ジャック・ザ・リッパー(Fate)
じゃっくざりっぱー
世界は───とても、醜くて。 “わたしたち” はそのことを知っている。
それでもまだ、生きていたい?
真名 | ジャック・ザ・リッパー |
---|---|
クラス | アサシン |
性別 | 女性 |
身長 | 134cm ※ |
体重 | 33kg ※ |
スリーサイズ | B69 / W49 / H71 |
出典 | 史実 |
地域 | ロンドン |
属性 | 混沌・悪・地 |
イメージカラー | ブラッドレッド |
特技 | 解剖 |
好きなもの | 六導玲霞(Apo)、暖かい布団で眠ること(FGO) |
苦手なもの | 世界(Apo) |
嫌いなもの | いじめる人(FGO) |
天敵 | スコットランドヤード |
設定担当 | 東出祐一郎 |
ILLUST | 真田茸人(Apo原案)、近衛乙嗣(Apo本編、FGO) |
CV | 丹下桜 |
※『Apocrypha material』では「150cm、45kg」とされているが、2016年6月22日の東出裕一郎氏のTwitterにてオンライン版設定の名残であり誤りとされた。以降から出版される本編&設定集にて修正される。
『Fate/Apocrypha』に登場するアサシンクラスのサーヴァント。
元々は黒の陣営の1人である、ホスト兼魔術師の相楽豹馬が召喚しようとしていたが、豹馬の呼びかけよりも、生贄として殺されかけていた六導玲霞の「死にたくない」という願いに強く惹かれ、現界直後に豹馬を殺害、玲霞のサーヴァントとなった。マスターの玲霞を「おかあさん」と「マスター」が重なった様な不思議な発音で呼び、慕っている。
黒のサーヴァントでありながら黒の陣営に属さず、どちらの陣営も敵とみなしており、自身の願いを叶えるために暗躍する。マスターが一般人のために魔力供給が出来ず、魔力を補給をするため頻繁に魂を喰らっている。魔力補給のために魔術協会から派遣された魔術師たちを皆殺しにしたことで、両陣営に存在を気付かれてしまう。
ジークにとって生まれて初めての憎悪と、弱者への殺戮者とシステムの犠牲者の境界線の曖昧さを教え込む「宿敵」。光であるジークの物語にとっての闇と言えるほど重要な役割を示す。
19世紀のロンドンを震撼させた連続殺人鬼、「ジャック・ザ・リッパー」。
その本質は堕ろされた胎児達の魂の集合体として産まれた悪霊のような存在。怨霊の集合体となってロンドンの闇をさまよう「彼女たち」は自分の母になってくれそうな女性を殺し続け、この連続死が世間では「切り裂きジャック」なる存在の仕業とされた。
やがて一連の事件の原因が魔術的存在であることに時計塔の魔術師が気づき、秘密裏に処理されることとなる。かのシャーロック・ホームズも事件解決に乗り出そうとしたが、途中で魔術絡みの事案であることに気づき手を引いたらしい。
正確には「切り裂きジャックの正体は堕胎された赤子の霊」なのではなく、「彼女たち」はあくまでも「正体不明の切り裂きジャックの可能性のひとつ」である。
英霊の座に刻まれたジャック・ザ・リッパーの正体は無数に存在し、例え“その正体"が判明したとしても、「謎の殺人鬼ジャック・ザ・リッパー」の伝説が信仰されている限りジャックの姿は固定されず、召喚される場所・時代・マスター・クラスに依って様々な形を取る。
聖杯にかける願いは「母親の胎内に帰ること」。
唯一無二の安楽の場を求め、彼女は聖杯にそれを望み続ける。
一人称は「わたしたち」。前述のように正体が集合体であるため複数形。
まさに幼子そのものといった、表面上は純粋無垢なあどけない少女。生まれる前に堕胎された存在であるため、無邪気で正悪の倫理観に乏しい。ただし彼女たちの殺人行為は、生きるための糧であり手段であり回帰衝動であるだけで、嗜好ではない。なので不必要な場合やマスターからの強い要望があれば自粛する。好物は犠牲者からえぐり取った心臓。
人生経験というものが存在せず、聖杯から付与された知識が全てなために他のサーヴァントと比べると世間知らずではあるが、「ジャック・ザ・リッパー」として召喚されているせいか、恐ろしいほどに頭の回転は速い。そのために暗殺者・殺人鬼としては成熟している。
また人懐っこく人生経験の無さから精神的な主体性を持たないため、マスターが善良ならば混沌・悪の属性にありながらもある程度の自制が可能であるなど、サーヴァントの中でも特にマスターの人格的影響を受けやすい。他人の悪意に対しては残酷に応じるが、好意には脆いとされる。
裾丈の極端に短いノースリーブのジャケットにローレグの紐パンとかなり際どい霊衣をしているが、これがジャックの趣味というわけではなく、むしろこの恰好に羞恥心を抱いている。
主武装として、六本のナイフを腰に装備するほか、太股のポーチに投擲用の黒い医療用ナイフ(スカルペス)、肉切り包丁などを収納している。人間ですらない真性の「魔」であるため身体能力は非常に高く、その動きは人間を超越しており、他のサーヴァントの霊核を喰って自分を強化する。
また自分の幼い外見が相手の油断や戸惑いを誘うことを熟知しており、「暗殺者」としての技術を本能的に非常に高い水準で発揮している。怨霊の集合体であるため自分を構成する怨霊を分離し、子供に憑依させて操る能力を持つ。憑依された人間は腕が黒く変色し、魔力の籠もったメスで攻撃を行う。兵力としての脅威度は低いが、彼女は大量の子供に憑依させることで兵力としてではなく「動く人質」として活用しており、相手にもよるが大きな足枷として機能する。その反面悪霊の集合体であるため、教会の「洗礼詠唱」による浄化は最大の鬼門。
ステータスは敏捷を除いて平均的だが、夜ならば無条件で先手を取れる「霧夜の殺人」、戦闘終了時に彼女の能力や真名などの情報を抹消する「情報抹消」など、伝承に因んだ強力かつ多数のスキルがそれを補っている。宝具も発動条件の癖が強いがハマると強力。
『FGO』では、呪詛を纏わせたナイフと肉切り包丁を用いたスピーディーな斬撃を主体として戦い、手裏剣のような投擲や、瞬間移動しての頸動脈の切断なども披露する。
保有スキル
気配遮断(A+) | 自身の気配を消す能力。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となる。攻撃態勢に移るとランクが大きく下がるが、この欠点は「霧夜の殺人」によって補われ、完璧な奇襲が可能となる。数多の殺人を犯してなお結局最後の最後まで正体の手がかりさえ掴ませず、完全なるブラックボックスのままこの世を去ったジャック・ザ・リッパーが基本フレームであるが故に非常に高いランクを誇る。 |
---|---|
霧夜の殺人(A) | 暗殺者ではなく殺人鬼という特性上、加害者の彼女は被害者の相手に対して常に先手を取れる。ただし、無条件で先手を取れるのは夜のみ。昼の場合は幸運判定が必要。 |
情報抹消(B) | 対戦が終了した瞬間に目撃者と対戦相手の記憶から彼女の能力・真名・外見特徴などの情報が消失する。「対戦相手」と「目撃者」という対象の条件さえ満たしてくれればその射程距離は無限に等しいらしく、例え時代を超えた観測であろうと情報を消失させ、記録されたデータにさえ干渉することが可能らしい。一方で『FGO』マスターは事前にジャックとこのスキルの存在を知っていたため、データが取れなかった襲撃者の正体を逆説的に察知している。 |
精神汚染(C) | 精神干渉系の魔術を中確率で遮断する。ジャックの場合、マスターが悪の属性を持っていたり、彼女に対して残虐な行為を行うと段階を追って上昇する。これによって魔術の遮断確率は上がるが、ただでさえ破綻している彼女の精神は取り返しの付かないところまで退廃していく。逆にいえば、その逆であれば魔術の遮断率を犠牲に彼女の精神はある程度のレベルまでは安定すると思われる。『FGO』ではマスターに悪の素養が全くないためかこのスキルは完全に消失している。『マンガで分かる!』ではどうみてもランクアップして復活してる気がする…… |
外科手術(E) | 血まみれのメスを使用してマスターおよび自己の治療が可能。見た目は保証されないが、とりあえずなんとかなる。令呪の転写も可能にするほどであり、人を効率よく殺すには人体構造を理解する必要があるためその影響もあると思われる。ランクが非常に低いが、磨き上げれば非常に優れた治療が可能となる。 |
解体聖母(マリア・ザ・リッパー)
- ランク:D〜B→D+~B
- 種別:対人宝具
- レンジ:1~10
- 最大捕捉:1人
「うん、殺しちゃおう!」
「此(こ)よりは地獄。わたしたちは炎、雨、力……殺戮(さつりく)を此処に!『解体聖母(マリア・ザ・リッパー)』!!」
通常はDランクのナイフだが、「時間帯が夜」「対象が女性(または雌)」「霧が出ている」の3つの条件を満たすと対象を問答無用で解体された死体にする。この宝具はナイフによる攻撃ではなく、一種の呪いであるため、遠距離でも使用可能。発動時には因果の混乱が発生し、まず解体された死体という「殺人」が発生し、その次に標的の「死亡」が起こり、最後に大きく遅れて解体に至るまでの「理屈」がやってくる。
詳細は該当記事を参照。
暗黒霧都(ザ・ミスト)
- ランク:C
- 種別:結界宝具
- レンジ:1~10
- 最大捕捉:50人
ロンドンを襲った膨大な煤煙によって引き起こされた硫酸の霧による大災害を再現する結界宝具。
視界に障害を覚えるほどの霧が、最大で街1つ包み込めるほどの規模となり方向感覚も失わせる。脱出にはBランク以上の「直感」などのスキル、あるいは何らかの魔術行使が必要になる。
硫酸の霧は皮膚を溶かし、呼吸するだけで肺を焼き、目を開くだけで眼球を爛れさせる。魔術師でもダメージを受け続け、対抗手段を取らない限り魔術を行使することも難しく、一般人ならば数分以内に死亡するか昏倒する。サーヴァントならばダメージを受けず、敏捷がワンランク低下するだけで済むが、霧の中でジャックの姿を捉えることは極めて難しい。『Apocrypha』では結界の内と外で、電波を遮断できるのか内側の携帯電話は圏外となり、魔術による念話も妨げている。
結界の範囲・対象は自由に設定可能で、敵味方が入り乱れた状況でも敵だけに効果を発揮できる。
ただし「霧」であるため、ある程度は物理的な効果範囲の排除が可能。「魔力放出」スキルを持つモードレッド(『Apocrypha』登場時)やカルナ(『Apocrypha/Inheritance of Glory』登場時)には難なく霧を吹き払われていた。『FGO』ではシナリオの演出でのみ使用している。
Fate/Grand Order
2015年クリスマスイベント『ほぼ週間 サンタオルタさん』にて先行実装され、第1部4章と共に正式実装。レアリティはアサシンクラス初の☆5。なお、登場から刑部姫が実装されるまでの1年10ヶ月に渡って唯一の恒常召喚が可能な☆5アサシンであった。
メインシナリオでは、第1部4章『死界魔霧都市 ロンドン』にて敵側のサーヴァントとして登場。ロンドンを覆う魔霧の原因のひとつであり、霧に乗じて多くの人間を殺していた。
元々はマスターが女性の場合、問答無用で「おかあさん」と呼ぶ設定だったが、本作では女だろうが男だろうが、人の形を成していればマスターを「おかあさん」と呼ぶ。
これには理由があり、彼女たちが初めて外に出るときは「堕胎」によるものなので、出産する「おかあさん」という概念はあるが、「おとうさん」と言う概念は存在しない。なので、彼女たちにとっては性別など関係はなく、自分を甘やかし、愛してくれる人こそが「おかあさん」なのだ。
そのせいか、彼女を召喚した男性マスターたちが、挙って母性ならぬ父性を発して愛でている。
その一方でその願望故か愛情が深まれば深まるほどに腹部に潜り込みたがる節があるので、下手をすれば性別にかかわらず物理的に「おかあさん」にされかねないので注意が必要である。
また、『プリズマ☆イリヤ』とのコラボイベント『魔法少女紀行 プリズマ・コーズ』では遂に魔法少女・ハートキャプタージャクラとして出演。たんげぢから迸るあのセリフで多くの男性マスターの心臓をえぐり出した。
カルデア内では主に下記のナーサリーや邪ンヌリリィと行動しており、カルデア子供チームの初期メンバーとして戦闘時以外は子供らしく過ごしている。言動が相変わらず危なっかしいが。
礼装で描かれるときも3人セットで描かれることが多い。
長らくモーション改修がされていなかったが、『Apocrypha』コラボイベント復刻に合わせてモーション改修が行われた。今までよりも縦横無尽に画面を動き回るアクロバティックな姿を見ることができる。動きや宝具の演出は『FGO』アーケードから逆輸入されて居るものも多い。
ゲーム上での性能
カードバランスは《Quick:3/Arts:1/Buster:1》とアサシン型の典型。
しかし、Quickでのクリティカルスターの稼ぎ方が「壊れ性能」と評されるほど凄まじく、バフ無し通常攻撃のみのQuick&Braveチェインでもチェインボーナスと合わせて50個近いスターを稼ぎ出し、容易にクリティカル確率を100%近くにまで引き上げる事が可能。
1枚めのArtsによるボーナスを受けるとQuickのNP獲得量がArtsのそれを上回るため、容易に高確率にできるクリティカルヒットのボーナスとあいまってあっという間に宝具解放までいける。クリティカルや礼装次第では宝具→Q→Qだけで宝具を使ったそばから半分近いNPを回収できる。
スキルは、1ターンの間自身のQuickカードの性能UPと回避状態になる「霧夜の殺人(A)」、敵1体の強化状態の解除とクリティカル威力低下を起こす「情報抹消(B)」、初期の回復量こそ微妙だがクールタイムが短く、強化を重ねることで最大4ターン毎に2500HP回復させることができる「外科手術(E)」と、どれも使い勝手のいいものが揃っている。
宝具効果は上述の通り。女性サーヴァント相手なら、たとえ耐性クラスであるキャスターやルーラーでも平然と大ダメージを叩き込めてしまえる上に、女性特攻の効果が1ターン継続するため、宝具を起点にBraveチェインを決めれば、殆どの女性サーヴァントを膾に叩いてしまえる。「霧夜の殺人」と被せてQuick&Braveチェインが狙えるなら、その威力とスター生産力は他のサーヴァントの追随を許さないほどに高まる。
サポートサブアタッカーとして考えるなら、Quickがそろえば自力で大量のスターを生産できるため、実力を発揮するために大量のスターを必要とするサーヴァントと相性がいい。メインでアタッカーを務めるなら、強力なQuickをさらに底上げしたり、自身の生存能力を高めてくれるサーヴァントが組みやすい。前者はスキルにスターを必要とする新宿のアーチャーやセミラミス、後者であればQuick性能を上げつつサポートがこなせる刑部姫や不夜城のアサシン等が挙げられる。
邪ンヌなどのクリティカルアタッカーのサポートもこなせるが、カード配分などには注意。
目立った欠点や弱点はないものの、アサシンクラス自体の補正とQuick補正双方によって実効ATKが落ち込みやすいため、クリティカル抜きでの安さはいかんともし難い。さらに素材も、霊基再臨だけでも「凶骨×22」・「虚影の塵×20」・「無間の歯車×17」と☆5だけにかなり消費が激しいのが玉にキズ。骨と塵はこれだけでなくスキル強化の山であるLv4〜Lv7で「塵×30」・「骨×15」とバカ食いされるため、あっという間に在庫切れを起こすマスターが後を絶たない。骨に至ってはその後のLv8に29も要求される。可愛い子を立派に育てるにも、それ相応の出費が必要なのだ。
Fate/Apocrypha
契約したマスター(おかあさん)。
その絆は主従以上の、まさに母娘と呼べる深いもの。
持っているスキルなどの関係でかなり相性が悪い相手。
対峙して負けた事を根に持っており、疲弊した所を「食べる」気でいた。
相性的に天敵な監督役。サーヴァント中最強の呪詛耐性と聖旗を持つため、(ほぼ不意打ちかつ完全な条件での)「解体聖母」でも仕留められなかった。おまけに怨霊にとっては最大の弱点である「洗礼詠唱」による浄化も扱えるという天敵中の天敵。最期は「殺人鬼の呪いを受けた魂は救えない」という彼女との問答を通し、浄化を受けいれて舞台を降りるが……
上述の「おかあさん」を目の前で殺した女。
なのにもかかわらず、子供の怨霊の集合体のジャックは救うべき対象であったと見做し、「救えぬ存在」として洗礼詠唱をかけたルーラーを、ジャックを無慈悲に切り捨てたと見て激昂。
彼女の残滓を取り込み憎悪に身をやつして第二の宝具「神罰の野猪」を使用し、変貌を遂げる。
『FGO』ではそういった『Apocrypha』での記憶を保持していたことが、彼女の幕間の物語で判明する。また、魔獣と化した姿も含め、アタランテは彼女を影から気にかけている模様。
曰く、「カルデアには教育によろしくない者がいる」との事。
こちらは引き際に手傷を負わされ、向こうは同胞を惨殺されと互いに怒りを抱き、敵視している。
最終的には彼らに自らがかつて見た「地獄」を見せ、生への意義を問いかけ消滅する。
Fate/Grand Order
この世界でのマスター(おかあさん)。
彼/彼女に影響されてか、健全かつ、玲霞とはまた違う母娘(?)関係を築いている。
2015年クリスマスイベント『ほぼ週間 サンタオルタさん』にて共演。
元のマスターとジャック自身が「なにものにもなれなかった、誰にも選ばれなかった者」という共通点を持っていたためか、仲は良い。強引に招待したサンタさんに促され、プレゼントをねだる。
以後も二人で行動することが多く、一定の配慮と常識をもったナーサリーと、自由奔放で無遠慮なジャックで凸凹コンビを形成している。ナーサリー・ライムの英霊としての本質が「子供たちの為の英雄」であるからか、「子供たちの霊の集合体」であるジャックの事をよく気にかけている。
『ほぼ週間 サンタオルタさん』にて共演。
彼のことは「トナカイ」と認識しており、彼からは「さむそうなおんなのこ」と称されていた。
新しいお友達。2016年クリスマスイベントで初共演。
年齢的には微妙に年上っぽいが、その年上らしさを微塵も感じさせない愛らしさがちょっと羨ましい。普段は「リリィ」と呼んでいる。彼女が加わって以降は3人で行動することが多くなり、知識人なナーサリー、リーダーシップのあるリリィ、自由人なジャックでバランスが取れている。
新しいお友達その2。
元の漫画では食われたりスター生産の為に解体したりと若干の狂気を感じる仲だったが、ゲーム内イベント『オール・ザ・ステイツメン!』では普通に仲良し。同じく漫画やゲームで共演しているナーサリー・ライム、そしてジャンヌ(略)リリィも含めると、彼女らには「幼い少女の人格と姿」「伝承の具現化」「不安定な存在」という共通点がある。
新しいお友達その3とその4。
『ネロ祭 再び』にてナーサリーのお茶会に参加。純粋な少女達に喜々として苦悩の梨をプレゼントするふーやーちゃんと、お菓子を頬張る茨木童子というほのぼのしてるようなそうでもないような光景を繰り広げた。その後イベントクエでもボスとして仲良く登場。それぞれ「怖い民話」「赤い寓話」「惨い逸話」「暗い童話」とアレな名前で連戦を仕掛けてくる。
新しいお友達その5。
パールヴァティーの幕間にて、少女形態の彼女と仲良くつるんでいる事が判明した。なお、大人形態の彼女とは同一人物と気づいておらず、「カーマのお姉さん」と認識している。
新しいお友達その6(様子的には小学校の低学年と高学年の様に見えるが)。
カーマより実装時期は早いため先に出会っていたと思われるが、言及自体は後の2020年3月25日で追加された。それ以前にも『Fate Grand Order anime japan 2018』限定タペストリーで一緒にランチをしているイラストがある。隠れて様子を窺っていたアビゲイルを、「おいかけっこ」として追い回したのが出会い。
ちなみに両者とも「歴史に名を残す大量殺人鬼」という点でも一致している。
『Apocrypha』本編では全く絡みがなかったが、クリスマスや幕間などで共演している。
特にサンタアイランド仮面に扮して現れた際、ジャックが「おかあさん」と認識しかけたのに対し、あるとんでもないブラックジョークを返して主人公に叱られた。
幼女姿のアサシンつながり。イベント『節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔』の60Fクリア後の温泉トークにてナーサリー、ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィと共に4人で登場。
その他
別のジャック・ザ・リッパー。『Apocrypha』のジャックが「堕胎された胎児たちの集合思念体」であるのに対し、あちらは「正体不明の切り裂きジャックの幻影」。
変身能力を持つのだが、「少女」の姿になろうとすると何故か『Apocrypha』のジャックと同じ姿になってしまう。彼の変身は「より“ジャック・ザ・リッパー”らしい姿」が優先されるとの事で、一度ジャックとして召喚された彼女のイメージに強く引きずられてしまうようである。
狩り尽くされるジャックちゃん
2020年3月に開催された『Apocrypha/Inheritance of Glory』の復刻版では第一陣で90万いた彼女がたった90分で狩り尽くされた事が話題になった。100分で死ぬ幼女。さらに夜が明けた第二陣で400万に増加したにもかかわらず3時間保たずに殲滅されてしまった。因みに初回開催で話題になったアヴィケブロンは10分後に全滅した為本当に100分後に死ぬ男になってしまった。合掌。
“もう1人のジャック・ザ・リッパー”との関連
別作品に異なる形で登場したサーヴァントとしては『Apocrypha』及び『EXTRA』のヴラド三世の例があるが、彼の場合前者が「本来の救国の英雄」、後者が「後世、存在を捻じ曲げられた成れの果て」と解釈でき、また双方でクラスは同じランサーである。
しかしジャックの場合は、登場作品によってクラスと正体がまるきり異なっているだけではなく、小説版『Apocrypha』において
- バーサーカーのクラスにも適性を持ち、そちらで召喚された際には夜のみ行動し、常時"暗黒霧都"を発動させ、魔力のあるものをかたっぱしから殺害する「霧の怪物」となる。
……という『Fake』のクラスに重複する裏設定が存在しており、ファンの間ではその整合性が話のネタとなる事が多かった。
その後、『TYPE-MOONエース9』誌上におけるノベライズ作家陣の座談会において、成田・東出両氏の間ですり合わせが行われた結果「バーサーカーとして召喚すると『Fake』のジャックが、アサシンとして召喚すると『Apocrypha』のジャックが出てくる」、という事になった模様。
なお、先述の通り『Fake』のジャックは変身能力を持ち合わせているので、「『Apocrypha』のジャックの姿にもなれるのでは?」と密かに期待するファンもいるのだとか。なお、後にそれが事実というか一種の制約であることが判明した。なお、世に出たのはバーサーカーの方が先。
「ジャック・ザ・リッパー」というものは人類史における完全なブラックボックスとなっているため、本当の正体の把握はほぼ不可能だとされている。それ故か、召喚される場所、マスター、クラスによって、召喚される「ジャック・ザ・リッパー」は別々の存在に切り替わる。
『FGO』のキャラクエストである「ジャック・キルズ・ジャック」では別の「ジャック・ザ・リッパー」達を容赦なく倒していたため、上記のバーサーカーや他の「ジャック・ザ・リッパー」と相対した場合、マスターの制止がなければ殺し合いになる可能性が非常に高い。
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