概要
西遊記をモチーフとし、世界滅亡を間近に控える荒廃した近未来を舞台にした冒険ファンタジー。テレビアニメ版は2002年10月から2003年9月にかけてテレビ東京系列局にて放送された。全52話。アニメーション製作はエッグ。プレスリリース時の仮タイトルは『孫悟空の冒険』。日本国外向けタイトルは『Monkey Typhoon』。
コミカライズ版『アソボット五九』が有森丈時(樹林伸)原作、葵ろむ作画により、2001年から2002年まで「週刊少年マガジン」および「マガジンSPECIAL」にて先行連載された。
当初の予定としてはエイベックスの総力を上げてアニメ・漫画にとどまらない大々的なコンテンツにする構想(最終的にはテーマパーク化までを視野に入れていた)があったようで、
DVD売上は100億円規模を目標とし100話以上の長寿番組を目指す、プレスリリースでは「この作品をもって『MAN画』という大人のための新しいジャンルを創造したい」という『MAN画』なる独自の新用語を背負う看板作品とすることを意図したり、コミカライズ版を取り扱った講談社の偉い人は「10年20年と愛される作品にしたい」と強く意気込んでいた。
………しかし、肝心のアニメの出来は極めて低クオリティかつツッコミ所満載という残念な出来で、人気は全く伴わず、100話以上を予定していた本編は52話で打ち切り、DVDの発売は20話までで打ち止められてしまった。
どうにかして100話放送の公約を果たそうとしたのか、最終話終了後すぐに再放送がされたがこれも半分ほどで打ち切られたため、再放送を数えても100話到達は叶わずに終わってしまった。
また売り上げ100億円を狙う幅広いメディアミック展開を目指した割にグッズ展開もほとんど行われず、ホビーらしいホビーではタカラから五九の武器ジョイスティックを模したチープトイ、コロガッツという小型トイ、ドッカードというカードゲームが出されたのみ。(いずれも第1弾で打ち止め。キャラクターの立体物に関しては文具ホビーであるコロガッツに付属したミニフィギュアのみである。)
国民的人気作品を目指すと豪語して送り出されたにもかかわらず蓋を開けてみるとお世辞にも分相応とは言えない出来に(もっとも放送前の時点でとても成功するようには思えないという懐疑的な反応は多かった)、放送当時ネットでの反響はボロクソにこき下ろす批判一色に染まり、2chアニメ板の本スレなどは最初からアンチスレ状態で擁護・好意的な意見はそのほとんどがネタとして書かれたものであるなど散々な有り様であった。
その不評さを象徴するかのような「糞ボットン便器五九」という非常に不名誉なあだ名がつけられ、2chなどでは最早通称と化してしまっていた。
このため大手企業主導のIPビジネスとしては代表的な失敗例の一つと言える。
糞ボットン便器五九と呼ばれた所以
前述の通り本作の出来栄えは2000年初期のテレビアニメの平均を考えても良いほうとは言えず、当時のネットユーザーからは「糞ボットン便器五九」呼ばわりされる、本作品の視聴は「苦行」と称されるなど満場一致でクソアニメ・ネタアニメの判定をされていたと言える。
以下に放送当時ネットユーザーから批判・指摘されていた主な問題点をあげる。
- テンポが悪い(長期展開狙いによる話数稼ぎなのか無駄な引き伸ばしが多い)
- 肝心の見せ場である筈の戦闘シーンは止め絵多用で迫力に欠ける
- ほとんど説明が無く、視聴者置いてけぼりな唐突過ぎる展開の連続
- OP用に描かれたアニメーションが殆ど無く、大部分が本編からの映像やバンクシーンの垂れ流しというMAD状態(当時のアニメとしては珍しいものではないが、鳴り物入りとしてみると微妙である)
- 浮き気味のCG(当時まだテレビアニメにおける3DCG導入の黎明期だったため仕方ない部分もあるが、OP同様に鳴り物入りとしては微妙)
- 移動していない筈のキャラが次のシーンで全く違う場所に居たりする(いわゆる作画ミスによるワープ現象)
また単純にアニメーションの質が悪いだけでなく、作品としての見せ方にも多くの粗や問題点が見られる。
- 文明がほぼ崩壊した近未来であり人間とロボットが共存する世界といういくらでも調理のしようがある世界観にもかかわらずその設定がほとんど活かされていない
- 五九ら筆頭に主役と言えるアソボット達も言われないと分からないほどロボットである設定がデザイン仕草共にほとんど表れていない
- そもそもアソボットの大半にロボットである必要性がほとんど感じられない(アソボット達は人間同様に普通に飲食物の飲み食いをするため、資源を巡って村々に襲撃をかけるアソボットも多く存在する。なぜわざわざ飲食が必要な設計にしたのか・・・)
- 五九は「大変身」時のバンクで一瞬だけ凛々しい大人風の顔に変化するが、その後の実際の戦闘シーンでは何故か顔つきが変身前と全く変わっていないため、単に意味の無い演出になっている
- 五九の愛馬アソボットであるスカイウォーカーは五九の変身バンク時にガンダム風のかっこいい姿に変身するがその姿で戦闘に参加するなどはせず、すぐに元の姿に戻るためこれにもほとんど意味が無い
- キャラの描写にも一貫性が無い(例として15話では五九はスケベ趣味としてはパンツ派であり水着にはほとんど興味がないことが示唆されるが、そのシーンの直後に水着グラビアを見てご満悦そうにしている等)
- 数少ない関連ホビーであるコロガッツの本編での登場が唐突かつ非常に短い(42話「回転!ガッツで大バトル」の一話のみ)そして実際の玩具とルールが全く異なる上、コロガッツに搭乗しての試合模様もほとんど描かれていないため販促回としても微妙
- 夕方6時台のアニメだったにもかかわらずやたらと大人にしか分からない方面での下ネタが多く、サンゾウのような常識人・真面目ポジションのキャラも後半から段々際どい下ネタを口にするようになるなどキャラ崩壊と言ってもいい描写も見られた(これら下ネタはネットユーザーからの評判としては受けるどころか余計に顰蹙を買う要因の一つになっていた)
- 2代目EDでは悲恋を思わせる歌詞に合わせて五九達の旅路の様子や、アニメ版本編では描かれなかった現代編におけるサンゾウとレイの恋愛関係を仄めかす光景が映され、情緒溢れる感傷的な内容に仕上がっているが、肝心の締め括りでは突然気持ち悪い顔の巨大なナメクジに襲われた五九一行とそれを退治するという場面になり、最後のカットではよりにもよって五九に殴られる巨大ナメクジの歪んだ顔面をドアップにして終わる。直前のシーンがコールドスリープから目覚めレイを想うサンゾウという哀愁的な場面なだけに温度差が激しく、曲自体の評価も高いために最後のカットのせいで台無しである、何故この演出で終わろうと思ったのか等々の批判が多くあがった。
- 3代目EDのサビ部分にて、魅音と大人版の紫苑が扇情的で示唆に富む歌詞をそれぞれ口ずさむような演出がなされるが、この際のアニメーションがややリアル調に描写された唇をパーツ単体でウネウネと動かすだけで、顎などの他の顔のパーツが全く動いておらず、そして唇自体もかなり浮いた感じの描写であるため、どこかツギハギ感のある画になってしまっており、妖艶というよりはむしろ不気味であるという指摘が多々あった。
放送当時はこのような数々の作画崩壊や設定破綻、シュールな展開にツッコミを入れながら楽しむ、かの伝説のアニメMUSASHI -GUN道-のそれに近いネタアニメとして楽しむ視聴者も数多く見られた。一歩間違えばGUN道に並んで平成のチャージマン研!と言えるポジションに就いていたかもしれない。
特に15話にて、大柄な豚型の三枚目キャラであるトンゴーが突如何の説明もなく巨乳の女体となって出てきたシーンはある意味一番の伝説であり、当時はトンゴー祭りと称されネットユーザーらを恐れ慄かせた。
3クール以降からは声優達の半ばヤケクソ気味なほどの暴走が目立ち(DVD製作の打ち切りが決まったことから製作陣が完全に吹っ切れてしまい、台本は半分以上が真っ白だったという)ビーストウォーズのような遊び心満載のアドリブまみれに。このため3クール以降は声優陣の懸命な演技とアドリブのおかげもあってか真っ当に面白いと評価する声もあるが、それでも人気回復には至らず打ち切りの憂き目に遭う。
またプレスリリースで語られていた大人のための漫画である『MAN画』なる用語は当然全く定着せず、当時のネットユーザー間では専らこの作品を揶揄する語録として使われていた。
このように放送当時はクソアニメ・ネタアニメとして楽しむ見方がネットユーザー間の共通認識のようになっていたが、低品質とは言っても流石にあのヤシガニほど酷いわけではなく、あくまでも2000年代にありふれていたテレビアニメとしては一応見るに耐えうる内容ではあり、しかし製作会社が目指していたような後世に語り継がれるほどの名作かと聞かれればとてもそうは言い難く、総合的にはなんとも微妙な出来だったと言える。再放送の頃にはネットでのいじりも沈静化しておりそのままネットユーザー達の記憶からは薄れていき、全話収録した媒体は既に廃盤であるビデオ版しか無いことと現状配信等もされていないことからマイナーかつニッチなアニメに部類すると言える。
肝心の本編に関する評価はこのように酷評が多く締めていたが、流石に大手音楽企業であるエイベックス主導だけあってか音楽や曲に対する評価は高く、そして声優陣も非常に豪華であることは長所と言える。(逆に言えば見どころがそれくらいしかなく、曲や声優陣は良いだけに無駄遣いだとする声も度々聞かれる。)
主人公の五九役である山口勝平はサルのキャラクターに思い入れがあり、特に孫悟空の役を演じることを夢見ていたという。そして当作品が念願の孫悟空役任命作品となったが、この作品が当人にとってそのような記念すべき仕事としてどこまでの思い入れを持たれているかは定かではない。
勿論この作品に対する反応は完全に全てが批判しか存在しないわけではなく、そして全ての描写が最凶最悪というわけではない。例をあげれば主人公の五九は「最強最悪」を自称するスケベなお調子者でありながらも仲間を傷つけられると怒りをあらわにする熱血漢という、少年アニメの王道かつ根本的な主人公設定はブレずにしっかり描かれているため、そういった部分を純粋に楽しんでいたファンも一定数存在する。そのため結果としては良くも悪くも「10年20年愛されていく作品」となった、とは言える。
現在はエイベックス側からもある意味黒歴史的な作品として認識されているのか、2013年発売のCD『カオス上等!!誰得?俺得!avexレアニメソング・コレクション』のボーイズサイドに当アニメの初代ED曲『i Wake Your Love!』が収録されている。
ストーリー
1000年のコールドスリープから目覚めた少年サンゾウが、あと1年で破滅のときを迎える未来世界を救うべく49個ある鍵を探しだし、第一世代アソボット五九たちと共に東の果てジパングへと旅をする。
用語
アソボット
アソシエーションロボットの略。
ロボットであるという設定を知らないと一眼ではロボットに見えないデザインのものが多い。
人間の友人的ロボット。千年前にサンゾウの父、キュウゾウ博士が開発。
49の鍵
ジパングにある双龍門を開けるために必要。作品内ではお宝とも呼ばれている。それで世界が救われるらしい。
マスターキーは対応した他6つ(全7つ)の鍵を集めるとコラボアップというパワーアップを果たす。
破滅ウイルス
プロフェッサーDが千年前に開発。アソボットを暴走&強化する。DG細胞。
これの蔓延により、千年後に世界が滅びると予測?世界の砂漠化は巨大な樹木のせいらしいが・・・
ジャダレ
ダジャレを越えたもの。使いすぎると女の子にひじ鉄くらったり友達ににらまれたりします。
登場人物
サンゾウが選んだパートナーアソボット。二つ名は「カカ・マウンテンの五九」
五九盗賊団を率いる最強最悪のアソボットであることをよく自称している。
見ての通り孫悟空に当たるが、猿呼ばわりされると怒る。その割に好物はバナナで、ウッキッキ~とサル丸出しな笑い方も度々する。美女に目がなく、特にパンツが大好きなスケベザル。事あるごとに女性キャラのパンツを覗こうとしたりスカート捲りを試みてはボコボコにしばかれるというお決まりの流れがある。なおスケベ趣味としてはパンツ派であり水着にはほとんど興味がない模様。(その割に水着グラビアを見てご満悦になったりと一貫性がない)また巨大美女が男を捕食するなどの特殊な嗜好への趣味は無いらしく、15話のブンガク村でそのような内容のセクシー映画を観た際には引き気味・不満げであった。
変身に20秒もかかることを敵に突っ込まれたことがある。コラボアップ時に歯茎を大きく剥き出して歯を食いしばるという若干の顔芸をするため、パワーアップシーンとしてはやや不格好な部類に入る。
暴れて岩の下敷きになっていた所をジョーとトンゴーに救われ、五九盗賊団を結成する。
サンゾウのコマンド入力により、人間の女子供(自分より弱い相手)には勝てない。解除キーは双龍門の先にある。
サンゾウ / 玄奘三蔵(CV:関智一)
千年のコールドスリープから目覚めた救世主。青髪の人間の少年。名前から分かるように玄奘三蔵。
ハモニカによるコマンド入力で五九を始めとしたアソボットを制御出来るが、セカンドアソボットまでが限界。
一見常識人のようだがこう見えてかなりのむっつりスケベ疑惑がある。
(平然と「巨乳」というワードを連呼する、後半アイキャッチの会話にて五九に「今日のオカズは何ですか~」と聞かれ「今日は~、クルミとミルクを食べちゃいましたぁ」などと答える等 ※クルミとミルク=その回のゲストキャラだった双子の幼女キャラの名前)
スージィ(CV:飯塚雅弓)
正式名ゴータ・マ・スージィ。サンゾウ達の旅に同行する人間の少女。
名前の中にとあるワードが隠されているため当時はそれをよくネタにされていた。
父親は元賞金稼ぎで五九とは知り合い。死んだ父親の代わりに五九に同行し、伝説を見届ける。
五九にセクハラを受ける度にぶっ飛ばすのが毎度お決まりのやりとり。
トンゴー(CV:国本武春)
大柄なセカンドアソボット。二つ名は「鉄腕のトンゴー」
典型的な三枚目キャラ。本業は看護アソボット。CVの国本武春は浪曲師で、人気声優を集めたレギュラー声優陣の中で唯一本業ではないメンバー。
名前から分かるように豚であり猪八戒にあたるが、体に縞模様がある、鼻が分かりやすい豚鼻ではないため視聴者からは虎と間違われることが度々あった。
第15話における伝説のトンゴー祭りのことはファンの間では他言無用。なんだかんだで当時ネットユーザーの間では最も人気だったと思われる。
「メガトンハンマー、始めました!」
ジョー(CV:佐々木望)
細身なセカンドアソボット。二つ名は「十字架のジョー」
五九盗賊団の中では二枚目キャラで、切れ長の目と常時マスク姿が特徴的。本業は工作アソボット。
沙悟浄にあたるキャラ。カッパの皿を思わせる冠状の帽子を被っているがハゲではない。そしてカッパだけに水が好物で、特に作中では海洋が干上がり水が貴重な世界と化した地球を旅しているため、塩辛いものなど必要以上に喉が乾く食べ物などを嫌がる。
どこかやる気の無さそうなテンションの低い喋り方をすることが多い。
某コピー忍者のように口元全体を覆い隠すマスクをしており素顔は結局明かされることは無かったが、目元や顔の輪郭からして恐らく美形であると思われる。
コラボアップ後の服装の変化はただコートを脱いで軽装になっただけでは…?とか言ってはいけない。
またコラボアップ時の武器であるフェザーブレードは真っ直ぐな長剣なのだが、バンクシーンでは何故かくの字に曲がっている。
「フェザーブレード、冷えてます!」
スカイウォーカー
五九の愛馬アソボットであり「大変身」時にプロテクターを届ける重要な役割を持つ。
また主人公サイドのアソボットの中では一番分かりやすくロボット然としたデザインをしている。
変身バンクの約20秒の間だけ、3DCGで描かれたよりメカニカルでガンダム風なかっこいい姿に変身するが、その姿で戦闘に参加するというようなことは一切無く、五九の変身が終わるとスカイウォーカーの変身も解除される。このためCGの無駄遣いであり全く意味が無い演出であるとして当作品を象徴するツッコミ所の一つとして知られている。
五九がコラボアップした後は必要がなくなったらしく解雇かと思われたが45話からは何故かまた必要になった。(理由は一切説明されていない)
五九が口笛を吹けばどんな場所だろうとどこからともなく異次元から飛んでくる。このため五九にはとても懐いており深い信頼関係があるとみえるが、どのような経緯で出会ったかは結局作中では一切明かされることが無かった。
活躍の場はそこそこあり、五九達をしぶとく手古摺らせていたピンチもスカイウォーカーの一蹴りで全て解決してしまう為、彼(彼女?)がこの作品内で最強最悪の存在ではないかと言われている。
魅音(CV:高山みなみ)
女性型のファーストアソボット。頻繁に乳揺れする巨乳が武器の妖艶な美女。お宝(49の鍵)を集めるために力ある者を利用する魔性の女。
初期は五九のジョイスティックを狙って度々悪事を働いたり、状況に応じてより優位な側につくというねずみ男と峰不二子を合わせたようなポジションだった。
後半からは五九たちとは別行動だが、仲間になった模様。
紫苑(CV:榎本温子)
魅音の妹であるファーストアソボット。
ツインテールがチャームポイントな可愛らしい幼女姿から、魅音に負けずと劣らずのセクシーでグラマーな大人の姿に自在に変身出来る。
ヤズー(CV:三木眞一郎)
五九のライバルであり正統派な悪役。
車掌。マッハパンチ。部下多数。後継者争いに破れ、兄弟弟子であるカオスⅡ世の体を乗っ取っていた。
破滅ウイルスをコントロールできるらしい。実力は五九より上。
キュウゾウ / 玄奘久造(CV:納谷六朗)
サンゾウの父であり全てのアソボットの生みの親。
レイ
第1号アソボット。全てのアソボットの母。
漫画版ではサンゾウとの恋愛模様が描かれた。テレビアニメ版では取り上げられず、2代目EDで二人の関係と過去を示唆する絵が映るのみになっている。
プロフェッサーD / 出門龍太郎(CV:野沢那智)
破滅ウイルスの生みの親であり全ての元凶。
よく五九達に名前を「プロフェッサーG」と間違われる。
GK(CV:大塚明夫)
山賊アソボット軍団、フリガンズの親玉。声優の大塚明夫氏は非常に乗り気だったらしい。
ジュテーム(CV:小西克幸)
GKの配下アソボットで超が付くほどのナルシスト。そして非常に分かりやすいオカマキャラ。
美を追い求めて整形を繰り返した結果何故かオカマというキャラクターに辿り着いたらしい。
オカマキャラとしても異様に濃い顔付きと、度々もっこりがはっきり分かるビキニパンツにガーターベルトという色々とアウト気味な際どい衣装が特徴で、その強烈な風貌とキャラから五九含め対峙した相手を恐れ慄かせている。
自身の美貌(?)に酔いしれるあまり、反射して写った自分の顔にうっとりと見入って隙を突かれる、非常に濃い厚化粧を落とされるとパニックになって一気に戦闘不可能な状態に陥るなどある意味自分自身が一番の弱点。
42話のアイキャッチの茶番でDreamメンバー入りを希望するが当然拒否される。
GKに雇われた賞金稼ぎの殺し屋アソボット。この名前にして太めな体型で背が短いほうが兄で、細身で背が高くて緑色のほうが弟だが、某大手ゲーム会社の世界的に有名な配管工兄弟とは一切関係ない。
フレイム(CV:梁田清之)
ヤズーの配下の溶接アソボット。作品内で最もまともに一眼でロボットだと分かる外見をしている。
フィオーレ(CV:横山智佐)
ヤズーの配下の和装でおかっぱ頭の女性型ガーデニングアソボット。
笛を吹くことによって樹木を操り、その際はなぜか毛が伸びる。
第9話にて、サンゾウと五九による非常にシュール極まりない攻撃を受けたシーンはちょっとした伝説。
13話では作画ミスによる瞬間移動を披露する。その後列車にはねられてあっさりと死亡。
ウィンド(CV:藤原啓治)
ヤズーの配下。風を操るアソボット。
スージィを誘拐するものの、五九達に人質は通用せず敗れた。
キャットルーク(CV:浅川悠)
サンゾウの旅を終わらせるべくプロフェッサーDが作り出した。
中性的な容姿をしているため魅音からは美少年と間違われていた。
ペガサスナイト(CV:関俊彦)
キャットルークの手下その1。ナイスで素敵な騎士侍。空中殺法が得意。
エレファントビショップ(CV:若本規夫)
キャットルークの手下その2。トンゴー以上の怪力であり伝説のトンゴー祭りのきっかけ。
ブンガク村のはずれにある追放され焼却予定だったエロ本の山を読み漁り尻尾を振って悦んでいたが、その後トンゴー祭りによる犠牲となった。
ドーベルマンキング(CV:檜山修之)
キャットルークの手下その3。ドーベルマンキング山賊団の頭で部下にブルドック型のアソボットが大量にいる。
美女や美少女を見て興奮するとしっぽが起つ。老婆などを見ると*萎えて*鎮まる。
サンゾウ一行からはドーベ・ルマン・キングやドー・ベルマンキングやドーベル・マーキングなどと名前を変なところで区切られていじられる。
No.表記が確認できるのは、五九、魅音と彼くらい。
マシンガンブラザーズ(CV:伊崎寿克、芝原チャコ、桜井敏治)
ゴロツキ3人組。一見ただの銃を持った人間にしか見えない見た目をしているが、一応「不良アソボット」らしい。
五九やスージィから名前を「マタチンがブラブラ」や「マシンがラブラブ」などと酷い間違われ方をされる。
ユウ(CV:相田さやか)
人間の少年。テルミニ村編に登場。コマンド入力により自分より弱い者に対して弱くなってしまう五九をぶっとばしたことから強くなったと勘違いする。
ルルカ(CV:小林沙苗)
人間の少女。テルミニ村編に登場。生贄にささげられそうになった時の首輪を事件解決後の食事の時も常に付けていたことは視聴者から若干注目を浴びていた。
カオスⅡ世(CV:三木眞一郎)
テルミニ村の神官長。ヤズーとは旧知の仲であったが、後継者争いに破れたヤズーに体を乗っ取られていた。
シュール
魅音の手下。漫画版にのみ登場。
リアル
魅音の手下。漫画版にのみ登場。
藤村爽香
漫画版に登場。サンゾウのクラスメイト。
藤村宗一
漫画版に登場。爽香の兄。
クチナ(CV:田中伸幸)
タマラ(CV:西村ちなみ)
ユアン(CV:千葉一伸)
ズッソ(CV:中田和宏)
ミュール(CV:豊口めぐみ)
サイトス(CV:森川智之)
シリウス(CV:千葉進歩)
ガルーツ(CV:稲田徹)
鍋爺(CV:田の中勇)
城主(CV:石丸博也)
大明神
カリン(CV:小島幸子)
ソウヤ(CV:浪川大輔)
ガンツ(CV:飯塚昭三)
ガブル(CV:塩屋浩三)
バンダム(CV:堀勝之祐)
チョコ(CV:成田紗矢香)
ミルク(CV:生駒治美)
クルミ(CV:小松里賀)
ガリン(CV:田中亮一)
マーメイ(CV:徳永愛)
乙姫アソボット
カスパー(CV:小杉十郎太)
マーティ
マリー(CV:千葉千恵巳)
ベイス
キーボス
ドラムス
サックス
主題歌
オープニングテーマ
「BESIDE YOU -僕を呼ぶ声-」(第1話 - 第25話)
作詞 - 渡辺なつみ / 作曲 - BOUNCEBACK / 編曲 - h-wonder / 歌 - BoA
「我愛你(ウォー・アイ・ニー)」(第26話 - 第52話)
作詞 - 音羽志保 / 作曲・編曲 - 迫茂樹 / 歌 - Dream
エンディングテーマ
「¡WAKE YOUR LOVE!」(第1話 - 第13話)
作詞 - motsu / 作曲 - t-kimura / 編曲 - Puertronic (t-kimura + Charlie K) / 歌 - m.o.v.e
「霞ゆく空背にして」(第14話 - 第25話)
作詞・作曲 - yasu / 編曲 - Janne Da Arc & Hajime Okano / 歌・演奏 - Janne Da Arc
「BURNING DANCE」(第26話 - 第38話)
作詞 - motsu / 作曲 - t-kimura / 編曲 - Puertronic (t-kimura+Charlie K) / 歌 - m.o.v.e
「LolitA☆Strawberry in summer」(第39話 - 第52話)
作詞・作曲 - BOUNCEBACK / 編曲 - ats- / 歌 - SweetS
挿入歌
「東遊記」
作詞・歌 - LADY Q / 作曲 - LADY Q & Kenn Nagai / 編曲 - Kenn Nagai
「GOKU the Bandit」
作詞 - 池田裕幾 / 作曲・編曲 - 鈴木daichi秀行 / 歌 - 高尾直樹
関連タグ
西遊記・・・モチーフになっている。
マシュランボー・・・同じく西遊記をモチーフにして、荒廃した世界で別の種族が支配している世界繋がり
最遊記・・・同じく西遊記繋がり。アソボット戦記五九の放送終了後、曜日こそ違うが同じ時間帯にテレビアニメ版第二期である最遊記RELOADが放送され、奇しくも2002~2004年の間、西遊記モノのアニメが同時間帯に連続で放送されることとなった。