パント
ぱんと
エトルリア王国屈指の大貴族リグレ公爵家の当主にして、王国軍の最高指揮官の1人、魔道軍将でもある。
天才的な魔道の使い手であり、精霊の声を聞くこともできるという。国を空けて魔道の研究にのめりこむが、不穏な動きを見せるベルンや黒い牙の調査を怠ることはない。
物腰柔らかく身分や素性にこだわることがない優男。しかし、魔道や知識絡みのこととなると、師であるアトスと同じく人が変わる。性格的にはかなり大人しい息子と比較しても明確にこの辺りは違っており、カナスとの支援会話でもわかる通り彼自身も師やネルガルと同じくある種の狂気を持ち合わせていることが見て取れる。ナバタ砂漠で魔道アイテム探索をしている最中にならずもの達に襲われているところをエリウッド達に助けられたのが縁で同行することになる。
登場ステージでパントは同盟軍として登場するのだが「ケガをさせたくないんだが…」と自分を襲う賊の心配をしたかと思えば、敵を返り討ちにし、挙句はたった一人で全員残滅する事もある*。襲われているとはなんだったのか…。
登場章の砂漠マップはマップ上にアイテムが埋まっているのだが、クリア条件が「敵の全滅」なので彼を放置しているとアイテムを回収しきれずにマップクリアしてしまう。経験値も勿体無い。また、強いとはいえ普通に死ぬこともあるので、飛行ユニットによる一刻も早い救出が必要となる。
なお、フィオーラに魔の島の調査を依頼した「ある人」とはパントのこと。そのあたりは支援会話で確認できる。
エンディングではアトスの研究を引き継いだことと、エトルリアに帰還した後に魔道軍将を突然辞任し大慌てになる王国をよそに生まれてくる子供の名前をのんびり考えていたことが書かれている。
封印の剣では息子と娘の会話で名前が挙がっているが、クレインとディークの支援会話で妻共々生存していることが判明しており、クーデターが起きても妻とのんびり生活している。
まさに、人生の勝ち組である。
能力値
初期値 | 成長率 | |
---|---|---|
クラス | 賢者 | - |
Lv | 6 | - |
HP | 33 | 50% |
魔力 | 18 | 30% |
技 | 21 | 20% |
速さ | 17 | 40% |
幸運 | 14 | 40% |
守備 | 11 | 30% |
魔防 | 16 | 35% |
体格 | 8 | - |
成長率は速さ・幸運以外控えめだが、初期値が高い関係で、ほとんど気にならない。頼れる初期上級職が多い本作でも特に優秀で、理魔法の弱体化を微塵も感じさせない。
単純な戦闘能力に目が行きがちだが、最初から杖Aで登場するため、杖要員としても八面六臂の活躍を見せる。この点はヘクトル編ハードで特に重要になり、なおさら起用されやすい。
気高き花婿 パント
「私はエトルリア王国の魔道軍将パント。
この姿は少しばかり緊張するね。」
属性 | 青 |
---|---|
兵種 | 青魔/騎馬 |
武器 | 祝杯のボトル+ |
補助 | 攻撃の大応援+ |
B | 強化無効・遠距離3 |
C | 鼓動の幻煙3 |
2019年ジューンブライドの超英雄。
前年のマルスに続いて花婿枠となり、ジューンブライド超英雄召喚から花婿が登場するのは初の事例となった。超英雄恒例の汎用武器となる「祝杯のボトル+」の他、パッシブCに新スキル「鼓動の幻煙3」を引っさげて登場する。
花嫁ルイーズと共に烈火の剣のキャラクターイラストを担当したワダサチコ氏本人によるイラストという原作ファンにはたまらない豪華なユニットである。既に既婚者であるが、「お祭り」ということでルイーズと共に今回のイベントに参加する。
「祝杯のボトル+」は「鬼神飛燕の一撃2」の効果を内蔵しており、空いたパッシブAに同スキルを継承することでダブル鬼神飛燕の一撃という超前のめりステータスで殴りに行くことができる。ただし、パッシブAで「鬼神飛燕の一撃2」を習得できるユニットは数こそ多いが全て☆5であり、一番手に入れやすい「ネサラ」でも習得までには羽根(場合によっては聖杯も)を使うことになる。守備魔防双方低めなのでワンパン撃沈覚悟なら貴重な同スキルよりまだ入手しやすい「死線」を継承したほうが安上がりで決定力が増す。
なお、被弾絵でも笑みを絶やさない辺り、流石魔道軍将である。
銀の魔道軍将 パント
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 緑魔/歩行 |
武器 | 銀の魔道軍将の書(専用) |
奥義 | 凶星 |
A | 緑の死闘・歩行4 |
B | 攻撃魔防の凪3 |
C | 始まりの鼓動3 |
2021年の4月に新英雄としてやっとレギュラー登場。花婿版とステータスを比べると守備以外は全て上回っている。
専用武器は攻撃3とターン開始持に自分と周囲2マス以内の魔法の味方は奥義発動カウントが最大値なら奥義発動カウント-1と広範囲の始まりの鼓動持ち。味方が魔道ユニット限定と効果条件は絞られるがアタッカー型の魔道とは相性が良い。効果自体は始まりの鼓動と一緒なので何度でも発動する。
もう一つは戦闘開始時、敵のHPが75%以上なら戦闘中、自身の攻撃速さ+6と攻撃面も備わっている。Cスキルに個人で始まりの鼓動を持っているので初っぱなから奥義が発動可能に。攻撃も魔道のサポートも両立するまさに魔道軍将に恥じない構成。
騎馬特攻が無いとは言え、守備は紙耐久に変わりないので弓と暗器、反撃出来ない近接武器には注意したい。
「想いを集めて」では、城に着いてすぐに図書室でカナスと再会。カナスから図書室で見つけたパントが興味を持ちそうな本を渡される。この時にカナスが上記の「もう一人の自分」について言及し、そのもう一人の自分からも様々な本を託される。
以降、城の図書室に住みつかんばかりの勢いでおびただしい数の本を読みふける。
その本の1つに原作でのカナスとの支援会話にあったニイメの著書との記述の類似点を見出すなど、その様子は自身が言う通り魔道軍将というよりは1人の学徒である。
そして、彼は「なぜアスク王国だけが幾度となく災厄に見舞われるのか」という疑問を抱くようになる…。
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