概要
烈火の剣
リキア地方の有力貴族、フェレ侯爵・エルバートとエレノアの息子。公式設定では17歳。
優しく正義感の強い性格で、何事に対してもまじめで礼儀正しいというシリーズ伝統の正統派タイプ。
3人の主人公の中でも最も従来のFE主人公らしく、「エリウッド編」も本作のメインとなる物語である。
また、タイトルの「烈火の剣」も彼が使う武器「デュランダル」のことを指している。
キアランお家騒動でリンディスに協力してから1年後、失踪した父を捜索するため、マーカス・ロウエンを連れ、長く辛い旅へと出発する。
オスティア侯爵・ウーゼルの弟ヘクトルとは5年間2ヶ月に1度競い合ってきた仲である。
エルバートの失踪を聞き、ヘクトルは単身の予定だったが、ウーゼルの命によりオズインとセーラ・その前に発生した出来事によりマシュー、計3名と共に、エリウッド軍に加勢する。
ペアエンド候補は竜族の巫女ニニアン、キアランの公女リンディス、イリアの傭兵フィオーラの三人。いずれかと親交を深めると、エンディングで結婚し、息子ロイをもうけることとなる。
またエリウッド編ではペアエンドの条件を満たしていると、エリウッドと恋人の一枚絵が表示される。(ヘクトル編では見られない)
封印の剣
烈火のリン編から20年後の前作である封印の剣でも登場し、フェレ侯爵の座に就いている。
年齢は30代後半なのにかなり老いている。
かなり愛妻家であったようで、妻のために雪山にしか咲かない花を取りに行ったことがあることがリリーナとマーカスの支援会話で語られている。本編開始時には、妻には先立たれている。
片田舎の地方領主でありながらリキア一の騎士と名を馳せる稀代の名将になるが、病を患っていて戦えないため、軍は息子のロイが指揮することとなる。
リキア同盟崩壊後、リキア諸侯の中で唯一の生存者として盟主代行としてリキア同盟を建て直したり政治面でもやり手。
病を患っていながらもストーリー終了後も存命であり、本編に登場した主人公の父親が最後まで生存するのはファイアーエムブレムシリーズにおいて唯一の例である。
サイファ
神器シンボルで登場。烈火PU弾の7・13弾でともにメインキャラクターとなっている。
ユニット性能
烈火の剣
能力値
当初の装備武器は剣、CC後は槍も使える。歩兵から騎馬になる本作唯一のユニットだが、移動力はパラディンより1低く斧は使えないと微妙。
成長率はバランス型だが実際にバランスよく育つとは限らず、良成長をしたりヘタレたりと強さがブレやすい。
専用武器
レイピア | デュランダル | |
---|---|---|
威力 | 7 | 17 |
命中 | 95 | 90 |
必殺 | 10 | 0 |
重さ | 5 | 16 |
耐久 | 40 | 20 |
効果 | 騎馬系・重歩兵系特効 | 竜系特効、力+5 |
レイピアは恒例の騎馬系・重歩兵系特効武器。前作より威力が上昇し、ソシアルナイト・パラディン以外の騎馬系ユニットも特効対象に含められた。槍に不利なのは相変わらずだが、遊牧民を確殺するのに高い命中を活かせるようになり、使いどころが増えた。
デュランダルは神将器【烈火の剣】。威力と命中は優秀だが、エリウッドの体格に見合わない重さで扱いづらい。体格をドーピングしても焼け石に水なのでトドメ用として活用しよう。
アルマーズと比べるといまいち、せめてもう少し軽かったら。
支援関係
相手 | 属性 | 支援C | 支援B | 支援A |
---|---|---|---|---|
ヘクトル | 雷 | 4ターン | 28ターン | 28ターン |
リン | 風 | 36ターン | 41ターン | 41ターン |
ニニアン | 氷 | 17ターン | 17ターン | 17ターン |
マーカス | 氷 | 29ターン | 41ターン | 41ターン |
ロウエン | 炎 | 31ターン | 41ターン | 41ターン |
ハーケン | 炎 | 20ターン | 28ターン | 28ターン |
フィオーラ | 風 | 41ターン | 41ターン | 41ターン |
支援進行が早いヘクトルとは真っ先に組むべきで、どのようなパターンでも支援Bまでは最低限進めたい。支援Aの相手は状況によりけりといったところ。エリウッドを途中までの戦力と割り切るならニニアン、最後まで主力として使うなら他のユニットと組むのが無難。
なお、ニニアンA・ヘクトルBで組んだ場合、守備魔防+5・回避+25・必殺回避+25の補正がかかり、攻撃を避けつつ受けも可能な剣ユニットという代用が難しい個性を持てるようになる。この点は通常プレイよりも、評価狙いで特に有効に働く。
仲間と力を合わせてこそ真価を発揮する、ある意味で主人公らしいキャラと言えるか。
封印の剣
能力値
初期値 | |
---|---|
クラス | パラディン |
Lv | 20 |
HP | 48 |
力 | 25 |
技 | 20 |
速さ | 22 |
幸運 | 14 |
守備 | 24 |
魔防 | 15 |
体格 | 8 |
病床の身という事で本編では戦闘に参加しないが、周回を重ねていくことでトライアルマップで使えるようになる。
しかし、蓋を開けてみるとお前のような病人がいるかと言わんばかりの高ステータスで、下手したらエトルリアの騎士軍将や、自分とこの騎士達の能力(期待値)に匹敵もしくはそれらをしのぐレベルの強さ。
武器レベルはなぜか剣はAで槍がSになっている。
覚醒
覚醒では有料DLCをクリアすることで著名なイラストレーター書き下ろしの追加キャラ(所謂「異界の○○」)が手に入るのだが、外伝のW主人公も揃って出ている中、ヘクトル、シグルドとともに見事にハブられた。
なお追加キャラには歴代主人公の他にペガサス三姉妹なども追加されているので枠の問題ではない。
ただし「いつの間に通信」ではシグルド・ヘクトルと共にきちんと仲間にでき、ここでのチームはレベッカ以外の序盤で仲間になるユニットをモチーフに構成されている(レベッカがいないのは女スナイパーが敵に登場しないから?)。
また、この部隊やDLCマップでは「エリウッドの鋼剣」という武器を持っている。何か特殊効果があるかと思いきや、鋼の剣に毛が生えた程度の性能で特殊効果もないという非常に悲しいもの。ぶっちゃけそれよりもデュランダルを(ry
ヒーローズ
リキア一の騎士 エリウッド
「僕の名前はエリウッド。
フェレという小さな国の公子だよ。」
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 剣/騎馬 |
武器 | デュランダル(専用)↔烈剣デュランダル(専用) |
奥義 | 聖兜 |
B | 斧殺し3 |
C | 騎盾の紋章 |
上級職ロードナイトがモチーフとなっており移動種別が騎馬の赤属性。ストーリーの烈火の世界では彼がボス扱い。ロイのことも知っているようだ。なお上記の通り「フェレという小さな国」と言っているが、フェレは国ではなく、声付きでもないのに、未だに修正されていない。
本作でも烈火の剣デュランダルを振るう。能力は攻撃は高めだが、近接キャラなのにHP・守備が非常に低く打たれ弱い反面、魔法防御が非常に高く魔道士や竜族相手に強いという特徴がある。
今作では武器の重さが実装されていないためデュランダルは強力な剣として使え、さらに自身から攻撃を仕掛けると攻撃+4の補正が入り攻手に回ると非常に強力…なのだが、やっぱり重いのか速さが並程度なので追撃は受けやすく、自身の耐久力の低さも合わさり追撃を受けてしまうとほぼ即死する。有利が付きかつ追撃を封じられる「斧殺し」があっても一撃死することもあるので、迂闊には攻められない。
しかし、騎馬には攻撃と速さを同時に+6できる「騎刃の鼓舞」という強力なスキルがあるため、これを併用することで速さが伸びる個体ならば、ほぼ追撃を受けない数値にまで伸びるためガンガン敵を攻撃できるようになる。
さらに「鬼神の一撃」の効果がデュランダルの追加効果と重複するため、これらを合わせるとデュランダルの攻撃力が2倍となる。
本人も周囲2マスの騎馬兵種の守備と魔防を同時に上げる「騎盾の紋章」を習得できるため、騎馬単編成で光るキャラ。
後に登場した常時攻撃が+3される「烈剣デュランダル」を振るう騎馬ユニットで、近接アタッカーとしてはほぼ上位互換の「総選挙ロイ」と比較されていたが、ウラを返せば最低レアリティでも入手できるのに、能力が一回り高い総選挙キャラと比較されるぐらいのスペックを備えているという事でもあるので全く使えない訳でもない。魔防のみ総選挙ロイより大きく勝る点を活かして「遠距離反撃」を継承させ、近接キャラを攻撃して撃破しつつ反撃で魔法キャラを倒すといった運用で差別化させることも可能である。
「武器錬成」システム実装以降はデュランダルの「烈剣」へのバージョンアップが可能となった。
2019年2月のアップデートで錬成武器対象に。鬼神の一撃3に跳ね上がって特殊錬成効果は鬼神飛燕の一撃2になる。これで火力も速さ両立できる個性を得るようになった。これはジークベルトの「黒き血の大剣」の完全上位互換である。錬成までは少し手間がかかってしまうが錬成して損はない。
2019年9月のアップデートで烈剣デュランダルも錬成武器対象に。専用錬成は自分からの攻撃時、速さ+7守備+10かつ敵は追撃不可。
これにより低かった守備を補うことができ、疾風迅雷による轢き逃げ(ヒットアンドアウェイ)が更にやりやすくなった。
2020年4月から神装英雄に選ばれた。アスクの衣装に身を包んだ姿で戦えるようになり、さらには神装英雄共通の全ステータス+2により実装当時の全ての近接騎馬を上回り、トップの総合値となった。
君に捧ぐ愛 エリウッド
「僕はフェレ侯公子エリウッド。
もし良ければ
一緒に愛の祭に行こうか?」
属性 | 青 |
---|---|
兵種 | 槍/重装 |
武器 | カサブランカ+ |
補助 | 攻撃守備の応援 |
A | 生命の業火3 |
C | 重刃の紋章3 |
2018年2月14日から開始した「戦禍の連戦 運命の息吹」にて報酬となったエリウッド。馬と剣を捨て、重装ユニットとして登場した(デュランダルェ…)。槍装備は恐らく封印の剣のエリウッドが元になってるのだろう。カサブランカの花束を持っているが、武器名の「カサブランカ」は装備している槍の名前と思われる。奥義の際にカサブランカの花が舞う様は貴族らしく、中々耽美。
通常版とステータスを比べると体力速さ攻撃守備が上がり、魔防はやや落ちたが高ステータスのバランス型ユニットになっている。
パッシブCの「重刃の紋章」はこれまでヘクトルしか持っていない希少価値の高いスキル。また、自身も重装なので盟友のヘクトルと足並みをそろえて出撃することが可能となった。バレンタインリンも揃えれば烈火の剣ファンには嬉しい重装パが組める。
通常版同様に速さも中途半端で追撃されやすい点や重装特攻には注意。また武器も使いにくいのでキラーランス鍛+かベルクトの槍+など他の武器の継承は必須になる
余談であるが、報酬となった戦禍の連戦のサブタイトル&開始ストーリーは封印の剣の1章をオマージュしたものとなっている、まだ若いのに親友の娘リリーナからおじさま呼ばわりされるエリウッドの心境やいかに…。また、後に病気を患うことも知ることになるが、一応ロイやリリーナの世界(封印の世界)とはパラレル扱いということになっている。患ってからの方が強いとか言わないであげよう。
烈火の勇騎士 エリウッド(伝承英雄)
「こんにちは、僕はエリウッド。
何か困ったことでもあるのかい?
僕でよければ、力になるよ。」
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 剣/騎馬 |
武器 | 緋剣デュランダル(専用) |
補助 | 速さ魔防の応援+ |
A | 鬼神の一撃4 |
B | 攻撃の封印3→怒涛・再起3 |
C | 理想郷となるように(専用)→理想郷となる…・承(専用) |
2019年6月から風の伝承英雄で登場。これにより烈火組主人公全員の伝承英雄が実装された。
通常版とステータスを比べると攻撃と守備が上がったが逆に魔防が低く、下がった分は守備にまわっている典型的な近接騎兵。
緋剣デュランダルは最も攻撃の高い味方に強化増幅を付与。そして専用Cスキルの「理想郷となるように」はターン開始時に竜か獣のどちらかがいると同条件で攻撃守備+6。強化増幅によって実質+12のバフをかけるアタッカー兼サポートにたけた性能。
自身も攻撃が高く、自前で鬼神の一撃4も持っているので、一撃でかなりの火力が出るアタッカー運用が得意。
フリーズと比べると魔防が低く、そのぶん速さが高めで騎馬では高い方なのだが、遠距離反撃を持っていない事や敵のデバフがかかっていると敵の追撃不可に自分は絶対追撃と対応力はフリーズが上。速さを盛るスキルがないため中途半端になりやすい点は注意。騎馬特効はもちろん、魔防が苦手になっているので緑属性の魔道であっても油断は禁物。
2022年11月のアップデートで上方修正。
Bスキルが「怒濤・再起3」へ。デバフは消えてしまうが回復と追撃不可無効と戦闘が少し有利になる。
専用Cスキルが「理想郷となる…・承」へ。同条件で自分にもバフが付与するようになった。そして速さのバフ追加と見切り・パニック、再移動(1)と有利な状態効果がさらに加わった。
同時に錬成武器対象に。自分からも強化増幅が付与するようになった。もう一つは自分のHPが25%以上の時は戦闘中、全ステータス+4が追加。
特殊錬成効果は自分から攻撃するか周囲二マス以内に味方がいると戦闘中、さらに全ステータス+4かつ敵の守備15%分ダメージに加算しつつ敵のバフ無効。
これで自らも攻撃参加が出来るようになり、敵のバフも動じずステータスとダメージが加速する新たな個性を得た。
フェレ侯 エリウッド
「おや、君は…もしかして…?
僕はフェレ侯エリウッド。
若輩者だが、よろしく頼むよ」
属性 | 青 |
---|---|
兵種 | 槍/騎馬 |
武器 | 氷精ニニスの槍(竜/獣特効)(専用) |
補助 | 攻撃守備の応援+ |
A | 鬼神飛燕の一撃3 |
B | 攻撃速さの大共謀3 |
C | 速さの開放3 |
2019年8月から総選挙で第二位を獲得して実装。原作のエピローグで着ていた純白衣装のデザインで登場。原作通りに騎馬で登場し、槍となった。
伝承版とステータスを比べると攻撃は僅かに落ちたが速さは上がり、実装されている中で一番速い。
武器「氷精ニニスの槍」は竜/獣の特効つきで全ステータスの一撃系効果である(理想郷となるようにとは一体…)。水着レーギャルンが持っていた鬼神飛燕の一撃3はレギュラー初であり、攻撃速さの大共謀で攻撃と速さを下げつつ、キャンセルを付与させると敵の追撃を取らせないとするかなり攻め特化の性能でかなりの火力が出る。
騎馬特効や魔道の攻撃にはやはり警戒が必要。
ヘクトルは伝承の方でオスティア侯の称号を使用したが、エリウッドは伝承の方はロイと対となる「烈火の勇騎士」を使用したためフェレ侯がこちらになったのだろう。これで烈火組の主人公全員、しかも3連続で総選挙Verが実装される事になった。
2021年9月のアップデートで錬成武器対象に。全ステータスが+5へと跳ね上がり、周囲二マス以内に味方がいる時も効果が発動可能になり、追撃不可無効が追加。特殊錬成効果は自分から攻撃するか周囲二マス以内に味方がいると戦闘中、全ステータス+5かつ回避効果。これで条件が緩くなり、追撃しやすさと耐久面が上がる新たな個性を得た。
友との約束 エリウッド
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 剣/騎馬 |
武器 | 戦神の烈剣(専用) |
奥義 | 月光 |
A | 速さ守備の激突4 |
B | 速さ守備の近影3 |
C | 理想への天質(専用) |
2023年4月から約5年ぶり(総選挙版では4年ぶり)に超英雄が登場。
伝承版とステータスを比べると攻撃速さ魔防は上がるが守備は下がっている。
専用武器はキラー武器効果と自分から攻撃するか周囲二マス以内に味方がいると戦闘中、全ステータス+5。さらにバフを除く有利な状態を付与している数×3分、全ステータスが上がって(最大12)見切り追撃効果と最初に受けるダメージを40%軽減。伝承版よりも攻撃的な効果を持つ。
専用Cスキルは伝承版で上方修正された「理想郷となる…承」と全く同じだが再移動の代わりに強化増幅が付与。実質緋剣デュランダルと専用Cスキルの複合スキルとも見れる。
弱点は伝承版とほぼ同じだが味方の再移動付与と応援がないので伝承版の方がサポート能力が上回る。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
スピリッツで登場。ランクはACE級となっている。憑依されているのは息子であるエリウッドカラーのロイ。炎の床や炎爆発系の攻撃が上がるのは烈火の剣デュランダルの属性を意識している。ふっとばしやすさが上がるのは病弱だからと思われる。
関連タグ
ロイ ヘクトル リンディス ニニアン フィオーラ マーカス ロウエン ハーケン