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緑谷出久

みどりやいずく

『緑谷出久』は、漫画『僕のヒーローアカデミア』の主人公である。
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「君が 救けを求める顔してた」
「目の前の……小さな女の子一人救えないで―― 皆を救けるヒーローになれるかよ!!!」

プロフィール

クラス雄英高校1年A組18番(ヒーロー科)
個性(仮)ONE FOR ALL(ワン・フォー・オール)
出身校折寺(おるでら)中学校
誕生日7月15日(15歳)
身長166cm
血液型O型
出身地静岡県あたり
好きなものカツ丼
CV山下大輝VOMIC・TVアニメ)、渡辺明乃(幼少期)


概要

僕のヒーローアカデミアの主人公で、生まれつき"無個性"の少年。通称「デク」。
普段は小心者の泣き虫だが、困っている人は誰であっても放っておけない、心優しく正義感溢れる性格。
助けを求める人を見ると後先構わず飛び出してしまう性質で、肉体的な弱さとは裏腹に、有事の際には自身の身を犠牲にすることも厭わない凄まじい胆力と行動力を見せる。
本作はそんな彼が最高のヒーローになる軌跡を描いた物語であり、彼がいかにして「勝って」「守れる」最高のヒーローに成長して行くかが、作品の見どころのひとつとなっている。

人物

ヒーロー育成の名門校・雄英高校ヒーロー科の生徒。
夢はオールマイトのような「どんなに困っている人でも笑顔で救ける最高のヒーロー」。

そんな彼だが、見ての通り外見は非常に地味。涙もろく、自分の意見を相手に伝えるのが苦手で、体力的にも決して恵まれていない。作中でも屈指のヒーローオタクであり、色々なヒーローの細かな情報をまとめた「ヒーロー分析ノート」を常に持ち歩いている。実家の自室や学生寮の個室には、ポスターやフィギュアなどのオールマイトグッズが所狭しと飾られている。
まさに典型的な「ナード」といった印象の少年だが、その内面には無個性という出自ゆえの他者への深い思いやりと、どんな強大な敵にも立ち向かっていく勇気、そしてオールマイト譲りの強い正義感を秘めている。
彼の呼び名であり愛称でもある「デク」麗日お茶子の命名。爆豪勝己は昔から「〝雑魚で出来損ないのデク〟」として出久を馬鹿にしていたが、彼女がその意味を変えた(出久曰く「コペルニクス的転回」)ことによって、現在では自身のヒーローネームに採用している。

「僕は〝『頑張れ!!』って感じのデク〟だ!」

緑谷 出久




基本的には大人しく礼儀正しい少年だが、窮地の際には普段は使わないような強い言葉遣いになる一面も。
学業成績は概ね優秀で頭の回転も早く、未知の相手に対しても限られた情報の中から即座に予測を立てるなど、咄嗟の判断力に優れている。(その反面、込み入った状況では行動を起こす前に一瞬足が止まってしまうという問題点も指摘されている。)
厳しい状況でも自分の想いを貫き通す人並外れた行動力の持ち主であり、とりわけ他者を救い出すためには、時として自分の身を滅ぼしかねないほどのすさまじい覚悟と自己犠牲の精神を発揮する。
そしてそういった彼の直向きで揺るぎない行動は、時として周囲の人々の感情を大きく揺さぶり、他者の心を突き動かす原動力となっていく。




緑谷出久:オリジン

超人社会に生まれた出久は、幼い頃から今世代のNo.1ヒーロー・オールマイトに憧れ、彼のようなヒーローになることを夢見ていた。しかし大部分の人間が先天的な超常能力"個性"を持った時代において、彼は"無個性"(生まれつき何の超常能力も持たない人間)という先天的ハンディキャップを抱えていた。
周囲からはヒーローへの夢を否定され続け、馬鹿にされながらも夢を諦めきることができなかった出久は、憧れのヒーローを遠目に眺め続けるだけの鬱屈とした毎日を過ごしていた。


「どんなに困っている人でも笑顔で救けちゃうんだよ…」
「〝個性〟のない人間でも あなたみたいになれますか?」


しかし自らの進路に思い悩んでいた中学2年生の冬、彼は偶然にも憧れのヒーロー・オールマイトとの出会いを果たす。出久はヴィランに囚われたクラスメイト・爆豪勝己を救けようとした生来の正義感をオールマイトに見込まれ、彼の後継者として自身の持つ個性"ワン・フォー・オール"を譲渡されることになる。

再见了 , One · For · All


「君はヒーローになれる」


そもそもヒーローとは"個性"の発現によって成立した職業であり、"無個性"がヒーローになるなど前代未聞の話。そこに周囲の視線や生来の性格も相まって、これまでは勉強や「将来のためにヒーローの活躍をひたすら分析する」という内向的な努力に傾いていたが、オールマイトに後押しされてヒーローを本気で志すと決意して以降は、受験勉強を継続しながらオールマイトの提示したハードトレーニングを完遂させ、見事憧れの雄英高校への合格を果たした。



雄英高校入学後

プロヒーローの登竜門・雄英高校へ入学した出久は、同じくヒーローを目指すライバル達との出会いを経て日々成長していく。
しかし継承されたNo.1ヒーローの力は、身体的にはごく普通の少年である彼にとって余りにも強大。人並外れた努力によって徐々に頭角を現していった出久だが、そこにヴィランの襲撃など度重なるアクシデントも重なり、当初は身に余る力を半ば暴走に近い形で使わざるを得ない状況が続いていた。結果として、彼は全力で戦う度に自分の体を動かせなくなるほどの重症を負い続ける。
そういった学生の身でありながら自身の身を滅ぼしかねない出久の振る舞いは、雄英の教師達からも度々叱咤されることになる。

ヒロアカ reのre



出久にとってオールマイトは単なる憧れではなく、現在の自分を形作った恩人、まさに神に等しい存在でもある。彼のそうした「身を滅ぼす戦い方」は、オールマイトへの強すぎる憧れの現れでもあった。だが、オールマイトの下で日々切磋琢磨する中で出久は、どんな時でも笑顔で人々を救い出すNo.1ヒーロー・オールマイトの肩にのしかかる途方もない重圧、そしてそのために彼がどれだけ多くのものを犠牲にしてきたのかという現実を目の当たりにしていく。

成るため
僕のヒーローアカデミア



オールマイトの引退や母の願い、通形ミリオとの出会いなどを経て、今一度自分の原点を見つめ直した出久は、自分にとっての「最高のヒーローとは何か」を、自分自身の未来像として徐々に現実的に考え始めるようになる。
またそうした変化は行動面にも現れており、以前は嬉しいときも悲しいときもとにかく泣いていたが、その頃からは辛いときにもぐっと涙を押し殺す姿を人前で見せるようになった。クラスメイトにも自信を持って作戦を提案するようになるなど、前述の対人面での気後れも改善されつつあるようだ。
無個性だった彼は、多くの人々に支えられ、様々な失敗や反省を積み重ねながらも、少しずつ一人前のヒーローとして頼もしい姿を見せつつある。


個性

『ワン・フォー・オール』

One·For·All



先述のとおり生来の個性を持たず、オールマイトから"力を育て、継承する個性"ワン・フォー・オールを譲り受ける。
他人に継承できることを除けば、筋力が強くなるというだけのシンプルな個性だが、極めればオールマイトのように腕一本で天候を変え、あらゆる敵を力づくで捻じ伏せられるほどの強力無比な個性である。

さらに個性の性質上、将来的にはオールマイトすら凌駕するパワーを発揮すると思われる

作中でも桁外れに強力な個性の一つだが、持ち主である出久自身の体の強度が追い付いていないため、全力で拳を振るえば腕がバッキバキに折れ、踏み込んで地を蹴れば足が砕けてしまう(本人曰く卵を電子レンジに入れて爆発したような感覚)。譲渡された当初は、一度発動しただけで腕も足もズタボロになってしまう始末だった。
体育祭後は学校外にも認知され、「自らをも破壊する超パワー」と評された。

その力は確かに出久の中に根付いているが、『他者へと引き継がれていく個性』というその特殊な成り立ちゆえに、作品内においても未だに謎多き存在でもある。劇中では歴代継承者の面影と思われる幻影が時折姿を現しており、出久に対して何らかのメッセージを伝えようとする場面が描かれている。詳細は当該項目を参照。

当初こそコントロールに難儀していたものの、『フルカウル』を使用し続けたことで、現在では短時間ながら最大で20%の出力を引き出すことが可能となっており、着実に力をつけている。
ちなみに個性そのものはパワー型だが、本人の戦闘スタイルは敵や味方、現場の状況を把握した上で適切な判断を下す頭脳型。『フルカウル』を習得してからは、特にその傾向が強く見られるようになった。長年、多くのヒーローの戦い方や個性の対抗策などの知識を蓄積してきたことに加えて、深い洞察力と状況分析が彼の柔軟な戦闘スタイルを作り上げている。

彼の根本的な性格は「考える前に体が動く溢れる正義感」ではあるものの、実は少年漫画の主人公にありがちな「考え無しに突っ走って状況を悪くしてしまう」ことはほとんどない。これも上述した頭脳型の立ち回りが功を奏しているからである。

  • フルカウル

大ッ丈夫!僕がきた!


グラントリノとの訓練を通して導き出した自己強化技。全身に一定の『ワン・フォー・オール』を発動することで身体能力を継続的に強化する(本人曰く中まで熱の通ったタイヤキ)。
発動時には全身に血管のような赤いラインが入り、緑色の電気のようなオーラを纏う演出が加えられる。
動作の基本は爆豪を参考にしており、その真価は小回りの利いた素早い立ち回りにある。これによって「純粋に高い身体能力で戦う増強型個性」の持ち主として戦えるようになり、グラントリノのような強敵ともある程度渡り合うなど、まさに見違えるほどの進化を遂げた。
ただ、習得してからまだ鍛錬が足りていないのか、熟練のヒーローの立ち回りと比較すると「動きが直線的で読みやすい」らしい。この点もまたこれからの経験次第である。
ちなみに、フルカウルのカウルとはバイクなどの外装のことで、空気抵抗を考えた流線型のボディカバーで鎧のように車体を覆ったもの。「フルカウル」とは文字通り車体全てを覆い隠したものである。

  • フルカウル・シュートスタイル
林間合宿後、腕の負傷が限界に達したことで編み出した蹴り技主体の戦闘スタイル。
飯田発目のやり取りから着想を得た。
これにより腕の負担を抑えつつ戦えるようになったが、爆豪からは予備動作の大きさや動きの単調さが指摘されており、まだまだ改良の余地は大きいようだ。

  • デラウェアスマッシュ・エアフォース
OFAの20%の出力を引き出すことで可能になった緑谷初の遠距離技。
指先から瞬間的に20%の出力を引き出して、デコピン(デラウェアスマッシュ)の要領で衝撃波を飛ばす。発目からのサポートアイテムによって、狙った場所にピンポイントで発射することが可能になっている。
威力の面では依然相手を少しのけぞらせる程度だが、以前の100%デコピンのように指一本使い捨てるような負傷はなくなり、調整をミスしても内出血程度に留まっている。

コスチュームの変遷

初代

ヒロアカ デクコスの歴史


最初期のヒーローコスチューム。出久の母・インコが入学祝に買ってくれたジャンプスーツを素体として作成されている。
上述のヒーローノートに似たような姿の落書きが描かれており、これをもとに作成したと思われる。エメラルドグリーンを基調とし、白いラインが入ったシンプルなデザイン。「超カッコいい」とはあまり言えないが、それでも彼は母の気持ちが詰まったコスチュームを迷わず選んだ。お茶子からは「地に足付いた感じ」と評された。
頭部は二本の触角のような角と笑顔を模した形状のマスクが特徴であるが、これはどちらも憧れであるオールマイトをモチーフとしたもの(角は前髪、マスクは歯並び)。オールマイトはこの姿を見て「わかりやすい」と笑いを堪えていた。
制作費は40,380円。

2代目"コスチュームβ"

でく!


体育祭後から使い始めたコスチューム。戦闘訓練で爆豪にコスチュームを破壊されたため、体育祭後に新調された。
サポート会社の独断によってデザインや材質に変更が加えられ、濃緑を基調に黒のラインの入ったカラーリングに。オールマイトの触覚を模した頭巾はフードに、笑顔を模したマスクはメッシュから硬質な材質に変更された。出久も当初は変更に戸惑っていたものの、以降は最初のコスチュームからなるべく原型を崩さないようにしている。
因みにこのコスチュームになって以降フードやマスクは降ろした状態がデフォルトになっている。シルエットに大きな変化はないものの、フードマスクの後頭部が開いており、被ると後ろ髪が出るデザインに変更された。


3代目"コスチュームγ"(現在)

緑谷くん


シュートスタイルへの転向を契機に改良を加えたコスチューム。
腕への負担を抑える保護サポーターや、つま先パーツをバネ仕掛けで射出し、瞬間二撃で蹴りを強化する装甲「アイアンソール」を装着し、全体的に身体への負担を抑えるための工夫が施されている。後に『エアフォース』用の手袋型サポーターが新たに加えられたが、オールマイトからはサポートアイテムに依存しすぎないよう忠告もされている。

容姿

緑がかった癖毛そばかすに、大きく丸い目が特徴的な愛敬のある顔立ちの少年。
足の小指の関節が二つという、劇中の世界では珍しい身体的特徴を持っている。(無個性の古い型の人間である根拠の一つとされている)

赤い大きなスニーカーがお気に入りで、私服やコスチュームの際にも常に身につけている。作者曰く「描いていて楽しい」。
服の上からでは分かりにくいが、体つきは小柄ながらかなり鍛えこまれており、全身に一生物の傷が幾つも刻まれている。
特に右手は粉砕骨折でボコボコに歪んでいる他、右の肩付近の二の腕も負荷が続きハッキリと変色しており、肘裏もズタズタに傷んでいる事が目に見えて分かる。

聞けば奇抜で目立つような容姿だが、これでも作中では「地味目」の部類。

僕のヒーローアカデミアすまっしゅ!!

相手によってボケとツッコミを両立させている。
長い間ぼっちだったせいか、チャリティに喜んで参加したり、密かに友達倍増計画を立てたりしている。また、Mの気があるらしく弄られるのが嬉しい。

常識人と思われるが、ヒーローに関わるとタガが外れたように暴走を起こす
カメラマン役を自ら志願しながらも、クラスメイトではなくオールマイトのみを撮ったり、彼のネクタイを拾おうと必死になったりする。
ちなみに幼馴染の勝己を観察し過ぎるあまりストーカー化していた事が後々判明し(彼は友達の部類に入るらしい)、勝己取扱説明書も作成している。
逆転の個性を受けたときは恥じらう地味系巨乳少女になっていた。

余談

  • 劇中の時代において、超常能力〝個性〟を持つ人間の割合は90%ほどとされている。これは世代を重ねる毎に個性を持つ人間の割合が高くなっていることを示しており、出久の世代では無個性の人間はとても珍しい。無個性に対する差別は行われていないものの、一般的な学校では基本的に個性があることを前提としたカリキュラムが組まれている。


  • 出久の両親に関しては、母親の引子は「ものを引き寄せる」、父親の久(ひさし)は「火を吹く」という個性を持つ、この世界では「普通の人」である。しかし個性持ちの両親から子供に個性が引き継がれない事は稀らしい。

  • 父親は現在のところ全く登場しておらず、幼少時や雄英高校に関する会話にすら一度も登場していない。単行本11巻によれば「海外へ単身赴任」中とのことだが、どのような仕事をしているのかは明らかになっていない。

  • 週刊少年ジャンプ2018年5/14号の表紙で、『ハイキュー!!』のユニフォームを着用した姿を見せたことがある。ただ上記にもある通り、腕に負担がかかっている彼に手主体の球技(バレーボール)は向いていないかもしれない。最近は制御ができ始めているため、ある程度のパワーなら可能だろうか。

  • 人気投票では第一回が1位、第二・三回が2位、第四回が3位となっている。同じくTOP3のその他の二人に対し、幅広い層からの支持による順位であり、王道ヒーローとしての人気を得ている。

関連イラスト

一番星
憧れ


MY HERO ACADEMIA!!
緑谷くんと常闇くん



関連タグ

僕のヒーローアカデミア  雄英高校  ヒーロー科
オールマイト ワン・フォー・オール
爆豪勝己 麗日お茶子 飯田天哉 轟焦凍 切島鋭児郎
緑谷インコ

歪みないデク ヴィランデク

潮火ノ丸:先天的な身体的弱点を抱えながらプロのナンバーワンを目指す努力型主人公という点が共通している。夢に関して幼少期に母親とすれ違いを一時起こしたこと、少年期に憧れのプロに生き方を問われたこと(オールマイト「なぜ警察ではなくヒーローなのか」/大和国「なぜ横綱相撲に拘るのか」)も同じ。ちなみに火ノ丸相撲の連載はヒロアカとほぼ同時であり、同期の主人公とも言える。

アスタ(ブラッククローバー):同じく生まれつき周囲のような能力に恵まれず、夢を持ちながらもそれをバカにされ続けてきたジャンプ主人公。日々ひたすらに体を鍛え続ける努力型。

コンビ・トリオ・グループタグ

MHA幼馴染 オリジン組 OFA組
緑茶飯 路地裏組 奪還組

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