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ゼノサーガ

ぜのさーが

モノリスソフトが開発し、ナムコ(現・バンダイナムコゲームス)が発売したプレイステーション2用RPGシリーズ。全3部作で構成される。 TVアニメ化も行われた。正式名は『Xenosaga』。
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概要編集

ゼノシリーズの第二作。開発元はモノリスソフト

システムエンジニアのシオン・ウヅキを主人公とした壮大なスペースオペラ

3部作となっており、2002年から2006年まで断続的に発売された。

2005年にはEP1のアニメ版「Xenosaga THE ANIMATION」が制作された。


ゼノギアス』の続編ではないが、ゼノギアスの制作スタッフが続編の制作に関して旧スクウェアと対立した末、退社してモノリスソフトを立ち上げ本作を制作したという経緯があるため、似通った設定がある。

A.G.W.SやE.S.といったメカも登場する。


なお、エピソードII限定版同梱のKOS-MOSフィギュアは顔の造形が凄まじく、モッコス邪神などと怖れられている。


最近では『プロジェクトクロスゾーン』シリーズやモノリスが開発したゲーム『無限のフロンティア』にKOS-MOSがゲスト出演している。


正史名は『Xenosaga』だが、Pixivのタグとしてはゼノサーガの方が使用されることが多い。


シリーズ編集

エピソードⅠからⅢのタイトルは、いずれもドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェの著作及びその中に登場する哲学的概念に因んでいる。

  • ゼノサーガ エピソードI[力への意志] (2002年2月28日、PS2)
  • ゼノサーガ エピソードI リローディッド[力への意志](2003年11月20日、PS2)
  • ゼノサーガ エピソードII[善悪の彼岸] (2004年6月24日、PS2)
  • ゼノサーガ エピソードIII[ツァラトゥストラはかく語りき] (2006年7月6日、PS2)
  • ゼノサーガ フリークス (2004年4月28日、PS2)
  • ゼノサーガI・II (2006年3月30日、DS)

ストーリー(エピソードⅠ)編集

T.C.4767年──発祥の地である地球を棄ててから四千年、宇宙を地球に代わる第二の故郷とした人類は数十万の惑星で構成される星団連邦政府を作り上げて繁栄を謳歌していたが、未知の存在グノーシスの出現によって、危機に瀕していた。

化粧品から戦艦まで扱う巨大企業ヴェクター・インダストリーに所属する若き女技術者シオンは、今は亡き恋人の天才科学者ケビンの研究を引き継ぎ、人類を襲う謎の敵「グノーシス」に対抗するアンドロイドKOS-MOSを開発していた。

しかし乗っていた宇宙船が”ゾハル”と呼ばれる謎の物体を回収したことにより、グノーシスの襲撃にあう。グノーシスに接触され死にかけるシオン、だが起動命令も出していないのに何故かひとりでに目覚めたKOS-MOSによって助けられる。


船を脱出したシオン達は、成り行きでM.O.M.O.達と出会い、M.O.M.O.の脳内に封印された、ゾハルや超技術について記された「Y資料」というデータを狙うU-TIC機関アルベドとの戦いに巻き込まれていく。


登場人物編集

(CVはゲームとアニメで声優が異なるものは、ゲーム/TVアニメ版の順)

主要人物編集



ヴェクター・インダストリー編集

連邦最大の巨大企業体。食品、薬品、各種ソフトウェア、ハードウェア、果ては兵器や通信に至るまで、およそ文化文明に関する全ての物の生産流通を手がける。


ヴィルヘルム (CV:檜山修之 / 緑川光

ヴェクターの創設者にして総帥。その素姓、経歴等一切が謎に包まれている。

カナン  (CV:神谷浩史

ヴェクターによってチューンナップを施された特殊なレアリエン。

T-elos (CV:鈴木麻里子)

外見はKOS-MOSに非常に酷似している最新型対グノーシス戦闘用アンドロイド。完全な機械体ではなく、ある人物の肉体を素体としている。

ミユキ・イツミ  (CV:宇和川恵美

ヴェクター第一開発局のシステムプログラマ。シオンの後輩。



テスタメント編集

ネタバレ注意

ローブと仮面によって素顔を隠した謎の男たち。ヴィルヘルムの手足となって暗躍している。ゼノギアスに登場する重要人物ワイズマンと非常に酷似した服装をしている。



ケビン・ウィニコット (CV:石川英郎 / 中尾良平

赤のテスタメント。テスタメントにおけるリーダー的存在。シオンの上司であり恋人だった人物。

ルイス・バージル (CV:関智一/森田成一

青のテスタメント。星団連邦政府軍所属の海兵隊中尉。

ヴォイジャー (CV:辻谷耕史

ジギーと浅からぬ因縁のある黒のテスタメント。

アルベド・ピアソラ (CV:山寺宏一・幼少期:浦和めぐみ/白石涼子

ある出来事が原因でウ・ドゥに汚染されたU.R.T.V.変異体。Jr.の双子の弟。



クーカイ・ファウンデーション編集

U-TIC機関討伐の目的で設立された特殊財団。その後、武装解除され財団化された。主な業務は娯楽観光産業であるが、裏の顔は第二ミルチア政府からの依頼を受け、ゾハルエミュレーターの回収・管理なども行っている。


ガイナン・クーカイニグレド (CV:山寺宏一・幼少期:高橋美佳子/日比愛子

特殊財団「クーカイ・ファウンデーション」代表理事。U.R.T.V.の生き残り。

メリィ・ゴドウィン (CV: 高田由美 /白石涼子

クーカイ・ファウンデーションが所有する戦艦デュランダルのオペレーターを務める女性。

シェリィ・ゴドウィン (CV:釘宮理恵 /山崎和佳奈

Jr.の不在時には戦艦デュランダルの総指揮代理を務める女性。関西弁らしき言葉を使う。



U.R.T.V編集

対ウ・ドゥ生体兵器の総称。ディミトリ・ユーリエフ博士の遺伝子がベースとなっており、669体が生産された。


シトリン(CV:水城レナ)U.R.T.V.変異体の一人。ガイナンと同様にある役割が与えられている。

ディミトリ・ユーリエフ(CV:阪脩)Jr.たちU.R.T.V.を生み出した科学者。



U-TIC機関(オルムス)編集

正式名称は[Unknown Territory Interventing and Creation]で、「不可知領域への干渉およびその創造」機関という意味。

"ミルチア紛争"に大きく関わっていた組織。十数年間にわたって歴史の表舞台から退いていたが、百式観測器プロトタイプに封印されたY資料を手に入れるべく再び表舞台へと登場する。


マーグリス(CV:中田譲治 / 楠大典)U‐TIC機関総司令であり、オルムスの異端審問官長の一人。

ペレグリー(CV:原えりこ / 山崎和佳奈)U-TIC機関女性司令官。マーグリスを補佐している。

教皇 (CV:大塚周夫)オルムスの最高権力者。



レアリエン編集

合成人間のこと。分子工学の集大成と言われている。レアリエンには、炭素ベースの人間に近いタイプから、液体金属ベースのタイプまで、用途に合わせた様々な種類が存在する。


フェブロニア(CV:國府田マリ子) ヨアキム・ミズラヒによって設計・開発された次世代タイプの特殊レアリエン。

セシリーとキャス フェブロニアの妹である双子のレアリエン。

キルシュヴァッサー(CV:?/広橋涼) M.O.M.O.開発のためデータ収集を目的に製造された観測用レアリエンの総称。

量産型百式観測器(CV:野中藍) 百式汎観測レアリエンの量産型達。外見は全員同じだが、性格はそれぞれ個性的。プロトタイプであるM.O.M.O.の事を姉のように慕っており、M.O.M.O.も彼女達を妹達のように思っている。

アルマデル(CV:川澄綾子) 『ゼノサーガ エピソードII to III a missing year』で登場した特殊レアリエン



ミルチア関連編集

ヨアキム・ミズラヒ (CV:野田圭一/掛川裕彦

M.O.M.O.の生みの親であり、ミルチア壊滅の原因を作った歴史上最悪の狂人とされる人物。

ユリ・ミズラヒ(CV:進藤尚美)星団連邦接触小委員会専門委員の一人。故ヨアキムの妻。

サクラ・ミズラヒ(CV:浅野真澄) M.O.M.O.のモデルとなった少女。故人。

ヘルマー(CV:池田勝/稲田徹) 第二ミルチア自治政府代表討議員。

マイ・メイガス(CV:佐藤利奈) 旧ミルチアのダブリー鉱山に住んでいた少女

アイゼン・メイガス(CV:田中信夫) マイの祖父



その他編集

アベル(CV:伊藤舞子緑川光

プロジェクトゾハルが行われている統合先進技術試験場に幽閉されている少年。

ネピリム(CV:冬馬由美)シオンの前に度々現れる謎の少女

うーくん 白いウサギをモチーフにしたマスコットキャラ。

ドクトゥス(CV:朴璐美) 反U.M,N.組織「スキエンティア」のエージェント


グノーシス

人類に対して敵対行動をとるという事実以外全てが謎に包まれている存在。実在対象とは切り離された"ある領域"に存在する為、通常、接触も観測も出来ない。

対抗するためにはヒルベルトエフェクトにより現実世界に固着するか、グノーシスも現実世界に干渉する瞬間だけは実体化する必要がある点をついてカウンター攻撃を決める必要がある。


人型機動兵器編集


A.M.W.S.編集

「Assalt Maneuver Weapon System(強襲用機動兵器システム)」。

作中世界で最も一般的な巨大ロボット兵器。ゲーム中に登場する機体は14~16m前後。

グノーシスの神出鬼没な襲撃に対応しきれず後述のAGWSが開発されることになったが、そちらは普及率やコストの問題があるため人類同士の戦闘では依然としてAMWSが現役である。

そのためグノーシス戦が中心のEP1では登場せず、EP2以降からの登場となる。


A.G.W.S.編集

「Anti Gnosis Weapon System」。

壁抜けして建造物に侵入したグノーシスを内部で迎撃すべくAMWSを極限まで小型高機動化、更に不可視の彼らを観測するための複合センサー「D.S.S.S.」やヒルベルトエフェクト増幅器、高性能な演算システム(上記のカウンターのため)を搭載した新世代の人型機動兵器。


ボディは小さくなったのに人類同士の戦闘では不要な機器を無理やり詰め込み、更に最新技術を惜しげもなく使用、更にEP1時点でまだまだ普及率が低いためにAMWSの全長の半分以下に小型化したのにコストは大幅に上昇している。


更にはゲーム上で使用できるのはEP1のみの上に扱いは悪く、終盤にはAGWS搭乗時のみ即死攻撃(しかも戦闘終了まで回復不可能)を行ってくる敵なんてものまで現れる。


E.S.編集

アニマの器に外装を取り付け人型機動兵器とした存在。サイズはAMWSと同程度。

絶大な戦闘力を持ち、上記2種をモビルスーツとするならスーパーロボットに相当する。

当然ながらアニマの器の数だけしか作れない。


エルデカイザーシリーズ編集

と思っていたら本当にスーパーロボットが現れてしまった。

当初は本筋に絡まないお遊び要素のはずだったが、気がついたらガッツリ物語の中核に絡んでしまう。


オメガシリーズ編集

ゾハル(エミュレータ)を動力源とすることを前提に開発された戦略級機動兵器。


TVアニメ編集

『Xenosaga THE ANIMATION』のタイトルで2005年1月から3月までテレビ朝日で放送された。

主題歌編集

  • エンディングテーマ「in this serenity」

作詞 - Roland Lennox / 作曲・編曲 - 山下康介 / 歌 - 五條真由美


各話リスト編集

話数サブタイトル話数サブタイトル
第1話覚醒第2話轟沈
第3話邂逅第4話死地
第5話異形第6話投錨
第7話エンセフェロン第8話記憶
第9話歌声第10話兵器
第11話妄執第12話KOS-MOS

公式サイト編集

Xenosaga THE ANIMATION

関連イラスト編集

Xenosaga EP3センシティブな作品

力への意志ゼノサーガ集合絵(修正版)

3作衣装センシティブな作品


関連タグ編集


外部リンク編集

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