兵種:踊り子
概要
参謀エルフィンに従う少女で、レジスタンスの諜報員を務めており、西方の窮状を訴えるためにロイに謁見し、そのまま仲間に加わる。どちらかと言えばエキドナの妹分とも言える。
見る者を元気にする魅惑の踊りはエキドナから「あんたの踊りは世界一だ」と褒められるほどだが、乙女の妄想に走るなど強烈な個性に周囲は振り回され、騎士軍将のパーシバルでさえ「情緒不安定、私の理解を超えている」と言葉を漏らす。ロイに恋心を抱いているが、その個性と過剰なスキンシップに当のロイも困惑している。
正体はエトルリア三軍将筆頭ダグラスの養女で、エルフィンを守る任務から共に西方の島々へと逃れていた。幼少の頃は旅芸人の一座で踊り子をしていたが、行き倒れていたところをダグラスに拾われて以来、ダグラスを「お養父さま」とよんで慕っている。
料理の腕前は殺人料理の域に達しており、作り終わると家が燃え、食べた者は七日七晩うめき苦しむ。エキドナからも「口に出すのも忌まわしい」「(あの手料理を)本当にやっちまったのかい?」などと言われている。それでも養父のダグラスはすぐに嫁に出しても恥ずかしくない味だと言うし、エルフィンは料理の味について何も言わない。何も言えない。
なお踊り上手なだけあって芸に関しては一応のプロ意識を持っており、「芸人にとって未完成のワザを見られることは死を意味する」「感動してもらおうと思ったら心の底から泣かなきゃいけない」「笑ってもらおうと思ったらバカになんなきゃいけない」「人に楽しんでもらえたら恥かいたって嬉しい」とその道に通じていると思わせるようなセリフを吐く。・・・。死を意味する?
通常のエンディングではエトルリアに帰らず旅の踊り子となり、その踊りが多くの人に受け継がれていくこととなる。また、ロイと支援Aになると結婚可能なキャラの一人であり、出自が解らないことから結婚に反対されつつも、たゆまぬ努力で認められていくこととなる。
もしエトルリアで王妃になっていたらいろんな意味で面白いことになっていただろうが、上述の通りまだまだそんな時代ではなかったようである。
性能
クラスは踊り子
同じく再行動担当のエルフィンと比較すると、速さや幸運がさらに高く魔防が負けている。
今作の踊り子は武器が使用できず、ステータス上限も全部20となっているため、歴代の踊り子ユニットと比較するとステータス的・機能的には最弱と言える性能だが、踊り子は踊りが本体であるため決して弱いということは無く、味方ユニット一人を分身させるというのと同義という極めて有用なユニットである。
ブーツの使用者に迷った場合汎用性が高い彼女に使うのもアリ。
加入条件は9章で特定の村を訪問するか、放置かで分岐し、エルフィン&バアトルかエキドナ&彼女かのどちらかの組み合わせの加入となる。前者はロットやワードの家族やカレル等キャラクターの掘り下げが多くなるのに対し、こちらはゴンザレスが同じステータスで低いレベルで加入する点と闘技場を使える場所が1マップ増える育成面でのメリットが増える。
ヒーローズ
陽気な踊り子 ララム
属性 | 無 |
---|---|
兵種 | 暗器/歩行 |
武器 | 竜殺の暗器+(竜特効) |
補助 | 踊る |
B | 罠解除3 |
C | 速さ魔防の大開放3 |
2019年11月から登場。原作では武器を持たなかったため、先に登場したテティス同様、暗器で登場した。
竜殺の暗器は浴衣エリンシアの超英雄武器だった「緑雲の舞扇」の竜特効+不動の姿勢と同じ効果。レギュラーでは初の罠解除や大開放を持つ。踊り子の動きやハートが出るのも完全に再現されている
飛空城に特化した構成であり、飛空城で緑雲の舞扇が他の英雄に継承させて編成されていたのが流行っていたのを意識したのだろうか。もし他の場面で活躍させたいのならスキル継承は必要になる。
これにてロイと支援会話がある女性全員が揃ったことになる。
個人の能力としては、特筆する事のない暗器踊り子と言った感じで、強くはないが再行動ユニットとして最低限の役割を果たしてくれる。
だが、彼女の重要な点として、長期間に渡って「封印の剣」出典の唯一の再行動ユニットである点と、「罠解除」を持つ希少な恒常英雄である事が挙げられる。
前者に関しては「リミテッド英雄戦」や「双界を越えて」と言った作品限定コンテンツが登場しているので、その際に封印枠の踊り子を使いたいなら彼女に頼るしかない。
後者に関しては飛空城で貴重な罠解除なので、継承要員として重宝する。2022年1月にレナックが登場するまでは、唯一の恒常罠解除持ちだった(他は超英雄)。
どちらとしても貴重なのに、5限かつ滅多にピックアップしないので「持っていない」「持っていたけど継承で使ってしまった」と言うプレイヤーが非常に多かった。
そのため、2021年6月に開催された「偶像の天楼」で登場した際に、2月のアニバーサリーで配布された「偶像の魂」を利用してこれを獲得した、と言うプレイヤーも多いだろう。
舞い踊る花嫁 ララム
属性 | 青 |
---|---|
兵種 | 槍/飛行 |
武器 | 花嫁の向日葵+ |
補助 | 踊る |
B | 攻撃の魅了3 |
C | 空からの先導3 |
2022年5月から登場。超英雄はララム初。戦禍の連戦の報酬として配布される。槍の踊り子は舞踏祭ベルクトと舞踏祭エルトシャンで三人目。
通常版とステータスを比べると苦手の守備が少し上がり、典型的な飛行ユニットの数値。
花嫁の向日葵は自分のHPが25%以上なら戦闘中、攻撃守備+5かつ攻撃守備のバフの数値分、攻撃と守備が上がるブレード系効果。アタッカーでも踊り子でも両立する対応力は結構高い。
配布で魅了系が来るのは初。
強化しても弓の飛行特効は弱いので弓には気をつけたい。
因みに戦禍の連戦のエピソードでは上述の弁当を配ろうとしている。
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ファリナ…同シリーズの中の人繋がり