プロフィール
真名 | 上杉謙信 |
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クラス | ルーラー |
性別 | 女性 |
身長 | 167cm |
体重 | 53kg |
出典 | 史実、Fate/Grand Order |
地域 | 日本 |
属性 | 混沌・中庸・地 |
好きなもの | お酒、遠駆け(第1、2再臨)、お酒(第3再臨) |
嫌いなもの | 負けること(第1、2再臨)、自分の最期(第3再臨) |
設定担当 | 経験値 |
ILLUST | 経験値(原案)、武内崇(FGO) |
CV | 水樹奈々 |
「最強無敵の謙信ちゃんにお任せあれ!」
概要
『Fate/Grand Order』に登場するルーラークラスのサーヴァント。レアリティは☆5。
期間限定イベント『ぐだぐだ超五稜郭』にて初登場し、ピックアップ2で実装された。
カルデアに召喚された長尾景虎が、魔王信長やランサー龍馬のように霊基の進化を果たした姿。いずれも過去のぐだぐだイベントで配布され、後に☆5として実装される運びとなった。
劇中でもそれら同様、元々はカルデア側とは別個体として現れ相対。特異点における「戦の裁定者」を名乗り、兵や領民を無慈悲に殺して調整する行為を行っていたが……?
真名
軍神と恐れられた長尾景虎の「あり得たかもしれない姿」。
生前から「人の心」を欲せど得られなかった彼女は、次第にヒトを超えた毘沙門天の化身として折り合いをつけることで、乱世の世に安寧をもたらす戦の裁定者となる筈であった。
しかし、隔絶した自分に唯一屈さず戦いを挑んだある男との出会いが、彼女に「人の心を知りたい」という想いを抱かせた結果、この未来を辿る筈だった景虎の運命を大きく変える事となった。
人物
基本的な性格に関しては、今までのランサー時とほぼ変わらない。
第1霊基はランサー霊基に近い戦装束の姿だが、第2霊基はイベント中でライバルの現代服に対抗して用意した、当世の流行に合わせたストリートカジュアルに着替えている。
この時点まではまだ景虎としての側面が強いが、第3霊基からは毘沙門天の化身としての側面が強く、眉の上に金色の菱形模様が表れたり、頭髪の配色バランスが白黒反転する。
とは言え、攻撃時に「にゃんとかなれ〜!」と言ったり、宝具ボイスで相変わらず猫の叫び声を上げたりする辺り、根っこの部分は変わっていない事が窺える。また、やはりというか酒豪であり、本人も「こればかりは止められませんし、止めませんよ」と言い切っている。
相変わらず「人間」について理解できていないと語るが、虚ろな笑顔一色だった表情はランサー時よりも豊かになっており、真顔や困惑の差分も存在する。マテリアルや晴信のコメント曰く、大きく神寄りに振れた事が皮肉にも逆にプラスとなったのかもしれないとの事である。
笑い、喜び、怒り、哀しむ、たったこれだけの事が出来るようになるまでに、どれだけのものを失ったのかはわからない。だがそれでも、彼女はここに来るべきであったのだろう。
そんなわけでお茶目さや好奇心なども旺盛になり、酒以外の食事に対しても興味を示すようになった。またグローバルな軍神を目指して、英会話とかも習いだした(あろうことか宝具詠唱で披露)。
能力
クラスチェンジに伴い、多数の手持ち武器を駆使するフルアーマー仕様のランサー霊基から、刀と槍の二刀流に手数を減らし一撃の破壊力と機動力を底上げした決戦仕様へと変化した。
毘沙門天の化身としての側面が強く表れた結果として、元から所持していたスキルが強化されるなど、絶大な戦闘力を誇るが、生前に経験していない上まだ習得して日が浅い力・姿であるため、宝塔の威力を誤るなど細かな加減が難しい模様(飛び道具の扱いが苦手なこともある)。
加えて、愛馬「放生月毛(ほうしょうつきげ)」を引き続き従えているのだが、なんと第二霊基では空気を読んで大型バイク「HT-1100」に姿を変え、戰場を縦横無尽に駆け抜け敵を轢き潰す。
モーション中では、大剣と大槍の二刀流を主体としつつ、刀身や穂先に白い霞や炎を纏わせる、両手の爪で切り裂く、槍から白い破壊光線を発射する、バイクで轢き潰すなどの攻撃を見せており、エクストラアタックでは、元の宝具「毘天八相車懸りの陣」の簡易版を披露する。
第3再臨では、炎や閃光を纏わせた手刀で斬り裂く、背中の「毘天宝塔」から白い破壊光線・拡散するビーム・クロスした光の斬撃を放つ、宝塔の魔力で推進して敵を刺し貫くなどに変化する。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | B | C | A | B | C | A |
保有スキル
対魔力(B) | ルーラーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。Bランクでは、三節以下の詠唱による魔術を無効化し、大魔術・儀礼呪法など大掛かりな魔術を以っても傷付けるのは困難。 |
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騎乗(A) | 本来はライダーなどのクラススキル。乗り物を乗りこなす能力。あらゆる乗り物と幻獣、神獣を除く全ての獣を乗りこなせる。ランサー時(Cランク)よりも高ランク。 |
神性(A) | 神霊適性を持つかどうか。ランサー時よりも高ランク。 |
宝在心(B) | 上杉謙信が掲げた十六ヶ条の家訓がスキル化したもの。将たるものかくあるべしという戒め。転じて、毘沙門天の化身としての教えともなっている。「我ながら良い事ばかり言っておりますので、是非お聞きいただければと」 |
運は天に、鎧は胸に、手柄は足に(A) | 戦場における自身の力を纏めて増幅するオールインワンなスキル。謙信ちゃんの本気が窺える。「運は天に在り」「鎧は胸に在り」「手柄は足に在り」の複合スキルか。 |
白き焔(A) | 毘天が纏う白き焔。凍てつくように熱く、焼き焦がす程に冷たき神威の炎。モーション中においても使用している。 |
毘天宝塔(C) | 夜叉と羅刹の銘を冠する長大な二本の宝塔。宝塔内には八万四千の教えと十二部の経典が納められており、大いなる智慧を司る。この霊基における主要武器となっている。 |
その他
放生月毛
本来はライダークラスでなければ召喚不能な愛馬。
毘沙門天の名の下に強制召喚するという無法振りを披露している。
宝具
毘天八相・不知火(びてんはっそう・しらぬい)
- ランク:A
- 種別:対人宝具
- レンジ:1〜10
- 最大捕捉:1人
「毘沙門天に御任せあれ!」
「宝塔(ほうとう)よ、我が命運を開け。いざ、毘沙門天の加護ぞ在り!『毘天八相・不知火(びてんはっそう・しらぬい)』!!」
「毘天が白太刀、御照覧あれ!」
「白き焔(ほむら)が鍛えし、我が一つ太刀。何人足りとて受ける事能わず――『毘天八相・不知火(びてんはっそう・しらぬい)』!!」
毘沙門天の力を宿す白き太刀を抜き放つ宝具。
天より降り立つその光は、毘沙門天の力を纏い、白き焔にて全てを両断する神威の一振り。
これこそが上杉謙信が一つ太刀、毘天が振るう軍神の御業。
元々は「塩留めの太刀(銘︰備前一文字弘)」と呼ばれる武田の神具であり、約定破りの報復で塩不足に苦しんでいた信玄に謙信が塩を送った折に、その礼としてあちらから贈られたものであるといわれている。
数多の刀剣を所持しているはずの謙信が、何故この刀を宝具としているのかは定かではないが、謙信にとってそれほどに意味のあるものであろう事は想像に難くないであろう。
「いや、なんとなく気になって飾ってたんですよね」
……想像に難くない。
ところで「塩留めの太刀」なのに何故「不知火」と名付けられているかだが、
「え?塩留めの太刀って、なんかちょっとかっこ悪いですし、この謙信ちゃんが振るうならかっこいい銘が良いかと思いまして、わたし自らつけさせて頂きました。かっこいいでしょ?不知火」
ただしこの出自上、当太刀は送り主である信玄の方にも所有権がある。その為、何らかの手段で信玄の手に渡ると、彼の宝具として制御権を奪われると言う弱点を抱えている。
また当然、ランサーの方の景虎が手にすれば、彼女が宝具を発動できる。
また上記英会話の試しとして、詠唱の台詞をフル英語で言ってみたレア演出も存在する。
毘天八相車懸りの陣(びてんはっそうくるまがかりのじん)
- ランク:不明
- 種別:不明
- レンジ:不明
- 最大捕捉:不明
ランサー時でも主力として有している宝具。エクストラアタックにて、引き続き使用している。
また、第2再臨では馬が変化したバイクに騎乗した状態で放つという応用技も見せた。
ゲーム上での性能
最大ATK | 11,495 |
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最大HP | 13,365 |
カード構成 | Quick:1/Arts:2/Buster:2 |
宝具カード | Arts |
スキル1 | 自身のクリティカル威力をアップ(3T)&自身のスター集中度をアップ(3T)&自身に回避状態を付与(2回/3T) |
スキル2 | 自身のArtsカード性能をアップ(3T)&自身のNPを増やす(30~50%)&毎ターンスター獲得状態を付与(3T/5~15個) |
スキル3 | 味方単体の宝具使用時のチャージ段階を2段階引き上げる状態を付与(1回/3T)&味方単体の攻撃力をアップ(3T)&味方単体のNP獲得量をアップ(3T) |
アペンド3 | 対アルターエゴ攻撃適性 |
宝具 | 自身のArtsカード性能をアップ(1T/OCで効果アップ)+敵単体の強化状態を解除&敵単体に超強力な〔人の力を持つ敵〕特攻攻撃 |
☆5ルーラーでは初となる単体攻撃宝具で、礼装などのサポートも加えると即時宝具発動やクリティカル連発も容易なスキルで構成されている。運用方法が似ているアストライアよりもNPチャージ効率は優秀で、やろうと思えば単騎で数ターンにわたり宝具を撃ち続けるという芸当も可能。
奏章Ⅲでは敵がムーンキャンサーなのもあって、宝具の強化解除と特攻が猛威を奮う。
問題点はCTが少し長いこと。自前のバフでそれらの解消は可能だが、強化解除されると一気に火力が低下してしまう。これについては固有クラススキル「宝在心」(強化解除耐性&即死耐性アップ)でフォローされているものの、確実に防げるわけではないため注意である。
また、地・混沌・神性・騎乗など、自身の属性が過剰に多い点も弱点になりやすく、サーヴァント戦などでは分が悪い面もできてしまいやすい。神性・騎乗とノッブの特攻対象属性を持つ点は変わらず、特にアヴェンジャーである魔王ノッブとはクラス相性(アヴェンジャーはルーラーに攻撃有利)とあちらの宝具の性質(神性に対し防御強化解除を伴う特攻)から最悪の天敵となっている。
他にも、「混沌・神性特攻の宝具を持つバーサーカー」である水着アルキャスとも相性が悪く、謙信がエネミーとして登場する『ぐだぐだ超五稜郭』の高難易度クエストにおいては、この弱点を突け、更に強化解除耐性バフもこちらに付与してくれるお陰で、アルキャスの宝具で付与される対粛正防御も謙信の宝具で解除され難くなる為、比較的簡単にクリアする事ができる。
推奨されるサポーターとしては、長所であるArtsとクリティカル威力をアップでき、その他謙信に不足している要素(スター即時獲得、CT短縮、回復や弱体対策など)を補助できる面子か。
入手難度が低い恒常☆3以下の中ではアマデウス、徐福、バーソロミューあたりが合致する。
関連人物
生前
実の母親であり、自身を毘沙門天の化身として産み落とした張本人。しかし、赤子の頃から人ならざる振る舞いをしていた景虎を気味悪がり、己の理想通りにならなかったことを疎んでいた毒親。
イベントに登場した「北の軍神」の正体はその役割を羽織った彼女の亡霊であり、景虎を「歪み」として抹消しようとしたものの、在り方を変えず貫くことを選んだ景虎に力を奪還され消滅した。
最早説明不要の生前からのライバル。全てが終わった後、彼と一対一の真剣勝負に打って出たが、丸一日経っても決着がつかず、ぐだぐだの末、共にカルデアへ所属することになった。
パワーアップした仲間。信長の使う鉄砲(というか飛び道具)はイマイチと思っていたが、纏めて吹き飛ばせる宝塔を持つ今では悪くないと考え、今からでも勝負しようかと持ち掛けている。
Fate/Grand Order
契約したマスターで、守りたいと思った人間。
彼/彼女のスタンスを理解しており、前よりも好意的に思っていることが窺える。
晴信が「人間への興味のキッカケ」なら、こちらは「人間を守るキッカケ」とも言える。
生前は面識がないが、聖杯戦争にて邂逅した者。
なお『帝都聖杯戦争』で戦りあった事は覚えていないが、日輪の印象だけは朧げに記憶がある。
現界から7日目以降の彼は謙信の宝塔と似たような光背を背負っているのだが……?
彼女の在り様や煉獄に興味があり、一度自分の白太刀と刃を交えてみたいと所望。
あちらも宝塔に興味を持つが、煉獄に止められた。確かにオルタには扱いづらいか。
ぐだぐだ女子仲間。ルーラーや君主の先達として評価している。
巫女なのだがゴリゴリの武闘派ゆえに、もう武将みたいなものだろうとも。
裁定者としてはあまりにキテレツすぎるその要素には、さすがの謙信も困惑。
一方、戦りがいのある強者としては好意的。あちらもノリノリであろうことは想像に難くない。
矢避け鉄砲避けのスキルを持つ彼女でも、彼の一射は早々躱せる気がしないとの事。
バトルが実現したら、生人神とオーパーツロボの超決戦が始まりそうである。
第三再臨では宝塔が邪魔で、両者の庵に入れない模様である。
モーション中では宝具解放時にパージされるため外せないことはないはずだが……
その他
生前のライバルの一人である氏康の祖父にして、後北条家の開祖。
楽しく殺しあえそうという理由でカルデアに呼んで欲しがっている。彼は景虎の実父である長尾為景と、当時の山内上杉家と扇ヶ谷上杉家と戦をした際、同盟を組んだ相手でもある。『ぐだぐだ太閤伝ZIPANG』にて交戦したものの、早雲は謙信の戦狂いっぷりにうんざりしている模様。
余談
ファミ通のインタビュー記事によると前から星5の謙信実装は打診されていたが、あまりにも景虎のデザインの完成度が高かったため、再臨が思い浮かばず社長がのらりくらりと躱したり「やりたくない」と言ったりして先送りにしていた。
しかし、次のイベントでライバルの実装が決まり「これはもうやるしかない」と腹を括って着手したとのこと。
「デザインにアイデアが無い」と経験値に相談した際は「大丈夫です。巨大な砲塔を持たせましょう」と言われあの巨大な砲塔を装備するに至った。
ファンからは『相方への愛でルーラー適性を得た』とネタにされている。
関連イラスト
【第一再臨】
【第二再臨】
【第三再臨】