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この項目には徳川廻天迷宮 大奥の核心的なネタバレがあります。





























愛の世界、燃える宇宙(サンサーラ・カーマ)。


其は輪廻を止める愛の世界にして、改悟投げ打つ堕落の誘い。

我が身という宇宙で欲愛は汪溢し、煩悩は終着す。


貪(ラーガ)。

慢(マーナ)。

煩悩(クレーシャ)。

漏(アースラヴァ)。


全てを菩提樹の下へと届けましょう。


愛の世界、燃える宇宙(マーラ・アヴァローダ)

羽化



プロフィール

クラスビーストIII/L
真名カーマ/マーラ
性別女性(元となったカーマは男性)
身長・体重???cm・??kg
出典インド神話
地域インド
属性混沌・悪
設定担当???
ILLUSTRedrop
CV下屋則子


概要

徳川廻天迷宮大奥』にて突如17世紀の江戸城へと顕れ、その大奥を五戒の迷宮へと変えた疑似サーヴァントカーマ

彼女(彼?)の正体はビーストIII/L(Lapse)「堕落」の獣「マーラ」であった。

真名

「カーマデーヴァ」はの神である、しかし同時に「魔王マーラ」でもある。
アサシンの霊基であるカーマはマーラの内面も内包しているが、普段は「6:4」の割合でカーマに比率が傾いているために、アサシンの霊基で成立している。
だが、その内面がマーラの側へと傾いた時、ビーストIII/Lは顕現する。またカーマの時と比べて、こちらは開き直っているため若干ポジティブになっている。

かつてシヴァの第三の目によって肉体を焼き尽くされたカーマは「宇宙を焼き尽くせる炎で焼かれた」という事実から逆説的に「宇宙に値する存在」という概念を付与されてしまう。

加えて魔王(マーラ)としての側面、愛の神という性質、さらに”「快楽」の獣”たるキアラ(ビーストIII/R)がかつて顕現・消滅したことで”事象の天秤”が傾き、つり合いを取ろうとする揺り戻しの力が”「堕落」の獣”ビーストIII/Lとして、最も適合率の高かったカーマを選出。
泥に染まった間桐桜を素体とした疑似サーヴァントとして生み落としてしまった。

そして魔王となった愛の神は動き出す。『自分が全てに愛を与える』ことで、『全ての(本来、愛しい人に向けられる)愛を奪う』獣として。
宇宙にも等しい己の献身で生命全ての渇望を飽和させ、取るに足らない無価値(ゼロ)へと「愛の堕落」を引き起こすために。
かつて『愛の神』としての役割を強いられたばかりに、何の意味もなく消し飛んだ自分のように。


他者の愛に寄り添うことを定められ、他者の愛の巻き添えで消滅し、結果として無限を手に入れてしまった愛の神は、当然のように、愛を倦んだ。
故に彼女は自らの無限の愛で全てを満たそうとする。
宇宙(人類)が自らの愛で満たされれば、そこには不快で煩わしい他人の愛など存在しないのだから。

ここに在るは、宇宙を燃やすほどの”愛欲の矢”を人類に振りまく獣。
何をしてもよい。どんなに駄目になってもよい。
家畜に墜ちてもとことんまで愛し、肯定する。そんな究極の甘やかしをカーマ/マーラは可能とする。
宇宙の全人類に、一人一人に、かつて釈迦に与えた以上の愛(誘惑)を。

「煩悩無量請願断————辛いのでしょう?全ての悩みを燃やしてあげる」

菩薩の誓いを嘲り弄びながら微笑む姿は、まさに仏道の大敵、魔王と呼ばれるモノに相応しい。

以上の本性を持って彼女のクラスは決定された。
愛の神なぞ偽りの名。其は神魔が成り果てた、人類を最も広範に救う大災害。
その名をビーストIII/L。七つの人類悪の一側面、『愛欲』の理を持つ獣である。


愛に溺れて堕落するのではなく、
堕落させる為に愛欲を満たし続けるその所業こそが彼/彼女の獣性にほかならない。

能力

ステータス

筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
CEXAEXBEX


保有スキル

スキル名備考
獣の権能(A)対人類、とも呼ばれるスキル。アサシンのカーマはこれを発揮しておらず、マーラとしての顔の奥に隠し持っている。
万能応体(A)このスキルによって群体型という存在となっている。頭脳体という本体はあるが、全員がビーストであるためにその戦闘力は極めて高い。その数は宇宙を覆い尽くすというデタラメな量であり、個にして群体という群体型のビーストとして成立している。
ネガ・デザイア(A)ビーストクラスが共通して持つ固有スキル。煩悩の化身たる獣が持つ、絶対的で究極的な溺愛のスキル。いかなる存在であれ、欲望を持つものは文字通りその愛の果てに堕落する。宇宙に存在する全ての欲望、煩悩を無限の愛を持って叶えられるのならば、それは宇宙から欲望という概念を消し去るに等しい。戦闘においてはNPを0にするスキル。戦闘においてカーマの最大の武器だが、ブレイクゲージを減らしていくと使わなくなる。
単独顕現(?)ビーストクラスのスキル。単独行動のウルトラ上位版。また、存在が確定しているため、即死耐性、時間操作系の攻撃に対し耐性を持つ。アサシン時から変わらず確実に有しているが、ビースト時のスキルランクは未公開。


宝具

愛の世界、燃える宇宙(サンサーラ・カーマ/マーラ・アヴァローダ)

  • ランク:EX
  • 種別:対界宝具
  • レンジ:100〜99999
  • 最大補足:1
ビーストIII/Lの専用宝具であり、特例として二つの真名を持つ。
それぞれが『同じもの』を示しているが故である。

サンサーラはサンスクリット語で『輪廻』の意味を持ち、カーマの別名である『サンサーラグル』に由来する。
アヴァローダはサンスクリット語で『障害』であり、マーラが釈迦に対し繰り出した様々な妨害、即ち堕落への誘いを示す。


良否二つの意味での『愛』の強制耽溺……天変地異規模での魔性を、カーマとマーラ、二神の力で顕す極限堕落宝具。

カーマの宇宙の中でこの宝具を受けた場合、それは『全方位に無差別にカーマが自分(分身)を送り込み、一方的な愛で宇宙を燃やし涸らす』という
地獄————あるいは極楽のような光景を見ることになるだろう。

経緯

自身が"獣"としての資格を得た事を知ったカーマは自らを育てる苗床を求め、人理の中から偶然目についた日本の大奥を拠点とした。
まず大奥の一角に自身を核とした一室を作り、そこに当代の徳川を招き入れて吸収。
それを起点に過去や未来の徳川やそれと深い関わりのあるものを吸い上げ、さらに足りない部分をカルデア関係者で補い、自分という迷宮(うちゅう)の増築(せいちょう)を図った。


彼女がカルデアの人間や英霊達を大奥に誘拐できたのは、ビーストIII/Rを打ち倒したカルデアのマスターとの間にビーストIIIという器を通して縁が生まれており、それを利用した為。
流石に主人公の誘拐にはシオンの妨害で失敗したものの、大奥へ誘導して自分の愛で堕落させることで、同じ者に敗れたビーストIII/Rを越えようとした。

彼女の最初の誤算はビーストIII/Rの片鱗がサーヴァント「殺生院キアラ」としてカルデアに味方していた事、そして春日局の存在もあり、単独で来るしかない筈だったマスターはキアラとパールヴァティーの二人を伴って大奥に来たことであった。

それでも真の力を発動させたカーマは、主人公を「徳川将軍」に仕立て上げようとする。そう、彼女の作った大奥とは、最下層に至ったものを「堕落にふける徳川」という役割に押し込める体験型の呪詛だったのである。
しかし徳川化の実験台になったゴルドルフが、春日局渾身の説教によりトラウマ混じりのショックで一時正気を取り戻し、徳川化の呪詛にも隙があることが判明。

加えてビーストIIIの権能を吸収して一時的に獣の力を少しだけ取り戻したキアラの妨害により、キアラ以外を入り口まで逃され仕留めそこなう。


そのキアラの助言通り花札を集め、徳川を終わらせた将軍「慶喜」の印籠を手に入れ戻ってきた一行だったが、印籠そのものが彼女の用意した「堕落(ウィルス)」だったため、主人公の徳川化は進行の一途をたどっていた。

そしてカーマは次なる姿へと成長し、自分自身を量産して宇宙にした領域すべてを覆い尽くし、カルデア一行を八方塞がりの状態に陥れる。


しかしここで、「誰の行いも甘やかし、排除に力を尽くさず悠長に接してしまう」という、その根底の在り方と獣性が彼女自身の首を絞めた
最も警戒していた"片割れ"を排除する前であれば話は違ったのかもしれないが、勝利を確信し、そのまま心が折れるまで「話し合いも出来る」「力も使える」状態で放置しようという選択肢を取ってしまった事が計画瓦解の引き金となった。

本人は「自分が大奥を取り込んで宇宙化させた」という認識だったが、ターゲットである主人公にとっては最初からその場所を「宇宙っぽくした大奥」としか捉えていなかった
すなわちこれは、「ただの人間には、インド神話スケールの理屈・所業を理解できなかった」という針の穴のような極小の見落としであり、これをきっかけにカルデア一行は逆転の一手を思い付いて実行に移す。


マタ・ハリシェヘラザードの協力によって概念を補強された春日局による大奥という世界の再構築(ハッキング)、カーマに面従腹背していた松平信綱の文字通り身を削りこしらえた秘密兵器であった花札の効果で、徳川化が見事に解除される。
さらに信綱は『徳川に仇なす逆臣』に徹した自身の魂さえもへと鍛え上げ、叛逆の概念武装『伊豆守・村正擬き(トクガワスレイヤー)』として、柳生宗矩に託す(ちなみに、この術式は南光坊天海が作成したもの)。

結果五分まで形勢を立て直され、無双の剣聖による疑似村正にて無限増殖する分身をことごとく斬り伏せられる。
焦って徳川特攻の痛撃を回避すべく自身と大奥を切り離したせいで、領域の支配権を発端の春日局に明け渡すという最大の失策を以て趨勢は決した。

そのまま局の『英霊』としての能力(ルール)によって、大奥から江戸城の上空へと追い出された所に、パールヴァティーの宝具を最大出力で食らってしまう。
悪役(ヴィラン)として、自身が最も嫌いな夫婦に焼き尽くされる」というかつてと同じ苦痛と屈辱に泣き叫び、他の在り方を選べなかった自分自身へのコンプレックスを吐露しながら消滅した。

「わかったんです、わかってるんです
 愛を与える神には、愛なんて与えられないって!」

事件後に安楽椅子探偵の評した、「概念によるマウントの取り合い」という観点から見れば、最も根本的な主導権争い、大奥という迷宮(せかい)を支配する法則(プログラム)の書き換え合戦を疎かにした事が彼女最大の敗因といえる。

その後、その自虐性故に自身の宇宙で身を焼いていた彼女だったが、自身を焼くシヴァの残り火で焼いたがために、カーマのインナースペースに干渉できるようになったキアラと再開。
霊基を弄られて英霊の座に強制的に登録されてしまう。同時にキアラから今回の一件のツケとして、サーヴァントとして「人間に奉仕する」罰を提案される。

お互いが不倶戴天の相反しあう存在でありながら、たった一人の人間をどちらの手で堕とすかを世界が終わるまで競い合い続けることを取り決め、共に敗北して世を滅ぼす資格を失った獣として、カルデアへの召喚を一時的に受け入れるのだった。


しかし……
確かにカーマがマーラの側面を持っていたことこそは事実ではあるが、それでもここまでの事態には本来なり得なかった。
パールヴァティーによれば、本来ならばマーラの顕現はシヴァを筆頭とするインド神話の主神達によって防がれていたはずだとの事。したがってこの事件は、インド神話全体を揺るがすほどの異常事態を引き起こす存在がいることを示唆している。

奇しくも、カルデアが次に向かいし異聞帯はインドに存在し、その異聞深度はAとかなり高い。
人類悪の氾濫を引き起こした何かが、人理を裏切った者とともに待ち受けている———
第四の絶望世界に対する懸念は、否が応でも煽られることになったのだ。


関連キャラ

ビーストIII/R
同じビーストIIIにして対の存在、快楽の獣。
対の存在ではあるが互いに仲間意識は皆無。むしろ互いに嫌悪している相容れぬ敵。

間桐桜(黒桜)
依代となった少女。元は被害者であったが一転して加害者となる運命、肝心なところで詰めが甘かったためにその暴虐を食い止められるなど、姿形と合わせHFルートの黒桜がモチーフとなった要素が多々存在する。

パールヴァティー(Fate)
同じ少女を依代とした者。関係性はカーマの時と変わらず。

シヴァ
自分の肉体を破壊した者。ある意味ビースト化のもうひとつの元凶。

セイヴァー(Fate/EXTRA)
マーラの宿敵にして天敵。彼はマーラの妨害をことごとくを退けて遂に菩提樹の元で悟りに至った。

余談

カードイラスト担当はこれまでにも「デンジャラス・ビースト」など数々のドスケベ礼装を手がけたRedrop氏。

愛くるしい大号泣のカーマちゃん


絵的には、その最期も語るに外せまい。なにせトドメの一撃を食らったシーンでギャン泣き顔を晒してしまったのだから。(この状況はビースト時のキアラの最期のセルフオマージュなのだが、キアラは顔以外ほとんど泡で隠れていた為話題にならなかった)。

ちなみに、プレイアブル版ともども幼い姿から憑代の高校生時代に準じた姿へ変化していくことにひっかける形で、一部のマスターから「彼女の敗因は身体を成長させたこと」「未再臨の姿で誘惑されていたら危なかった……!」「カルデア関係者を通して現代人の嗜好をリサーチしていれば勝てたのでは?」と冗談混じりに言われていたりする。

抑止力との関係について

今回のイベントでは、カーマ/マーラは「抑止力の対策をしている」という旨の発言をしている。

しかし、そもそも抑止力は『多くの場合は非常に地味な形で発動し、「一般人」を「後押しする形」で発現する』ものである。
今回のイベントでは、確かにカーマ/マーラは荒耶宗蓮に似たやり方をとってはいるものの…当時の江戸にて鼎の脚と呼ばれていた三人に加え、型月では第六天魔王を焼き殺した男が生きていた時代に大奥を特異点化させている。

この状況を加味して考えると、『カーマ/マーラが抑止力対策をする頃にはすでに、抑止力が大奥という場所を目立たせることで対策を立てておいた』と考えるマスターもいる。

マスターからの扱い

4体目の獣として現れたカーマ/マーラではあるが、マスターからの扱いは畏怖とある種の敬意を持って語られる他3体の獣と比べ、極めて異質なものになっている。

マーラ自身の脅威性やチートぶりは今までのビーストたちにも決して引けをとっておらず、どこかが一つ狂えば確実に人類終了であった事は間違いない。しかし獣としての正体を表す前は主人公の同行者であったキアラの言動に気圧される一方であり、ビーストとしての権能も終盤になるまでほとんどほとんど見せなかったため、その脅威をこれほどまでと見せつけた先輩たちと比べると彼女はマスターの目に見える範囲で悪辣さ、残忍さ、インパクトに乏しく、その強大な力を十全に使いきれていない場面が目立ったのである。

そのため第十幕のカーマ/マーラが大量に描かれる一枚絵を見るまで彼女を脅威として見るマスターはそれほど多くなく、その一枚絵を見て初めて「これはもしかしてヤバいやつなのでは?」となるマスターは多かった。
そして、そのすぐ後にシェヘラザードマタ・ハリによる春日局の大奥化がなされるため、そのわずかな絶望感すら吹っ飛んでしまったのである。
ギルガメッシュや、カルナなどカルデアにも名を連ねたトップサーヴァントたちの霊基が、ほぼ気取られることも為す術もなく大奥の礎にされたという時点で、相当ヤバい存在なのは確かではあるが…

さらに彼女の直接の敗因は上述した「概念によるマウントの取り合い」での弱さなのだが、これがネット民に「レスバトルが弱かったせいで負けた」と解釈されてしまったことに加えて、松平信綱を舐めて彼の裏切りに勘付いていながらそれを放置しており敗北の決定打にしてしまったことも小物化に拍車をかけてしまった。
また「自身の大奥からの切り離し」といううっかりが最後のトドメになったことでそれがさらに加速。
このうっかりを見て「やはり桜も遠坂の血を引くものだったか…」という感想を抱くマスターも現れた。
そして最期の泣き言たっぷりの断末魔の叫びにギャン泣き一枚絵である。これを見て「ビースト倒して申し訳ない気持ちになったのは初めてだ」なんてことも言われた。
どこか真面目さを捨てきれない悪役ぶりには、依り代の少女もまたラスボスではなくヒロインであった事を思い起こさせる。

以上の経緯を持って彼女のマスターからの扱いは決定された。
「愛玩系ビースト」「愛すべき小者、ヘタレ」「ポンコツ」「無理すんな」と言った感じで残念系愛されキャラとして扱われるようになったのである。

関連タグ

Fate/GrandOrder カーマ(Fate) ビースト(Fate)
怠惰 色欲 堕落 無限 宇宙 終末論
創世滅亡輪廻ユガ・クシェートラ

我は汝、汝は我。


マーラ様他作品ご立派様だが、悪魔合体されるイラストもしばしば

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