解説
CV:田中秀幸
大学で考古学を教える講師であり、穏やかで優しく何でもできる。家族の中では一番運動神経がよく、桃矢とさくらの運動神経の良さは父親譲り。
普段から敬語を使って話し、家族にも敬称を付けて呼ぶ。若そうに見えるが、後記の経緯から逆算して実はクロウカード編の時点で43歳である。
撫子とは新米の高校教師と生徒の関係にあり、25歳の時に当時16歳だった彼女と結婚した。それ故に撫子の実家(天宮家)とは疎遠になり、特に真嬉と園美からはあまり良く思われていなかった。身寄りはおらず、どこで生まれたかもわからないという経歴があり、それが撫子の家族から結婚を反対されていた理由のひとつでもあったらしい(ちなみに原作版のみの設定でアニメ版では新米教師だったからという理由になっている)。
真嬉と園美とは後にさくらを通じて和解を果たしている。
実は2つに分かれたクロウ・リードの魂の転生者であり、その点ではすべての記憶と魔力を引き継いだ柊沢エリオルの分身ともいえる(アニメ版にはこの設定は無い)。身寄りがいないのはこのため。
クロウの魂が2つに分かれた時に、魔力は全てエリオル側に受け継がれたため、自身は全く魔力や霊的な力はないが、素質と波動は桃矢・さくらに受け継がれていた。
その後魔力が備わり、守護霊となった撫子と再会する。
「クリアカード編」では、実はさくらが小学四年生の時から「何か」に巻き込まれていた事に薄々気付いていたこと、撫子のような力を持たない自分では力になれない為、成り行きを見守っていたことを桃矢に話している。また海渡の見立てでは魔力の器としては半身のエリオルよりも優れていたらしく、だからこそ魔力がエリオルの方に移ったと推測している。