概要
『山海経』の「大荒西経」に記載される、中国神話の人面蛇身の女神「女媧」の腸から生まれたとされる、中国語ではニュイワーチァンと呼ばれる十柱の神々。
中国神話において複数で行動する神は、多くの場合は悪鬼・悪神の類いであるとされ、栗広の野に住み街道で悪さをしたとされるが、それぞれが何を為したかは伝わっていない。
一説によるとここでいう腸とは内臓全般を指す「はらわた」のことであり、生命を生み出す女性の生殖器官のことを示しているとされる。
なお女媧が黄色い泥をこねて人間を創造した(最初こそはきちんとした人を生み出したが、数が増えてくると生み出し方が雑になって劣化していった)という、創世神話の原典であるとも考えられている。