概要
魔法のカード「クロウカード」の守護獣で『選定者』。本名「ケルベロス」。
さくらの魔力を認め彼女をカードキャプターにした。
「ケロちゃん」というニックネームは本名の略で、最初彼は「カエルじゃない」と言って反対したが、次第になじむようになった。
性別自体が存在するかも不明だが、久川氏曰く「一応オス」。
クロウカードがずっと大阪にあった影響か、大阪弁を喋る。またたこ焼きとお菓子が大好きだが、100年間爆睡していたことからもわかる通り別に何も食べなくても餓死することは無い(本人曰く栄養摂取ではなく嗜好)。ただし、魔力が不足している時は食べることで存在を保っている。TVゲームやドラマにも目がない等、現代ライフを満喫している。
元が守護獣なので大きい状態での手伝いは不便に思う部分もあり、また「チェンジ」の回では料理がダメな描写もあった。
とはいえ元の姿が「アレ」であることからわかる通りさくらの襟首を掴んで飛ぶ(長くはもたない)など見た目からは想像ができないほどパワフルであり、箱詰めのウイスキーボンボンを完食しベロンベロンに酔っぱらったり、おにぎり5個を平らげたりとかなり健啖である(しつこいようだが魔力が十分あれば何も食わなくても餓死することは無い)。
彼は「火」と「地」を司る守護獣でもあり、最初の頃はハムスターやクマのぬいぐるみ(実際にさくらが熊のぬいぐるみを作ろうとして「何回やってもケロちゃんになる」と悩んでいた)のような格好をしていたが、原作ではさくらが「火」のカードを手に入れると(「地」のカードも手に入れるとまた魔力が強くなる。因みに先に手に入れると口から火を噴けるようになるなど魔力が強くなるだけらしい)、アニメではそれと「地」のカードが両方揃う(「火」か「地」の片方のカードを得ると魔力が強くなる)と後述する真の姿が披露される。
真の姿
ギリシャ神話に登場する、「地獄の番犬」とはかけ離れた白い鷹のような翼が生えたメスのライオンに似た獣。
オールドファンからは「ケルベロス」と言うより「グリフォン」、それも伝承に登場する方(鷲の上半身+ライオンの下半身)ではなく東宝映画『緯度0大作戦』に登場する方に似ている、とも言われるらしい。
この姿になると割とシリアスな印象になるが、地の性格や大阪弁は特に変わらない。ただし先述の設定どおり、クロウ・リード存命時には標準語で喋っており、一人称も「俺」であった。
他作品において
同じCLAMP原作のアニメ『ツバサ・クロニクル』では仮の姿のみ、「ケルベ国」の守護神としてパラレルワールドの存在が登場している。同作ではスターシステムにより登場のキャラはほぼ全て声優が変更されているが、このケルベロスのみはオリジナルと同じ久川氏が演じている。
ケルベロス本人は月と共にクロウの存命時にモコナ=モドキや壱原侑子と面識がある事が絵本作品『ソエルとラーグ モコナ=モドキの冒険』で描かれている。
余談
担当声優は2人は揃って大阪府出身(久川氏は貝塚市、小野坂氏は大阪市住吉区)のネイティブである。
他の「ケロちゃん」との競合
こちらの記事も併せて参照頂きたいが、概ね
…のに対し、「一番世間的に思い出す人が多い」キャラクターである、と言えるだろうか。
やはりNHKで放送された実績は伊達ではない。
ちなみに、田中ケロと真の姿の中の人・小野坂昌也とはなにげに「リングアナウンサー繋がり」でもあったりする。
- 番外・「ケルベロス」との競合
2017年10月に実施されるグランブルーファンタジーとのコラボイベント『カードキャプターさくら さくらと不思議な空の冒険』に、ケロちゃんも出演が決定。イベントアイテム交換報酬のSSR召喚石(光属性)として入手できることが発表された。2023年2月には「スペシャルコラボフィーバー」の一環で該当シナリオが復刻された際、最終上限が5凸まで解放された。
ちなみにグランブルーファンタジーにはすでに、別の世界のケルベロスが参戦、シナリオでの接触は実現しなかったものの、異なる世界の「ケルベロス」同士が、グラブルの世界で競演を果たすというカオスな事態が実現することになった。
関連イラスト
関連動画
検索における注意
Pixivで単に「ケロちゃん」で検索すると、「洩矢諏訪子」関連のイラストが沢山出てきてしまうので、カードキャプターさくら関連のイラストを探したければ、「さくら」と一緒に入れると探しやすくなる。