曖昧さ回避
原義
中世のフランスの叙事詩『ローランの歌』に登場する英雄・ローランが持つ聖剣。本項で解説。
以下はこれにちなんで名付けられたもの。
実在
- フランス・マトラ社が開発した、空中投下型の対滑走路破壊特殊爆弾。使用すれば確実に滑走路を長期使用不能にできる。米軍名称はBLU-107。
- 日本の競走馬。→デュランダル(競走馬)
架空の武器・兵器
- アニメ『リリカルなのは』に登場する魔法の杖(デバイス)。本項で解説。
- RPG『テイルズオブイノセンス(TOI)』に登場する剣。本項で解説。
- SLG『ファイアーエムブレム 封印の剣』及び『烈火の剣』の伝承に登場する八神将・勇者ローランの剣。
- アニメ『戦姫絶唱シンフォギア』に登場する剣の完全聖遺物。
- 漫画『ONEPIECE』に登場する海賊キャベンディッシュが武器として使っている剣。→デュランダル(ONEPIECE)
- ライトノベル『ハイスクールD×D』の登場人物ゼノヴィアが武器として使っている剣。後にエクスカリバーと統合されてエクスデュランダルとなる。
- RPG『グランブルーファンタジー』に登場するキャラ解放なし武器。後にデュランダルを所有するキャラが実装された。→トルー/トルー(グラブル)
- ゲーム『Fateシリーズ』に登場する宝具の一つ→不毀の極聖
- 映画『マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜』に登場する可変戦闘機。→YF-29
- RPG『ゼノサーガ』シリーズに登場する巨大宇宙船。
- ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズに登場するモンスター。キラーマシン系の上位種にあたる。
架空のグループ
架空の人物
- 『ウマ娘プリティーダービー』に登場するキャラクター・ウマ娘。競走馬のデュランダルがモチーフ。→デュランダル(ウマ娘)
- スマホアプリ『崩壊3rd』のプレイアブルキャラクターの一人。今代最強の戦乙女で、本名はビアンカ・アタジナ。→デュランダル(崩壊3rd)
- ライトノベル『緋弾のアリア』に登場するジャンヌ・ダルク30世の通り名。又は、彼女の持つ剣。
- 『仮面ライダーセイバー』に登場する仮面ライダー。→仮面ライダーデュランダル
- アニメ『機動戦士ガンダムSEEDDESTINY』に登場するプラント最高評議会議長。→ギルバート・デュランダル
- 漫画『隠の王』に登場する主人公壬晴の通う中学校の英語講師。→雲平・帷・デュランダル
概要
ドゥリンダナとも呼ばれる。
由来には幾つか説があり、『ローランの歌』では天使からシャルル王に渡すように授けられ、その後シャルル王からローランに授けられた剣として登場し、『狂えるオルランド』では『イーリアス』に登場するトロイアの英雄ヘクトールが使っていた剣(ないし槍)とされる。
“槍”とされるのは、ヘクト-ルが剣の柄を差し替えて槍に仕立て、それを投擲する戦法を得意としたため。
『ローランの歌』では、ロンスヴァルの谷で敵に襲われ瀕死の状態となったローランが、デュランダルが敵の手に渡ることを恐れて岩(もしくは大理石)に叩きつけて折ろうとするが、剣はあべこべに岩を両断して折れなかったというエピソードが有名。
その柄は黄金であり、その中には“聖ペトロの歯”、“聖バジルの血”、“聖ドゥニの毛髪”、“聖母マリアの衣片”という四つの聖遺物が収められているという。
日本では、上に挙げたゲームやアニメの影響か火炎を纏った炎の剣というイメージが強い。
デュランダル(魔法少女リリカルなのはA's)
CV:トーマス・キング(TV版)/ウェイン・ドスター(劇場版)
ギル・グレアムがクロノ・ハラオウンに託した管理局の技術の粋を集めたA's当時最高のストレージデバイス。
作中に登場したデバイスの中で、屈指の処理速度を誇る。更に凍結魔法に絶対的な補正をかける上に、守護騎士(ヴォルケンリッター)対策として魔力の一時貯蔵機構まで搭載している。
ストレージデバイスではあるが、簡易応答機能を搭載している(クロノの呼びかけに「OK,BOSS」と答えている。)
劇中では闇の書の闇を凍結する為に、エターナル・コフィンを発動したのみで、その全性能は発揮されていない。
余談だが、劇場版でデュランダルを演じたウェイン・ドスター氏は、闇の書役のヘフェリン・サンドラ氏と同じく日本語が堪能で、公式イベント「リリカル☆パーティーⅤ」にてレイジングハート役であるドナ・バーク氏の通訳を行った。
関連タグ
デュランダル(TOI)
『テイルズオブイノセンス(テイルズオブイノセンスR)』に登場するキャラクター、スパーダ・ベルフォルマの前世。
天上一の鍛冶師バルカンにより鍛えられた名刀。剣ではあるが人格を有しており、言葉も話す。
アスラとは天上界統一のため、共に戦ううちに親友と呼べるほどの強い絆が芽生えたが、ラティオ(アスラと敵対する組織)の刺客である彼はイナンナと協力して彼を殺す。
しかし、その時のアスラの言葉を聞き、彼自身はその行いを悔いている。