兵種:勇者
概要
「来るものを拒まない自由な村・・・。それが今のあたしの夢さ」
「あんたには帰るところがあるんだろ? 待ってる人がいるんだろ?」
「だったら帰ってやりな、家族に心配させるんじゃあない」
西方三島の姐御肌の女戦士で、領主の圧政と戦うレジスタンスのリーダーを務める。
「西方の勇者」と呼ばれ、存在自体が加入ルートでのタイトルにもなっている。
シリーズで初めて女性の斧使いというイメージを確立させた女性で、参謀エルフィンに仕える踊り子のララムととても仲が良い。
人竜戦役時代の遺産であるドラゴンキラーを所有するなどレジスタンス結成以前の素性が知れず、当人も口を割らないが、島の平和を願い島民を救いたいという想いには確かなものがある。
北の鉱山で強制労働を強いられる島民を救出すべく付近の村へ向かうが、救出計画が漏れてしまい、襲撃を受けて窮地に立たされていたところをララムの願い出により駆けつけた主人公・ロイによって助けられ、リキア同盟軍と手を組む。
何事においても率先して行動する実直な性格からレジスタンスの間では物語に出てくる英雄のように言われているが、一方で全てが終わればそのままいつの間にかいなくなるのではないかとの心配もされている。
またかなりの目利きで自分の島の人は一目でわかるほどであり、なかなかおせっかいな部分があるため、ワードからは姉貴が一人増えた気分とも言われている。
戦いの後は姿を消しそうになるが、周囲の根強い希望により再び歴史の舞台へと引き上げられる。
指導者として就任の末、かつてのレジスタンスで学んだ経験から優れた手腕を見せ、西方三島を束ねる独立国家『西方連合』の最初の歴史を築き上げることに成功するが、本人は地位を辞退したがっていたらしい。
ユニット性能
- 剣と斧が使える勇者というクラスで、斧の方が武器レベルが高い状態で加入してくる。初期値や成長率はあまり高くないが、エキドナ加入時点での斧使いには命中に難のあるユニットが多く、技が高めなエキドナの存在はありがたい。安定して使いやすい剣と使い分けられるのも長所。
- しかしやはり女性に斧は(文字通り)荷が重いのか、体格が足りないため鉄の斧ですら攻速が落ちる。それでも下級職の斧使いよりは動かしやすいものの、上級職になったときに斧が使えるようになる傭兵・ソシアルナイトたちをクラスチェンジさせていた人にとっては、使いどころのないユニットになることもある。
- ちなみに持参品はよりにもよって、男性陣の体格ですら持て余しがちな鋼の斧。競合相手筆頭ディークのような体格強者でない限り攻速落ちする上に、そもそも武器命中率が低すぎてそのディークですら使わない産廃。こんなものを装備するしかない状況には、レジスタンスの物資不足が如実に表れているとも言える。この装備品のせいで説得難易度が跳ね上がっており、ララムにドラゴンキラーを預けてさえいなければと多くのプレイヤーを嘆かせた。
- 斧使いとして使っていくのであれば、加入から少し後の章で手に入るボディリングを使用するとよい。これで体格が2上がるので鉄の斧では攻速落ちしなくなり、剣も少し重いものを持ちやすくなるので使い勝手がかなり向上する。
- 能力値は技と速さの初期値がやや高めで、それ以外は低め。攻撃性能はハードモードでもギリギリ許容範囲だが、耐久力は紙なので動かす際は注意が必要。HPはともかく守備・魔防に加えて幸運も低いので必殺が怖い。使えないほど弱いわけではないが、他にもっと使いやすいユニットがいるのは事実。
- 斧レベルがBと高いので、あまり手間をかけずにアルマーズの使用者を擁立したければ候補に挙がる。しかしアルマーズの守備+5をもってしても受けに回るには不安があるほど薄幸で、体格不足も辛い。他に候補者がいればそちらの方がいいだろう。
- ルート分岐の都合でエキドナとバアトルはどちらかしか加入しない。ユニット性能で見る分には一長一短なので好みで選べばよい。しかしこの二人以外にも色々な要素があり、どちらかと言えばエキドナ側のルートの方が採用率は高そうである。
- エキドナ側でのみキラーアクスが早期購入できる。斧の中では特に性能が高く、神将器アルマーズより余程使いやすい。
- ゴンザレスの加入レベルが大きく異なり、エキドナ側の方が低い。初期値は同じなのでこちらの方が強く育てられる。
- 敵増援の位置やタイミングが異なり、(個人差はあるだろうが)エキドナ側の方が対応が楽。
- ロイの嫁候補の一人ララムはエキドナ側でのみ加入する。バアトル側での彼女は占い要員になってしまいユニットとして参戦してくれない。
- ララムとの支援は進行が早く、なおかつ防御や回避など守りの面で二人とも強化されるのでお互いに有効。ただしこの組み合わせをAにすると、エキドナとララムどちらかが死亡しない限りララムとロイが結婚できなくなる。
- ララム以外の支援相手は四人全員が、下級職の斧使いとして加入してくる人たち。うち二人は単純に不遇キャラであり、残り二人はエキドナが侵入できない地形を踏破しに行くので歩調が合わない。支援相手のバリエーションにはあまり恵まれていないと言える。
覇者の剣での活躍
四巻「海を越えて」から登場。レジスタンスの首領だけあり、エトルリアの兵士に襲われる主人公アル一行を救出したり、噴水の罠を見破りベルンの竜騎士団を相手に善戦するなどの活躍を見せた。
ヒーローズ
西方の女神 エキドナ
「おっ、新しい開拓参加者かい?
あたしはエキドナ。
これからよろしく頼むよ!」
属性 | 緑 |
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兵種 | 斧/歩行 |
武器 | 守りの斧+→西方の勇者の斧(専用) |
奥義 | 太陽 |
A | 速さ魔防の大覚醒3 |
C | 攻撃の大紋章2 |
2019年11月から登場。
ステータスはHPと速さは高いがそれ以外は高水準。
斧で初となる守り系の効果を持つ武器。守備魔防もそこそこある上に条件を満たせば「守りの斧」と「速さ魔防の大覚醒」のステータスアップ効果も乗り、奥義の「太陽」も相まって地雷戦法に向く。防御地形があれば優先して乗っておきたい。
「守りの斧」は練成もできるので好きなようにカスタマイズしてみよう。
また、魔防は斧歩行の中では限界突破していない状態で最高値を誇るアンナに継ぐ高さとなる(実装時)。遠距離反撃素材があるなら継承させてみるのも手。
2023年8月のアップデートで専用武器「西方の勇者の斧」が登場。周囲三マス以内に味方がいると戦闘中、全ステータス+4かつ最初に受けるダメージを30%軽減しつつ軽減した数値分、次の攻撃ダメージに加算して戦闘後、HP7回復する効果で特殊錬成効果は敵から攻撃されるか敵のHPが75%以上の時は戦闘中さらに全ステータス+4かつ連帯効果。これで耐久面が強化してデバフを利用したカウンター特化になる個性を得た。
なお、召喚時に「新しい開拓参加者かい?」と言っているが、お迎えしているのはこっち側である。
余談
斧女子の歴史
エキドナ以前にもクラスチェンジ後に斧が使える女性ユニットは散見されていたが、最初から斧が使えそこそこの練度を備えているユニットは彼女が初となる。
その後も後作の蒼炎の軌跡にて主人公の属する傭兵団の副団長ティアマトがエキドナに次ぐ女性の斧使いとして注目されていたが、シリーズが進むごとにドラゴンナイトの通常武器が斧になるなど次第に女性の斧使いが珍しいという空気は薄れていき、キルソード剣士のような特色は失われている。
イケメン女子
目つきが鋭く、凛々しい外見から男だと思ったとささやくプレイヤーも珍しくない。公式の設定画でも覇者の剣でもかなり男っぽく描かれているが、FEHのイラストでは胸アーマーの女性らしさを強調するアレンジを加えたり、全体的に丸めのラインにすることでこの二つと比較するとかなり女性らしく見える立ち絵になっている。後に登場するタニスもイケメンな見た目に、男も天馬騎士になれるようになったのかと思ったと言われるなどこういうタイプはいろいろと誤解を招きがち。もっとも今は男性の天馬騎士も登場しているが。
その他
- 結局のところ素性についての言及は無いが、ララムが預かっていたドラゴンキラーからいろいろと推察されている。(預かっていたララム自身も千年前の剣を持っている理由はわからないらしい。)
- 支援会話では「傭兵なんてやめとけ」と語ったり、やたらと家族について言及してくる辺りが村づくりの夢と関係しているのかもしれない。
- 登場しないルートでもレジスタンスの残党から、「リーダーさえ無事なら望みはある」と密かにその存在を示唆するセリフがある。
- 内部データには彼女が女性の傭兵からクラスチェンジしていることが設定されているが、女性の傭兵というのはそもそも役職として存在せず、女性勇者もまた彼女のみであるため、実質専用職を二つ持っているキャラである。
- また、強い女性というイメージから女性からの人気は良く、その手の女性キャラが好きな男性ファンの人気も一定数得ている。
- 登場直後の集中攻撃による即死は、実は事前に閉じ村の前でLの文字を半回転させた形に味方ユニットを三人だけ待機させると防ぐことができる。一般ユニットよりも攻撃の優先順位が高い盗賊を出撃させるなどして何とか防ごう。
具体的には登場直後のターンに敵が分断され
#閉じ村#
敵自自エ敵
#敵自##
となる
関連イラスト
関連タグ
ペトラ=マクネアリー…同シリーズの中の人繋がり。辺境の島出身も共通で勇者にはなれないが、斧は得意である。性格はやや内向的で、話し方も片言。なお、ナンバリング声優は初。