概要
『探偵学園Q』は、原作:天樹征丸(樹林伸)、作画:さとうふみやという『金田一少年の事件簿』のコンビによって、週刊少年マガジンにて2001年25号から2005年34号まで連載されたミステリー漫画。
単行本は全22巻、文庫版は全12巻。
メディアミックスはアニメ、ゲーム、実写ドラマと展開された。実写に関しては、単発と連続と2度の映像化がされている。
後述の連続テレビドラマ版放送に合わせ、後日談が週刊少年マガジンに掲載された。この後日談は単行本1巻。
ストーリー
キュウは幼い頃に誘拐された際に助けてくれた探偵のおじさんを慕い、世界一の探偵になることを志す。その夢を叶えるために伝説の名探偵たる団守彦が設立した探偵養成学校、通称DDSに入学することになる。
キュウは同じQクラスメンバー達とともに競い合い、協力しながら団守彦の後継者を目指していく。
登場人物
Qクラス
講師
Aクラス
Bクラス
冥王星
ケルベロス / ケン・L・ベルローズ(CV:鈴木一真)
九頭龍匠
警察
その他
テレビアニメ
2003年4月15日から2004年3月20日までTBSで全45話が放送された。
アニメーション制作はスタジオぴえろ。
当初はTBS系列28局(JNN)で、火曜18:55-19:25に放送されていた。TBS制作アニメが全ての系列局で放送されたのは、実は1988年3月に終了した『レディレディ!!』以来14年半ぶりであった。
だが、『伊東家の食卓』(日本テレビ系列局ほか)や『カスペ!』(フジテレビ系列局)の前に全く歯が立たず、これの後枠(火曜19時台後半)に放送されていた『ぴったんこカン・カン』を1時間番組に転換する事になったため2003年10月からは土曜17:30のローカル枠に移動した。この際系列局の約1/3がそのまま打ち切りになってしまった(ため、放送時間移動直前のエピソードではそこで終わらざるをえなくなっても違和感のない演出になっていた)。放送を続行した系列局でもCBCは結局途中で打ち切った。また、何とか完走したテレビ局でも、深夜アニメとして放送した局がほとんどであった(例・静岡放送、テレビ山口、RKB毎日放送)。
さらに言えば、原作が続行中でありながら終了を余儀なくされたため、終盤の展開と結末をアニメオリジナルにせざるを得なくなった。『伊東家』や『カスペ!』と対等に渡り合えていれば原作の完結までアニメに出来たかも知れないが。
なお、TBS制作アニメの全系列局放送は、このあと2010年4月に放送を開始した『けいおん!!』まで6年半にわたって中断している。
主題歌
オープニング
迷Q!?-迷宮-MAKE★YOU-(第1話 - 第21話)
作詞 - AZUKI七 / 作曲 - 大野愛果 / 編曲 - 尾城九龍 / 歌 - 岸本早未
Luvly,Merry-Go-Round(第22話 - 第34話)
作詞 - シライシ紗トリ・UCO / 作曲・編曲 - シライシ紗トリ / 歌 - ピポ☆エンジェルズ
100%ピュア(第35話 - 最終話)
作詞 - mavie / 作曲 - k.h.i / 編曲 - 秋元直也 / 歌 - ピポ☆エンジェルズ
エンディング
恋ごころ(第1話 - 第11話)
作詞 - 菅崎茜 / 作曲 - 大野愛果 / 編曲 - 小林哲 / 歌 - 菅崎茜
虹色にひかる海(第12話 - 第21話)
作詞・歌 - 北原愛子 / 作曲 - 春畑道哉 / 編曲 - 徳永暁人
みえないストーリー(第22話 - 第34話)
作詞 - AZUKI 七 / 作曲 - 大野愛果 / 編曲 - 小林哲 / 歌 - 岸本早未
風に向かい歩くように(第35話 - 最終話)
作詞 - AZUKI 七 / 作曲 - 大野愛果 / 編曲 - 小林哲 / 歌 - 岸本早未
テレビドラマ
2006年7月1日に2時間ドラマとして、そして2007年7月3日から9月11日まで全11話の連続ドラマとして、いずれも日本テレビ系列局ほかにて放送された。
舞台が秋葉原を中心としており、拠点は団守彦が事務所としていた部屋となっている。
こちらで天草流役を演じた山田涼介は、後に『金田一少年の事件簿N』にて金田一一役を演じる事になる。なお、キュウ役の神木隆之介は連ドラ初回の銀幕の殺人鬼でゲスト出演している。
ドラマオリジナルの刑事の中にはブレイクする前の星野源が出演していた。
また現在、声優として活躍中の小野賢章や飯田里穂もゲスト出演していたりする。
関連タグ
金田一少年の事件簿……本作のあるキャラがチョイ役で登場したことがあり、世界観が繋がってる可能性が示唆されている。