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死柄木弔

しがらきとむら

漫画『僕のヒーローアカデミア』に登場する悪役キャラクターであり、ヴィラン連合のリーダー格。
目次[非表示]

「おまえが!!嫌いだ!!」

「次は 俺たちだ」

「理解できなくていい」
「できないから」
「“ヒーロー”と“敵”だ」

「俺は誰も許さない」

プロフィール

敵集団を率いる凶"個性"の男
「ヒーロー社会」を恨む 敵連合の若きリーダー
―――僕のヒーローアカデミア 公式キャラクターブック2 Ultra Analysisより

敵名死柄木弔
本名???
個性崩壊
誕生日4月4日(20)
身長175cm
好きなものなし
性格子ども大人
CV内山昂輝

概要

”個性”を悪用する犯罪者集団・敵連合のリーダーを務める、病的な痩身の青年。
個性登録をしていない「裏の人間」であり、「死柄木弔」という名も偽名である。
先生」曰く「次の自分になりうる歪みを持って生まれた男」。
本作におけるキーパーソンの一人であり、作中では緑谷達がヒーローとして日々成長していくように、それと並行して、死柄木もまた様々な経験から多くのことを学び、悪の指導者として成長していく様が描かれている。

人物

常に気怠げで冷めた態度を取っており、シニカルで軽薄な言動の真意は計り知れない。
苛立つとガリガリと首を掻く癖がある等、容貌と合わせ不気味な点が目立つが、戦闘中はしばしば解説役に回るなど、意外に饒舌な一面もある。

用意周到な奇策を用いて目的達成を狙う頭脳派で、台詞の端々から高い知性を匂わせる。
その一方で、犯罪をゲーム感覚で楽しんでいるかのような節があり、目的遂行と同時に「相手の嫌がること」を常に模索するなど、その思考回路からは幼稚で偏執的な本質を伺わせる。

ヒーローに対しては強い憎しみを抱いており、特にその象徴であるオールマイトは「社会のごみ」と辛辣に形容している。

組織内ではリーダーとして振舞っているが、その背後には「先生」と呼ばれる黒幕の存在が見え隠れする。
先生ことオール・フォー・ワンとはかなり深い関係にある様で、彼にとっての「先生」は、出久にとってのオールマイトかそれ以上の存在と思われる。

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初期は物事が思い通りに進まないことに強い苛立ちを見せていたが、ステイン緑谷との対話を経た事で、オールマイトを否定することに己の原点を見出す。
以降は不安定ながら精神的に芯の通った様子を見せており、「現在(今)を壊す」志を同じくする仲間を得て、徐々にだが確実に、強大な悪のカリスマへ向かって成長しつつある。
また、彼なりに連合メンバーのことは仲間として思うところがあるようで、彼らに対しては他と異なる表情を見せることが多い。

彼の行動指針や人生目標は「苛立ち」を軸にされている。神野編までの目標の「オールマイトやヒーロー社会を否定すること」も、インターン編でオーバーホールに宣言した「裏の支配者になる」も、どちらを達成しようと自身の「苛立ち」と破壊衝動は治まらないと気付いて以降、目標を再変更し、最終的に「世の中の息づくすべてを破壊しつくす」というさらに物騒でぶっとんだ目標を立てている。ただし仲間の意向は多少取り入れるつもりらしい。

容姿

『 さぁ…大暴れ競争だ  』


掌を模したマスクで顔の大部分を隠しているが、指の隙間から覗く目は、皺だらけの瞼と異様な眼光を具えており、本人の秘しがたい狂気を表現している。
ポケットの多い黒ベストに黒いズボン、オレンジに近い赤色のシューズを身に着ける。「神野の悪夢」以降は服装が変化しており、黒コートを着用するようになっている。

その他にも上半身の各所に掌のような装飾を取り付けるが、これは彼にとっての戦闘服であるらしく、普段は顔面以外の掌を外している。なおこの掌は死柄木にとって特別な存在であり、顔面を覆う掌を「お父さん」と呼び、不用意に他人に触れられると激昂する様を見せている。前述した事故に関係があるようで、後に彼はそれらを「みんな」と呼んでいる。

額から頬にかけて老人のような深い皺が刻まれているのが特徴。唇の回りはカサカサに乾いており、右口元にはホクロがある。右目と左口元には裂けた様な傷跡がある。こちらの傷は詳細不明だが、AFOに発見された時にはすでに負傷していた。
登場当時〜「神野の悪夢」まではミディアムぐらいの髪の長さであったが、それ以降は時期が進むごとに髪が伸びている。

動向

USJ襲撃の際は、多数の敵を引き連れ、雄英高校を襲撃しイレイザーヘッド13号、オールマイトを負傷させ、敵連合の名が世に知られる切っ掛けになる。

ステインによる保須市襲撃事件後に義爛の紹介などで、荼毘トガヒミコトゥワイススピナーMr.コンプレスマグネ等を仲間に引き入れる。

林間合宿襲撃の際は「開闢行動隊」を送り込み爆豪を連れ去り、敵連合へ勧誘しようとし、敵連合壊滅作戦、オールマイトとAFOの戦い(神野の悪夢)に繋がっていく。

死穢八斎會オーバーホールとの接触・話し合いが行われたが、決裂しマグネとMr.コンプレスの左腕を失うことに。その後再度話し合いが行われトガヒミコ、トゥワイスが出向する事になる。
プロヒーローによる死穢八斎會の捜査が終わると荼毘・Mr.コンプレスと共にオーバーホールがいる護送車を襲撃し、プロヒーローのスナッチと交戦。人命救助を優先するヒーローの隙をつき、連携して彼を殺害し、オーバーホールの両腕を破壊。個性を消す銃弾の完成品と血清を奪い去る。

黒霧を失い今後の活動も危うくなった貧乏な状態の敵連合は、突如ギガントマキアに襲撃される。ドクターの助言もあり、後継としてギガントマキアを屈服させるため碌に眠らず1ヶ月余りの常人離れした戦闘をする。

ギガントマキアが睡眠状態に入っている間に、敵連合の解体を目論む異能解放軍との抗争になる。
リ・デストロが高みの見物をする泥花市のタワーを「崩壊」で倒壊させたことで直接対決となる。交戦の中でリ・デストロに左手親指・人差し指・中指を完全に圧砕され、右腕も潰されそうになるが、その最中に覚醒する。覚醒した個性により辺り一面を塵と化し、リ・デストロの両足も"崩壊"させる。

リ・デストロは死柄木に自分達が理想とする"全てから解放された"姿を見出したことでストレスが底を尽き、勝つ見込みが無いことと死柄木こそが全てを解放する者に相応しいと判断し降伏を宣言する。
ギガントマキアもその姿を見て、死柄木を「オール・フォー・ワンの後継者」として認め感涙した。

その後、敵連合と異能解放軍を融合させた超常解放戦線という構成員十万人以上の巨大組織の最高指導者に就任する。
そしてドクターの改造手術を受けて、更なる力を手にしようとしている(リンク先ネタバレ注意)。

個性

個性は『崩壊』。
五本の指で触れた人や物を崩壊させる。対象は触れられた部分から徐々に崩れていき最終的には跡形もなく崩壊する。人間なら1分以内で塵にできる。

頑強な雄英高校のシェルターも破壊しており、対象が生物か非生物かは関係なく、割と広範囲に通用する。

5本の指すべてが対象に触れることで個性が発動するが、死柄木自身にもオンオフを切り換える事はできず、条件を満たせば強制的に発動してしまう。その為、常に指の1,2本を離して物を持つスタイルが癖になっている。
またこの為に本編では、五指で触れられない砂を操るヒーローには苦戦を強いられた。

崩壊の侵食には多少のタイムラグがあり、一瞬で全体が崩れるような事は無いが、人体に数秒触れていれば触れた部分の皮膚をボロボロに崩せる。

AFO曰く、親の遺伝子に左右されない「突然変異」の個性らしい。
個性が初めて発現したときは、地面に触れただけで効果が地面に伝って周囲及び離れた相手を崩壊させるなど威力は凄まじいものであった(そしてそれが下記の惨劇に繋がった)。

異能解放軍の戦士達との戦闘にて、“個性”の性能が成長、または本来のものへと復活。
5指で触れなくても発動できるようになった上、崩壊しているものと接触している別の物体も崩れ始めるようになり、崩壊の効果が広範囲に伝播するようになった。
実はこれが本来のスペックであり、登場時からの「触れたものだけ」に影響する性能は、彼の不安定なメンタルが影響し、無意識のうちにセーブしていたものにすぎない。

ただしこのフルパワーを発揮すると、個性の源である腕自体にすら影響が及んでしまう弱点も発覚。事実戦いが終わった後の腕はボロボロになっており、本人も「凄まじい力になったが、これじゃとても無敵とは言えない」と見解を述べている。

正体、そして過去

本名は、志村転弧(しむら てんこ)。
オールマイトの師匠にして7代目「ワン・フォー・オール」継承者・志村菜奈の孫に当たる。
菜奈は自身の夫(死柄木の祖父)が何者かに殺害された事から、ヒーローの世界から遠ざけるために、自分の子(死柄木の親)を里子へ出した上に、オールマイトやグラントリノには「私にもしもの事があっても、あの子には関わらないでほしい」と釘を刺していた。

幼少期

かつて5歳の転弧は、実業家の父、母、母方の祖父母、姉、そして犬のモンちゃんと共に暮らす、ごく普通の少年であった。ただ一つ違ったのは、家にあった『ヒーローの話をしてはいけない』という、父の決めた厳格なルールの存在だった。しかし、転弧自身はヒーローに憧れており、たびたびヒーローごっこをしては、何をやらかしたのか警察の世話になったりしていた(その経緯を母に話す際の会話から、なんとあのオールマイトにも憧れていたらしいことが分かる)。その結果、たびたび父親から折檻をくらっており、その抑圧からくるストレスが原因かは定かではないが、顔にアレルギー症状が出ており、ほぼ常にそれを掻きむしる癖があった。そんなある日、姉の華ちゃんが父の書斎でこっそり見せてくれた写真により、父方の祖母(志村菜奈)がヒーローだったことを知る。ヒーローに憧れていた転弧はこの事実に胸をときめかせ、「今どんな困難にも立ち向かえる気がする」とまで独り言ちていた時、手の痺れと共に、突如として個性が発現。さらに書斎に入ったことで激怒した父に執拗にぶたれ、かつ、信頼していた姉が「転弧が見たいって言った」と嘘をついたことで精神的に追い詰められ、つい「みんな…嫌いだ…」とつぶやいてしまう。その瞬間、抱いていたモンちゃんが崩れ、次に先の行為を謝りに来た姉を崩してしまい、果てには家族を皆殺しにしてしまう(この中で唯一父親にだけは明確な殺意を以て襲い掛かっている)。

この時のショックのせいか、AFOに拾ってもらう以前の記憶がほとんど思い出せない(いわゆる、心因性健忘)らしい。同時に元々の髪色は父方譲りの黒色だったが、現在の白色になった。

記憶がないながらも事故当時の感情の残滓と、AFOの教育により、精神が大きく歪められており、世の中のほとんどすべてに対して「苛立ち」と「嫌気」、そして強い破壊衝動を抱くという危険な人格が形成されることとなった。

余談

  • 触れたものを崩壊させる能力、その能力で家族を殺めた過去、「嫌い」という感情を原動力にしている人物像、そしてなにより「転弧」という本名から、一部ファンの間では作者・堀越耕平のデビュー作『テンコ』の主人公・テンコをモデルにしたキャラだと言われていた。
  • そして単行本23巻のキャラ紹介ページにて、作者本人がテンコをモデルにしていると公言した。曰く、ヒロアカは作者自身の「集大成」として始めた漫画であるからだという。


関連イラスト

手手手4
平和の象徴を殺せ


「平和の象徴としての矜恃を少しでも」
ひだりて。



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黒霧 脳無
オール・フォー・ワン 氏子達磨 ギガントマキア
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テンコ 哀しき悪役
サイコパス アダルトチルドレン ヴィラン

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