曖昧さ回避
概要
『中国神話』において、世界万物を創造し、土と縄で泥人形から人間を創造した女神(地母神)。縄は伏羲が編み出したもの。
姿は伏羲と同じく蛇身人首と描写され、彼とは兄妹もしくは夫婦とみなされる。
人間が創られた後、火の神である祝融と水の神である共工が喧嘩し、負けた共工がとった行動により天に穴が開いて、天の川の水が地に注ぎ込み人間は滅亡寸前となる。女媧は人間がこの災いに苦しまないよう五色の石を錬成し、天の穴を五色の石で補った。人の世を救ったあと、彼女は力を尽きて大地に戻り、長い眠りに入ったという。
ちなみに「女媧」の「媧」は環境依存文字なので、表記としては「女カ」を使われる事もある。
「女禍」は誤表記。
中国語ではニュイワー(Nuwa, Nüwa)、上古中国語ではナクロール(Nakrol, naʔkroːl, naʔkʷroːl)と呼ぶ。