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カードキャプターさくら

かーどきゃぷたーさくら

『カードキャプターさくら』は、1996年から2000年にかけてなかよしで連載された漫画、およびそれを原作にしたアニメ・アニメ映画作品。作者はCLAMP。
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概要編集

講談社雑誌なかよし』にて連載されたCLAMPの漫画作品。


1998年4月から2000年3月までNHK衛星第2テレビにてテレビアニメが放送、さらに後を追う格好で教育テレビでも放送されている。映画も二作作られている。アニメーション制作はマッドハウスが手掛けている。


人気作品なだけあり、2009年の教育テレビでの再放送以来、幾度も再放送されたり(直近では2016年4月から2017年9月にかけて{ただし2017年3月は除く}NHKBSプレミアムで全70話が放送されたほか、2017年9月からは〈教育テレビ改め〉Eテレにおいて「傑作選」が放送されている)、キッズステーションスカパー!:CS専門ch)でも放送されたり(それもキラーコンテンツになっていた事もある)、シリーズ累計1600万部、クリアカード編は1巻だけで100万部超えと、連載が終了して10年以上経った現在でも人気が衰えない作品である。


続編にクリアカード編が存在する。『なかよし』2016年7月号から2024年1月号にかけて連載された。


派生編集

  • 2016年6月3日に発売された『なかよし』7月号にて新アニメプロジェクト始動が発表された。それと共に約16年振りとなる新作漫画シリーズ『クリアカード編』の連載もスタート。中学1年生になったさくらたちの新たな活躍が描かれる。2018年1月7日からNHKBSプレミアムで放送された。制作スタッフやキャストについては、可能な限り旧作から変更されていない。

  • 2017年9月に発売されたクリアカード編の原作コミック特装版に、TVアニメ最終回とクリアカード編の間を埋めるプロローグストーリーを描いた“さくらとふたつのくま”を収録したDVDが付属している。

  • 連載開始当初からカルト的人気を誇り、『忍者キャプター』OP『斗え!忍者キャプター』の替え歌の『斗え!カードキャプター』というものが作られたりしている(忍者キャプターとの親和性は作品題名と余りにも高い確率で合致するので作品題の元ネタになった可能性もある)。


  • アメリカでは『Cardcaptors』のタイトルで放送されたが、日本版と大きく異なる点が幾つかあり(話数・内容の大幅カット、それに伴う設定の変更・・・木之本桜李小狼のダブル主役、木之本桜がかなり辛辣なキャラになってるなど)まったく別作品の扱いを受けている。

解説編集

魔法の札「クロウカード」を封印するため、ケロちゃんの指導のもと奮闘する魔法少女さくらの物語。


カードはそれぞれ意思と特性を持ち(のカードの話が一番わかりやすい)、それらが引き起こす事件を解決→封印する形で物語は進んでいく。

また、封印したカードは自分の魔法として使う事が出来る。


原作とアニメとの違い編集

本作は基本的に原作に忠実な設定となっているが、主な違いは以下の通りである。


原作は連載開始当初から連載終了まで季節は掲載月とリンクしていたが、学年は連載開始時の小学4年生のままとなっていた(最終話のエピローグのみ中学生のさくらと小狼が登場)。


一方、アニメ版では話の進行に伴って時間も同時進行で進級し、2期からは小学5年生となり、劇場版第2作では小学6年生として設定されている。兄の桃矢や雪兎も最初は高校2年生の設定だったが、2期からは高校3年生となり、劇場版第2作では大学1年生として設定されている。


原作漫画版とアニメ版では、キーアイテムであるクロウカードの枚数に大幅な開きが存在する。具体的には原作版がタロットカードをモデルにした事により、枚数が19枚なのに対し、アニメ版は52枚(劇場版だけのものや、作中使用していないカードも含む)にもなる。


クロウカードの封印が解かれた原因と時期が異なる。原作ではケルベロスの不手際(40年の居眠り中に隙を見て逃げられた)によるものと、さくらの回想で語られているが、アニメ版ではクロウカードが入っている本をさくらが開いた際、一番上にあったカードの名前「風(ウィンディ)」を読んだためにカードが飛び散ってしまったシーンが時系列で描写されている。


アニメではオリジナルキャラクター李 苺鈴(リ・メイリン)が登場し、クロウカードの事件に関わっていく。また、小狼は苺鈴と執事のウェイと暮らしていたが、原作では一人暮らしの設定となっている。


寺田先生と利佳は原作では恋人関係だが、アニメ版では利佳が寺田先生に「憧れ」を抱いているという設定で、やや控えめな描写となっている。


観月先生が友枝小学校に赴任する経緯が異なる。原作では産休に入った算数担当の堤美香の代理として赴任したが、アニメ版では第1期で算数担当の教師の代理で赴任した後、第2期(さくらたちは小学5年生の1学期)の担任となっている。また友枝小学校の冬服はアニメ版では登場しない。


クロウ・リードの生まれ変わりが原作ではエリオルと藤隆の2人だが、アニメ版ではエリオル1人である。よって、エリオルの行動目的に自身の魔力の分割はなく、エリオルと藤隆は無関係となっている。原作ではエリオルと観月先生はお互い両思いと思われる描写があるが、アニメ版ではあまり触れられていない。


原作よりアニメ版が先に終了したため、最終回の内容が基本的な流れは同じものの原作からオミットされている。したがって、さくらが小狼の告白の返事をする時期が異なり、原作では小狼が香港に帰る際に返事をするものの、アニメ版では小狼の帰国後の劇場版第2作終盤でようやく返事をすることになる。


登場人物編集

カードキャプターさくらの登場人物一覧を参照のこと。


恋愛編集

甘酸っぱい青春片思いから年の差同性愛教師と生徒など様々な恋愛の形とその心情描写も本作の見所の一つ。

また、そうした恋愛関係は世間(主にテレビドラマなど)では基本的にドロドロした形で描かれやすいのだが、本作ではそれも一つの愛の形として自然な形で描かれていることも大きな特徴である。

CCさくらsakura


原作者のCLAMPはEDについて、「たとえ小狼が女の子でも、年齢がずっと離れていたとしても、小狼が小狼であるかぎり、さくらは小狼を選んだ(カードキャプターさくらメモリアルブック)」と語っている。


主要メディア発売の変遷編集

本作の映像メディアはその発売元が変遷している。一番初めはバンダイビジュアルが販売元を務めていた。その為に映画版を含めてDVD単体の発売迄は同社の販売となっている。DVD-BOXはRONDE ROBEレーベルからジェネオン・エンタテインメントが販売元になっている。そしてジェネオンがユニバーサルに吸収された為にリマスター版DVD-BOXはNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンからの発売となる。

加えて番組関連アイテム(所謂なりきりグッズ)の販売元は当初はこれ又バンダイからの発売であった。クリアカード編発表時のリバイバル発売は大方の予想を覆してタカラトミーからの発売となった。


コラボレーション編集

グランブルーファンタジー(さくらと不思議な空の冒険)

さくら知世小狼ケロちゃんが空の世界で大冒険?

この作品に登場の「カリオストロ」という少女?とは中の人が同じ丹下桜である。


ウチの姫さまがいちばんカワイイ

こちらでは中学生になったさくら(&ケロちゃん)知世秋穂の3人と1匹が中心となる。

さくらがカエルの絵が描かれたカードを拾った途端異世界に迷い込み、

不思議体験に慣れのない秋穂には「夢の中」ということでごまかしている。


山陽電気鉄道

2018年8月15日から10月8日まで「さくらとお出かけ山陽沿線」スタンプラリーを実施。ラッピング電車の運行のほか、コラボグッズの発売も行っている。


ぷよぷよ!!クエスト

クリアカード編コラボが行われ、木之本桜(&ケロちゃん)大道寺知世李小狼李苺鈴が登場。

またぷよぷよシリーズのヒロインであるアルルアミティりんごアリィがそれぞれ木之本桜の衣装を着て登場している。


余談編集

伝説の萌えアニメ編集

当時はこの手の美少女アニメの衰退期であり、代替となる深夜アニメもまだまだ少なかった。そんな中、全国で視聴できたこともあり、当時のオタク、特に初期のインターネットで大きなお友達からの絶大な支持を獲得、一時期は萌えアニメの代名詞となっていた。2ちゃんねるのCLAMP作品を扱うの名前は「CCさくら板」だったりする。本放送当時にNHKの衛星テレビの加入世帯が急に増えたという都市伝説もある。


信者の暴走編集

しかしその一方で、本作への愛が行き過ぎたが故に原理主義とも形容出来る領域に達した一部の信者が本作無印アニメ版本放送中に他の萌えアニメに対するネガティブキャンペーンを行うようになっていた時期もあった。更に、これら一連の暴走をまんま悪用される形でアニメ版と同時期に発売されたクソゲー綾繁一家の黒い影」関連で『がんばれゴエモン』の破綻に信者達が荷担する結果となった。


武蔵丸の悲劇編集

アニメ版最終回当日、大相撲2000年春場所の結びの一番『武蔵丸貴ノ浪』が予想外の熱戦となり、その煽りで5分繰り下げとなったため、録画予約に失敗した視聴者が続出し、CCさくら板が一瞬にして地獄絵図と化し、『武蔵丸の悲劇』と呼ばれるようになった。ちなみに、当時のビデオデッキにはスポーツ延長対策システム搭載機種がごく僅かで、たった5分の延長でも死活問題に発展した。もちろん、こんな時代にインターネット動画の見逃し配信サービスやスポーツ延長部分のサブチャンネル放送も存在しなかった。さらに言えば動画投稿サイトも存在しなかったため「無断アップされた動画を視聴」という後ろめたい方法さえも不可能であった。(有るとすれば、昭和の時代以来の「マニア間で録画したテープを貸し借りする」程度だろうか)

この事件を境に、大相撲に対する大きいお友達からの敵視の度合いはテレビ朝日系列でプリキュアシリーズ(及び他の東映特撮)が毎年夏に被害を受け続けている高校野球中継に匹敵するレベルに跳ね上がった。


関連イラスト編集

さくらのまっくら学芸会🌸

ユエ04.01


関連タグ編集


マネーアイドルエクスチェンジャー:同時期の落ちゲー。通称として「マネーキャプターさくら」と呼ばれる事がある。


外部リンク編集

カードキャプターさくら - Wikipedia

カードキャプターさくらとは - ニコニコ大百科

カードキャプターさくらとは - はてなキーワード

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