九天玄女

きゅうてんげんにょ

九天玄女とは中国神話に登場する女神であり、道教の仙女である。

概要

全ての仙女の長である西王母の副官であり高位の弟子。

戦術と兵法を司る武神でもある。

文献上の初出は『山海経』。そこでは人の首を持つ鳥、という姿で言及される。

黄帝に兵法を教え、別の仙女素女と共に房中術を教えたという。

女媧と同一視する俗信があるのか、台湾では道教寺院「道教總廟三清宮」や宗教団体が両者を混同しないように呼び掛けている。

房中術という性に関する術と関連があり、軍神の要素を持つ女神であるせいか、日本ではイシュタルに起源を持つという人もいるが、両者を結び付けるような学術的な根拠は無い。

中国語ではチォウティエンシュエンニュイ（Jiutian Xuannu）と呼ぶ。

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