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概要編集

中国神話に登場する出世・結婚、豊作、商売繫盛、病気の治癒や夫婦円満等々、幅広く人々の願いをかなえてくれるとされる女神


天仙聖母碧霞玄君(てんせんせいぼへきかげんくん)、泰山老母(たいざんろうぼ)、泰山玉女(たいざんぎょくじょ)、天仙娘々(てんせんにゃんにゃん)、天仙玉女碧霞元君(てんせんぎょくじょへきかげんくん)などといった別名で呼ばれる事もある。


中国では特に華北地方で最も信仰を集めている女神であり、『瑤池記』によれば七天女の1人であるとされる。


そのルーツは観音菩薩の生まれ変わり、泰山三郎(炳霊公)や泰山四郎の姉か妹に当たり、泰山の碧霞宮に奉られているといった様々な説が存在するが、その中でも泰山の守護神である泰山王(太山府君/東嶽大帝)の娘・玉女大仙あるいは後漢の明帝の時代の石守道の娘・玉葉との2つの説が有力とされている。


どんなに信仰心が薄いものの願いでも聞き遂げてくれる神々の中で、もっとも優しい女神であるとされ、王三奶々送子娘々痘神娘々眼光娘々という補佐神がおり、彼女たちの内で眼光娘々と送子娘々の2柱と碧霞元君を合わせて三霄娘々と呼ばれる事もあるという。


また、清の時代の伝説によれば碧霞元君は天下の狐仙をたった1柱だけで統括するとされており、その神通力は九天玄女と比肩する程のものとされているという。


フィクションでの登場編集

ペルソナ2編集

アルカナ「女教皇」のペルソナとして登場。

メガテンシリーズにおいて悪魔やペルソナは海外の伝承が出典でも日本語を話す事が殆どだが、彼女はなんと全文中国語で話す

召喚時のセリフの意味は端的に述べると「主人公の理解者として誠心誠意尽くします」という意味。


『女教皇』のアルカナが示すのは「聡明さ」や「優しさ」であり、信仰心に疎い人間にさえ寄り添う彼女の姿勢に合致したアルカナとなっている。


なお、女神転生シリーズでは外伝作を含め悪魔として登場したことは一度も無い。


関連項目編集

中国神話 女神

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