パパだから解ける"謎"がある
概要![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
『金田一少年の事件簿』シリーズの1つで、『金田一37歳の事件簿』の続編エピソード。
連載媒体はコミックDAYSで2025年1月22日に配信スタート。
金田一一は『金田一少年の事件簿30th』終了後から『37歳』開始までの間に七瀬美雪と結婚しており、『37歳』のラストである第132話にて美雪のおめでたが発覚。
高校生から中年サラリーマン、そして父親へと成長した一の姿が描かれる。
『37歳』から続くシリーズではあるが、そこから7年経過しているため、こちらから読んでも問題はない。
あらすじ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
宣言通り「金田一一探偵事務所」を開いた一。金欠に嘆きながらも少ない仕事をこなしつつ、きちんと育児に専念していたところに依頼の電話が鳴る。
振り込まれた多額の前金や匿名の内容にキナ臭いものを感じながらも依頼を受けた一は息子の九十九を連れて指定された場所へと向かう。
事務所を開いてから何事もなかった7年間。しかし、その依頼はこれから起こるであろう大事件の始まりに過ぎなかった。
登場人物![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
サラリーマンから遂にパパとなった44歳のしがない探偵。
安いマンションの一室を借りて探偵事務所を開いたは良いが、その原因となった集団との邂逅はなく、仕事は稀に入る浮気調査など。たまに手伝ってくれるフミへのバイト代はツケが溜まり、不動産屋への家賃支払いもギリギリになるほど経済的に困窮している。稼ぎ頭が妻・美雪のため、それに対してはやっぱり後ろめたいのか愛想を尽かされて離婚する悪夢を見るほど。
大人や探偵として普段は頼りないものの父親としての責務は果たしており、育児に関しては甘やかし過ぎず厳し過ぎない方針のためか息子との関係も悪くはない。
一と美雪の長男。ジッチャンの曾孫。7歳の小学生で好きな物はプリン。
結んだ髪(ちょんまげ)や太い眉など一部容姿は一の血を感じさせるが、素直で明るい性格や可愛らしい顔立ちは母親似である様子。パーマのような癖毛から父方の曾祖父の遺伝子も感じさせる。
美雪のしっかりした一面を見てきたのか何処か頼りなさそうな父親に幻滅することなく、身の回りで起きた小さな謎を相談するなど、関係も良好な様子。父親譲りの観察眼や推理力の高さを見せるが、まだ子供の為未熟である。
余談![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
- 予告や扉絵では赤ん坊の九十九と買い物袋を提げている照れ臭そうな表情を浮かべた一が描かれたため、『37歳』からの時間経過があまりないかのようにミスリードされていたが、実際には7年経過していたため、読者には「予告詐欺」と揶揄されたことも。
- 今作の連載開始前に犯人たちの事件簿作者である船紳津平氏がXにて犯人たちが金田一夫妻にお祝いを送っているイラストを投稿している。お前らどの立場だ。