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つゆと落ち つゆと消えにし わが身かな なにわのコトも 夢のまた夢 これこそが驚天動地の我が宝具!! 黄金魔境―――


概要編集

コンプティーク2022年5月号から連載が開始されたコハエースシリーズの1つ。


前作の「帝都聖杯奇譚」を始め、Fateシリーズでは「歴史上の戦争サーヴァント聖杯戦争が介入したIF」を幾度も描いていたが、今回はそれが戦国時代で執り行われた「聖杯の乱」について描く。


内容が内容だけに、今まで(FGO等で毎年)型月キャラとして増えていた戦国時代の猛者たちが、経験値風の解像度ながら更に多数登場する。


登場人物編集

織田陣営編集

豊臣秀吉
ふぁて
遂に主人公となったサル。織田家の勝利のために、沖田と共に戦乱に挑む。

沖田総司
C92沖田
織田家に召喚されたサーヴァント。秀吉の言動に振り回されながらも共に戦う。

織田信長
天魔轟臨
サルと沖田に主役を分捕られたノッブ。彼らの主たる織田家当主として天下統一を望む。

柴田勝家
柴田勝家
FGOでも登場した権六こと織田家の家臣。この頃からサルのことは快く思っていないが、何かある度に知らせに来るなど面倒見は良い。

丹羽長秀
丹羽長秀 ぐだぐだ太閤伝
勝家と同じく織田家の家臣。坂本さんに似た外見で温厚な人物。

佐久間信盛
佐久間信盛 ぐだぐだ太閤伝
勝家と同じく織田家の家臣。

明智光秀
此岸にて
織田家の家臣であるミッチー。

竹中半兵衛
竹中半兵衛 ぐだぐだ太閤伝
サルの軍師。「秀吉の両兵衛」の一人。長髪の落ち着きがある人物。

黒田官兵衛
黒田官兵衛 ぐだぐだ太閤伝
サルの軍師。「秀吉の両兵衛」の一人。黒髪のやや胡散臭い人物。

石田三成
新邪馬台国
サルの小姓。初登場時はまだ子供。

木下なか
なか ぐだぐだ太閤伝
秀吉の母親。息子や主君とは違い至って常識的な性格。

豊臣秀長
豊臣秀長 ぐだぐだ太閤伝
秀吉の異父弟。初登場時は小一郎名義。

寧々
寧々 ぐだぐだ太閤伝
秀吉の正妻。どことなくノッブに似た雰囲気。

茶々
茶々
浅井長政の娘で、我々の知る姿に近い年代。ノッブに盃にされた父親の髑髏を抱えていた。

今川陣営編集

今川義元
センシティブな作品
「海道一の弓取り」今川義元。今川陣営のサーヴァント。史実通りの強者だがストーリー上噛ませに……

上杉陣営編集

長尾景虎
八華繚乱
上杉家当主の景虎ちゃん。北条家によってナレ死した……と思いきやテンションMAXで宿敵のいる信濃に突撃した。

北条陣営編集

北条氏政
北条氏政 ぐだぐだ太閤伝
後北条家四代当主。ご飯に二回汁をかけただけでやたらにディスられる。

伊勢新九郎
千早ぶる フルドライブ 新九郎!
後北条家に召喚されたサーヴァントで初代後北条家当主、北条早雲。伊達男風の外見と口調をしている。

武田陣営編集

武田晴信
ぐだぐだ太閤伝 武田晴信 影武者 鎧
武田家当主で、遂に登場した景虎ちゃんのライバル。景虎ちゃんのバトルジャンキーっぷりにドン引きしていた。顔が見えない全身鎧武者姿をしているが、その理由は……

武田信玄
武田晴信
武田家に召喚されたサーヴァント。

朝倉陣営編集

朝倉宗滴
朝倉宗滴 ぐだぐだ太閤伝
朝倉家に召喚されたサーヴァント。

浅井陣営編集

浅井長政
浅井家当主で、茶々の父。朝倉陣営と組み、味方であった織田陣営を裏切って攻め込むも、織田陣営の反撃に敗れ、ノッブに盃にされた髑髏のみの登場となる。

毛利陣営編集

毛利元就
(史実通りであれば)毛利家先々代当主。史実通りに病死。史実では孫の輝元が現在の当主であるが、まだ10代だったため元就が後見していた。

毛利隆元吉川元春小早川隆景

毛利元就の息子達である毛利三兄弟

左端のおかっぱ頭がそのまま髪を伸ばしたように見える影が5話で晋作と会話していたが、発言から隆景だと推測される。

真ん中の秀吉に似た影は現在に伝わる三兄弟の人物像から元春だと推測される。

それらが正しい場合、右の影が隆元だと言うことになるのだが…



しかし、4話に登場した三本の矢のエピソードは毛利元就の逸話の項目にもあるように、史実では元春は尼子家の残党の蜂起に対応するために出雲に在陣しており、元就の死に目に会うどころか葬式にも出られず、隆元は8年前に急死しているため、実現不可能なのである。

絵が“※あくまでイメージ画像です。”である可能性や、隆元が史実と異なり生きている、もしくはサーヴァントとして召喚されていれば不可能ではないのだが…


10話にて高杉晋作が毛利家のサーヴァントだと完全確定したことによって、三本の矢のコマはイメージだと確定した。


高杉晋作
高杉晋作
毛利家に召喚されたサーヴァント。10話で宝具の謎の一端が明らかになった。また、欄外によると「毛利家の運命を変えるためにやってきた」らしい。(その割に備中高松城の戦いまで重い腰を上げなかったが。)

関連タグ編集

Fateシリーズ 経験値  コンプティーク

コハエース 帝都聖杯奇譚



































「なるほど、おのれの人生ごと顕現させるとはな」

「聖杯戦争…いや日の本まるごと、わしらをとりこんでいたわけか」


「これこそが驚天動地の我が宝具!!黄金魔境――ZIPANG」


そして日はまた   昇る


昭和戦国絵巻ZIPANG。それがこの物語の本当の題名である。

その物語とは"第四次帝都聖杯戦争"の二年前に起きたサーヴァントによる暴挙。そのサーヴァントの目的は織田信長の殺害。

ぐだぐだ太閤伝ZIPANGとはセイバー・秀吉の宝具によって改竄された物語と題名だったのである。


断片的に開示された情報をまとめると、「黄金魔境ZIPANG」とは以下の特性を持った宝具ということになる。

  • 藤吉郎から秀吉に成り上がる歴史を、疑似異聞帯とでも言うべき形で顕現する
  • 上記特性により「日輪の子」によるステータス上昇が確定する
  • 「木下藤吉郎→羽柴秀吉→豊臣秀吉への改名」などの条件を満たしていればある程度の歴史改変と聖杯に無断での別サーヴァント召喚が可能
    • 単行本での解説によると、ぐだぐだ太閤伝に登場したサーヴァントの内、下記サーヴァントについては聖杯戦争ではなく秀吉の展開した宝具内で召喚された様だ。

  ・今川義元

  ・朝倉宗滴

  ・沖田総司(スターシステム、本来の設定は別英霊)

  ・高杉晋作(スターシステム、本来の設定は別英霊)

  ・武田信玄(宝具展開前に脱落しており、再召喚)


徳川がいなかったのも、沖田さんや高杉社長といった"未来の英霊"がいるのもこれらの特性によるもの。作中で破格の宝具と書かれているが、はっきりいってその表現も生ぬるい、対界宝具あるいは対歴史宝具とでも呼ぶべき滅茶苦茶な宝具である。


なお「黄金魔境ZIPANG」が発動した後の秀吉は、これまでも時々描かれた「大きな日輪を背負った姿」となる他、額の傷が頭よりも大きくなり、光の輝きのようにも見える。


ひとたび日が落ちれば何も残らぬとの信長の言葉通り、秀吉を信長が撃ち破った後には改編した世界はもとに戻っていた。



こうして聖杯の戦争に召喚されたサーヴァントは一騎を残して消失し、聖杯戦争に決着が着いた。
































「フン… ようもここまでかくれおおせたのう」

「竹千代 いや――家康」


徳川家康
no title
「さすがに信長公の目はあざむけませんか」「座して喰らうというわけにもゆきませんね」

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