概要
ファイアーエムブレムシリーズでは他に例のない老婆の自軍ユニット。
「魔道使いなら知らぬ者はいない」「闇魔道に誰よりも深く分け入った者」など、その名を広く世に知られている闇魔道(古代魔法)の大家。通称【山の隠者】。
普段は山奥で闇の研究に勤しんでいるが、戦争の裏でうごめくベルンの竜の存在について興味を持ち、エトルリア軍に同行を願い出る。
外見やしゃべり口はまるで魔女のような雰囲気だが、子供には甘かったり、予知能力を持つソフィーヤにその危険性を教えて気遣うなど面倒見のいい面もある。しかし、ファとの会話には不穏なものを感じさせる(竜の力を我が物にしようとした説がある)、果ては終章に出撃させるとイドゥンを前に「これだ これだよ! わたしが求めていたものは!!」と叫ぶなど、謎の残る人物。
ヨーデルとは旧知の仲で、口の悪さは変わってないらしい。かつてはソフィーヤに似ていて奥ゆかしい絶世の美女であったと自称、男に貢物だけさせて捨てたりもしていたらしい。
烈火の剣に登場するカナスの母で、彼の息子ヒュウにとっては祖母にあたる。カナス自身は既に事故で他界しており、カナス以外にも息子たちは三人いたが・・・。ヒュウがあっさり理魔法の道を選んだことや、優しくした子供に貴重な魔道書を盗まれたことに呆れ果ててはいるものの、「バカな子ほど可愛い」とのこと。
烈火の剣の時代にもいるはずだが、パントとカナスの支援会話で名前が挙がるのみで登場しない。
ユニット性能
クラスはドルイド。
シリーズ初にして唯一の婆さん。ババ専歓喜。
全体的に高い初期値に加え、最初から杖Aで加入するため即戦力で通用する。一方、老婆だけあってHPと守備はかなり低く、ちょっと小突かれただけで天に召される打たれ弱さ。運用には要注意。
レベルアップは2回しかない上、成長率も年相応の低さなので、成長の余地はほとんど残されていない。
属性は理。支援相手はヒュウ、ヨーデル、レイ、ソフィーヤ、ファの5人。
支援進行が遅すぎて、実用性はほぼない。魔法職ばかりなので、仮に組んだとしても相手共々、後衛で細々と立ち回ることになる。会話を楽しむだけと割り切るほうがいいだろう。
ヒーローズ
山の隠者 ニイメ
属性 | 無 |
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兵種 | 魔法/歩行 |
武器 | ヒータバルチャー+ |
奥義 | 氷蒼 |
A | 攻撃魔防の孤軍4 |
C | 攻撃魔防の脅嚇 |
2022年2月から登場。自身の名を冠した書をレイに持っていかれているためか、属性が無属性になっている。無属性魔道のレギュラー入りは総選挙マリアンヌに続いて二人目。
ステータスは原作同様にHPと守備がかなり低い。しかし魔防はロナンを超える43と全英雄でトップ。
ヒータバルチャーは無属性初の汎用魔法で、孤立していると戦闘中、敵の攻撃魔防-5、かつ敵が攻撃魔防の弱化を受けていれば、戦闘中敵の攻撃魔防が弱化の値だけ減少。この効果はペレジアサーリャのペレジアの燭台と同じ。
因みに「ヒータ」は古ノルド語という言葉で「白」の意味。
魔法系の汎用武器は全てこの古ノルド語という言葉での各属性の色を指している。
関連イラスト
余談
声を担当する井上喜久子氏はヒーローズではディアドラ、本編でレア、セイロスを担当したが、老婆役での起用にユーザーは前述した自称絶世の美女は本当ではないかということもあり、ヒーローズにて若い頃の実装を所望する意見も多く見られる。