曖昧さ回避
- 『ギリシャ神話』に登場する怪物。
- 英語でハリモグラの意味(1に由来する)。
- 『真・女神転生』のキャラクター。→ 邪神エキドナ
- 『ファイナルファンタジーシリーズ』のキャラクター。本項で解説。
- 『クイーンズブレイド』のキャラクター。→ 歴戦の傭兵エキドナ
- 『スーパーロボット大戦』のキャラクター。→ エキドナ・イーサッキ
- 『ファイアーエムブレム 封印の剣』のキャラクター。→ エキドナ(ファイアーエムブレム)
- 『ポップンミュージック』のキャラクター。→ エキドナ(ポップン)
- 『神羅万象チョコ』のキャラクター。→ 蛇艶大公エキドナ
- 『パズル&ドラゴンズ』のキャラクター。→ エキドナ(パズドラ)
- 『宇宙戦隊キュウレンジャー』のキャラクター。→ エキドナ(キュウレンジャー)
- 『Re:ゼロから始める異世界生活』のキャラクター。→エキドナ(リゼロ)
- 『グランブルーファンタジー』のキャラクター。→ エキドナ(グラブル)
- 『ラストオリジン』のキャラクター。→ エキドナ(ラストオリジン)
- 『勇者、辞めます』のキャラクター。→ 魔王エキドナ
- 『Fate/GrandOrder』のキャラクター。→エキドナ(Fate)
ギリシャ神話
エキドナ(Echidna, 希:Ἔχιδνα)とは上半身が美女で下半身は蛇である半人半蛇の怪物である。名前は「蝮の女」を意味している。ケルベロスやヒュドラなど怪物達の母として知られる。
『神統記』ではクリューサーオールとオーケアニデスのカリロエーの娘とされるが、出自については様々な異説がある。『神統記』では不死の存在といわれているが、ペロポネーソスで家畜を襲っていた時に百目の巨人アルゴスに殺害されたという説もある。
なお、これには
- 『ヘラの部下のアルゴスがこれ以上自分の立場をヒュドラ等エキドナの子供に脅かされるのを恐れて殺した説』
- 『充分に部下が揃ったヘラが用済みとしてアルゴスに殺させた説』
等が挙げられている。
エキドナが生んだ子
怪物テュポーンとの間の子
- ケルベロス:3つの首をもつ冥界の番犬。
- オルトロス:三頭三体の巨人ゲーリュオーンに仕える双頭犬。
- ヒュドラ:9つの首をもつ毒蛇。首を一つ切ると二つ生えてくる。後のうみへび座。
- キマイラ:ライオンの頭と山羊の胴体、蛇の尻尾を持つ怪物(異説あり)。
- デルピュネー(デルピュネ):蛇女。テュポーンの命令でゼウスから切り取った腱の番をしていた。
- パイア:メスの猪。育ての親は同名の老婆。猪ではなく女盗賊との異説も。
- エトン:ハゲワシ。人間に火の知識を与えた巨神プロメテウスの内臓をついばむ。
- 金羊毛の守護竜:コルキスの王が所有する、<黄金の羊毛皮>牡羊座>を護る眠らずのドラゴン。
オルトロスとの間の子
テュポーンが神々にエトナ火山の下に封印された後、エキドナは息子オルトロスとの間に子をもうけている。
- スフィンクス:ギリシャのスフィンクス。メス。
- ネメアの獅子:分厚い皮の下に甲羅があるライオン。後のしし座。
- ラードーン:百の首をもつ竜。神々の果樹園で黄金のリンゴを守る。後のりゅう座。
- タゲス:エトンと同じくハゲワシ。異母兄弟の彼と共にプロメテウスの内臓をついばむ。
多くの怪物の内、オルトロス、ヒュドラー、ネメアの獅子、エトンは英雄ヘラクレスに殺されている。しかしエキドナはヘラクレスとの間にも、スキタイ民族の祖となる3人の子を産んだらしい。同じく多数の怪物を産んだ女神・ティアマトと似ている。
ちなみになぜこの蛇の怪物の名前が英語でハリモグラを意味するのかというと、ハリモグラは卵生の哺乳類であり、爬虫類と哺乳類の両方の特徴を持つという繋がりである。
『ファイナルファンタジーシリーズ』のエキドナ
シリーズ初登場は『FF3』。同作では闇の世界で水のダーククリスタルを守る敵として登場した。
後発作では『FF1』『FF4』の移植版や、『FF14』に登場。
『チョコボの不思議なダンジョン2』では「エギドナ」表記で、ラミア系の上位種として登場した。
関連タグ
【エキドナ娘】ミテラス(モンスター娘TD)上記のギリシャ神話のモチーフキャラ。