概要
2004年に発売された『ゼノサーガ・エピソード2』限定版に同梱されたKOS-MOSのフィギュアを指す。
この限定版には特典としてKOS-MOSのフィギュア2体(立ちポーズ仕様とタブバイク搭乗仕様)、KOS-MOSが搭乗するタブバイク、3種の武器パーツが同梱されていた。
figma(2008年発売開始)やリボルテック(2006年発売開始)といった可動・パーツ換装可能なフィギュアなど影も形もなかった当時としては実に豪勢な内容であり、お値段も通常版の2.5倍強と強気の価格設定だったのだが…
いざ発売されると、KOS-MOSフィギュアの出来があまりにも酷いためにファンを驚愕させた。
現物写真ではガニ股になっているものがあるが、これはタブバイク搭乗仕様をバイクから下ろしたもので、可動フィギュアではないため搭乗姿勢のまま飾らざるを得なくなっている。
価格と内容に見合わない造形の酷さが逆に話題となり、KOS-MOSもどきの偽物「モッコス」と名付けられ、その不気味な造形からネタ混じりに「邪神」として崇拝された。
(かつては悪ノリした崇拝サイトなども存在していたが、ほぼ淘汰されている)
以降は出来の悪いフィギュアを邪神呼ばわりする風潮が広まり、後の時代でも邪神の原点として語り継がれているモッコスだが、実際にゲーム中のデザインと比べてみると結構再現されている。
フィギュア以前に元の「KOS-MOS ver.2」のデザインからして酷いのである。
開発元のモノリスソフトもいわゆる自虐ネタとして楽しんでいる模様で『バテン・カイトス2』ではモッコスをモチーフとしたキャラクター「試作型マキナアルマM」を出演させ『無限のフロンティア』ではKOS-MOSが敵味方双方から邪神扱いされる場面を挿入した。
後に「フィギュアマイスター ゼノサーガ レジェンド EP2」にて、他のKOS-MOSシリーズの造形に沿う形で「KOS-MOS ver.2」の立体化が行われ、汚名返上を果たしている。