プロフィール
真名 | 織田信長 |
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クラス | アーチャー |
性別 | 女性 |
身長 | 152cm |
体重 | 39kg(帝都聖杯奇譚)/ 43kg(FGO) |
出典 | 史実 |
地域 | 日本 |
属性 | 秩序・中庸・人 |
好きなもの | 南蛮渡来の品物 |
嫌いなもの | すぐ諦める人 |
設定担当 | 経験値 |
ILLUST | 経験値(帝都聖杯奇譚)、pako(FGO) |
CV | 釘宮理恵 |
是非もないヨネ!
概要
『Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚』に登場するアーチャークラスのサーヴァント。
聖杯戦争にて、日本陸軍の手で大聖杯によって召喚された「救国英雄」の1人。桜セイバーと聖杯を巡り幾度となく刃を交えた。輝く木瓜紋をあしらった軍帽と黒の軍服を纏った少女。
公式やファンからの通称は「魔人アーチャー」「ノッブ」。
相当に強力な英霊だが『コハエース』時空においてはただのギャグキャラ。
真名
最早知らぬ者の方が少ない日本戦国を代表する大名、「織田信長」。
第六天魔王を自称し、既成概念を次々と破壊しながら天下統一に邁進した戦国の風雲児。後の天下人・豊臣秀吉や徳川家康と共に戦国三英傑と謳われる日本の大英雄である。
Fate世界(と言うよりもぐだぐだ世界)では女性。父は当初信長の弟の信勝に家督を継がせるつもりだったが、彼程度では戦国乱世を生き残れないと考え女の子なのに妙に大物臭を漂わせていた信長を後継者にした。しかしそのことで、ある騒動が起きてしまったのだが……
家を継いでからは男性として振る舞っており本来の性別を隠すため情報規制を敷いていたという。この情報統制のせいで後世まで残る奇行などの変な逸話が生まれてしまったらしい。
やりたい事は生前にあらかたやり尽くしており聖杯にかける望みは特に持っていない。
後は蘭丸とのんびり茶でも楽しもうかと思っていた時に本能寺の変にあってしまったとのこと。
『帝都聖杯奇譚』では敗戦直前の日本に召喚された事で時代が再び己を望んでいると判断し新たな革新を齎すべく天下布武を敢行する。
人物
一人称は「わし」、または「我」。見た目は若々しいが年季の入った尊大な口調で話す。
正式初登場したのがギャグ作品なせいか、全体的にギャグ調でメタい言動が多く見られる。
口癖は最期の言葉として有名な「是非もなし("仕方ない"や"しょうがない"の意)」。場面によって言い方が変わり「是非もなしかな?」「是非もないかな?」「是非もないんだよ!?」と使い分ける。
史実通り新しい物や珍しい物が大好きで、「旧弊とか仕来りとかバカなの?死ぬの?」とか言っちゃうレベルで破天荒な自由人。
その一方で、旧来の文化も蔑ろにはせず、寧ろ尊重する文化人としての一面もある。気に食わないのはあくまでそれにあぐらをかいて腐敗した存在であり、本人に保守や革新といった意識は無く、自身の感性と効率を重視する。流行り物好きは単に飽きっぽい性格のせいかもしれない。
また基本的に賑やかな事を好むが、昔好きだった敦盛は踊ると死亡フラグが立つので自重しており、酒の席でも披露する事はない。知り合いにも「微妙な踊り」と不評である。
ギャグ時空における出番が多い事から実感は薄いが、仮にも「魔王」を名乗るだけあってぬるい人物ではない。曰く「戯れは許すが侮りは許さん」との事。
『帝都聖杯奇譚』本編では調子に乗った初代マスターを一刀両断したり、敗戦に向かう日本を救うべく大聖杯を改造して大量殺戮兵器を作った事をライダーに咎められた際も「わしの民以外がどうなろうが知った事か」と言ってのけるなど、伝承に見られるような冷酷さも本人の素の一部である。
その一方で親族や好感を持った臣下には謀反を起こされても冷酷に徹しきれない部分も隠しており身内に甘いと度々指摘されている。
生前に自身へ二度牙を剥き更に死んだ後でも魔の力にすがってまで姉に固執した弟・信勝に対しては『ぐだぐだ明治維新』にて特段に甘い裁定を下している(一応、謀反の理由を考慮してのことだが)。この性分は当人も嫌というほど自覚があるらしい。
事実「妹を嫁がせたのに裏切って後ろから襲いかかった浅井長政を討った事に負い目を感じている」「明智光秀の反乱に対して『是非に及ばず』と発言」「比叡山焼き討ちも十年以上我慢した末の苦渋の決断」と、関係作品を見てもそういう性格の描写がされている。
また自己顕示欲が強く、生前から「第六天魔王」を名乗っていたのと同じく「真の覇王」を名乗っておりTYPE-MOONに登場する他の王様たちに対抗意識を燃やしている。
生前は「人の声が聞こえず、自分の声が届かない。聞くに値しない者とは会話が出来ない」状態であったため、サルや父親の声以外は聞こえず、サルに会うまでは長くはないと思っていた。この特性のせいで生前は一部家臣と軋轢が生まれてしまった。
茶々の言及によれば端折りすぎた思考回路をしているため他人から見れば意味が分からないことを言っている状態。
本人も「言わんでも分かるじゃろ」という思考なので本人の意は自身と同等の頭脳を持つ秀吉にしか察せない。
それゆえ茶々には「殿下以外には通じない」「これは明智くん裏切る」、長可には「わかってたっぽいのは殿下ぐれーじゃねーの」とまで言われている。
事実、秀吉以外の光秀や長可、勝家などの家臣は終ぞ彼女の意を理解する事は出来なかった。
なお、後述の通り織田家は秀吉の部下まで含めれば「人材の宝庫」とまで評される程なのだが、信長包囲網から分かる通り、味方と同時に敵も相応に多い為「慕ってくれる人間からは心酔レベルにまで忠誠を誓われるが敵対者からはトコトン嫌われる」というのが総評と言える。
清少納言からは「ノッブはさぁ……。特殊な層に人気のある武将?」と指摘された。
着ている軍服は大日本帝国陸軍の物ではなくナチスドイツの制服を元にしたもの。かっこ良かったので『帝都聖杯奇譚』の時にマスターに似た物を作らせたらしい。曰く「ジャーマンのセンスハンパないな!」との事。
その逆に本来の衣装(生前の甲冑姿)を見せたことは一度も無い、というかこの衣装以外での登場自体が少ない。一応、漫画の回想では和服姿や甲冑姿も見せている。
能力
なお、この長谷部は召喚されたのちに現地の博物館から展示品を強奪したものである。
『帝都聖杯奇譚』では開催地が最大の知名度補正を受けられる日本であった事から、実力は参加したサーヴァントの中でも最強。まともに対抗できるのは同じ三英傑の英霊か神霊級のサーヴァントぐらいと言われている(それも最大の知名度補正を受けた状態でないとほぼ歯が立たない)。
スキル「天下布武・革新」の効力で「神秘」や「神性」が高い相手ほど宝具の効果や能力値が強化される。更に同様の能力がある宝具も所持しているため相乗効果により「神性」「神秘」の高い英霊に対しては絶対的と言える程に相性が良い。反面「神性」を持たない相手や「神秘」が薄い種や近代以降の英霊に対しては性能が低下し宝具の力も有効に発揮されなくなってしまう。
「相性ゲーとか得意なんだよネ、わし!!」とは本人の弁……といっても大体主戦法は「三千世界」によるゴリ押しになるので、大体の相手からすればまず相性もへったくれもないが。
ちなみに彼女の宝具のランクは相手が有する神性・神秘に比例するとされるが神性はともかく神秘というものがハッキリしない為、正確な基準は未だ分からない。というか大体その場のノリ。
『コハエース』作中では「カリスマ」を活かして英霊軍団を呼び寄せたりもしている。
『ちびちゅき!』では相手をコハエース仕様に変える能力を持つ。もう何のこっちゃ……
ちなみに火縄銃は魔力が許す限り無尽蔵に出現させることができ、かつ任意の空間への出現・固定・移動を可能とする。まさに縦横無尽に操ることが出来るが正確には魔力などで浮遊させているだけなので外力によって火縄銃が移動してしまうことは有る。『Redline』では宙に浮く火縄銃に乗り敵国の戦闘機を撃ち落とすなどの空中戦も披露してみせた。基本的に発射後の火縄銃は魔力分解し装填済みを再出現させる。銃を出現させたまま弾を再装填できるかは現状不明である。
『FGO』では、遠距離では周囲に展開した火縄銃(両手に持ちもする)による銃撃を、近距離では「圧切長谷部」による剣術を使用し、両者の戦法を瞬時に切り替えながら戦闘を行う。
ステータス
保有スキル
対魔力(B) | アーチャーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。詠唱が三節以下の魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法などを以っても、傷付けるのは困難。 |
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単独行動(B) | アーチャーのクラススキル。マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。Bランクならば、マスターなしでも二日間現界可能。 |
カリスマ(B−) | 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において自軍の能力を向上させる。一国の指揮官としてはBランクで十分と言える。B−ランクなのは結構効き目にムラがある為で、サルとかにはAランク相当で効いていたがミッチーには変な効き方をしてたり、タヌキはそもそもそういうの関係無かった。 |
軍略(B) | 一対一の戦闘では無く、多人数を動員した戦場における戦術的直感力を表したスキル。自らの対軍宝具や対城宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具、対城宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。生前、桶狭間の戦いにおいて日本史上、類を見ない奇襲を成功させた点が最大の要因だが、本人的には「アホな戦い方だった、今は反省している」との事である。 |
戦略(B) | 『FGO』で「軍略」の代わりに保有しているスキル。外交や兵站などを大局的に捉え、戦う前に勝利を決する力。水面下での裏工作も得意。 |
信長タクティクス(B) | 「戦略(B)」が変化したスキル。ゲーム上での効果から、「軍略」と「カリスマ」との複合スキルと推測される(未実装のスキルが回収された形)。 |
天下布武(A) | 時代の革新者たる英雄に与えられる特殊スキル「革新」に、更に天下布武の文言が追加されたもの。古きに新しきを布く概念の変革。「神性」や「神秘」のランクが高い相手や、体制の守護者たる英雄などである程、自分に有利な補正が与えられる。これにより「神性」や「神秘」を持つ英霊や宝具に絶対的な優位性を誇るが、逆に神秘性の薄い近代の英霊などには何の効果も無いどころか、自身の各種スキル、宝具の効果が落ちる。究極の相性ゲーである。天下布武とは生前旗印にも用いた統治政策の意味。 |
魔王(A) | 生前のイメージによって、後に過去の在り方を捻じ曲げられた怪物である事を示すスキル。能力・姿が変貌してしまう。信長の場合、生前の本人が既に「第六天魔王」を自称していた事から任意発動、任意解除が可能。デメリット無しにその恩恵を受ける事が出来る。つまり自力でロリからボインになったり出来るって事だ。「無辜の怪物」とは似て非なるスキル。 |
宝具
三千世界(さんだんうち)
- ランク:E~EX
- 種別:対軍宝具
- レンジ:1~99
- 最大捕捉:3000人
「是非も無し!」
「三千世界に屍(しかばね)を晒すが良い……天魔轟臨!これが魔王の『三千世界(さんだんうち)』じゃあぁぁぁっ!!」
自身の周囲に三千丁の火縄銃を展開した上で、一斉射撃する。長篠の戦いにおいて、戦国最強の騎馬軍団を打ち破った余りにも有名なその逸話から騎乗スキルを持つ英霊には攻撃力が倍増する。騎乗スキルのない英霊にはただの火縄銃であるが、さすがに三千丁はうざい。
詳細は該当記事を参照。
第六天魔王波旬(だいろくてんまおうはじゅん)
- ランク:E~EX
- 種別:対神宝具
- レンジ:−
- 最大捕捉:−
「これよりは大焦熱が無間地獄。三界神仏灰燼と帰せ――我が名は『第六天魔王波旬(だいろくてんまおうはじゅん)』、織田信長なり!!」
神仏を滅ぼす信長の真の宝具。「神性」や「神秘」を持つ者に対して絶対的な力を揮う存在へと変性する固有結界。ビジュアル的には裸になるらしい、イェイ(流石に『FGO』の立ち絵は例外)!
「比叡山焼き討ち」に代表される生前の苛烈な所業が宝具化したもの。後世、民衆が信長に抱き積み重ねた恐怖、畏敬の念により大焦熱地獄が具現化する。高い神性を持つものはこの空間では存在を維持することすら難しい。でも神性の薄い英霊にとってはやっぱりなんか熱いだけなのだった。
『FGO』では後にこの宝具(正確には後世に積み重ねられた概念?)の影響を強く受けたと思われる霊基によってバーサーカーやアヴェンジャーといった別クラスとして登場している。
他作品での活躍
Fate/Grand Order
ハロウィンエリザに続く第2のイベント配布サーヴァントとして実装される。レアリティは☆4(☆5として実装された桜セイバーからは漫画内で容赦なく「ランク落ち」と罵倒された)。
シナリオでは帝都聖杯に火薬を詰めて爆弾にしようとするという魔術協会が聞いたら激昂するか卒倒するかしそうなとんでもない無茶をやらかす(しかも原点に比べて手段が雑)。当然というべきか、結果として聖杯が暴走、九十九髪茄子・曜変天目茶碗・平蜘蛛という天下の三名器と謎のナマモノ「ちびノブ」を量産、挙句にカルデアの次元軸に浸食を起こして大混乱を招いてしまう。
仕方なく桜セイバー・主人公たちカルデア陣営と共に帝都聖杯の次元軸に戻り帝都聖杯の暴走を止めることになった……がそのぐだぐだ振りは推して知ってもらいたい。ちなみにイベントシナリオは経験値が担当しており、奈須きのこはほぼ未監修である。そりゃやりたい放題できるか……
オガワハイム801号室の住人として登場……したのだが何故かそこだけ『ぐだぐだ本能寺』化していた。「訳が分からんのじゃが……」と思わずパニくったマスターは数知れず。当人曰く心象風景反映されたら家が焼けたとのこと(宝具が解放されたものと思しい)。そして飛び出した愚痴は「沖田ばっかり活躍して儂が全然フレサーヴァントにされない」という、やっぱりぐだぐだなもの。
そして倒されると「素材回収忘れずに」「宝具もLv.5にしておけ」とメタ過ぎるありがたいお言葉を残して消えて行った……と思ったら同居人の沖田が土産に持って帰ってきたコンビニのアイスに釣られて再登場。ついでにアイスネタ繋がりで式まで乗っかる始末。暇人アーチャーじゃねぇか。
このときノッブが頼んだのが抹茶味。実はこれ単なる趣味嗜好の反映ではなく、通り名に引っ掛けた「アーチャーのニックネームルール」に則った洒落〔“魔”人アー“チャ”ー → 魔+チャ=抹茶〕。
最初はいつも通りぐだぐだしていたが、自分の血縁者が出演しているのもあってか終盤になると英霊らしいカッコいい一面を我々プレイヤーに見せてくれる。このイベントで判明した弟の織田信勝および織田姉弟の関係が話題を呼んだ。そして、ちびノブの種類が年々増え続けていくことに……
『FGOフェス 2017』にて2017年水着イベントで水着Verが実装されることが告知された。また配布だろうと思われていたがイベント主催が配布となったため、『FGO』では初となる配布から限定ガチャに昇格したサーヴァントとなった。シナリオではヒロインXとコンビを組んで「恐怖の第六天魔王X」としてレースに出場することに。沖田からは水着ネタで毎年逆恨みされることに……
黒のロングコート姿の新規の立ち絵とちびノブ共々初っ端からシリアスな振る舞いで「いつものぐだぐだじゃない」と多くのマスターを困惑させた(この立ち絵は「カイザー・ノッブ」名義)。
当然その言動には理由があり、イベントでの黒幕の動機にも関わってくるキーパーソンである。
またイベントでの最初の戦闘の相手でありながら特殊スキル「戦線:高速チャージ」を所持。第1部6章のモードレッドと同様に毎ターン宝具を連発するという鬼性能なため、油断して挑んだマスター達を返り討ちにした(サポートがレベル1の魔神さんで固定という点も原因の1つだが)。
アヴェンジャーの魔王信長としてついに☆5(SSR)として登場。
イベントタイトルこそギャグ調でノリも今までとあまり変わらないが、本人の設定は割とガチになっている。再臨毎に姿が異なり、以降のイベントだとあちらの第一段階での登場が主となる。
総じて純粋に英霊として強く応用性に富み、イベント産サーヴァントということもあってか、何かしらのイベントでの活躍が多い。
イベントを見れば分かる通り、シリアス適正も非常に高いのだが、一方本編のメインストーリーでの出番は終局特異点の援軍としてくらいである。明確に番外枠という事か……
ゲーム上での性能
最大HP | 11637 |
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最大ATK | 9494 |
コマンドカード | Quick:1/Arts:2/Buster:2 |
宝具カード | Buster |
スキル1 | 戦略B / 味方全体のNP獲得量をアップ(3T) |
スキル1(強化後) | 信長タクティクスB / ↑+味方全体のBusterカード性能アップ&宝具威力アップ(各3T) |
スキル2 | 天下布武A / 自身に神性特攻状態を付与(1T) |
スキル3 | 魔王A / 自身のスター集中度をアップ&自身のクリティカル威力アップ(3T) |
アペンド3 | 対ライダー攻撃適性 |
宝具 | 敵全体に強力な騎乗特攻攻撃〈オーバーチャージで威力UP〉 |
『FGO』そのものがシリーズ史上最大の相性ゲーであるだけに彼女のスキルや宝具も配布サーヴァントの範疇ではなかなか尖っている。攻撃が火縄銃の連続召喚と日本刀による斬撃で、基本的に多段Hitするためクリティカルスター稼ぎが捗る。Quickが切り込みからの零距離射撃でhit数が少ないものの、これを起点にBraveチェインを繋ぐとそこそこのスターを生産可能。
「戦略(B)」は同条件のスキルではトップレベルの高倍率。他のスキルに比べるとやや地味だがパーティ全体のNP効率を上げて宝具開放を速められる。「天下布武(A)」で付加される神性特攻の倍率は高くスキルを育てきれば未使用時の倍近いダメージを与えられるようになる。神性持ちのサーヴァントはメインシナリオ・期間限定イベント問わずボスを務めている者が多いため役に立つ。
「魔王(A)」は隠し宝具とでも言うべきノッブ最大の目玉スキルでクリティカルスターの供給に問題がなければブレイブチェインで単体型宝具にも引けをとらない大ダメージを叩き出せるようになる。後に同種のスキルを持つ黒い聖女が「最強に頭のいい戦法」と太鼓判を押しただけのことはある。なおスキルの性能だけならあちらの方が上回っているのだが、クラスごとに設定されたスター集中率の都合で総合的にはノッブの方が圧倒的にスターを吸いやすかったりする。
宝具「三千世界」は【敵全体に〔騎乗スキル特攻〕効果のある強力な攻撃】。
特にセイバークラスは特性として騎乗スキルを保有していることが多くクラス相性でも有利な事から非常に有効。中でも赤鬼(ROMA仕様)と彼の別ゲームでの進化前・破壊の大王・インドの英雄皇子・JKセイバー・北欧の竜殺し・インドのジャンヌ・ダルクあたりは神性スキルを持っていることから「天下布武」も合わせた二重の特攻が入り絶好のカモとなる。「古き時代の象徴の武士」はともかくとして「文明や世界の破壊者」が「時代の破壊者」に弱いとは、これも是非もなしか……
欠点としては「戦略」抜きの素のNP効率はそれほど高くない点、ガッツ・防御・回復などの耐久に関わるスキルが無いぶん他の☆4アーチャーに比べて脆い点、素の攻撃力を上げるスキルがないので特攻の効かないエネミーや溜めたスターを減らしてくるエネミーには有効打を与えにくい点などが挙がる。相性ゲーの覇者ゆえにその恩恵無しでは立ち行かないのもまた是非もなしか……
なお、復刻イベントから長い年月が経っている事から、「イベントでよく見かけるのに手に入らない」という状態が続いていたが、2023年5月には「巡霊の祝祭」第2弾で追加され、恒常的に入手可能となった。また、サーヴァントコインも入手可能となった事でアペンドスキル3「対ライダー攻撃適性」も開放しやすくなったのも大きな強化点。ライダーは騎乗スキルを保有しているものが多く、さらに神性スキルも併せ持つ者も少なくないため、より広範な対応が可能になった。
ノッブの災難
実装して早々にノッブは宝具やブレイブチェインを発動するとフリーズするという謎のバグに他のサーヴァントともども巻き込まれてしまう。このバグはほどなくして解消されるも、それから約1年後の第1部7章実装直後には今度は宝具やホーム画面などで立ち絵が表示されず、そのままフリーズするというバグの被害を受ける(今回バグの対象となったのは彼女だけである)。
こちらのバグも早期に解消されるのだが、前情報から「バビロニアでは神性特攻持ちのサーヴァントが活躍するはず」と期待されていた矢先の出来事だったことや事件当時が500日記念キャンペーンの最中だったこと「2015ハロウィンの次は本能寺が復刻される」という予想に反して2015年ハロウィンイベント『ほぼ週間 サンタオルタさん』が復刻されたことなどから、一部のマスターに「本能寺復刻を阻止されたノッブの復讐」だの「ノッブの特攻がスマホに刺さった」だの好き勝手に言われてしまうのだった。その後でアヴェンジャーの彼女が実装されたのは何たる偶然か……
関連人物
生前
実の弟で、織田四姉弟の二男。
容姿はノッブとよく似ているが彼の方が少し背が高い。あとヘタレ。
生前は二度に渡って家督争いを企て最後は信長に引導を渡されたと伝えられている。
しかし、型月世界においてはその争いにはある(信勝側の)裏事情が存在しており……
実の姪であり、家臣の秀吉の妻。
傍若無人でわがままだがやたら器がでかい等、妙にノッブによく似ている。
ノッブは彼女の父を討った事に負い目があり、彼女やその妹達への対応は甘かった。
秀吉の頭上の「あれ」を見ることが出来たという共通点を持つ
生前の家臣の1人にしてサル。我が殿と慕いまくってくるがちょっとウザイ。
ノッブのカリスマは効果にばらつきがあり、彼にはとてもよく効いていたとか(と言うより心酔どころか狂信レベルである)。ノッブと会話が出来た数少ない一人にして長可曰く「大殿のことをわかってたぽいのは殿下ぐれーじゃねーの」とノッブと同じ目線で物事を見れた唯一の理解者にしてノッブ亡き後の天下を見据えていた人物。
「自分を討つのはサルだろう」とまで予想していた。
しかしノッブの死により彼の心は壊れ、思い切りの良さに歯止めが効かず暴走していった。
同盟関係にあったタヌキ。最終的に天下を手にした者。
マテリアル曰く、ノッブ(及び秀吉)のカリスマが効かなかったらしい。
生前の家臣の1人。ミッチー。またはキンカン。
ノッブのカリスマが変な風に効いた結果、色々こじらせてしまったらしい。
本能寺の変で自身を討った裏切り者だが、サーヴァントとして再会した後も憎みきれていない。浅井長政や秋山信友の様な報復はしようが無かったとはいえ、ある意味特別なのかもしれない。
生前の家臣の1人。通称の「権六」と呼ぶ。
死ぬまで自身に仕え続けた最古参の家臣で、ノッブの方も彼を信頼している。
一方で、あちらからは一度信勝側について敵対したことを今でも気に負われている。
生前の家臣の一人で、自身直属の使番である「赤母衣衆」の筆頭を務め、槍術の使い手であったことから「槍の又左」の異名で呼ばれた。
秀吉とも勝家とも親しかったが、賤ヶ岳の戦いで二人が対立した際は苦悩の末に秀吉に味方する。
生前の家臣の1人。通称の「勝蔵」と呼ぶ。
身内扱いであるためか非常に甘く『帝都聖杯奇譚』にて彼が軍部で虐殺をして回った際も、彼の父に借りがあるという理由で見逃した(シリアスな作風であるリメイク版でも、冷や汗をかいてバツの悪そうな顔をしている)。また、ノッブの言う事しか聞かないと秀吉から言われていた。
勝蔵の弟。自身の小姓をしており、本能寺の変の際にも共にいたが光秀にノッブの首が渡らないよう一人で首を抱え本能寺を脱出する。
「細かい気配りにカワイイヤッター!これは超A級小姓!」と可愛がられており蘭丸自体もノッブを慕っていた。
なお『FGO』に登場した蘭丸はぐだぐだユニヴァース時空出身であるため、厳密には並行世界のそっくりさんに近く、面識は無い。
その他、生前の家臣達。長秀は「ゴローちゃん」、一益は「タッキー」と呼んでいる。
また、長秀と信盛は『ぐだぐだ太閤伝ZIPANG』でチョイ役で登場していた。
生前の家臣の1人だが、何度も裏切りを繰り返し、自爆して果てた。
彼のことは非常に評価しており、何度も反逆されたのに懐柔しようとしていた。
型月世界の光秀のことを考えると、彼もカリスマが変な効き方をしたのかもしれない。
越後の龍。生前からの知り合いだが直接会ったことは無い。在り方が真逆なため苦手。一時は同盟を組んでいたこともあるが、後に対立したことも。
厠で死んだ逸話からノッブに「美少女戦国大名は厠に行かない?そんなわけないじゃろ。越後の龍も厠で乙っとるわ」とネタにされていた。この時点で女性であることは知っていた模様。
彼女の強さにビビって死ぬまで戦を避けており、手紙でおべっかを使ったりした。
ノッブをして「わしもコイツとは二度とやりたくない」と言わせるだけあり、弾が当たらず神性を持つにもかかわらず固有結界の中でも動き回れるノッブの天敵の一人。
相談役も兼ねていたお抱えの商人兼茶道家。
ノッブからの印象は「生意気だが有能なやつ」といった所。
あちらからは水着のセンスなどに呆れられつつ、不敵に接されている。
大男である利休が女性になっていたことについてはノッブも驚いていた。
甲斐の虎。生前からの知り合いで、お互い幾度も戦り合い苦しめられた難敵。
マテリアル本ではちゃん付けしていたが、本人は男性。ノッブが「第六天魔王」を名乗るきっかけにして「東に最強の武田あり」とビビっていた。信玄が没した後の武田家を倒すのに3倍近い軍勢とそれに持たせる鉄砲と騎兵を封じる馬防柵を用意するという万全の準備をした事から分かる。
秀吉の部下で、ノッブの生存時はまだ少年だった。
そのため殆ど覚えておらず、彼からもあまり良く思われていない。
ノッブの部下に相当する武将には珍しく(直属ではないからか)ノッブへの忠誠心が無い。
三度にわたる信長包囲網の中心人物たる雑賀衆の傭兵。
実質的な宿敵と言えるが、カルデアにいるのはその後継者なので関わりはなし。
コハエース
ライバル兼同僚の腐れ縁的な関係。
様々な媒体に出演する時は常に彼女とセットで登場する。ことあるごとに張り合いやディスり合いが絶えない宿敵であり、食っちゃ寝を共にしたりぐだぐだだべったりする友達のような間柄。
劇中では相性等で天敵関係にあるが、結構性格が似ている様な一面もある。
魔人アーチャーと桜セイバーが融合する事で生まれた「Fateを終わらせる者」。
後に『帝都聖杯奇譚』および『FGO』でもリファインされた設定で登場する。
「ま、なんか困ったことがあるならわしに言え」とノッブなりに気に掛ける素振りを見せる。
帝都聖杯奇譚
2代目マスター。膨大な魔力を持つ少女。青セイバーのスターシステムなキャラクター。
辛い過去を持っており、本来の役目も初代マスターの所有する使い捨て魔力タンクだった。しかし初代マスターを切り殺したノッブに気に入られた事で運命が一変。無辜の民を救う為に協力する。
ノッブを「ノブナガ様」と呼ぶ等関係は主従関係のそれだが、劇中では仲良く喧嘩する事も。
初代マスター
自分を召喚した魔術師。日本陸軍が外部から招いた。
詳細は不明だが、調子に乗っていたので圧切長谷部で斬り殺したらしい。
間桐少佐
陸軍に所属していながら自分への反抗を企んでいる男。
バーサーカーのマスター。彼のミスが原因で帝都がとんでもない事に。
ノッブの方は「ワカメ頭」「無能な働き者ほど害のあるものは無い」として基本眼中に無い。
劇中にて激突した相手。自分を倒す為に抑止力によって召喚されたと言う彼と死闘を繰り広げた。
彼が騎乗スキル持ちな事に加えて宝具も神秘を纏っている為、戦闘での相性は非常に有利。
「欲がなさすぎるのはダメダメじゃが、明治維新とか目の付け所はいいと思うよ」とその考え方を評価している。
Fate/type Redline
同陣営に所属し自身を敬う者。カリスマが変な効き方をした1人。
その卑小さや面従腹背に気づいているのか、間桐より歯牙にもかけようとしていない。
この世界における2代目マスター。
彼女に身の回りを世話をやらせており、偶然拾った魔術礼装の解析を任せたり、森君ジェノサイドの際に救出していたりなど真瓦津よりは気にかけている。しかし、価値観の違いで齟齬が生じ……
敵対関係のセイバーのマスター。
人の死に慣れていない彼を「腑抜け」と蔑む。現時点ではその後の関わりはないが、彼が聖杯戦争に巻き込まれるきっかけとなった魔術礼装は紆余屈折あって現在彼女が所有している。
同盟相手。『FGO』より無茶苦茶評価が低く部下にするなら足軽と言っている。
Fate/Grand Order
この世界で契約したマスター。彼/彼女からは終始「ノッブ」呼び。
サル以来の実に良い家臣と評価しており、以後のストーリーでも色々気にかけている。
どこぞの軍神や家臣同様話が通じないためノッブ的には「ノーサンキュー」とのこと。
ノッブのやらかしが原因で生まれたナマモノ。ノッブ本人がナマモノと言ってはいけない。
ノッブ関連のイベントにおいて扱いがかなり異なるが労働環境に怒っていることが多い。
余談
誕生当初「セイバーじゃないからやだ」と社長にイラストを描いてもらえず単行本のステータス表も桜セイバーがカラーなのにページの都合で白黒にされる始末。ちなみに桜セイバーはきのこ公認サーヴァントだがノッブは公認では無い。フュージョンしたアイツとかサルは公認なのに。
余談であるが、史実上の信長はときに大将自ら先陣を切ったほどの武辺者であり、剣と馬術は臣下でも太刀打ちできる相手は少なかったとまで言われている(本作でも剣による攻撃はしているが)。特に馬術については若い頃から研鑽を積み続けて家臣たちも舌を巻くほどだったらしく、これが金ヶ崎の戦いでも迅速な決断力と相まって早期撤退による生き残りに一助したという見方もある。
よってFateノッブとしてのアーチャークラス、所有していたとされる数々の刀や持ち前の刀術によるセイバークラス、三段撃ちと同様に自らが考案したとされる長槍隊の逸話からランサークラス、自慢の馬術と複数の宝具と優秀な家臣団を所有する性質からライダークラス、文化人・軍略家としてキャスタークラス、謀殺した逸話もあることからアサシンクラス、茶々と同様の原理によるバーサーカークラスなど成ろうと思えば大半のクラスに適性はあるのではないかと思われる。
もっとも戦国武将にとって、文武両道で多芸であることは一種のステータスなのでこのくらい出来ておかしくは無かったりする……とか書いていたら本当に別クラスを引っ提げて登場した。
さらにノッブのキャラデザを手掛けたpako絵師はなんと後に別ゲームでも信長のデザインを担当する奇跡が起きてしまった(因みに、こちらは男である)。これもまた是非もなきことか。
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Fateシリーズ コハエース 帝都聖杯奇譚 Fate/typeRedline
ノブナガ魂:『ぐだぐだ本能寺』と同時期に放送してた別作品のノッブ。やっぱり銃を並べて撃ちまくる。また、バーサーカー版の時にこのパロディ台詞を口にしたことがある。
戦国大戦:『ぐだぐだオーダー』第22話にて言及。SS織田信長としてカード化を希望していたが結局叶うことはなかった。