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  • あなたがいなければ

    【あらすじ】  ワケありの人々が集う、名もなき小さなバー。そこで、黒いスーツに身を包み、ワインを傾けている女――国光理香子(くにみつりかこ)の元に、謎のローブの女がやってきた。初対面ながら図々しく、馴れ馴れしい態度の女は、自らを「ハナブサ」と名乗った。距離感の近い彼女を拒絶する理香子。しかしハナブサは意にも介さない。それどころか、理香子が胸に秘めていた喪失感を、「匂い」で当ててしまった。「愛が欠落している」。そう言って彼女は、自分と姉妹の契約をしないか、と言ってきた。「愛が欲しい」理香子と、「愛を与えたい」自分。きっとぴったりだと言い、彼女の頭を撫でる。すると、それに動揺した理香子は逃げるようにバーを出た。あとからハナブサもバーを出るが、彼女の置いていった金には、血の匂いが染み付いていた。  そのときは、まだ誰も知らなかった。ハナブサが、指名手配中の殺人犯だということを。  それから一週間、ハナブサのことが頭から離れず、悩みに悩んでいた理香子は、再びバーへ。そこには、待ち合わせてもいないのに、ハナブサがいた。話をする中で、理香子は姉と、ハナブサは妹と、確執があるらしいことを知る。彼女の不思議な言動も含めて、運命じみたものを感じた理香子は、お遊びのつもりで姉妹契約に乗ることを決めた。  すると彼女は、理香子を自分の部屋へと連れていく。ハナブサを知りたい理香子に対し、自己紹介のつもりだと。しかしそこには、何もなかった。曰く、部屋は人を映す鏡。これから満ちて、埋まっていく。「自分には何もない」ことを、知ってほしかったのだと。ハナブサの奇妙な言動や秘めたる危うさに戸惑いこそする理香子だったが、かつて失った姉に通ずるものを感じたこと、一度契約に乗ると言ってしまったこと、そしてハナブサ自身に素性を追及しないよう言われたことから、深く考えるのをやめた。  その後、理香子は朝まで擬似姉妹として、姉とやりたかったことをたくさんした。そのせいか、実姉の夢を見て、ハナブサとの恥ずかしい記憶も鮮明に思い起こしてしまう。もう、彼女の元に通うのはやめよう。そう決意し、刑事としての仕事に向かったが、気づけばまたハナブサのアパートへ足を運んでいた。理香子は、かつては優しかった姉の幻影をハナブサに重ねていた。ふとした仕草、優しさに惹かれ、転がり落ちるように依存していく。それからは、毎日彼女のもとへ向かった。そんな生活の中で、少しずつ、実姉の存在を切り離し、ハナブサという新しい姉との日々を、尊いものと思うようになっていくのだった。ずっとこんなふうに、笑い合えたらいい。そう考えるようになっていった。  だがそんなある日、市民からの通報が入った。重要指名手配犯、英社(はなぶさやしろ)の目撃情報。ハナブサの正体を、理香子は知った。  ハナブサの言葉で、エゴイスティックに愛を求める自分に気づいた理香子は、警官としての使命と、自らの欲望との狭間で揺れていた。何度も迷い、頭を悩ませ、バーに通い、答えを求める。マスターは、いつかハナブサに言われた言葉を、理香子に投げた。「したいようにすべき。人は、自分の味方にしかなれない」。その言葉を受けて、理香子は、自らのしたいようにする決意を固めるのだった。  悩み抜いた彼女がした決断は――社を逮捕することだった。彼女は愛している。が、血に汚れた彼女の手を、愛することはできない。そう考えて、更生の望みに賭けたのだ。しかし同時に、理香子も社も気が付いていた。理香子には、社がいなければならない。理香子の瞳は昏く、社と同じ深淵の瞳になっていた。  それから季節が巡り、冬。バーで、ふたりの女は再び出会い、他愛無い話をして夜の闇へと消えていく。それが夢なのか現なのか。女は潔白なのか否か。それは、誰にもわからなかった。
    17,083文字pixiv小説作品
  • 愛しき獲物

     人々を恐怖に陥れる吸血鬼の女性ルージュ。吸血鬼ハンターのカッライスは、ルージュを討伐するために行方を追い続けていた。  カッライスは幼い頃にルージュに拾われ、母のように、姉のように、そして恋人のように慕っていた。しかし、吸血鬼ハンターのペリドットに救い出されたことで、ルージュがいずれ自分を殺すつもりだったことを知ってしまった。  成長し、自身も吸血鬼ハンターとなったカッライスは、姉妹弟子であるアンバーさえも突き放し、一人でルージュを追い求めていた。彼女が現場に残し続ける口紅のチェックマークを頼りにして。  一方、ルージュもまたカッライスを探し求めていた。これまで獲物に逃げられたことのなかった彼女にとって、唯一予定を狂わされた存在。それがカッライスだった。赤ん坊の頃から大切に育ててきたのは、やがて美味しくいただくため。その願望をルージュはまだ諦めていなかった。  そして、ある現場にて二人はとうとう対面した。本気で討伐しようとするカッライスと、長く生きた吸血鬼らしく怪しげな術で惑わそうとするルージュ。二人の戦いは続き、その果てにルージュはとうとうカッライスを捕まえ、その目的を果たそうとした。だが、その痛みで我に返ったカッライスは反撃。首から下げていた指輪のネックレスを引っ張り、銀のナイフでその喉を突き刺そうとした。ルージュに直撃はしなかったものの、傷を負わせることに成功した。  思わぬ反撃にルージュも本気になりかけたが、そこへアンバーが駆けつける。さすがに分が悪いと判断したルージュは、あっさりと身を引いた。  いずれまた会える。  そう言い残し、ルージュは姿を消してしまった。残されたカッライスは、取り逃がしたことを悔やみながらも、ルージュの残した指輪を見つけて拾い上げた。幼い頃から目にしてきたその指輪を握りしめ、カッライスは心に誓う。彼女を誰にも渡さない、と。
  • 頑張れ!若造

    【GR】紅蓮

    世界征服を企む秘密結社BF団。それを阻止せんとする国際警察機構のエキスパート・戴宗は、先の戦いで、強敵であるBF団の超A級エージェント・衝撃のアルベルトの右目と盟友の命を奪っていた―――  ◆辺りを破壊しまくるおっさん(38)の事が気になりだした、そんな若造(20代半ば)の話。
  • ¿Quo Vadis ?─クォ・ヴァディス─外伝

    冷ややかなる満月の邂逅─¿Quo Vadis ?外伝─

    戦う神父さま×年上吸血鬼。二十代×五十代。長身×小柄。中世ヨーロッパ風ファンタジー。 闇の眷属と戦う神職『武装司祭』である若きゲオルギウス神父は、宿敵である吸血鬼の真祖であるルゴシュとの背徳的な関係の中にあった。殺すべき敵でありながら惹かれて止まない年上の男は、それと知って神父であるゲオルギウスに身体を差し出す。 とある冬の満月の夜、ゲオルギウスの寝室に忍んできたルゴシュの話。
  • オペラ座の夜

    最終夜 闇夜の最終決戦 7-2

    自作オリジナル小説「オペラ座の夜」の最終章・第7夜・闇夜の最終決戦7-2は、「真紅の死神。出陣」です。
  • 宿敵

    いつもストレス発散にお付き合いを頂き、誠にありがとうございますm(_ _)m 今回は『間女』が主人公のお話です。 たまには『別目線』というのも書いてみたいを思い挑戦してみました。 という訳であまり堂上さんも郁ちゃんも出てきません(-_-;) でも、堂郁のハッピーエンドです。
  • バハ × ベヒ

    バハ × ベヒ 馴れ初めの物語

    マイピクの白申様とあれこれ打ち合わせして書く事になりましたhttp://www.pixiv.net/member.php?id=3540236 孤独に数年生きたベヒーモスと同じく孤独で十数年生きたバハムートの種族を超えたいちゃらぶストーリー。 素敵な絵と、それなりの小説お楽しみ下さい。
  • 小ネタ集

    単体で上げるには短すぎるのを集めてみました。短かったり中途半端に長かったりしてます。もうちょっと集めたかったけど、とりあえずこれだけ。CPごっちゃなので、お好きなページへどうぞ。
  • オペラ座の夜

    第五夜 裏切り者の天使 5-4

    自作オリジナル小説「オペラ座の夜」の第5夜・裏切り者の天使の5-4は「真紅の死神」です。重要な敵役・ランディス・サーシェスが登場します。
  • オペラ座の夜

    最終夜 闇夜の最終決戦 7-3

    自作オリジナル小説「オペラ座の夜」第7夜・闇夜の最終決戦。7-3は「最後の戦い」です。
  • その病の名は

    宿敵ちゃんです。 今まで女の人にはあっても、カモノハシに惚れるなんて初めてだからそれに気付けないおっさんと、相談されるカモノハシの話。 『人はそれを、』と似たような感じがしないでもなかったです。 □おっさんはバカワイイぐらいがちょうどいいよ。
  • ウルトラマングレート 復活のゴーデス

    ウルトラマングレート 復活のゴーデス  40

    シラリーとの戦いに勝利し、地球での戦いを終えたウルトラマングレートは、謎の老人により生き残っていたゴーデス細胞がなのは達の世界に来てしまった事を知らされる。 なのは達の世界を守る為、そして全ての生命を滅ぼそうとするゴーデスと決着を付ける為、グレートの異世界『ミッドチルダ』での新たな戦いが始まる。 そして、其処で知り合った「機動六課」の魔道士達と時にぶつかり合い、時に協力し合いながら強敵を打ち倒していく。 だが、それはグレートにとって、地球での戦い以上の熾烈なる戦いの幕開けとなるとは、この時未だ誰も知る由も無かったのであった
  • プライベッターまとめ

    まとめという程もないけれど、プライベッターに上げてる中から2つ。リクして頂いたものです。 1p目が手を繋ぐ宿敵、2p目がハイロジャ。
  • オペラ座の夜

    第六夜 それぞれの正義 6-3

    自作オリジナル小説「オペラ座の夜」の第6夜・それぞれの正義。6-3は「幸運のマスコット」です。
  • ウルトラマングレート 復活のゴーデス

    ウルトラマングレート 復活のゴーデス  38

    シラリーとの戦いに勝利し、地球での戦いを終えたウルトラマングレートは、謎の老人により生き残っていたゴーデス細胞がなのは達の世界に来てしまった事を知らされる。 なのは達の世界を守る為、そして全ての生命を滅ぼそうとするゴーデスと決着を付ける為、グレートの異世界『ミッドチルダ』での新たな戦いが始まる。 そして、其処で知り合った「機動六課」の魔道士達と時にぶつかり合い、時に協力し合いながら強敵を打ち倒していく。 だが、それはグレートにとって、地球での戦い以上の熾烈なる戦いの幕開けとなるとは、この時未だ誰も知る由も無かったのであった
  • ウルトラマングレート 復活のゴーデス

    ウルトラマングレート 復活のゴーデス  39

    シラリーとの戦いに勝利し、地球での戦いを終えたウルトラマングレートは、謎の老人により生き残っていたゴーデス細胞がなのは達の世界に来てしまった事を知らされる。 なのは達の世界を守る為、そして全ての生命を滅ぼそうとするゴーデスと決着を付ける為、グレートの異世界『ミッドチルダ』での新たな戦いが始まる。 そして、其処で知り合った「機動六課」の魔道士達と時にぶつかり合い、時に協力し合いながら強敵を打ち倒していく。 だが、それはグレートにとって、地球での戦い以上の熾烈なる戦いの幕開けとなるとは、この時未だ誰も知る由も無かったのであった
  • ドリーは羊の夢を見るか?

    クローンであることに悶々とする龍の話。 ※しんしんドラマ本編及び外伝の設定を拡大解釈しています。 数年振りに文章を書いたら手癖が凄い。 作者的には虎龍ですが、逆でも読めると思います。 しんしん専用腐向けタグが欲しい……
  • 彼の隣で

    冬の冷える日に、宿敵ちゃんがグリコをやってるだけです。よいお年を的な感じで書きました。よいお年を!
  • リク置き

    宿敵/スワファビュ/ほのぼの宿敵

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