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樹林伸

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きばやししん

日本のマルチ作家で、かつて『週刊少年マガジン』の編集者であり、現在は『マンガボックス』の編集長を務める。

人物

1962年7月22日生まれ。

肩書きは多数あり、漫画編集者、事業家(編集長)、漫画原作者、小説家、エッセイスト、歌舞伎脚本家作詞家など多方面で活躍しマルチな才能を発揮しており、天才との呼び声も高い。

大学では1年の就職留年を経て講談社へ入社。新人時代は安達哲の漫画『ホワイトアルバム』を手がけて最終回分の話の人気アンケートで1位を取った実績から、当時の編集長に優秀な編集者と認められ、「これからは好きにやっていい」と言われて独自の仕事環境を得た経緯がある。

第2次マガジン黄金期の中心にいたといっても過言ではなく、関与した作品はことごとくヒットするヒットメーカーであった。なお、編集者としての仕事のスタイルは、漫画家志望者が持ち込みをしてきた際に、その作品の内容をよく読んだ上で「才能がある」と感じたら、新人賞に応募するように進めてその作品を自身が手を加えた上で完成させて新人賞に応募させる、というもの。

しばらくの編集者活動を経て講談社を退社。その後は漫画原作者として活動し、複数の筆名で作品を手がける。また自身が、『MMRマガジンミステリー調査班』の主人公キバヤシのモデルになっていたりする。

現在は、漫画の無料アプリ「マンガボックス」の編集者に就任。漫画原作者としての活動も存続している。

名義について

漫画原作者としては、多数のペンネームを使い分けていることで知られる。

これはヒット作を持つ従来のPNを使用することで「ヒットメイカーが原作者なら、ヒットして当たり前」と思われるのを避けるためとのこと。

使われる名義には亜樹直天樹征丸青樹佑夜安童夕馬伊賀大晃龍門諒など複数ある。うち「天樹征丸」は、自らも原作者として携わった『金田一少年の事件簿』の「飛騨からくり屋敷殺人事件」に登場した巽征丸に由来している。

なお本名「樹林伸」もそのまま用いられることがある。

かつてはインタビュー等には「亜樹直」で応じることが多かったが、今は本名でそのまま掲載されることの方が多くなっている

ほぼ余談だが、実は『金田一』がらみではイニシャルがSK(記事を詳細に読むとネタバレあり)だったり、そのエピソードにもでてきたフリーライターと本名がそっくりだったりもする。

なお近年になり、一部の作品は実姉の樹林よう子氏との連名での制作だったらしいということがポツポツと明かされるようになってきている。

例えば天城征丸名義でのインタビューが登場する2024年8月の↓の記事では、多数の名義での代表作を列挙しつつ『BLOODY MONDAY』『エリアの騎士』の2つだけに「伸氏の単独作品」との注釈があえて明記されている。

https://prtimes.jp/story/detail/WBqgY6fo77r

制作に協力的な姉の存在は『金田一』初期の頃からしばしばインタビューで語られていたが、そもそもこれまでに上記PNが「樹林伸の単独名義である」だとは誰も明言していなかったので、特に矛盾はしていない。

主な作品

漫画編集

GTO

シュート!

漫画原作

金田一少年の事件簿(天樹征丸名義)

探偵学園Q(天樹征丸名義)

サイコメトラーEIJI(安童夕馬名義)

クニミツの政(安童夕馬名義)

シバトラ(安童夕馬名義)

エリアの騎士(伊賀大晃名義)

Get Backers -奪還屋-(青樹佑夜名義)

アソボット戦記五九(有森丈時名義)

BLOODY MONDAY(龍門諒名義)

神の雫(亜樹直名義)

サイコドクター(亜樹直名義)

島耕作の事件簿

ギフテッド(天樹征丸名義)

小説

ドクターホワイト(樹林伸名義)

歌舞伎脚本

石川五右衛門(樹林伸名義)

ゲーム

ファイアーエムブレムif(樹林伸名義) ストーリー監修

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