概要
海洋堂から発売されているアクションフィギュアシリーズの総称。
関節部分にリボルバージョイントと呼ばれるクリック式の共通規格関節を仕込んでおり、何度動かしてもへたらず、保持力が高く、可動域が広いという特徴がある。何より、関節パーツを共有化することで生産コストを安くする事が出来るという利点があり、初期のラインナップは税込み1995円という破格値であった。現在は諸般の事情で大型化し値上がりしているが、それでもお手頃価格帯である。
一方、可動域については『特定ポーズをとること』を前提としているため、同価格帯の他シリーズのアクションフィギュアと比べると可動にはクセがある方である。これは主任造形士の山口氏が開発した独自の可動方式「モノシャフトドライブ(通称:山口式可動)」を採用しているためであり、慣れればアクロバティックなポーズを簡単に再現出来る強みがある。
2006年から販売が開始され、販売15年を突破している海洋堂の長寿シリーズである。
リリース当初は掌サイズの小型可動フィギュアシリーズであったが、人気を博したことで様々なジャンルの立体化を手がけることになり、ロボットものに始まり・美少女・特撮・文化財や仏像にいたるまで手がけることになった。
現在は海洋堂が商品化したいキャラクターをあらかた出し尽くしたこともあってリボルテックシリーズとしての商品展開はまばらになっており、主任造型士の山口勝久が手がけるアメイジング・ヤマグチシリーズがメイン商品になっている。
シリーズ
- リボルテックヤマグチ
原型師・山口勝久が可動を手がける基幹シリーズ。
新世紀エヴァンゲリオン、戦国BASARA、どこでもいっしょなど多種多様なシリーズがラインナップされている。
- フロイラインリボルテック
フロイラインはドイツ語の未婚女性に対する敬称で「お嬢さん」的な意味合い。
ボディラインの美しさに定評があったが現在休止中。
- 北斗の拳REVOLUTION
- リボルテッククイーンズブレイド
箱のベロにはM字開脚のとらせ方が描いてある。
- 特撮リボルテック/ムービーリボ
1箇所が軸可動するだけというメーサー殺獣光線車や轟天号のような『どこが可動だよオイ!』なんてシロモノもラインナップされている。
二次裏等でも話題となったあのウッディもこのラインナップ。
現在はムービーリボに改名されている。
- リボルテックタケヤ
四天王や阿修羅などの仏神がラインナップされている。
最近では「ゲゲゲの鬼太郎」もこのシリーズに加わった。
- リボルテックマブラヴ
- ピクサーフィギュアコレクション
前述の『特撮リボルテック』シリーズから独立したもので、ウッディは現在こちらのシリーズにラインナップされている。
- アメイジングヤマグチ
可動部分はリボルバージョイントとモノシャフトドライブを使用している。
基本的に原作準拠であり、非映像化キャラも立体化されている。
アメコミに限らず日本の漫画作品も随時立体化しており、僕のヒーローアカデミアの主役緑谷出久やオールマイトなどがラインナップされている。
リボルテックが本来目指していたというオリジナルの組み換えヒーローフィギュアで、
リボルバージョイントの開発にも携わった漫画家の内藤泰弘氏がプロデュースしている。
一般の店舗には流通しておらず、購入するには直営店の海洋堂ホビーロビー東京へ赴くか公式サイトの通販を利用しなければならない(2013年の新シリーズからはamazon取扱開始)。
かつてのミクロマンを彷彿とさせるメッキ頭部とクリアボディが特徴で、
リボルバージョイントの特性の1つである「差し替え」を最大限駆使し、オリジナルのヒーローやマシンを組み上げることができる。
そのコンセプトから武装神姫を思い出したものもいなくはない。サイズ似てるし。