世界の実態は曖昧である。

また道教の目的は、長命を得て仙人となり、自らが神となることである。

それは上述の神話に人→仙人→神の出世があることからもわかる。

儒教より死後の世界はハッキリしており、有名なのは山東省の聖なる山、

泰山の地下にあるという。

この死者の都を蒿里と呼び、その支配者を泰山府君という。

キョンシーなど、祀られない死者の怪談も多い。

しかし死後の幸福を求める神話や信仰はほとんどない。

歴代の道教を保護した皇帝は、仙薬を飲んで自ら不老不死の仙人になろうとした。

民間でも三尸説にあるように罪科を避けて長命を願うことが信仰の中心であった。

中国神話における神の位置づけ

キリスト教をはじめとして死後の世界での幸福を信仰の中心とする宗教は多い。

しかし以上のように、中国神話の世界では、信仰の中心はむしろ長命であり、できれば不死の仙人となることである。

そして神とは人が仙人の修行の果てになる存在という側面が強い。

かくして神と人、仙人が入り混じったカオス状態としての中国神話が存在しているのである。

神一覧

天地開闢と三皇五帝

盤古 重と黎

伏羲(伏儀) 女媧 神農 祝融

炎帝 黄帝 少昊 顓頊    

四神 四霊 四凶 四罪 蚩尤

羿 嫦娥

儒教の神々

天帝   宗廟

三清

元始天尊 太上老君老子道徳天尊) 太上道君霊宝天尊

その他の道教の神々

玉皇大帝 関聖帝君関羽、現在の天帝だという説もある)

斉天大聖孫悟空) 泰山府君東嶽大帝

西王母 碧霞元君 媽祖

哪吒太子 二郎真君 鍾馗 閻魔

妖怪一覧

こちらを参照。

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